この記事のまとめ
- 面接をばっくれないためには「やるべきこと」と「心構え」を押さえることが大切
- 面接力診断ツール
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就活を進める中で面接をばっくれたくなるときや面接をばっくれてしまったということがあるかもしれません。「面接にばっくれたら就活に悪影響が出るのかな……」「面接をばっくれてしまったけどどうしたら良いのだろう」といった不安の声が多くの学生から寄せられます。
面接のばっくれが引き起こす数々の悪影響や、もしも面接をばっくれてしまった後のリカバリー方法を知らなければ就活が後悔するものとなってしまう危険性が高まります。気持ちよく就活を進めるためにも、面接のばっくれをどのように自分自身で防いでいけるかを考えていきましょう。
この記事では、キャリアアドバイザーの柴田さん、上原さん、鈴木さんのアドバイスを交えつつ解説します。面接をばっくれそう・ばっくれてしまったという人はぜひ参考にしてくださいね。
面接のばっくれは絶対にやめよう! 必ず連絡を入れることが重要
結論を言うと、面接のばっくれは絶対にやってはいけないことです。企業に多大な迷惑をかけることはもちろん、自分の就活や入社後の生活、また周囲の人にも不利益を被らせてしまいます。面接をばっくれることは百害あって一利なしということを、念頭に置いてください。
記事では、まず面接をばっくれてはいけない理由とあなたが面接をばっくれたくなる理由を解説。そのうえで、面接をばっくれる前に辞退をする方法を電話例文とメール例文を併せて紹介します。
さらに、面接をばっくれてしまった後にお詫びする例文を解説しているためぜひ参考にしてくださいね。そもそもどうすれば面接をばっくれないで済むのかやるべきこと5選も紹介するため、面接のばっくれを防ぐための手だてを学んでいきましょう。
面接のばっくれは重大なマナー違反
企業はあなたのために面接の日程調整や準備をしてくれています。それにもかかわらず、面接をばっくれてしまうと企業のこれまでの時間を無駄にしてしまうばかりか、あなたが面接に現れない時間まで奪うことにつながります。
そのため、面接のばっくれは決してやってはいけないことであり、重大なマナー違反です。
面接にばっくれるということは、企業からするとその面接にかけてきたコスト(ヒト・モノ・カネ)を一瞬で失うことになります。
このことは、あなたの社会人生活についても後々影響を及ぼしかねません。絶対におこなわないでください。
就活中は忙しく、面接が面倒くさくなったり、日程を忘れていたりなど面接に参加するためにさまざまな心理的なハードルがあるかもしれません。しかし、面接のばっくれだけは絶対にしないという意識を持ってくださいね。
説明会のばっくれもマナー違反です。説明会のばっくれがどのような影響を及ぼすのか気になる人は、こちらの記事を参考にしてくださいね。
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- 面接のドタキャンとばっくれでは、企業が抱く印象はどのように異なりますか?
ドタキャンは仕方ない部分もあり、ばっくれは許されない行為
ドタキャンも決して好ましいことではありませんが、交通機関の不通や体調不良などの場合もあります。連絡を受けたほうは「それは仕方がない」と感じるでしょう。しかしばっくれは違います。
面接に参加できる人数は無限ではありません。もし事前に欠席連絡をしていれば、あなたがばっくれて空けてしまった一席が、どうしても参加したかったのに定員オーバーでキャンセル待ちとなった人にいきわたったかもしれないのです。
「他に予定ができたから」「興味がなくなったから」と単にいかない、という選択をする人は他人の都合などお構いなしだと企業は捉えます。
あなた一人がそう思われるなら仕方ありませんが、同じ大学からの志望者や後輩のイメージダウンにもつながる恐れもあるため、絶対に避けるようにしましょう。
体調不良になったときの対処法は以下の記事で解説しているので、併せてチェックしてください。
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面接でばっくれをしてはいけない6つの理由
面接でばっくれをしてはいけない6つの理由
- 再応募できなくなる
- 関連会社に情報を共有されることもある
- 今後もばっくれる癖がつく
- 大学や所属先の信頼が損なわれて評判が落ちる
- OB・OG訪問をした場合はその人に迷惑がかかる可能性がある
- ばっくれた企業と社会人となった後にかかわることもある
面接のばっくれをしてはいけない理由として、企業の時間を奪ってしまうことを挙げましたがそれだけではありません。
企業側にだけでなく、自分や周囲はもちろん、入社後に働く際にも悪影響を及ぼします。面接をばっくれることに対して甘く考えている人は、これらの面接でばっくれをしてはいけない6つの理由を押さえて、重大なことだと受け止めましょう。
