この記事のまとめ
- 就活で映画鑑賞が趣味と伝えるならネガティブイメージを払拭することが大切
- 3ステップで徹底的に対策をしてから伝えれば好印象を残せる
- 就活で映画鑑賞が趣味と伝える例文10選を紹介
- 面接力診断ツール
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趣味としてありきたりな印象が持たれがちな映画鑑賞。「就活でマイナスイメージになる?」「ほかの人にかぶらないか」といった不安を抱えている人も多いのではないでしょうか。どこまでが映画鑑賞を趣味といっていいのと疑問に思う人もいるでしょう。
映画鑑賞が趣味であるとを伝える分には問題ありませんが、ありきたりなアピールと捉えられたり、ネガティブな印象を抱かれることもあります。つまり、伝え方を工夫しなければ、せっかくのアピール機会を無駄にしてしまうことになるのです。
記事では、キャリアアドバイザーの永田さん、平井さん、鈴木さんと、趣味は映画鑑賞と伝える際の伝え方のコツを解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。
就活で「趣味は映画鑑賞」は危険? 3ステップで徹底対策しよう
趣味は映画鑑賞と伝える学生は多くいますが、実はこのアピールは危険性を持っています。印象に残りにくいばかりか、かえってマイナスな印象を持たれてしまうことがあるのです。そこで、趣味が映画鑑賞と伝えるなら、3ステップで対策したうえでアピールすることが重要です。
記事では、まず趣味が映画鑑賞であると伝えた時の企業が持つポジティブな印象、ネガティブな印象を解説します。ポジティブな印象は伸ばし、ネガティブな印象は払拭できるようアピールを考えていきましょう。
そして、映画鑑賞が趣味と伝えるなら欠かせない準備を3ステップで解説します。これを守らなければ、マイナスイメージを残してしまうこともあるので、しっかりチェックしてください。
さらに、面接で受けやすい動画3選や、選考で伝える例文10選も紹介するので、実際に選考でアピールする際の参考にしてくださいね。
自己紹介で趣味を伝えると印象が残りやすい傾向にあります。自己紹介で趣味を伝える方法はこちらの記事で解説しているので参考にしてください。
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面接の自己紹介で趣味を無理に伝える必要はありません。ただ、あえて趣味を伝えるべきケースが存在するので、それを押さえ、好印象を残していきましょう。キャリアコンサルタントともに、自己紹介で趣味を伝えるおすすめのケースや伝え方、例文を解説します。
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そもそもなぜ趣味を聞く? 就活で趣味を伝える意味
「仕事には関係ないのに、なぜ趣味を聞かれるのだろう」と、趣味を聞く企業の意図がわからない人もいるのではないでしょうか。
趣味を聞かない企業もありますが、中にはある目的から趣味を聞き、それを深掘りする企業もあります。
ここからは、就活で企業が趣味を聞く意味を解説します。これを把握することで、話す際の心構えや、話す内容の大まかなイメージができるようになりますよ。
次の記事では、面接で趣味について回答する方法をより詳しく紹介しています。あわせて読んでみてくださいね。
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例文21選|面接で趣味はどう答える? 個性が伝わる回答方法を伝授
面接で趣味を聞かれたときの回答方法を解説しています。面接官が趣味を聞く意図を踏まえ、キャリアコンサルタントの視点も取り入れた回答を作りましょう。また、面接官の誤解を招きやすい趣味やマイナスな印象を残さない回答の方法も伝授します。21例文も用意しているので、自分らしい回答に役立てていきましょう。
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緊張感をほぐすため
面接でいきなり「自己PRをしてください」などと言われても、緊張で強張ってしまう人も多いのではないでしょうか。緊張した状態では、魅力を最大限にアピールすることができず、企業側も本当の学生の人柄を知ることは難しく、面接の評価を下すことが難しくなってしまいます。
そこで、緊張感をほぐすために、学生が好きなことである趣味の話をし、リラックスしてもらおうとしているのです。
そのため学生も、趣味を聞かれた際は肩ひじ張らずに、落ち着いて話しましょう。
プライベートな面から人柄を知るため
趣味を聞くことで、プライベートな面を含めて学生を知ることができ、人柄の理解が深まります。自己PRや学生時代力を入れたこと(ガクチカ)などでは、回答を用意する学生がほとんどなので素の人柄がわかりにくいです。
趣味を聞くことで、どのような性格なのかよりイメージをしやすくなります。たとえば「読書が趣味」な人には落ち着いていて知的な印象、「スポーツが趣味」な人にはさわやかでタフな印象を持つのではないでしょうか。
就職みらい研究所の就職白書2023によると、企業が選考で最も重視するのは人柄となっています。企業とマッチする人柄かを知るために、プライベートな面を含めて学生を知ろうと、趣味を聞く企業は多いのです。
アドバイザーコメント
永田 修也
プロフィールを見る業務に直結する場合は趣味の回答が重視されるケースも
趣味を聞く目的として、その人の人柄を知りたくて質問する場合もありますが、趣味が業務に直結する企業では、特に重要視しているケースもあります。
たとえばスポーツ用品を扱う企業だった場合は、どんな趣味があるのかを聞いて、業務に活かせる知識をすでに豊富に持っているのであれば、採用するにあたり大きな判断材料となるので、そういった視点で質問する場合もあります。
趣味を伝える様子から人柄を見ようとする傾向がある
また、プライベートな面を見る際は、一見関係のないジャンルの知識であったとしても、どの程度深くまでの知見を持っているのかと、没頭するほど好きなのか。はたまた、そうではなく面接用に用意した答えなのかなどを見ます。
