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CGデザイナーのポートフォリオは、どんなレベルのものが必要ですか?

CGデザイナー志望の就職活動を控えている学生です。ポートフォリオ作成を進めていますが、企業に評価されるポートフォリオとは、具体的にどのようなレベルの作品が必要なのかがわからず、不安を感じています。

制作した作品数が少なく、まだクオリティも十分ではない気がして焦りを感じています。ハイレベルな作品を掲載しなければ、内定はもらえないのでしょうか?

CGデザイナーのポートフォリオを作成するうえで、企業が特に注目するポイントや、最低限満たしておくべき要素、あるいは逆に避けるべきことなど、具体的なアドバイスがあれば教えてください。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

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キャリアコンサルタント

高尾 有沙

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掲載する本数を決めて工程や役割を詳細に記載しよう

CGデザイナーのポートフォリオは選考のうえでとても重要です。

ポートフォリオにおいては作品の強さだけでなく、基礎力、工程の見える化、役割の明記で評価が決まります。

やみくもに沢山載せることが良しとされているわけではないので、製作点数の少なさは過度に気にしなくて良いです。

まずは8~12点くらいに厳選し、冒頭に代表作、以降はテーマ別に配置します。キャラ、背景、プロップ、ハードサーフェス、エフェクトなどです。

各作品ごとに、目的・コンセプト、担当範囲(例:モデリング90%/テクスチャ100%)、制作期間・使用ツール、制作プロセス(リファレンス→ブロックアウト→トポロジ→UV→ベイク→PBRテクスチャ→ライティング→最適化など)を1ページで可視化してください。

希望する職種や編集に合わせて掲載内容を使い分けよう

リアルタイム志望ならポリカウント、テクスチャアトラス、LODや描画負荷の数値根拠を忘れないようにしてください。

プリレンダー志望ならライティング設計・レンダリング設定を添えると技術理解が伝わります。

動画がある場合は30~60秒で編集し、ターンテーブル・ワイヤー表示・ビューポートキャプチャを織り交ぜましょう。

説明のないファンアート量産や、解像度の低いスクショ、権利不明素材の使用はNGです。

最後に次回に向けた改善点なども明記すると学習曲線が評価されます。

提出形態は、「閲覧用Web(ArtStationなど)+応募用PDF(軽量)」を用意すると安心です。

国家資格キャリアコンサルタント

馬場 岳

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制作意図や過程が大事! 成長性や向き合い方を示そう

ポートフォリオで大切なのは完成度よりも考え方と成長のプロセスです。

私が支援した学生のなかには、作品数が少なくても、一つひとつに企画意図や制作過程を丁寧に記載し、採用担当の印象に残った人がいました。

特に、新卒採用においては企業は今の実力だけでなく、「どれだけ伸びしろがあるか」「課題にどう向き合っているか」を見ています。

一貫性を意識! 軸と成長を言葉にしてまとめよう

CGデザイナー職では、構図・光・質感などの基礎理解に加え、テーマ設定や表現意図の一貫性が重要です。

構成としては、冒頭に得意分野を明記し、作品ごとに「目的→制作過程→完成」の順で整理すると伝わりやすくなります。応募先によっては世界観重視か技術重視かも異なるため、企業研究をして見せ方を調整しましょう。

不安があっても、自分の軸と成長を言葉で伝える姿勢こそが、最も評価されるポイントです。

また、面接では「どんな試行錯誤を経て作品を完成させたのか」を具体的に語ると、あなたの探究心や課題解決力が伝わります。完璧さよりも、挑戦を続ける姿勢が評価につながることを忘れないでください。

「3DCGの仕事はきつい」という声を聞いたことがある人もいると思います。以下の記事では、3DCGの大変さややりがい、向いてる人の特徴などを解説しているので、3DCGの仕事に興味がある人はチェックしておきましょう。

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