就職活動中の女性が悩みやすいのが、面接時の身だしなみ。特に腕時計の色やデザインについては、「シルバーが無難」「黒や白が基本」といった意見を耳にすることもあります。

では、ピンクゴールドの時計はマナー違反になるのでしょうか？ 結論から言うと、ピンクゴールドでも華美でなければ問題ありません。

ピンクゴールドは肌なじみが良く、上品で柔らかい印象を与える色です。そのため、文字盤がシンプルで装飾が控えめなデザインであれば、就活の場でも十分ふさわしいと言えます。

華美になりすぎないデザインを選ぼう

ただし注意点もあります。

ラインストーンや大きな装飾があるもの、またはブランドロゴが目立つタイプは避けましょう。時計は時間管理ができる社会人の象徴とされるため、あくまで機能性と清潔感を重視するのが基本です。

面接時は、袖口から時計が少し見える程度に調整し、チラッと見えたときに清楚で落ち着いた印象を与えられると理想的です。

また、時計を見るタイミングにも注意が必要です。面接中に時間を確認するしぐさは失礼に見えるため、会場に入る前や待機中にチェックするようにしましょう。

ピンクゴールドの時計は、上品で落ち着いたトーンのスーツにもよく合うカラーです。大切なのは派手さよりも清潔感。自分らしさを残しつつ、TPOを意識した身だしなみを心掛けると良い印象につながります。

ピンクゴールドでもまったく問題ありません。

時計の色まで確認する、しかもシルバーではないから不採用にするなどという企業はないと思います。

スーツのサイズ感や所作など第一印象を決める要素を意識しよう

時計などの小物よりも、印象に残るのはパッと見たときの全体的な雰囲気です。全体を通して「自分に似合っているか」「TPOをわきまえられているか」がポイントです。

スーツは色やデザインではなく「サイズ感が合っているか」「シワなどがなく清潔感があるか」、靴はヒールの有無ではなく「スーツと合っているか」「過度な汚れや傷がないか」、髪型やメイクが服装などと調和しているか、などです。

服装や小物、身だしなみにプラスし、相手が聞き取りやすい発声、笑顔、相づちなどの所作も印象を左右する重要な要素です。

しかし、何よりも面接で大事なのはその内容です。いくら身なりに気を遣っていても、受け答えなどが不十分だと良い結果は得られません。優先順位をしっかり考えて準備をしましょう。