Q
大学2年生
女性
秘書検定1級は就職で有利になりますか?
大学2年です。周りの友人がインターンなどに参加しているのをみて、まだ就活は始めていませんが、私も何か就職に役立つ資格を取りたいと考えています。
そこでいろいろ調べた結果、秘書検定1級の資格はどうかなと思っているのですが、これは就職で有利なアピールになるでしょうか?
この資格を選んだ理由は、秘書になりたいというわけではなく、社会人としての基礎力を高めたいという思いがあったからです。
もし、この資格が就職活動を有利にできる可能性がある場合、選考ではどのようにアピールすれば良いのかについてもアドバイスいただけますと幸いです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
有利になる! 取得目的や活用方法をアピールしよう
秘書検定1級は、就職活動において非常に有効なアピールポイントになります。
特に秘書職や、人のサポートを主業務とするキャリアコンサルタントといった職種では、秘書検定を所持している人が多く、その知識やスキルは高く評価されます。
秘書検定は、ビジネスシーンにおける基本的なマナー、文書作成能力、スケジュール管理、情報収集能力など、多岐にわたるビジネススキルを体系的に学べるため、どの業界・職種においても役立つ汎用性の高い資格です。
「社会人としての基礎力を高めたい」という思いで取得したことは素晴らしいことなので、単に資格を取得しただけでなく、何のために取得したのか、具体的にどのような基礎力を身に付け、それをどのように会社に活かしたいのかを明確にPRすることが重要です。
努力や思いが大事! 検定をどう活かすか詳細に示そう
具体的に、秘書検定で学んだコミュニケーション能力や段取りの良さが、上司や組織のパフォーマンス向上にどのように貢献できるかを具体的に伝えることが重要です。
たとえば、「相手の意図を正確に把握し、先回りして行動する力が身に付きました。貴社では、〇〇の業務でこの力を活かし、業務効率化に貢献したいです」といった形でアピールすると、より説得力が増します。
資格取得の背景にあるあなたの努力や思いを、面接官にしっかりと伝え、具体的な貢献イメージを持ってもらいましょう。
資格だけでは不十分! 仕事とどう結び付くのか示そう
秘書検定1級は、「来客応対・文章作成・礼儀作法」といった高度なビジネスマナーを体系的に学んだ証明として、特にホスピタリティが重視される職種で評価されやすい資格です。
具体的には、受付や秘書、営業サポート、ホテルのフロントといった職種があげられます。
とはいえ、資格を持っているだけで書類選考の通過率が飛躍的に上がるわけではなく、資格取得の理由と、学習過程で身に付けたスキルを、応募する職の求める能力にどう結び付けられるかを説明することが不可欠です。
検定が成果につながった例を出して高評価を得よう
自己PRでは、資格の知識を実践で活かし、具体的な成果を出したエピソードを添えることが、あなたの価値を証明するうえで最も効果的です。
たとえば、「電話応対のロールプレイングで、秒単位での挨拶スクリプト改善に取り組み、結果としてアルバイト先のクレーム率を30%削減した」といった経験を語りましょう。
そうした具体的な成果をあわせて語ることで、1級所持者としての能力に説得力が増し、採用担当者に良い印象を残すことができます。
こちらの記事では、秘書検定を取得したいと考える人向けに取得のメリットや勉強方法等を解説しています。取得を迷っている人は、参考にしてみてください。
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