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大学の成績を示すGPAは就活で評価されますか?
大学の成績評価のGPAは就活に関係しているのでしょうか? 大学ではあまり学業に力をいれていなかったため、成績もそこまで良いとは言えません。
就活でGPAは重要視されているのか、また業界によって重要度は変わるのかなど詳しく教えてください。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
GPAだけで決まるケースは少ないが最終判断に使われることはある
GPAだけで合否が直接決まることは稀です。
企業側も、大学や学部によって授業の難易度が異なることを理解しているため、単純な数字だけで学生全員を横並びに評価するのは難しいと考えています。
そのため、多くの企業では、GPAよりもSPIのような筆記試験の結果のほうが重視される傾向にあります。
しかし、これは学業を疎かにして良いというわけでは決してありません。
学業を評価に取り入れようとする動きもあるため真面目に取り組もう
GPAが評価の参考になるケースもあります。
たとえば、選考の最終段階で能力や人柄が同程度の学生が2人残り、甲乙つけがたい場合に、真面目さの指標としてGPAが考慮される可能性は十分にありえます。
また、新型コロナウイルス感染症の流行下で学生がガクチカなどのエピソードを作りにくかった時期には、成績を客観的な指標として評価しようという動きも一部で見られました。
大学や講義ごとの難易度を数値化し、より公平に学業への取り組みを評価しようとする外部の仕組みも存在します。
選考の初期段階からGPAが決定的な要因になることは少ないですが、軽視はしない方が良いでしょう。
GPAの数字そのものより学ぶ姿勢や可能性を見られている
結論から言うと、多くの企業ではGPAそのものが直接的に合否を左右することはほぼないと考えて良いでしょう。
特に大卒の採用では、企業はGPAの数値よりも、あなたが大学で何を学び、どんな知識やスキルを身に付けようと努力してきたか、そのプロセスや専門性を重視する傾向にあります。
つまり、成績の数字そのものより、そこから見えるあなたの学ぶ姿勢や可能性を知りたいのです。
卒業は前提だが成績そのものより打ち込んだことや得たことのほうが重視される
もちろん、大前提として大学をきちんと卒業することは必須です。
そのうえで、企業が何を見ているかというと、やはり専門性や学業を通して培われたであろう思考力、課題解決能力、そしてあなたの人柄やコミュニケーション能力といった総合的な部分です。
たとえば、体育会系の学生であれば、目標達成に向けて努力できる継続力やチームワークを評価されることがあり、理系の学生であれば研究活動で培った論理的思考力や探求心が注目されるでしょう。
学業成績の数字が直接問われることは少ないですが、あなたが大学生活で何に打ち込み、何を得たのかを自分の言葉で語れることの方がずっと重要だということです。
そもそも大学の成績であるGPAについて詳しく理解できていない人は、以下の記事を参考にして、理解を深めましょう。
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