人によってさまざまで、その人の素の部分が晒されるおもしろい面もあります。
さらには、面接官によってはその趣味のことを語っている姿や表情、動きなども細かく見られているケースもあるでしょう。
しかし、そういった部分にとらわれ過ぎるのは緊張し固くなってしまうので、面接の際は、まずは好きなことを好きなように語ろうと意識すれば、自分の本質はちゃんと面接官へ伝わると思います。
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趣味が映画鑑賞はOK? 企業が抱く印象
趣味が映画鑑賞はOK? 企業が抱く印象
- ポジティブな印象①感受性が豊か
- ポジティブな印象②多くの人と共通の話題がある
- ネガティブな印象①内向的である
- ネガティブな印象②個性が弱い
就活で良い印象を残すためには、自分の回答により企業側がどう感じるのか、企業が抱く印象をイメージすることが重要です。映画鑑賞の趣味はポジティブな印象を持たれることもありますが、ネガティブな印象を残してしまうケースもあります。
ここからは、映画鑑賞が趣味であると伝えるポジティブ、ネガティブな印象をそれぞれ解説します。ポジティブな印象は強め、ネガティブな印象は払拭できるよう、まずは企業の目線をチェックしましょう。
ポジティブな印象①感受性が豊か
映画を好む人には、感受性が豊かであるというポジティブな印象があり、相手の気持ちを思いやったり、表現をともなうクリエイティブな仕事での活躍を期待されることがあります。
社内外で円滑な人間関係を構築するためには、人の気持ちを考える力は不可欠です。また、感受性が豊かだからこそ、デザイナーやライター、映像制作などのクリエイティブな仕事では特に、力を発揮してくれるのではないかと期待が高まります。
ポジティブな印象②多くの人と共通の話題がある
学生のみならず、企業の社員にも映画鑑賞を趣味に持つ人は多くいます。そこで、多くの人と共通の話題があり、なじみやすいのではないかと思われることもあります。
共通の話題があれば、会話が弾みます。社員との仲が深まれば、業務中も結束を固め、良いパフォーマンスを発揮するかもしれません。
また、映画鑑賞を趣味に持つ顧客との会話も盛り上がり、信頼関係を築けるのではないかという期待も高くなります。
映画鑑賞を通じて、多様な生き方や価値観を疑似体験できることもポジティブな印象です。仕事でもいろいろな人とコミュニケーションをとり、お互いの考えや立場を尊重しあえる土台をもっていることを、アピールしてみましょう。
ネガティブな印象①内向的である
映画鑑賞は1人でできる趣味なので、内向的であるというネガティブな印象を持たれてしまうこともあります。
もちろん内向的なのが悪いわけではありませんが、接客や営業など、対顧客の仕事では活躍しづらいイメージを持たれてしまうかもしれません。
昨今では感染症対策でリモートワークを推奨する企業も多いですが、出社を求める企業では、社員との交流に抵抗を持たないかなどと懸念されることもあります。
- 外交的な趣味もありますが、映画鑑賞でなくそれを優先して伝えた方が良いのでしょうか?
映画鑑賞が1番の趣味ならそれを伝え、積極的な面もプラスアルファで考えよう
映画鑑賞が1番の趣味であるならば、それを変える必要はないかと思います。1人でできる趣味とはいえ、見方もさまざまです。
映画館で大勢で見ることや、友人と複数人集まって観賞会を開いているといえばコミュニケーションを積極的にする人だと印象付けることもできます。
伝え方を工夫することで、1つの趣味でも印象を大きく変えることが可能です。映画鑑賞という趣味の中で積極性も意識していることを伝えましょう。
ネガティブな印象②個性が弱い
映画鑑賞を趣味に持つ人は多いことから、個性が弱いと感じる面接官もいます。特に、趣味が映画鑑賞と言いつつ、映画に関する知識が浅かったり、映画への熱意があまり高くない場合は、映画鑑賞に関する印象はほとんど残りません。
趣味については評価に直接影響することは少ないですが、せっかくのアピールの場を最大限に活かせなければもったいないですよね。
趣味についてもしっかりアピールして人柄を知ってもらいたいところですが、映画鑑賞と伝えると個性が弱く、アピールになりにくいことがあります。
映画鑑賞が趣味の学生は、人と接することが苦手ではないかと思われてしまうこともあります。
映画鑑賞は個人で楽しむことができてしまうため、チーム形成が苦手だから1人で楽しめる映画鑑賞が趣味になったのでは、と捉えられてしまうことがあるので注意しましょう。
映画鑑賞が趣味といっていい? アピールできる基準
映画鑑賞が趣味といっていい? アピールできる基準
- 好きだといえるジャンルや作品がある
- 週に1本以上は見ている
- 主体的に映画を調べて鑑賞している
- 映画館や監督、キャストに詳しい
そもそも映画鑑賞が趣味といえるのはどれほどのレベルなのでしょうか。映画鑑賞が趣味と伝えて、趣味といえないレベルだとわかると、「趣味といえるものがないからとりあえず無難なアピールをしているのかな」などと思われてしまうかもしれません。
ここからは、趣味が映画鑑賞だといえるレベルを解説します。まずはこの基準に達しているかを確認し、達していないのであれば、ほかの趣味を伝えた方が語りやすく、印象に残りやすいと考えられます。
好きだといえるジャンルや作品がある
深く語れる、好きだといえるジャンルや作品がなければ、映画鑑賞が好きだと伝えるのは難しいです。好きなポイントを具体的に語れる映画があるか、考えてみましょう。
好きなジャンルを考えるなら、その中で好きな作品を少なくとも3~5つは思いつけば十分に語ることができますね。
週に1本以上は見ている
最低でも週に1本以上は映画を見ていなければ映画鑑賞が好きとは言えません。どんなに好きなジャンルや作品があっても、それが昔観た映画についてであれば、映画鑑賞が趣味とは言いにくいです。
本当に映画が好きな人は、毎日のように映画を見ているため、映画鑑賞が趣味と伝えるなら、週に1本以上は見ている場合にしましょう。
- 今は就活が忙しくて映画鑑賞はできていないのですが、それ以前は週に1本以上見ていました。それでも趣味は映画鑑賞であるというアピールになりますか?