①再応募できなくなる
一度失った信頼を取り戻すのはかなり難しいです。企業の採用担当者は何百人、何千人と膨大な数の学生の面接をすることになるため、一度信頼関係を壊して面接をばっくれた学生に再度チャンスをあげようとは考えないことが一般的です。
そのため、面接をばっくれるということは、それだけで大きなマイナスイメージを与えてしまいます。
企業は応募をしてきた学生のデータを保存しているため、再応募をしても書類時点で落とされたりと、その企業へ就職できる可能性は限りなく低くなります。
ばっくれたデータは残るケースが多いです。
なぜなら採用活動にかかわるさまざまなデータは保存していることが一般的であり、数年に渡り参照できるからです。
②関連会社に情報を共有されることもある
今は応募学生のデータの保管が簡単になっているため、面接をばっくれた情報は簡単に関連会社などに共有することができます。もちろんすべての企業が関連会社に面接のばっくれ情報を共有するわけではありませんが、学生のブラックリストを共有している企業もあるといわれています。
また、同じ業界であれば人事同士のつながりがある企業もあり、同業他社に情報がもれる可能性も0ではありません。
さらに、就活エージェントを利用している学生で面接をばっくれた場合は、今後優良企業の紹介がされなくなるなど非常にデメリットが大きいです。
③今後もばっくれる癖がつく
面接をばっくれたことがない人は、ばっくれは良くないと強く感じるものです。しかし一度面接をばっくれてしまうと、ばっくれることへの抵抗感が弱くなり、ばっくれる癖がつくなど負のスパイラルにはまってしまいます。
また一度面接をばっくれてしまうと、「面倒くさければ面接に行かなければ良い」などといった怠惰な考えが大きくなり就活のモチベーション低下につながります。
ばっくれ癖がついてしまうと、まず周囲からの信頼をなくします。
仮にほかの会社に入社できたとしても、同じようなことを繰り返していてはあの人は他人の都合なんてどうでもいいのだ、となにかとうまくやっていけないかもしれません。
また、逃げることが習慣になっているので何事も長続きしなくなります。
④大学や所属先の信頼が損なわれて評判が落ちる
面接のばっくれによって自分自身の就活に悪影響が出るのは自業自得ともいえます。しかし、面接をばっくれてしまうと自分が所属する大学やゼミ、部活動に対する企業からのイメージが悪くなり、就活仲間や後輩に迷惑をかけることになります。
ゼミや部活動の教員から支援や紹介を受けていた場合は、そのゼミや部活からの採用が今後減ってしまう可能性もありますよ。
面接のばっくれは自分だけの問題でなく、周囲に与える影響も非常に大きいものとなりがちです。
大学や所属先の信頼が損なわれて評判が落ちる可能性が高いケースとしては、たとえば第三者から紹介があって企業の選考を受けたときです。
これはゼミの推薦や部活の先輩からの紹介が挙げられます。この場合は、あなた以上に紹介者に対する信頼が失われるため気をつけてください。
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⑤OB・OG訪問をした場合はその人に迷惑がかかる可能性がある
周囲に与える影響も非常に大きいという意味では、OB・OG訪問をした先輩社員にも迷惑がかかる可能性があります。
たとえば、OB・OG訪問をしたOB・OGがあなたのことを採用担当者に「この学生はすごく好印象だったから、面接でもよろしくね」などと伝えていたとします。そこであなたが
面接をばっくれると、採用担当者はOB・OGである社員に対して「しっかり学生を見れていない」と感じ社内の評価にかかわるかもしれません。
忙しい時間を縫って学生のあなたと会ってくれたOB・OGの顔に泥を塗らないためにも、面接のばっくれはしてはいけませんよ。
そもそもOB・OG訪問が何かわからない、やり方を知りたいという人は、以下の記事を参考にしてくださいね。
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OB・OG訪問は社員のリアルな声を聞ける貴重な機会です。万全の準備をして最大限に活用しましょう。この記事ではOB・OG訪問の準備方法やマナーなどについてキャリアコンサルタントが解説します。OB・OG訪問を実施し、就活を成功させましょう。
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⑥ばっくれた企業と社会人となった後にかかわることもある
面接をばっくれてもその企業との関係がその場で完全に終わるとは限りません。あなたが社会人になったあと、ばっくれた企業と仕事をする可能性もあります。
そのため、完全なるマナー違反である面接ばっくれをした企業と後々仕事でかかわなければならないときには悪影響が出るのは火を見るよりも明らかですよね。
