Q

大学3年生
男性

就活の面接後にお礼メールを送らないと不利になりますか?

面接後のお礼メールについて質問です。

お礼メールについてネットで検索すると、「送るべき」「送っても意味がない」など意見が分かれていました。正直、ほかの企業研究や次の選考対策で手一杯で、お礼メールを作成する時間や精神的な余裕があまりありません。しかし、お礼メールを送らないと企業からの印象が下がってしまうのではとも感じています。

面接のお礼メールを送らないと、選考で不利に働いてしまうのでしょうか。

キャリアコンサルタントの方から見て、面接後にお礼メールを送らない学生に対しどう感じるか、率直な意見を伺いたいです。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/キャリア・デベロップメント・アドバイザー

佐藤 恭子

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お礼メールは送らなくても合否に影響なし

面接後のお礼メールを送らなくても、その後の選考に不利になることはありません。

送る人もいますが、もしかすると送らない人のほうが多いかもしれません。もちろん送ってはいけないわけではないので、もし「送らないと不利になるかも」と不安に感じるようであれば送っても良いです。

送るならあくまで「面接のお礼」にとどめよう

ただし、送る際には注意点があります。

アピールは面接本番でするものですから、お礼メールで追加のアピールを長々と書くべきではありません。

あくまでも「面接の時間を割いてもらったことへのお礼」にとどめ、「貴社に入社したい思いがいっそう強くなりました」といった一言を添える程度にし、簡潔にまとめることが大切です。

多忙な人事担当者がすぐに内容を把握できるよう配慮しましょう。

国家資格キャリアコンサルタント

高橋 拓也

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お礼メールは「送って損なし」だが合否には直結しない

面接後のお礼メールについて、さまざまな意見があり、次の選考準備で忙しいなかで悩んでいるのですね。時間と労力をどこに割くべきか、冷静に判断したいというお気持ち、理解できます。

結論として、お礼メールは送っても送らなくても、ほぼ合否には影響しません。

企業側は、面接でのあなたのパフォーマンスや、入社後のポテンシャルなどの本質的な要素で合否を判断します。採用担当者も多忙なため、お礼メールを細かく見て合否が覆ることはありません。

お礼メールは、「加点ツール」として認識するのが適切です。カラオケのビブラートやしゃくりのようなもので、面接の実力という「音程」が合っていないと、加点にはなりません。

熱量を伝えたいなら送って良い

ただし、以下の場合はお礼メールを送ることに意味があります。

(1)志望度が高い企業で、熱量を念押しで伝えたい場合
面接で熱量を伝えきれなかった、または面接を通じて入社意欲がさらに高まったという場合は、お礼と合わせてその熱意を送っておいた方が、後悔はしないでしょう。

(2)面接官への配慮
役員など、多忙な方に対応していただいたことへの感謝を伝えることは、ビジネスマナーとして有効です。

送るなら志望度の強調や感謝の一文でパーソナルに

お礼メールは、定型文を用意しておき、それに加えて「面接でより入社意欲が高まった」という一文や、面接官との印象的なやり取りに触れるなど、簡潔にパーソナルな要素を添えて送るのが簡単です。

メールに時間をかけすぎず、その労力を次の選考対策や企業研究といった、直接的に合否にかかわる活動に注力することが、最も賢明な戦略と言えます。

以下の記事では面談後のお礼メールの書き方を解説しています。「面談後にお礼を伝えたいけどどうメールを書いたら良いかわからない」と悩む人は、ぜひ参考にしてください。

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