伝え方を工夫すれば立派なアピールになる
現在就活に時間を取られていることは、採用側も理解しています。今は映画館での鑑賞は時間が取れないけれど、ネット配信やテレビ放送などで、気分転換に見ていることを伝えてはどうでしょうか。
それによってストレス解消になっていることを合わせて伝えられれば、「自分なりのストレス解消方法を持っている人だな」と、ストレス耐性があることもアピールできますね。
主体的に映画を調べて鑑賞している
映画をよく見ていたとしても、友人に連れられて見ているだけであるなど、主体的に映画の情報を調べて鑑賞しているわけではなければ、これも映画鑑賞が趣味とはいえません。
インターネットなどで映画情報を調べて映画館に行ったり、映画のDVDの発売情報を仕入れて購入したり、常に映画のサブスクリプションをチェックしているなど、主体的に楽しんでおこなっていれば、映画鑑賞が趣味といえます。
映画館や監督、キャストに詳しい
映画作品だけでなく、監督やキャストに詳しい人も、映画鑑賞が趣味と伝えるのに十分です。あるキャストや監督が好きで、関連する映画は全部見ているなど、その人に対する熱量が伝われば、面接でも印象に残ります。
また、映画館についての知識が深い人もいるのではないでしょうか。スクリーンや音響、映画館が作られた歴史など、映画館に詳しく、場所にこだわって鑑賞している人も映画鑑賞が趣味といえます。
趣味で映画鑑賞と回答していた学生が、実は好きなものが映画ではなく俳優であったケースがあります。
最終的に「俳優の〇〇さんが好きです。」というような回答になってしまっており、「趣味は映画鑑賞ではなく俳優を見ることなのかな?」とよくわからない印象だったので、あくまで趣旨をずらさないようにしてくださいね。
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趣味が映画鑑賞と伝えるなら! 3ステップで準備しよう
映画鑑賞が趣味と伝えるための準備3ステップ
- 好きな作品やジャンル、ポイントを具体的にする
- 好きな理由を明確にする
- 映画で得た知識を将来どう活かすのか明確にする
面接では、ただ趣味が映画鑑賞と伝えるのみでは不十分です。映画鑑賞について深掘りされることが考えられるため、それに備えてしっかりと準備しておくと面接官との会話も弾み、緊張もほぐれます。あなたの人柄もより伝わりますよ。
ここからは、趣味が映画鑑賞と伝えるために必要な準備を3ステップで解説します。順を追って具体的に考え、面接に備えましょう。
①好きな作品やジャンル、ポイントを具体的にする
まずは好きなジャンルや映画の好きなポイントを具体的にし、嗜好を伝えられるようにしましょう。たとえば、「韓国映画」「〇〇さんが出演している映画」「ストーリー性がある映画」など、好きな映画の共通点やジャンルを見つけましょう。
「どんな映画が好きなのか」は確実といえるほど聞かれやすいため、明確に回答できるようにしておきましょう。
- 面接で伝えて良い作品やジャンルのラインがわかりません。面接受けが良いジャンルや、反対に言わない方が良いジャンルはありますか?
最近公開された映画や、面接官のタイプに合った映画を伝えよう
良いジャンルとしては「最近公開された映画」です。最近公開されているものであれば、詳しくなくてもCMなどで見たことある面接官もいるでしょうし、タイムリーな話題になります。
反対に、言わない方が良いジャンルとしては「海外でしか公開されていない映画」でしょうか。日本人の面接官の場合がほとんどかと思うので、わざわざ海外でしか公開されてないジャンルを選んで危険な橋を渡る必要はありません。
そもそも、面接受けが良い悪いというよりも、その面接官がどの世代で、どんな性別でという人の部分に着目することでジャンルは変わってきそうです。
映画鑑賞を趣味というからには、面接の場面で面接官を見た瞬間、瞬時にジャンルを選ぶことができるある程度の豊富な知識を備えておきたいものですね。
②好きな理由を明確にする
好きな作品やジャンルを伝えれば、当然面接官はなぜそれが好きなのか気になります。そこで、好きな理由も明確にしておく必要があります。
「子どもの頃この映画から良い影響を受けた」「前向きな展開で見ると幸せな気分になれる」など、映画が好きになった、もしくはその作品やジャンルを好きな理由を深掘りして、語れるようにしておきましょう。
好きな理由を伝えることで、あなたの価値観やモチベーションの対象もわかり、面接官もよりいっそうあなたを深く理解することができます。
③映画で得た知識を将来どう活かすのか明確にする
企業が気になるのは、その学生が将来自社で活躍できるポテンシャルがあるかということです。そこで、単に映画鑑賞が趣味であることをアピールするのではなく、その経験を今後どう活かすのかも伝えられると、企業で活躍する将来像をイメージしてもらうことができます。
映画で得た知識を将来どう活かすか考える例
ヒューマンドラマが好き
・ヒューマンドラマを通して何ができるようになったか
⇒誰がどのような感情を持っているのか想像し、コミュニケーションを取ることが得意になった
・将来どう活かせるか
⇒営業職として、顧客の感情を想像しつつニーズに合った提案をおこなって活躍する
企業が求める人物像や、入社後おこなう可能性のある仕事内容に照らし合わせて、映画で得た知識をどのように活かすか伝えられると、企業で活躍できる人材だとアピールできます。
アドバイザーコメント
平井 厚子
プロフィールを見る映画鑑賞は3つの方法で知識を深めてアピールするのがおすすめ
①1つのテーマを描いた作品を複数みる
映画は同じテーマを扱っても、監督や脚本家の解釈で大きく世界観が異なります。1つのテーマについて複数の作品を見比べることで、同じテーマにもさまざまな解釈があることが比較して理解できますね。
これは多様なものの見方を身につけることにつながり、仕事でも大いに役立ちます。
②洋画の字幕を読まずにセリフを聞く
外国語ヒアリング力の向上につながります。趣味を通して学ぶ姿勢は、仕事でもアピールできますね。
③映画の感想をまとめてアプリで管理する/SNSで情報発信する
インプットしたことをアウトプットすることで、学習効果が高まります。映画を見た後で感想を整理し、アウトプットすることで自分の考えをまとめて積み上げる習慣があることをアピールできます。
ネガティブな印象を払拭する3つのコツ