とくに同じ業界の企業であれば、面接をばっくれた先の企業の人事とかかわりのある人が、入社した企業内や取引先にいる可能性もあります。信用が低い状態から関係を築いていくことは至難の業のため、面接はばっくれないでくださいね。
アドバイザーコメント
柴田 登子
プロフィールを見るばっくれ先が同業他社となることも! 油断は禁物
就活のときに業種業界を絞って応募している人は多いでしょう。そのため、面接をばっくれた会社は「同業他社」になるかもしれません。
「所詮、別の会社」と高をくくっているかもしれませんが、社会に出るとこの同業他社とのかかわりは案外多く、そして何かと仕事に影響を及ぼします。
いい加減な態度は後のビジネスにも悪影響をもたらす
就職してから何かの機会に、面接をばっくれた会社とかかわる可能性は意外とあるのです。ほかの会社の担当者としてのこのこやってきたあなたを見て、ばっくれられた会社の担当者はなんの先入観も偏見も持たずに対応してくれるでしょうか。
「そんなこといちいち覚えてないよ」などと軽く考えている人もいます。しかし、こうした過去のいい加減な態度が災いして、のちのちのビジネスに悪影響をもたらした話をよく聞きます。
世間は案外狭く、そして思ったほど寛容ではありません。特に日本の社会では時間に関する約束に対してとてもシビアな傾向があります。欠席だけではなく遅刻の場合もできるだけ早めに連絡をして相手に迷惑をかけないように気を付けましょう。
学生が面接をばっくれたくなる6つの理由
学生が面接をばっくれたくなる6つの理由
- 就活に対してモチベーションが低い
- 多数エントリーしたうちの1社で志望度が低い
- 応募後に志望度や価値観が変わった
- 準備不足で自信がない
- 遅刻しそう
- 面接の予定を忘れていた
面接をばっくれたくなる理由は人それぞれです。今から解説する学生が面接をばっくれたくなる6つの理由を参考に、自分はどんな理由で面接をばっくれたくなるかを考えてみましょう。
面接をばっくれたくなる理由を適切に押さえることで、ばっくれを防ぐための手段が見えてきて自分自身をコントロールするための対策を取りやすくなります。
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①就活に対してモチベーションが低い
就活が人生において大切なこととはわかっていても、やる気が出ないということも往々にしてありますよね。就活に対してやる気が出ていなかったり、モチベーションが低いと必要最低限のことしかやりたくないという状態に陥ります。
そのため面接に対して「面倒くさいし、ばっくれようかな」と考えるようになり、その考えが続くことで実際に面接をばっくれることとなっています。
就活に対するモチベーションが低いことで、就活を「やらされている感」が顕著になりばっくれる理由となります。
就活をやめたいと感じるときもあるかもしれません。そんなときは、こちらの記事で対処法を確認してみましょう。
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②多数エントリーしたうちの1社で志望度が低い
就活では「第一志望、第二志望、第三志望……」とそれぞれの企業に対する志望度の高さが異なります。また万が一不合格となってしまったときに備えて、複数の企業にエントリーをして選考に進みますよね。
選考を受ける企業の中には「内定をもらってもどうせ入社しない」などと感じている企業もあり、志望度の低さが面接をばっくれる大きな理由になります。
③応募後に志望度や価値観が変わった
一般的に学生は社会人経験がなく、社会のことをあまり知らないともいえる状況です。就活を通して初めて「働く」ということを考えたりする人もいます。
そのため就活を続ける中で自分の就活の軸が変化して、面接が予定されていたものの意欲が削がれることで面接をばっくれる理由となることもありますよ。
また前回接触時の企業の対応が悪かったり、自分が思っていた雰囲気や対応ではなかったため検討し直した結果志望度が変わり、面接をばっくれてしまうことにつながります。
座談会や面接で社員と話をしたり、インターンに参加することを通じて会社の雰囲気を肌で感じると、志望度が高まったり下がったりすることはよくあります。
そのため、応募後に志望度や価値観が変わるかもしれないということは忘れないでくださいね。
④準備不足で自信がない
面接の対策を十分にしていない不安が、面接に対して自信がなかったり怖いといった感情を引き起こし、面接をばっくれてしまう理由となります。
対策をしたものの十分とは言えず、うまく面接で受け答えをできるかわからないという不安から「今回の面接は行かない」と考えてしまうということです。
また就活対策のスケジュールが忙しく、「この面接はばっくれて、あっちの面接対策に集中しよう」などと考えてしまう人もいます。
- まったく準備をしていない状態で面接に臨んでも面接官から怒られないのでしょうか?
