Q
大学3年生
女性
面接で貴院と御院は、どちらが正しいですか?
医療系の就職活動をしている大学生です。面接での病院の呼び方について調べていたところ、「貴院(きいん)」と「御院(おんいん)」という2つの言葉が出てきて、混乱しています。
企業相手なら「貴社」「御社」で話し言葉と書き言葉の区別はできるのですが、病院の場合も同じように使い分けがあるのでしょうか?
面接本番で間違えて、失礼な印象を与えてしまうのが怖いです。面接ではどちらを使うのが適切なのか、また履歴書での正しい敬称についてもあわせて教えていただきたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
面接では御院! 文面では貴院と使い分けよう
医療関係だけでなく、さまざまな業界で統一して覚えてくださいね。
書面で書くときは「貴」口頭で話すときは「御」を付けます。会社には貴社、御社ですが病院では書類は「貴院」、面接では「御院」です。
法人なら「貴法人」「御法人」と、それぞれに「貴」「御」を使い分けます。
履歴書には「貴院」面接では「御院」と覚えておいてください。
言い間違えはOK! 書面はよく確認してミスを防ごう
一方で、万が一面接で「貴院」と言い間違えてしまった場合、その場で「失礼いたしました。『御院』は……」と、すぐに訂正しましょう。それができれば、印象面に影響はありません。
とっさに言い間違えてしまったと、大事にはされませんが、書類に書いて提出してしまった場合、「提出前に確認をしていないのか」と確認をしないことについて、マイナス印象となる可能性はあります。
人間なので間違いはあるものですが、とっさの言い間違いと、確認して防ぐことができることは同じ評価にはなりません。仕事ぶりも同じなのかと解釈されるかもしれません。面接官は仕事ぶりをイメージして面接しています。
貴と御の使い分けは社会人の基礎的マナーとして、これを機会に覚えてくださいね。
話し言葉は御院! 書き言葉は貴院を使い分けよう
ビジネス用語は慣れないと何が正しいか難しいですよね。
面接本番で間違えて失礼な印象を残したくないという慎重な姿勢は、それだけ真剣に就活に取組んでいるからこそだと思います。
結論として、病院の敬称は、一般企業の「貴社(書き言葉)/御社(話し言葉)」と同じルールが適用されます。
・話し言葉(面接時):御院(おんいん)
・書き言葉(履歴書など):貴院(きいん)
志望先の正式名称を確認! ビジネスマナーを示そう
また、運営元が医療法人であれば、「貴法人(きほうじん)/御法人(おんほうじん)」という敬称を使うことも可能です。
面接では、「御院」を使うのが適切ですが、どちらを使う場合も、相手の正式名称(法人格)を事前に確認し、自信を持って使い分けられるように準備しておくとより万全です。
敬語の使い分けで悩む学生は多いですが、正しく使えれば、ビジネスにおけるマナーの基本を理解しているという好印象となります。
間違っても致命的なミスになることは多くはありませんが、この機会に正しい使い方を身につけておきましょう。
「面接の際どのようなマナーがあるのかわからない」と疑問を持つ人もいると思います。以下の記事では面接時のマナーを解説しているので、事前にチェックして失礼のない行動を取れるようにしておきましょう。
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