ここまでは、映画鑑賞が趣味と伝えるための基本的な準備を解説しました。しかし、映画鑑賞が趣味な学生は多くいるため、印象を残すにはさらに差別化する必要があります。
差別化のポイントは、映画鑑賞が持つネガティブな印象を払拭し、ポジティブな印象を強めること。ここから解説する内容を参考に、差別化してアピールできるよう準備しましょう。
①外交的な活動に活かしたことを伝える
映画鑑賞が趣味の人は、内向的であるというネガティブな印象を持たれてしまうことがあります。そこで、映画鑑賞の趣味で得たことを外交的な活動に活かしたエピソードを伝えられると、その印象を払拭できます。
外交的な活動の例
・映画で、女性が会社の社長となり活躍する姿に感銘を受け、自分も何かのリーダーとなって活躍したいと思いゼミの幹事長に立候補した
・映画の素晴らしさを共有すべく、映画サークルを設立し映画鑑賞や映画製作に勤しんだ
映画の影響を受け、または映画鑑賞の趣味を通じて、外交的な活動をした経験を探しアピールすると、内向的な印象を払拭し差別化できます。
個人的には、外交的な活動に活かしたことを伝えるには大事なポイントがあると考えます。それは、外交的な活動に活かしたことと合わせて「その結果どうなったのか」を伝えること。
その成果まで報告することで、本当に映画の影響から行動に移すほど魅力に感じたのだなという印象を受けます。
②知識やこだわりを見せる
映画に関する深い知識を見せることによっても、他者との差別化が可能です。たとえばキャストや映画の時代背景、音楽、CGの制作チームなど、細部の情報を知っていれば、映画への情熱で印象を差別化できます。
また、映画館や上映方式へのこだわりでも差別化が可能です。複合映画館ではなく単館映画館で見るなどの場所のこだわりや、スクリーンの大きさ、音響など設備のこだわりが挙げられます。
知識やこだわりで差を見せることで、「個性が弱い」というネガティブイメージも払拭しつつ、他者と差別化することができるのです。
何事においても知識やこだわりがあると、俯瞰的に物事を見ることができる学生であるという評価をしやすい傾向にあります。知識を積み上げるためには、探求力や俯瞰力が必要だからです。
③知名度が高すぎない映画で個性を出す
好きな映画として挙げるなら、知名度が高すぎない映画で個性を出すことも差別化につながります。有名作品は鑑賞している前提で、あまり知られていない映画も見ていることを伝えると、広く映画を知っているアピールにもなります。
好きな映画の名前で検索し、評判や解説などを見てみましょう。レビュー数が多くない映画や、「名作だが日本ではあまり知られていない」「良い作品なのに知名度が低くもったいない」などの説明やレビューが多い映画は、差別化できると考えられますね。
△知名度が高い映画の例
スパイダーマン
ミッドサマー
タイタニック
君の名は。
スタンド・バイ・ミー
面接官が映画に詳しくなければ知名度が高い映画、詳しければ知名度が高すぎない映画と使い分ければ、会話が弾みやすくなります。
ただ、本当に好きな映画が知名度が高い映画なのであれば、無理して知名度が高くない映画を出す必要もありません。知名度が高い映画についての詳しい知識や熱い想いなどで差別化しましょう。
アドバイザーコメント
平井 厚子
プロフィールを見る差別化のために、有名作品・そうでない作品で伝え方を工夫しよう
知名度の高い映画を中心に観ている人なら、「時代のトレンドを意識して把握している」ことを伝えると良いでしょう。
ビジネスで使われるフレームワークの一つに「PEST分析」というのがあります。これは、政治(politics)・経済(economy)・社会(society)・技術(technical)の視点でビジネスを捉えるものですが、社会(society)が含まれているように現在のトレンドを把握する力はとても重要です。
知名度の高い作品は上映時の背景、低い映画は鑑賞した経緯や魅力を伝えよう
知名度の高い作品はなぜヒットしたのか、宣伝方法はどうだったのかなどを調べて自分なりの意見をまとめておきましょう。
知名度の低い映画なら、その映画を選んだ理由を伝えてみましょう。いわゆるミニシアターで上映される作品は、無名監督の作品やアート性の高い作品が多くみられます。
たくさんあふれている情報の中からそれらの情報をどのようにキャッチしたのか、なぜその情報に魅力を感じて鑑賞したのか、自分の価値観と合わせて整理しておきましょう。
面接で受けやすい! おすすめの映画3選
履歴書や面接で伝える映画を何にすべきか悩む人も多いのではないでしょうか。そこで、選考で良い反応を得られることの多い映画を紹介します。
面接で受けやすいおすすめの映画①
イエスマン “YES”は人生のパスワード
銀行で働き、ネガティブ思考であったためすべてに「ノー」と答えていた主人公が、あるセミナーへの参加をきっかけに、何に関しても「イエス」と答えるようになったところ人生が好転したコメディ映画
ポジティブ思考はどのような職種でも一定求められるものです。この映画から学んだポジティブ思考の大切さを伝えることで、入社後も前向きに仕事に励むイメージを残せるのではないでしょうか。
面接で受けやすいおすすめの映画
②ワンダー 君は太陽
遺伝子疾患により容貌に影響があり、周囲から偏見を持たれたりいじめを受ける主人公であったが、家族の深い愛情に支えられ困難を乗り越え、成長していく物語
ワンダー 君は太陽は、差別や人間の可能性について深く考えさせられる作品であり、面接でも学んだことを伝えやすくなっています。
面接で受けやすいおすすめの映画
③ボヘミアン・ラプソディ
世界的人気ロックバンド「クイーン」のボーカルフレディ・マーキュリーの生涯を描いた作品。早くから活躍する反面、「なりたい自分になること」と「本当の自分であること」のはざまでの葛藤を描き、圧巻のライブシーンをクライマックスに迎える物語
ボヘミアン・ラプソディは、なりたい自分になることと本来の自分であることとの葛藤、メンバーとの衝突など、多くの人が抱える悩みも描き、自身に重ねる人も多いのではないでしょうか。
そのため感想が伝えやすく、また圧巻のライブシーンは、芸術作品としての魅力も語ることができます。
アドバイザーコメント
永田 修也
プロフィールを見る「プライベートライアン」や「永遠の0」などの戦争映画もおすすめ
私個人としては戦争映画が好きでよく見ます。私と同じ世代の30代もしくは40代、それ以上の年代であれば、少なくとも戦後の日本がどのように復興してきたかは知っている人も多いはずです。
