Q
大学3年生
男性
短所のせっかちなところの裏返しは?
現在、就職活動中で、面接対策をしています。
自己分析をした結果、自分の短所は「せっかち」なところだと考えています。
しかし、面接でそのまま伝えてもマイナスな印象を与えてしまいそうで不安です。この短所をポジティブに言い換えて、面接官に良い印象を持ってもらうためには、どう伝えればいいでしょうか?
「仕事が早い」「決断力がある」といった言い換えを考えてみたのですが、具体的にどのようなエピソードを話せば説得力が増すのか、何か良いアドバイスがあれば教えてください。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
効率重視の姿勢や段取り力があることで言い換えよう
そのまま伝えるとネガティブにとらえられてしまう可能性があるため、ポジティブに言い換えるのがベターです。
「せっかち」の言い換えは、あなたが挙げているもの以外にもいろいろあります。たとえば、「効率を重視している」「段取りが得意」「前倒しで行動できる」などです。
今回は短所として話すとのことなので、「効率を重視するあまり、結果を急ぐ傾向がある」などと言い換えるのはいかがでしょうか。
失敗談を含める! 改善の取り組みも合わせて話そう
また、具体的なエピソードの作り方にも、微妙な塩梅が必要です。
面接官が短所を聞く背景は、「メタ認知できているか」「短所を素直に受け入れられているか」というのが大半であるため、「それは長所の話だよね」と思われてしまうようなエピソードを話すと、上記2点の観点でむしろマイナスな評価になってしまうことも考えられます。
そのため、実際に使うエピソードは、短所が影響して失敗してしまった経験などを使っていただくと良いでしょう。
また、このときに大事なことは、「短所を改善するために現在取り組んでいること」までセットで話すことです。
自身の短所を理解し、向き合いながら改善に取り組まれている姿勢もみられるので、事前に整理しておきましょう。少しでも参考になれば幸いです。
決断力や行動力に変換! 良さが発揮された話をしよう
短所を長所としてとらえ直す「リフレーミング」という手法が有効です。
「せっかち」の代表的なリフレーミング例としては、「仕事がはやい」「決断力がある」「行動的」「即断即決」「走りながら考える」などがあげられます。
自身の「せっかちさ」によって、自分や周囲に良い影響を与え、結果を出せた経験談を添えてアピールしましょう。
多くの人が「気づいていても動けない」ことで機会を逃すなか、「せっかち」であることは素晴らしい特性だという側面もあります。
長所だけは不十分! 短所と改善策もセットで伝えよう
自分の人生を振り返り、「即断即決」によって成功したことと、失敗したことを書き出してみましょう。そこから、「せっかちさ」を発揮したときに失敗の可能性を低めるための注意点や心掛けが見えてくるはずです。
面接官に自分の特性を伝えるときは、その長所と短所をともに伝えましょう。そのうえで、短所が出たときの対策もあわせて話すことで、自己分析の深さと客観的な視点を示すことができます。
こちらの記事では、短所をポジティブな印象に変えるコツを紹介しています。弱みを上手くPRしたい人は参考にしてみてください。
短所の伝え方で悩んでいる人は、こちらの記事も参考になります。豊富に例文も紹介しているので、一度目を通しておきましょう。
こちらのQ&Aでは、自分の短所がせっかちであることを言い換える表現について解説しています。
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