Q
大学3年生
男性
就活の面接でヒゲは剃るべきですか?
今度、志望度の高い企業の面接を控えている大学3年生です。普段からヒゲを整えるのが好きなのですが、面接のときにヒゲがあるのはやはりマイナス評価につながりますか?
「就活の常識」としてヒゲはNGだと聞きますが、アパレルや広告などクリエイティブ系の業界を考えていて、そういった業界でも完全にツルツルに剃るのがマナーなのか迷っています。
身だしなみとして清潔感を意識して整えてはいますが、採用担当者はヒゲをどのように見ているのでしょうか?
業界ごとの違いも含めて、面接時のヒゲに関する一般的なマナーや、「清潔感」を保ちつつ個性を出すためのアドバイスをいただきたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
清潔感を意識して整える! 業界ごとに見方は変わる
基本的な就活マナーとしては、清潔感が最優先です。整えていないヒゲや無精ヒゲは、たとえ業界がクリエイティブでもマイナス評価になります。
面接官は「身だしなみで自己管理ができているか」を無意識に見ています。ヒゲの有無よりも、手入れされているかどうかが重要です。
一般的な企業(大手・事務・金融・メーカーなど)では、基本はツルツルが無難です。ヒゲありはリスクが大きいです。
クリエイティブ系(広告・アパレル・ITベンチャーなど)の企業では、ヒゲや個性的な髪型に対して比較的柔軟な場合が多いです。ただし、面接官によって好みが分かれるので整えて清潔感を出すことが前提です。
面接に合わせて手入れをして前日にも確認しよう
ヒゲを残す場合のポイントとしては、短く整えること、顔色や肌の清潔感を保つこと、服装とのバランスを見ること、面接官が柔軟かを事前に調べることです。
補足アドバイスとしては、面接で話す内容や表情で個性を出すことは可能なので、ヒゲだけで個性をアピールしようとする必要はありません。
面接前日に必ず鏡で最終チェックし、ヒゲのライン、肌の状態、髪型、服装をまとめて確認しましょう。
ヒゲは剃るのが安全! TPOをわきまえて整えよう
就活と身だしなみの問題で、たとえ整えた髭でもマイナス評価につながらないかですね。個性、自分らしさの出し方と、就活の常識の間で悩む気持ち、よく理解できます。
結論として、内定をもらうことが第一優先であれば、ヒゲは完全にツルツルに剃るのが最も安全策であり、一般的なビジネスマナーです。
現状の日本社会では、髭がいかにきれいに整っていて清潔感を感じられたとしても、残念ながら枠からはみ出る存在を好ましく思わない企業も多く存在します。
ほかの就活生が髭が無い状態だとしたら、枠からはみ出た存在とみなされるでしょう。また、どれだけ整えた髭でも、人によっては無精髭や威圧感と受け取られるリスクが残ります。
クリエイティブ系業界の場合、ヒゲに対する許容度は高い傾向にあるとは思いますが、面接という場では「TPOを理解しているか」が見られています。
個性と信頼のバランスを考えて判断しよう
内定を獲得するまでは、リスクを避け、ヒゲ以外の部分で個性を出すことに集中するのが無難です。髭は就活時に必要なものか、入社後に仕事をする中で信頼を勝ち取り、ヒゲが許されるのを待つのも1つではないでしょうか。
自分らしさを出した上で内定を出してくれるところで働きたい、という意志であるのであれば、ヒゲを残したまま就活することは否定しません。
私も自分らしさを押し殺してまで就職したくないと思っていたので、アイデンティティの一部を失うことへの抵抗を感じるのは非常によくわかります。
しかし、面接は減点されないことが重要です。まずはツルツルに剃り、髪型や服装で最高の清潔感を出すことに集中し、個性を出すのは、内定を獲得し、信頼を築いてからでも遅くありません。
整っているから問題ないと自分は思っていても、それを見た相手はどう思うか、どういう印象を与えたいかを考えてみてください。
「面接の際どのようなマナーがあるのかわからない」と疑問を持つ人もいると思います。以下の記事では面接時のマナーを解説しているので、事前にチェックして失礼のない行動を取れるようにしておきましょう。
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