Q
大学2年生
男性
警察官は高給取りですか?
警察官を目指している大学生です。
「警察官は高給取り」とよく聞きますが、平均年収や初任給のデータを見ると、世間で言われるほど特別に高いわけではないように感じました。
激務と言われる業務内容や、危険をともなう職務、残業の多さなどを考えると、給料が仕事のきつさに釣り合っているのか疑問を感じています。
実際のところ、警察官は本当に高給取りなのでしょうか? 実体と見合っていないように見えても、給与が高いと言われる理由は何なのでしょうか? 各種手当の仕組み、また仕事の過酷さも加味して、プロの視点から意見をいただきたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
警察官が高給取りかどうかは手当によってだと言える
質問者さんがおっしゃる「高級」がどのような基準で、誰と比較したものかが不明確なため、一概には言えません。一般的に、生活に困らないだけの給与はもらっているはずです。
高級取りかどうかは、結局のところ、ご自身の給与に対する価値観の軸がどこにあるかよって変わってくるとしか言えないでしょう。
「高級取り」と言われがちなのは、おそらく特殊金の手当や残業手当といったさまざまな手当や、特殊な勤務形態にともなう加算があり、その結果、トータルで手にする額が平均的な初任給よりも高めになるためだと考えられます。
結論としては、各種の手当は支給されます。給与が高めと言われがちな理由も、この手当の部分にあると言えるでしょう。
警察官が高給取りかは手当次第! 基本給だけでの判断はNG
「高給取りか」は基本給だけで判断しないほうが良いです。
警察官の年収は、基本給に加え、地域手当・住居手当・通勤手当・宿日直手当・危険手当・時間外手当などの各種手当で大きく上下します。
交番・当直・繁忙期は時間外や深夜勤務が発生しやすいため、月ごとの支給額に差が出ます。結果として、同年代の一般行政職より実収入が高く見えやすい月がある一方、手当が少ない月は平均的になります。
「高い」と言われる理由は以下の3つがポイントとなります。
①手当の厚さ
②年功序列の昇給と階級昇任で中長期に年収が伸びること
③退職金・共済などの総合的な給付
負荷の高さとセット! 自分に合っているか見極めよう
一方で、イメージしていただいているような激務・不規則勤務・突発出動・心理的負荷は現実です。
予測がつきにくい業務でもあり、ワークライフバランス重視の人には厳しい面もあります。
見極め方は、以下の3つです。
①志望都道府県の募集要項の給与モデルと手当の種類を確認する
②交番勤務のシフト例と平均残業時間を確認する
③希望部署の忙しさの季節差を確認する
「収入面は手当込みで同世代よりやや上になりやすいことがあるが、負荷の高さとセット」ととらえるのが実態に近いです。
以下の記事では警察官の自己PRの書き方やほかの就活生と差別化するコツなどを解説しています。警察官を目指す人は選考突破するためにも事前に確認しておきましょう。
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