そのため、有名なところでいうと「プライベートライアン」や「永遠の0」などは戦争映画の中でも仲間意識、家族への思い、愛、忠誠心などに溢れた素晴らしい作品であると思います。
戦争映画からたくさんのことを学んで伝え、面接官の共感を得よう
これらの映画と関連づけて、今生きていることの大切さ、次の世代へ命をつないでいくことの大切さを感じた点について感想を述べた後に、自分なりの生き方や感性を伝えること、この会社での入社後のあり方などを伝えることができれば、面接官からの共感も得やすいのではないかと思います。
若い世代である10〜20代の若者がそのような価値観を持っていることを知ることは、シニア世代からしてみるとうれしいことです。
大袈裟かもしれませんが、これからの日本を背負う人若者たちなんだといった印象を与えられるかもしれません。
映画鑑賞が趣味であると伝える際の構成
映画鑑賞が趣味であると伝える際の構成
- 趣味は映画鑑賞であること
- きっかけや理由を示す具体的なエピソード
- 趣味の映画鑑賞で得たことを今後どう活かすか
面接では、どんなに内容が良くても、伝え方がわかりにくければしっかりと聞いてもらうことはできず、印象にも残りにくいです。そこで、わかりやすい話の順序で伝えることが重要になります。
ここからは、映画鑑賞が趣味と伝えるうえで面接官に伝わりやすい話の構成を解説するので、参考にして文章を組み立てましょう。
①趣味は映画鑑賞であること
「趣味は何ですか」と聞かれたら、結論として映画鑑賞が趣味であることを最初に述べましょう。結論から伝える方法はPREP法と言い、ビジネスでは基本的なコミュニケーションの方法となっています。
PREP法
「結論(Point)→理由(Reason)→具体例(Example)→結論」の頭文字を取った文章構成
「幼少期は1人でいることが多く、その影響で映画を見ることが多々あり……」などとエピソードから語り始めてしまうと、面接官は結論を長い間待つことになってしまい、コミュニケーションが取りづらいと感じてしまうかもしれません。
まずは「趣味は映画鑑賞です」と、結論から簡潔に伝えましょう。
- 反対に、結論から語られなければ面接官はどのような印象を抱くものですか?
主張が不明瞭でそもそも印象に残りにくくなってしまう
結論から語られていない場合は、何を言いたいのか不明瞭な回答になっていることが多いため、1日で大人数の学生を面接している面接官側からするとまったく印象に残らない面談という結果になってしまいます。
面接は良い印象を残すことが非常に重要なポイントですが、記憶に残らないと、そもそも評価をすることが難しい対象になってしまうということです。
②きっかけや理由を示す具体的なエピソード
趣味が映画鑑賞であることを伝えたら、そのきっかけや理由を示す具体的なエピソードを示しましょう。エピソードを伝えることで、どの程度の趣味なのか、どんなところに惹かれているのかがわかり、人柄も伝わりやすくなります。
映画鑑賞が趣味だということの信ぴょう性も上がるため、エピソードは必ず伝えましょう。
エピソードは、映画鑑賞が好きになったきっかけを思い出したり、いつも映画で魅了される部分の共通点を考えて話してみましょう。
具体的な例文は記事のこちらで紹介しているので、確認してくださいね。
映画の内容説明ではなく、鑑賞して感じたこと、そこから何を考えたかを述べましょう。1つの作品について詳しく述べる場合は、「たとえば」と前置きして、たくさんの作品を観た中から印象に残ったことを伝えてみましょう。
③趣味の映画鑑賞で得たことを今後どう活かすか
映画鑑賞が趣味であることを伝えるには、得たことを今後どう活かすかまで考える必要があると解説しました。締めとして、そこで考えた内容を伝えましょう。
特に、業務に活かせる内容や求める人材像にマッチした内容を伝えれば、入社後の活躍イメージを残すことができます。
たとえば先に紹介した「イエスマン “YES”は人生のパスワード」が好きな人で、企業の求める人材像が「チャレンジ精神のある人」であれば、映画から前向きにチャレンジする大切さを学び、入社後もさまざまな業務にチャレンジしたい旨などをアピールすれば、企業とのマッチ度を伝えられますね。
マイナスイメージを持たれることも! 映画鑑賞が趣味と伝える際の注意点
映画鑑賞が趣味と伝える際の注意点
- 浅い知識で話さない
- コアすぎる・マイナーすぎる内容は話さない
- 不快感を持つ人がいるジャンルには言及しない
- ネガティブな人柄を伝えない
ここまで解説した内容を踏まえれば好印象を残すことが可能ですが、あることに気を付けなければ、かえってマイナスイメージを持たれるケースもあります。
ここからは、映画鑑賞が趣味と伝える際にマイナスイメージを持たれないよう、気を付けるべき注意点を解説します。
これらの点には気を付けて、ポジティブイメージのみ残せるようにしていきましょう。
浅い知識で話さない
映画鑑賞が好きな人は多く、面接官も映画に詳しいかもしれません。映画鑑賞が趣味と言いつつ映画の知識が浅いことがわかれば、本当に映画鑑賞が趣味なのか疑われてしまうかもしれません。
また、必ずといっていいほど好きな作品やポイントなど深掘りされるので、それに対応できるよう、浅い知識では話さないようにしましょう。
コアすぎる・マイナーすぎる内容は話さない
有名すぎない作品を伝えると差別化になると解説しましたが、コアすぎたり、マイナーすぎる内容を長々と話してしまうと、面接官が会話についていけなくなってしまうことがあります。
そのような話を興味深く聞いてくれる面接官もいますが、特に映画関連、コンテンツ制作にかかわる会社以外では、趣味に関するニッチな内容は求めていません。面接官に深掘りされたら話す程度にして、自分からコアすぎる内容を話さないようにしましょう。
コアすぎる・マイナーすぎる内容の例
キャストの衣装など細かい内容
映画の複数の解釈
映像技術に関する詳細な内容
映画館の機材や設備の詳細なこだわり
不快感を持つ人がいるジャンルや作品には言及しない
映画といっても多数のジャンルがありますが、中には不快感を持つ人がいるジャンルもあります。
不快感を持つ人がいる作品やジャンルの例
ホラー・グロテスクな内容
反社会的勢力に賛成するような内容
殺人など倫理観に反する点が多い内容
これらが好きだと伝えると、学生自身にもマイナスな印象を持つことがあるため、不快感を持つ人が多いジャンルには言及しないようにしましょう。
