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面接で話すことを暗記していくのはダメですか?

面接が不安で、どうしても暗記した内容を話してしまいます。丸暗記はダメだと聞いたのですが本当でしょうか?

もともと緊張しやすく、緊張すると頭の中が真っ白になってしまうため、暗記しないと話せなくなってしまいます。ですが、丸暗記なため感情が入っていなかったり棒読みのように聞こえることが悩みです。

暗記した内容だと面接官にはバレてしまうものなのでしょうか? また、準備してきたことを伝えるときに棒読みにならない方法もあれば教えてほしいです。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

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ベストアンサー

キャリアコンサルタント/勉強カフェ札幌大通スタジオ代表

渡邊 裕樹

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丸暗記は印象が良くない! 体に染み込むまで練習しよう

暗記した内容をそのまま話した場合、かなりの確率で面接官にバレてしまいます。質問者さんが書いている通り棒読みになり感情が入らないからです。

面接の準備として丸暗記をすることはダメではないですが、丸暗記して終わりにしていることはあまりよくありませんね。面接に備えるためには、何度も練習して体に染み込ませなければなりません。暗記は準備のスタート地点でしかありません。

たとえばピアノやヴァイオリンなどの楽器も似た部分があります。楽譜の通り弾けるように暗譜し、そこから練習を重ねて表現できるようになるものです。

面接も紙面上で準備したことを暗記し、そこから20回、30回練習をして、準備したことを自分の言葉で話せるようになるまで繰り返すことが重要なのです。

人前で話すことに慣れている人は、話のキーワードだけ書いてそれほど練習を重ねずにスラスラ話せることが多いです。ですが、質問者さんはもともと緊張しやすいとのことなので、練習を何度も繰り返して話す内容を体に染み込ませることが必要かと思います。

棒読みを解消する方法はある

棒読みにならないための工夫は大きく二つあります。

一つは、今まで書いてある通り「話す内容を体に染み込ませる」こと。もう一つは「身振り手振りを加える」ことです。

棒読みになる理由は、話す内容を思い出しながら話しているからです。思い出しつつなんとか再生できる段階では棒読みになります。きっと質問者さんの暗記はこの段階なのではないでしょうか。

さらに深く暗記すると何も考えずに口からすらすら出てくるようになります。他のことをしながらでも話す内容が出てくる段階まで染み込ませましょう。たとえば料理をしながら、掃除をしながらでもスラスラ出てくるまで繰り返すのです。

また身振り手振りを加えることで感情が動きやすくなり棒読みになりにくくなります。ぜひ試してみてくださいね。

自然に身振り手振りを付ける方法はこちらの記事で詳しく解説しているので、参考にしてくださいね。

キャリアコンサルタント/公認心理師

吉野 郁子

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話し方のコツを知ることで丸暗記しなくても面接に挑める

面接での話し方は「PREP法」を活用すると良いでしょう。「結論」+「具体的には/たとえば」+「再び結論」の順で話します。この話法だと、「結論」のところだけ暗記すれば何とかなります。

結論がちゃんと伝えられれば、口頭でのやりとりなのでその後は多少迷っても話は通じます。

長く自分が話しすぎるより、簡潔に答えて面接官から質問してもらい、再び簡潔に話すという流れの方が、本質を理解してもらいやすくなります。緊張しながらも一生懸命答える様子も含めて、人柄は確かに伝わるでしょう。

丸暗記にこだわると、演技の下手な俳優のようになります。面接は、お笑いコンテストでも声優オーディションでもありません。「噛み噛み」でも「一言ずつ丁寧に」でも、面接官はしっかりとこちらの伝えたいことに耳を傾けてくれます。

面接官と会話をすることを前提に面接に挑んでみよう

面接は、会話のキャッチボールです。自分が返答することに夢中になりすぎないで、面接官にも質問の余地とタイミングを渡してください。

面接官と交互に話す、お互いの話を聞き合う、というイメージでいると、「自分がちゃんとすらすら話さなきゃ」というプレッシャーも軽くなると思います。

面接で、準備した内容以外の回答をしなければならない場面でうまく話せない学生は多くいます。こちらの記事ではそういった面接への苦手意識を克服するコツを解説しているので参考にしてみてください。

こちらの記事では面接で緊張しない方法を就活のフェーズ別に解説しています。「準備したけどそれでも緊張してしまう」という場合はチェックしてみてくださいね。

面接で聞かれる質問を知っておくことで、あらかじめ回答の準備をすることができます。こちらの記事では面接での頻出質問を紹介しているのでチェックしてみてください。

こちらのQ&Aでは、事前に用意したメモやカンペをWeb面接で確認しながら回答しても良いかについてキャリアコンサルタントが回答しています。「メモやカンペが手元にないと面接が不安だ」という人は参考にしてみてください。

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