Q
その他
男性
給料をもらいながら大学院に通うことは可能ですか?
現在会社員として働いています。キャリアアップや専門知識の習得を目指して大学院への進学を考えているのですが、会社で給料をもらいながら大学院に通うことは現実的に可能なのでしょうか?
また、会社の制度が利用できるわけではないため、自分で夜間や土日の授業がある大学院を探したり、上司と交渉したりする必要があると考えています。
働きながら大学院に通っている人が身近にいないため、具体的にどのような工夫が必要なのか、体力的にきつくないのかといった点が不安です。また、職場の理解を得るためのポイントや、両立に成功するための具体的なスケジュール管理の方法などがあれば知りたいです。
社会人が給料をもらいながら大学院に通う際のメリット・デメリットや、両立を成功させるためのアドバイスをいただけますでしょうか?
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
3つのルートがある! 詳細な制度を企業に確認しよう
給料をもらいながら大学院に通う方法は大別して三つあります。
一つ目は、企業内制度です。学費補助、休職扱いの留学、就業しながら夜間や週末院通学の承認を得ることができます。
就業規則と前例を確認したうえで、業務貢献(習得スキル→部署KPI)と勤務シフト案、学業との両立計画(繁忙期回避、科目配置)をセットで上長に提案してみると良いでしょう。
二つ目は、就業継続をしながら、夜間、週末、集中講義、ハイブリッドといった社会人院という形です。科目など履修をプレ受講して負荷を体感し、半年後の本出願に備えるのが安全です。
三つ目は、RA(Research Assistant)、TA(Teaching Assistant)、企業共同研究での謝金、奨学金活用などです。完全な生活費には届きにくいものの、学費圧縮にききます。
4つのポイントで両立! 具体的な計画を立てておこう
両立させるうえでのコツは、以下の四点に気を配ることです。
・固定の学習ブロックを先にカレンダー確保すること…(例)週3回90分
・期末前4週間は残業制限を上司と合意しておくこと
・研究テーマは業務と相関を持たせて「仕事で使う→研究に還流させる」の循環を作ること
・睡眠、運動などの健康管理をできるなら数値で管理すること
デメリットは時間的逼迫と燃え尽きのリスクがあること、メリットは市場価値の上昇と職域拡大です。
まずは出願年度から逆算したロードマップ(語学、研究計画、推薦人、資金計画)を作っておけるとぐっと具体的なイメージになります。
三人面談(上司、人事、指導予定教員)で整合をとると実現率が上がります。
両立はできる! 社会人向けの制度も増加している
私の身近にも、社会人として働きながらMBAを取得した人が何人もいます。
実は「給料をもらいながら大学院に通う」ことは、思っているより現実的なんです。最近では、社会人向けに夜間、週末開講やオンライン授業を設ける大学院も増えています。
会社と相談しながら自分に合った大学院を選ぼう
学科によって両立のしやすさはさまざまです。
MBA(経営学)やMOT(技術経営)、公共政策、教育学などは社会人コースが整っていますが、理系の実験系や建築、芸術系は日中のラボやスタジオ作業が多く、両立が難しい傾向にあります。
両立成功のポイントは3つです。
①夜間・週末コースや長期履修制度など、自分の働き方に合う大学院を選ぶ
②職場と早めに相談し、繁忙期を避けて履修計画を立てる
③体力と睡眠を最優先に、週20〜30時間の学習時間を確保する
また、雇用保険から給付が受けられる教育訓練給付金や教育訓練休暇給付金などの制度も活用可能です。
社会人大学院生は決して珍しくありません。気になる大学の説明会で、実際の在学生の声を聞いてみるのもおすすめですよ。
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