どのジャンルにしてもそれを受け付けない人は一定数いると思うので、どんなジャンルが不快感を持たれるかは、その面接官との相性による可能性が高いです。
ネガティブな人柄を伝えない
映画鑑賞が趣味と伝えると、理由を聞かれることがありますが、その際にネガティブな人柄を伝えないよう気を付けることも重要です。
たとえば「人と話すのが苦手だから」「動けずに楽しめるから」などと伝えると、コミュニケーション能力が不足している、怠惰、などの印象を抱かれてしまいます。
面接はアピールの場なので、映画鑑賞が趣味と伝えるなら、前向きな理由を伝えるなど工夫し、ネガティブな印象は残さないようにしましょう。
趣味として映画鑑賞を伝えるのが難しいと感じた人は、こちらの記事を参考にして他の趣味を検討しましょう。
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例文60選|ESの趣味・特技欄で自分らしさをアピールするコツ
就活生が悩みがちなESの趣味・特技欄の書き方を多角的な視点で解決します。趣味・特技の取り組み方や成果を記載することによって、強みをアピールし、面接官に好印象を与えることができます。この記事では、キャリアコンサルタントによるアドバイスと、豊富な種類の例文や好印象を与える趣味・特技の紹介など、ESの趣味・特技欄の書き方を詳細に解説します。
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映画が好きな理由別! 趣味は映画鑑賞と伝える例文10選
趣味は映画鑑賞と伝える例文10選
ここからは、面接で実際に使える、趣味は映画鑑賞と伝える例文10選を紹介します。映画が好きな理由別に解説するので、自分に当てはまるものを探して、選考で伝える参考にしてみてくださいね。
①生きるヒントを得られる
映画鑑賞が趣味と伝える例文(生きるヒントを得られる)
私の趣味は映画鑑賞です。
私はよく人の生涯を描いたドキュメンタリー映画を見ます。特に、つらいときは、その映画の主人公の生き様、考え方に鼓舞させられることが多いです。
つらいのは自分1人ではないと思えるとともに、さらに困難に立ち向かっている映画の主人公を見て、「自分の悩みなど小さいものだ」と勇気を得られます。
社会人になってからも、たくさん壁はあると思いますが、映画を見て生きるヒントを得て、乗り越えていきます。
映画鑑賞を通して、自分自身の生き方を多角的に見ることができている学生であるという印象を受けます。締めの部分で、社会人としてではなく、「その企業の人」としての締め方にすることもおすすめです。
②現実を忘れられる
映画鑑賞が趣味と伝える例文(現実を忘れられる)
私の趣味はファンタジーやSFの映画を見ることです。
映画の世界観に没入することが好きで、現実で嫌なことがあったときは映画を見て、その中に入り込んだような気持ちになり気分転換しています。
現実世界ではありえない世界にいる自分を登場人物に重ね、まったくの異世界に生き多様な心地になり、ストレス発散になります。
社会人になってからも、ストレスを抱え込まずに、映画鑑賞の趣味を活かして上手く発散しながら仕事に励めるのではないかと思います。
前半だけを見ると映画鑑賞=現実逃避ととられる可能性があるので、後半でストレス発散について触れているのはとても良いです。言葉の選択ですが、「ストレス発散」よりも「ストレス解消」の方が、前向きな印象になります。
③知識をつけられる
映画鑑賞が趣味と伝える例文(知識をつけられる)
私の趣味は映画鑑賞です。
私は世界史が好きで、よく中世ヨーロッパに関する映画を見ています。
大学受験の頃は日本史選択でしたが、大学生になってから映画で世界史を知ることで、日本史の流れが世界の歴史と結び付けて理解できるようになり、興味深いと感じています。
学習意欲は高いと自負しており、社会人になってからも業務に関する知識を、映画に限らずさまざまな方法でつけていきたいです。
知識を習得できた喜びと同時に、学習意欲が高いということも前向きにアピールができて良いと思います。補足としては、知識として身に付けたことをどのようにして活かそうと考えているのかという話ができると、面接官もイメージが湧きやすいでしょう。
④価値観を広げられる
映画鑑賞が趣味と伝える例文(価値観を広げられる)
私の趣味は映画鑑賞です。
インド映画、ハリウッド映画、韓国映画と幅広く見るのですが、国が違えば価値観も異なり、同じ国の中でもいろいろな文化があるため、大変興味深く思っています。
さまざまな人がそれぞれの葛藤を抱きつつも、個性を持ち、輝いています。
その様子を見て、私は今後、どのような人に会っても、その人の価値観を否定することなく、受け入れて意見交換をしたいと感じました。
御社は多国籍企業でありますが、どのような背景の人とも理解し合い良いチームを作ることに貢献できるのではないかと思います。
映画を通して価値観を広げることができている学生という印象を受けます。特に締めの部分で、志望企業が多国籍企業である点を踏まえており、自分が趣味で学んだことを活かして貢献したいというアピールに説得力があり、大変良い内容です。
⑤良い影響を受けた過去がある
映画鑑賞が趣味と伝える例文(良い影響を受けた過去がある)
私の趣味は映画鑑賞です。
私は「〇〇〇」という映画が好きなのですが、初めて見た大学生の時、ネガティブ思考であった私は、ポジティブ思考でいることの大切さを学びました。
そしてそれを機に、友人が増え、さまざまな活動に参加できるようになり、結果充実した大学生活を送ることができています。
映画により良い影響を受けることは多くあり、今後も悩んだ時は映画からヒントを受けつつ、前向きに選択をしていきたいです。
とても良い例文ですね。実際の体験談として話をすることでより具体的でイメージがしやすいですね。かつ、ネガティブであった自分がどのように行動し変化したのかも伝えることができているので前向きで良い印象を受けます。
⑥文化的芸術として楽しめる
映画鑑賞が趣味と伝える例文(文化的芸術として楽しめる)
私の趣味は映画鑑賞です。
映画は音楽、照明、衣装、撮影場など、念入りに計算し作りこまれた芸術作品だと考えています。特に「〇〇〇」という映画では、臨場感あふれるライブシーンに飲み込まれ、上映が終わったときには感動のあまり涙がこぼれていました。
