企業研究は非常に意味があります。まず、自分と企業との相性を確認するうえで大切です。

また、相手のことを理解しなければ、説得力のある志望動機は作れません。この観点から、志望動機を作成する土台を作るという意味でも重要です。

ポイントを絞って効率的に研究しよう！

まずは相手を知ることが、就職活動の基本です。基本的には、まず自己分析をしっかりおこない、そこから志望する業界を絞り込みます。

そして、その業界のなかで企業研究を進め、HPを見たり、話を聞いたりするのが王道です。ただし、その企業の「マニア」になる必要はありません。

自分とどれくらいマッチするか、どのようなキャリアパスがあるかなど、自分がその会社で働く姿をイメージするための準備ととらえ、ポイントを絞っておこなうようにしましょう。

企業研究で調べればわかるような内容を逆質問で聞いてしまったり、答えられなかったりするのはマイナス評価につながる可能性があります。そもそも、採用担当者は、自社への分析が十分にできている学生を採用したいと考えています。

厳しい言い方をすれば、企業研究が不十分な学生は必要としていないのです。

志望度が低い学生を合格させたいと思う採用担当者は少ないです。そこを判断するのが、企業研究への深さになります。

自社への分析が甘いと感じた時点で、志望度が低いと判断される可能性があり、そこから不採用につながる可能性も否定できません。

すべてをやる必要はない！ 根本的な企業研究の意味を理解しよう

また、OB・OG訪問などで聞けるリアルな声は、企業選びの参考にはなりますが、それ自体が企業研究のすべてではありません。

そのため、HPを見たり、本を読んだり、OB・OG訪問をしたりと、すべてを同時にやる必要はありません。企業研究をしっかりとしたうえで、それでも解消されない疑問点があればOB・OG訪問をする程度で問題ありません。

聞かなくてもわかる質問をしたところで、面接での評価には変わらないことが大半です。逆質問や面接の回答から企業への関心度の高さを示せるように、十分な企業研究をしましょう。