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面接で「将来の夢がない」と答えるのは不利になりますか?
就職活動中の身なのですが、面接で「将来の夢はなんですか?」と聞かれるのがとても不安です。正直なところ、明確な夢や目標がまだ見つかっていません。
このような場合、面接で正直に「特にありません」と答えるのは、やはり選考で不利になるでしょうか?
将来の夢について、企業側がどのような判断材料にしているのかわかりません。
もし、将来の夢が明確でない場合、面接ではどのように前向きな回答に変換すれば良いでしょうか?
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
「将来の夢がない」場合は具体的な目標で熱意を示そう
「将来の夢がない」と答えることが不利になるかという質問ですが、この「将来」をどのようにとらえるかが重要となります。つまり、何年後の話なのか、ということです。
もし、将来の夢がない場合は、「御社に入社して何カ月後には、このようなことを達成したい」というように、より具体的な目標に置き換えて回答するのが良いでしょう。
壮大な夢を考えがちですが、そうではなく、数年後の自分の姿やキャリアプランを具体的に示すということが求められています。
将来の夢は何でも良いわけではない! 企業の方針とマッチしたものを話そう
あるいは、何年後にはこのような先輩になりたい、といったロールモデルを提示するのも良いかもしれません。最近では、企業のホームページ(HP)にロールモデルとなる社員を紹介しているケースも多いです。
たとえば、「5年後の目標としては、御社のHPに掲載されている〇〇さんのような先輩社員を目指したいです。なぜなら……」というように、その人の働き方や考え方に共感する点を具体的に話すと、良い回答になるのではないでしょうか。
回答内容として適しているのかの判断材料としては、それが企業の方針とずれていないかという点が重要となってきます。企業の方針とずれていると、就職活動では良い印象を持たれません。
たとえば、極端な話ですが、「5年後に独立したいです」と言って採用されるかというと、難しいでしょう。企業はコストをかけて人材を教育するので、そういった視点も考慮する必要があります。
「将来の夢」は立派なものでなくてもOK! 等身大の目標を語ろう
「将来の夢」と聞くと壮大なものを想像しがちですが、必ずしも大きなものである必要はありません。「何者かになれる」という人は一握りです。
数年後、あるいは数カ月後にこうなっていたい、こういう生き方をしたい、といった身近な目標でもまったく問題ありません。
また、仕事を通してのことだけでなく、プライベートなことでも良いでしょう。プライベートがあってこその仕事ですし、その逆もまた然りです。
無理に仕事でのキャリアプランを語る必要はなく、「家族と幸せに暮らしたい」といったことでも良いと思います。自身の人生全体をどう生きたいか、という観点で考えてみましょう。
質問の意図は企業によって異なる! 誠実に自分を伝えよう
企業がこの質問をする意図としては、おそらく上昇志向があるかどうかなどを見ている企業もあると思います。
しかし私個人としては、上昇志向だけが素晴らしいとは思いません。私がこの質問を通じて知りたいことは、応募者が自身の人生をしっかりと見つめられているかどうかです。
このように、質問する人によって意図が異なる部分もあるため、企業の社風などから話す内容を考えましょう。
次の記事では、「将来の夢」を聞く企業の意図や好印象につなげる回答方法について解説しています。面接を控えている人は、参考にしてみてください。
同じような質問で「将来の目標」を聞かれるケースもあります。以下の記事では「将来の目標」を聞かれたときの答え方を解説しているので、一緒に確認しておきましょう。
将来の夢が決まらない人は、以下のQ&Aも参考にしてみてください。同じように夢が決まらない学生に向けてキャリアコンサルタントがアドバイスをしています。
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