Q
大学4年生
男性
お祈りメールに返信したら、逆転できますか?
先日、第一志望の企業からお祈りメールが届きました。
悔しくてあきらめきれず、感謝の気持ちと、どうしても入社したいという熱意を改めて伝える意味で、採用担当の方にメールを返信しようか迷っています。
インターネットで、お祈りメールに返信して選考が逆転したという話を見かけたのですが、そのようなことは本当にありえるのでしょうか? それとも、迷惑がられるだけで無駄な行動になってしまうのか知りたいです。
もし返信するとして、どのような内容であれば、採用担当の方の目に留まり、再考してもらえる可能性が少しでもあるでしょうか? 何かアドバイスがあれば教えてください。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
お祈りメールに返信しても結果は覆らない! 次の選考に進もう
どうしても入社したいという強い思いは理解できます。
しかし、企業が内定を出すかどうかは、採用担当者一人の判断で決まる話ではないことがほとんどです。
次の選考に進めるかどうかの判断は、おそらく担当者の上司の方も交え、会社として方針を出すことになります。
つまり、会社としての決断を下しているということになるため、一度お祈りメールが出た後に「やっぱりやめよう」と撤回することは、会社の信用を失う話になるわけです。
そのため、結果は簡単には覆らないと考えていただきたいです。
採用担当者が独断と偏見で決めていて「良いですよ」と結果を覆す会社は、逆に私は大丈夫かと心配になります。そのくらいの重みのある決断だと思っていただきたいです。
気持ちの整理のための返信ならOK
また、不採用の理由を聞いても、おそらく企業は答えないと思います。
そのことに囚われるぐらいであれば、悔しいとは思いますが、次の活動に進んだほうが良いと思います。
どうしても気持ちが収まらず、お祈りメールに返信をしたいという場合は、お礼の気持ちを込めて「時間を割いてくださってありがとうございました」といった返信を送るのは問題ありません。
ただし、メールを書いてきたからといって、「もう一回面接しようか」となることは基本的にはない、ということは念頭に置いてください。
これまでの支援経験のなかでも、お祈りメールに返信することで不採用の結果を覆すというケースは聞いたことがありません。やはり結果を覆すのはきわめて難しいと考えます。
お祈りメールでの逆転はほぼない! 今後に活きる返信がカギ
お祈りメールに返信で逆転できることはほとんどの企業ではありません。合否は枠・基準・他候補の比較で決まり、再考はほとんど起きないためです。
そういった個別連絡で覆るのは、評価軸がかなりぶれていることになります。公平性の観点でも、そういったことは起きづらいです。
ただし、まったく意味がないわけではありません。それは今後の募集や別ポジションでの検討、また優秀な人材の情報を中長期的に管理するタレントプールにつながることがあるからです。
短く礼を伝え、改善点を一つ質問し、再挑戦の意思を添えると前向きな印象になります。
感情的な要求はNG! 感謝と再挑戦の意思を伝えよう
一方で、感情的な訴え、長文の自己弁護、「再考してください」の要求、即日の再面接依頼などは避けましょう。
学生は学内でできる面接練習・模擬面接・エントリーシート(ES)添削を活用し、次の応募に備えるのが最短ルートです。
返信の内容としては、以下の例を参考にしましょう。
件名:選考結果のお礼(氏名)
本文:採用ご担当者様
このたびは選考の機会とご連絡をありがとうございました。貴社を第一志望にしていたため非常に残念ではありますが、志望度は変わらず、今回の結果を受け、力不足を実感しました。
差し支えなければ、一点だけ今後の改善の参考に、面接で特に弱かった点をご教示いただけますでしょうか。今後、もし再募集や別ポジションの機会がありましたら、再度挑戦したいです。
引き続きよろしくお願いします。 大学・氏名・連絡先
以下の記事では面接で落ちた際に考えられる原因を10選紹介しています。自分に当てはまるものがないか確認し、改善・対策に取り組んでいきましょう。
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