Q
大学3年生
男性
大学の成績証明書は就活でどこまで見られますか?
就職活動で大学の成績証明書を提出しますが、企業はどのくらい成績を重視しているのでしょうか?
私はGPAがあまり高くないため、成績が悪かったことで選考に不利になるのではないかと不安です。志望する企業や職種によっては、特定の科目の成績が見られることもあるのでしょうか?
成績証明書は、具体的にどのような目的で使われるのか教えていただきたいです。
また、成績が良くない場合でも、ゼミでの活動やアルバイト経験など、ほかにアピールできることがあればそれを強調するべきですか?
大学の成績証明書が就職活動に与える影響や、成績があまり良くない場合の対策について、具体的なアドバイスをいただけると嬉しいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
極端な成績や単位不足を見る! 説明できる準備をしよう
大学の成績証明書で企業が見るポイントは、単なる成績の良し悪しというよりは、特定の科目の不合格が多い場合や、単位取得状況に問題がある場合に質問される可能性が高いです。
たとえば、専門科目で極端に成績が低かったり、留年につながるような単位不足があったりすると、企業側はその理由を知りたがります。
もし成績に不安がある場合は、「なぜそのような状況になったのか」「その後どのように改善したのか」といった事情を、論理的に説明できるように準備しておくべきです。
大学のレベルや履修している科目の難易度、単位の取りやすさなどにもよりますが、現在の日本の採用においては、成績の良し悪しがそこまで重要視されない傾向にあります。
むしろ、大学生活で何を学び、どのように成長したのか、そのプロセスが重視される傾向が強いです。
アピールする内容に注意! 学びや成長点を伝えよう
ただしアルバイト経験を過度にアピールし、「アルバイトに明け暮れていました」といった印象になるのは避けるべきです。
アルバイト経験は貴重な社会経験となりますが、あくまで学業とのバランスを保ち、そこから得た学びや成長につながった点を具体的に伝えるようにしましょう。
成績が多少悪くても、大学生活を通して何を学び、どのように成長したのかを明確に説明できれば、あなたの真摯な姿勢や学びへの意欲をアピールでき、プラスに働くこともあります。
仕事と関連する部分は見る! 成績で結果は決まらない
成績証明書はおもに、理系の研究開発職における基礎学力の確認や、公的機関・一部の金融機関における人物の信頼性チェックなどの目的で参照されます。
一般の事業会社では、GPAが基準に達していなくても、面接での評価が高ければ内定する事例は数多くあり、成績が合否の決定打になることは少ないのが実情です。
仕事に活用できる学びや成果から自分の価値を伝えよう
もしGPAに自信がない場合は、専門科目のなかで高評価を得たものについて、その理由や面白さを具体的に語ったり、ゼミの論文で学んだ統計手法などをアピールしたりしましょう。
「成績そのものよりも、専門知識を活用する能力」を強調すると、印象を挽回できます。
また、長期的なプロジェクト型授業や課外活動でえた成果を添え、評価の尺度を多面的に提示することも、企業側があなたの価値を理解するうえで助けになります。
成績証明書の企業が見るポイントは、どこにあるのでしょうか。こちらの記事では、企業が成績証明書を求める4つの理由を解説しています。
企業によっては、大学の成績のGPAについて問われることがあります。こちらの記事では、大学の成績のGPAについて詳しく解説しています。
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