Q
大学4年生
女性
就活で落ちた企業を嫌いになるのは普通ですか?
昔からずっと憧れの企業があり、「そこに就職したい」という気持ちで就活を進めてきました。選考対策に力を尽くしましたが、その企業の選考に落ちてしまいました。
強い憧れを抱いていた分、落ちてしまったことがショックで、今ではその企業の商品を見るだけで嫌悪感を抱いてしまいます。「相性が悪かっただけ」「縁がなかった」と頭ではわかっていても、感情が追いつきません。
「選考に落とされた」という理由だけで企業を嫌いになるのは普通のことなのでしょうか。
また、次の選考に向けて気持ちを切り替えるには、具体的にどうすれば良いのか、アドバイスをいただきたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
落ちた企業を嫌いになるのは真剣だった証拠!
選考で落ちた企業を嫌いになるのは普通のことだと思います。
その企業に入りたいという思いが強く、「入社後にこんなことをしたい」などの夢を抱きながら真剣に取り組んできたからこそ、落とされたときのショックは大きく、嫌いになるのは自然な感情です。
まずはリフレッシュ! 落ち着いたら次に活かそう
ただ、そのショックで「就活なんてもう嫌だ」とすべてを止めてしまうのは良くありません。
おそらく心身ともに疲れている状態でしょうから、一度、好きなことに時間を使ったり、友人と遊んだり、旅行に出かけたりして、しっかりリフレッシュすることをおすすめします。
落ち着いたら振り返りをして次に進もう
気持ちが落ち着いたら、なぜダメだったのかを客観的に振り返り、次に活かすことができれば理想的です。
「就活に向き合いたくもない」という思いが強い間は難しいかもしれませんが、振り返りをおこなうことで次に進むことができますよ。
落ちた企業を嫌いになるのは「心の防衛反応」
長年の憧れだった企業に全力を尽くしたにもかかわらず、不採用という結果を受けてしまい、そのショックから嫌悪感を抱いているのですね。強い憧れを持っていたぶん、感情が追いつかないというお気持ち、お察しします。
選考に落ちた企業を嫌いになるという感情は、決して異常なことではありません。
これは心理学でいう「認知的不協和の解消」という心の動きです。憧れの対象から否定されたことで心にストレスがかかっているため、そのストレスを解消しようと、憧れていた対象への評価を下げることで、現実とのギャップを埋めようとしているのです。
真剣に向き合うほど嫌いになりやすい
私も過去に「ここだ!」と思っていた企業に落ちた際、大きなダメージを受け、「あんな企業は知らない!」「どうせ大した企業じゃないだろ」と思っていた経験があります。
これは、真剣に向き合った人ほど起こりやすい、自然な心の防衛反応です。
自分の感情を否定せず受け止めることが、次への一歩になる
気持ちの切り替えには、無理に切り替えようとしないことが大事です。まずは、「自分は今、認知的不協和の解消をしているところなんだ」と、自分の正直な気持ちを受け止めてあげてください。
ある程度気持ちが落ち着いてきたら、次に、その感情をエネルギーに変換しましょう。
悔しさが次の選考につながる
「もっといい企業を見つけてやる」「あんな企業見返してやる」「自分を採用しなかったことを後悔させてやる」といった負けん気は、次の選考に向けて自分を鼓舞する強力な原動力になります。
あなたの熱意と経験は、次の企業選びと選考に必ず活かせます。この経験をバネに、新たな目標に向けて踏み出してください。
以下の記事では面接で落ちた際に考えられる原因を10選紹介しています。自分に当てはまるものがないか確認し、改善・対策に取り組んでいきましょう。
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