映画製作者が伝えたいメッセージを感じ取りながら芸術作品として楽しんでおり、特にミュージカル映画には目がありません。
映画鑑賞で培った感性は、広告営業職としてアイディアを出し、形にする中で活かせるのではないかと考えています。
映画鑑賞から何を得ているかと、仕事にどう結びつけるかがしっかり述べられていますね。具体的な作品をあげて感情表現もしているので、伝えたいことにリアリティを感じられるところも良いですね。
⑦さまざまな人の感情を知ることができる
映画鑑賞が趣味と伝える例文(さまざまな人の感情を知ることができる)
私の趣味は映画鑑賞です。
なぜなら、映画を通してさまざまな人の感情を知ることができるためです。
高校生までの私は人の気持ちに鈍感で、友達や先生によく怒られていました。しかし大学生から映画鑑賞が趣味になったことで、人の感情の機微が段々とわかるようになり、最近では友人からも「思いやりがあるね」と言われるようになりました。
特にヒューマンドラマは、人々がさまざまな事情を抱えながら繊細に感情が動き、勉強になり、かつ興味深いです。
社会人になってからも、人の感情を読み取って思いやりのあるコミュニケーションができるよう、映画鑑賞で培った人の気持ちを読み取る力を活かします。
趣味である映画を通して、社会の中で人の感情を汲み取ることがうまくなってきた就活生であるという印象を受けます。特に、趣味を通して得たスキルをどのように社会で活かせるかを述べている点が良いです。
⑧ほかの活動のモチベーション維持になる
映画鑑賞が趣味と伝える例文(ほかの活動のモチベーション維持になる)
私の趣味は映画鑑賞で、よく部活動に励む学生の映画を見ています。
私は部活でテコンドーをやっているのですが、全国大会出場に向けて、心が折れそうになることもよくあります。しかし、映画の主人公がどんなことがあっても前向きに練習を頑張ってみるのを見て、とても勇気をもらえるのです。
映画鑑賞がほかの活動のモチベーションアップにつながっており、社会人になってからも、趣味の映画鑑賞を活かして仕事に前向きに励みたいです。
部活動のことを例にあげるのも良い手法ですね。弱小であるチームがより高みを目指していく姿は、何かにチャレンジしている人ならば誰もが共感できる要素が備わっています。
面接官が経営層や社長であればなおさら良い印象を与えられる可能性がありますね。
⑨人との会話の勉強になる
映画鑑賞が趣味と伝える例文(人との会話の勉強になる)
私の趣味は映画鑑賞です。特にファミリー映画やドキュメンタリー映画を見ています。
私は営業職として働きたいと思っており、コミュニケーションを学ぶうえで映画は大変勉強になります。言葉1つで徐々に関係性が変化していくことがわかり、興味深いです。
社会人になってからも、営業職として顧客と長期的な関係を築けるように、映画で感じた言葉一つひとつの重要性を大切にして活躍したいです。
映画でコミュニケーションを学ぶという着眼点が、おもしろいです。映画を参考に実生活で試みた具体例があると、もっとよく伝わります。どんな映画のどの場面を参考に、実生活でどんなことをしてみたかを追加しましょう。
⑩外国語を習得できる
映画鑑賞が趣味と伝える例文(外国語を習得できる)
私の趣味は映画鑑賞です。
私の祖国は台湾なのですが、育ちは日本なので中国語は話せません。
しかし、自分のルーツである言語を話せないことに悔しさを感じ、また祖国の文化や価値観を深く理解したいと思い、祖国台湾や中国の映画を見るようにしています。
映画鑑賞を通し、台湾人である祖父母や母の考えをよく理解できるようになったと感じ、コミュニケーションがスムーズになりました。また、大学3年生の時に台湾に留学しましたが、現地にすんなりとなじむことができました。
御社では世界中を飛び回る商社業界のビジネスパーソンとして、映画鑑賞の趣味を通し異国文化を理解しつつ、活躍できるよう努めます。
自分の趣味である映画を通して、外国語を学ぶ練習をしている学生であるとポジティブな印象を受ける内容になっています。特に商社面接で外国語について趣味を通してアピールできている点が非常に良いです。
さらなる質問に備えよう! よく聞かれる深掘り質問と回答例
映画鑑賞が趣味と伝えると、それについての深掘り質問をされることが多いです。しっかり回答すれば、よりあなたの人柄を企業に伝えることができるので、確実に備えていきましょう。
ここからは、よくある深掘り質問とその回答例を解説するので、それぞれ答えられるように準備しましょう。
映画鑑賞の頻度
映画鑑賞が好きである度合いが気になり、頻度を聞かれることは多いです。週に1回以上であれば映画鑑賞が好きであることが伝わると解説しましたが、それ以上であることをしっかりと伝えられると良いですね。
映画鑑賞の頻度の回答例
週に2回は鑑賞しています。最近は部活動が忙しくあまり見れていませんが、それでもオフの日で予定を空けられれば、1日中映画を見ています。
好きな映画のあらすじ
好きな映画を聞かれ、そのあらすじについて聞かれることもあります。あらすじを伝える際は、1、2文程度で簡潔にまとめましょう。詳しく語るというよりも、概要が伝われば問題ありません。
あらすじに加え、好きなポイントも伝えるとよりあなたの人柄が伝わります。
好きな映画のあらすじの回答例
私の好きな映画はウォーターボーイズです。
廃部寸前の水泳部で、女性コーチの一声により男性がシンクロナイズドスイミングをやることになり、最終的にまったく実力のなかったメンバーたちが無事に大会を成功させるストーリーです。
最初からできないと諦めることなく、既成概念も取り払い、果敢に挑戦することの大切さがわかりとても好きな作品です。
映画鑑賞に関心を持ったきっかけ
映画へのこだわりや深い知識を見せると、映画鑑賞に関心を持ったきっかけを問われることがあります。
映画にどのような経緯で関心を持ち、どのようにはまったのか、段階を追って伝えるとわかりやすくなります。
映画鑑賞に関心を持ったきっかけの回答例
何事にもまったく夢中になれなかった大学生時代、友人に連れられてふと観た映画で、人の感情の機微を表情、照明、雰囲気などで繊細に表した作品に感銘を覚えました。
初めて夢中になれるものを見つけたと直感的に感じ、そこからその監督の作品はくまなく見るようになり、以来ずっと映画鑑賞を続けています。
- いつの間にか映画にはまっていて、映画鑑賞に関心を持ったきっかけはこれといってないのですが、その場合正直に伝えても良いですか?
