Q
大学3年生
男性
ゼネコンの現場作業はきついですか?
就職活動を控えている大学3年生です。
ゼネコンの現場での仕事に興味があるのですが、「きつい」という話をよく耳にします。残業が多い、休みが少ない、人間関係が大変など、具体的な話を知りたいです。
特に体力的な負担や、プライベートとの両立が本当に難しいのかどうか不安に感じています。インターンシップに参加する機会もなかったので、実際の現場の雰囲気や、1日のスケジュールなどもイメージできていません。
ゼネコンの現場での具体的な仕事内容や、この仕事に向いている人、現場で働くうえでのやりがいなどについてアドバイスをいただきたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
環境や精神負担が大きい! やりがいも見て判断しよう
ゼネコンの現場は「きついのか」でいうと、繁忙時の長時間労働や天候・騒音・粉じんなどの環境ストレス、段取り変更に伴う精神的負荷など、負担は確かにあります。
一方で、工程が予定通り進んだときの達成感や、巨大構造物が形になる手触り、関係者が多い分だけマネジメント力が磨かれるやりがいも大きい仕事です。
具体的な一日のイメージでいうと、朝礼・KY活動・安全巡視から始まり、午前は職人さんとの段取り確認と現場確認、午後は出来形・品質検査や写真・出来高の記録、夕方に協力会社との翌日打合せと日報整理、といった流れが多いようです。
適性を確認! 実際の職場を見てギャップを減らそう
合っているのは、段取りと逆算が好きな人、現場での対人調整に前向きな人、体調管理を自己責任でやれる人などです。
就活前に現場見学会や短期インターンシップで音・におい・距離感まで具体的に体験してみることをおすすめします。
ゼネコンを目指すと決めてからは、早寝早起きと歩数を増やして体力のベースを作り、基本資格(施工管理技士補の学習、安全衛生特別教育の理解)に触れておくと、入社後のギャップが小さくなります。
労働環境の大変さが理由! 現在は改善傾向にある
ゼネコンの現場は「きつい」と聞くこともありますが、その背景には責任の大きさと達成感の深さがあると思っています。
建設業界は社会インフラを支える重要な分野であり、現場監督や施工管理職は多くの人と協力しながら一つの建物をつくり上げていくプロジェクトリーダー的な存在です。
朝が早く、現場によっては屋外作業も多いため体力は必要ですが、同時に計画性やコミュニケーション力も強く求められます。
「残業が多い」「休みが少ない」というイメージは一部では事実ですが、近年は働き方改革が進み、週休2日制やデジタルツールによる効率化を導入する企業も増えています。業界全体で長時間労働の是正に取り組んでいる段階です。
やりがいは大きい! 現場を見てイメージをつかもう
現場でのやりがいは、何といっても自分がかかわった建物が形として残ることです。街に自分の仕事が刻まれる喜びは大きいと聞きます。
もし興味があるなら、インターンシップや現場見学で働く姿を自分の目で確かめることをおすすめします。現場のリアルを知ることが、納得のいくキャリア選択につながりますよ。
以下の記事ではゼネコンの特徴や向いている人などを解説しています。ゼネコンへの就職を視野に入れている人は、事前にチェックしておきましょう。
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