きっかけがないと伝えることは避け、経験を掘り下げておこう
関心をもったきっかけが特にない場合は、それをそのまま伝えてしまっては話が広がらないので避けた方が良いかと思います。
特にないのであれば、たとえば、一番最初に見た作品だったり、最初の頃に見た印象に残っている作品を思い出して、その作品から映画鑑賞という趣味にのめり込んでいったという形で話を進めるのが良いのではないでしょうか。
印象的だったシーンやストーリーなどを書き出してみて、なぜ自分はここに魅力を感じたのだろうと掘り下げて考えていくことで自己分析できると思います。
映画の影響で変わったこと
映画鑑賞が趣味であることにより、あなたの人生にどれほどの影響度があったのかを聞く面接官もいます。この場合は、映画鑑賞によるポジティブな影響を話すと、趣味からも成長できる前向きな人柄が伝わります。
映画の影響で変わったことの回答例
私は「カールじいさんの空飛ぶ家」という映画が好きなのですが、この映画により、家族や周りの人たちをいっそう大切にしようと気持ちが変わりました。
それまで自分のことばかりを考えていたのですが、愛してくれる家族や、勉強や部活動を切磋琢磨して頑張る仲間がいることで今の自分があると考えさせられたのです。
この映画により、周りの人に意識的に感謝の気持ちを伝えるようになり、より絆を深められるようになっていると感じています。
ほかの深掘り質問として、映画から学んだことや感じたことを実生活に結び付けて聞かれることがあります。ただ「好き」だけでアピールするのではなく、映画から何を得たのか、それをどう活かしたのかまで準備しておきましょう。
書類上のアピールも工夫できる! 履歴書でアピールする例
履歴書に趣味を問う欄もありますが、そこでもアピールを工夫すれば、差別化することができます。
ポイントは、ただ映画鑑賞が趣味と書くのではなく、どれくらいの頻度で見るのか、どのようなジャンルを好むのかなど一言添えることです。
映画鑑賞が趣味の人は多いですが、これにより印象が付き、人柄をイメージしてもらいやすくなります。
履歴書で趣味欄でアピールする例
・映画鑑賞(週に2本は映画を見ています)
・映画鑑賞(ファンタジー映画を見るのが、気分転換になっています)
・映画鑑賞(世界史の映画で各国の歴史を学んでいます)
書類上で目を引かせるためのコツとしては、感情表現を記載することです。良い感情表現は読み手に良い想像を促すことができるため、実施してみるとよいでしょう。
映画鑑賞が趣味なら深掘りにも備えて周囲と差別化して突破しよう
映画鑑賞が趣味の人は多くいます。まずは3ステップで準備をしつつ、ネガティブイメージを払拭して印象に残るようにしましょう。
加えて、深掘り質問に備えれば、周囲と差別化することができます。あなたの魅力的な人柄をしっかり伝えられるように準備して、選考を突破しましょう。
アドバイザーコメント
永田 修也
プロフィールを見る映画鑑賞の趣味を伝えてあなたの考え方や経験をアピールしよう
趣味はなんですか? と聞かれて、映画鑑賞と答えるのは、一言で言ってしまえばありきたりな印象をもたれるかもしれません。
しかしその中身は幅広く、さほど趣味もないから書いておこうかなという人から、週に2〜3本は必ず見るという人までさまざまな人がいるでしょう。
だからこそ、その映画鑑賞という趣味をどう捉えていてどのように楽しんで、人生にどのような影響があったのかという中身をきちんと面接官に説明さえすることができれば、他の学生と差別化を図ることができるはずです。
映画により「感動した」経験を感情を思い出しながらしっかり伝えよう
面接官も人です。同じように映画をみたり、テレビドラマやアニメも見たりするでしょう。
本質は映画を見ることではなく、その映画を見て「どんなふうに心が揺れ動いたか」。そういうことを学生に語って欲しいと考えているはずです。映画鑑賞というのはその手段にしか過ぎません。
自分がどんな場面でどんなふうに感動したのかということを想像しながら話をすれば、おのずと表情が柔らかくなったり、身振り手振りをしたり、興奮して話すこともあるかもしれません。そういったワクワクした様子で話すあなたを面接官は見てみたいのです。
映画鑑賞が趣味という人は、今一度こちらの記事を何度も何度も読み返して面接に臨むことをおすすめします。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
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キャリアコンサルタント/メンタル心理カウンセラー
Syuya Nagata〇自動車部品、アパレル、福祉企業勤務を経て、キャリアコンサルタントとして開業。YouTubeやブログでのカウンセリングや、自殺防止パトロール、元受刑者の就労支援活動をおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/ブルーバード合同会社代表取締役
Junichi Suzuki〇1982年宮城県⽣まれ。⼤学卒業後、上場企業の営業・管理部⾨を経験し、家業を継ぐ。2017年にブルーバードを設⽴し、企業の経営支援などを展開する
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/産業カウンセラー
Atsuko Hirai〇ITメーカーで25年間人材育成に携わり、述べ1,000人と面談を実施。退職後は職業訓練校、就労支援施設などの勤務を経て、現在はフリーで就職・キャリア相談、研修講師などを務める
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