基本的に面接で面接官から怒られることはない
準備不足で面接に臨んだとしても、面接官から怒られることはないでしょう。
準備不足ということは入社したい熱意が伝わらないということであるため、合否の判断に影響があるくらいです。
面接で合格したいのならば、面接官に怒られる・怒られない関係なく、それなりの準備は必要だといえます。なんのために面接に臨むのか考えてみましょう。
面接が怖い人は以下の記事を参考にしてみてください。恐怖心を克服する方法をまとめています。
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⑤遅刻しそう
寝坊をして面接に間に合いそうにない、前のスケジュールが押して間に合わないなどと面接の時間に間に合わないことが面接をばっくれる理由となる人もいます。
遅刻をすることに対して面接官になんて伝えて良いのかわからず、怒られることを考えると鬱々とした気分となり面接をばっくれてしまいます。
以下の記事では、面接で遅刻しそうなときの対処方法を解説しています。万が一遅刻しても慌てないように、事前に対処方法を確認しておきましょう。
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⑥面接の予定を忘れていた
スケジュール管理をうまくできていなく、意図せず面接をばっくれてしまうこともあります。今日面接があるのを知らなかった、違う日だと思っていたなどと面接の予定がすっかり頭から抜け落ちている状態です。
面接の予定を忘れてしまっていては、面接を辞退する連絡もできず、必然的にばっくれという形になってしまいます。
面接をばっくれる前に! 辞退する方法
面接のばっくれは言語道断、絶対にやってはいけない行為です。そのため、面接をばっくれるくらいであれば直前であっても事前の連絡を入れましょう。
ここでは辞退をする方法を解説します。辞退を企業に伝えづらいという人のために、電話例文やメール例文も併せて解説するため、参考にしてくださいね。
面接の辞退の方法は、こちらの記事でより詳しく解説しているので、併せてチェックしましょう。
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39点以下は要注意!
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辞退を決めたときにすぐに連絡する
面接のばっくれはもちろん、面接のドタキャンも企業の時間を奪ってしまう行為のため避けたいところです。そのため、「面接に行きたくない」「面接に行けない」と決めたときにすぐに辞退の連絡を入れましょう。
面接の辞退のメールは遅くても面接日の2日前までにメールを送ることが望ましいです。とはいえ面接当日の辞退も可能のため、辞退がわかった時点でできる限り早めに連絡をすることが大切です。
たとえ面接時間ギリギリのドタキャンであっても、事前連絡さえあれば来ないかもしれないとあなたを待つ必要はなくなります。
採用担当者も面接以外にさまざまな業務を抱えているため、あなたに割り当てられた時間をほかの仕事に割り当てることもできます。
「相手の時間を無駄にしない」は仕事をするうえで大切な考え方です。今のうちから身に付けるようにしましょう。
面接の案内がきた時点で辞退を決めているのであれば、そのときにすぐ連絡するようにしましょう。書類選考の結果連絡の返信で辞退する例文はこちらの記事で解説しているので、併せて参考にしてください。
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ベストは電話連絡! 時間的猶予がある際はメールでも問題ない
面接を辞退する際に電話をしにくいと感じる人も多いかもしれませんね。基本的には細かなニュアンスを伝えられて、丁寧さが伝わる電話で辞退をするのがベストです。また電話であれば、すぐに辞退の意思を伝えられるため企業にかける迷惑も少なくて済みます。
「辞退は電話でする」が前提ではあるものの、辞退の連絡をする日が面接予定日の当日や前日でなく、時間的に猶予があればメールでも構いません。
大切なことはどんなに伝えづらいと感じても、必ず企業に連絡を入れることですよ。
- 面接1時間前なのですが、電話はしづらいです……。メールで辞退しても大丈夫でしょうか?
電話で連絡することがマナーだが、連絡しなくなってしまうのであればメールしよう
何かを辞退するということは、面接に限らずどんなことであっても「伝える」こと自体が億劫になる点は人としてよくあることです。
この1時間前という面接目前のケースでは、できれば電話で連絡することがマナーです。しかしながら、それでも電話することがしづらいような場合は、メールで連絡することでもいたしかたありません。
連絡しないよりはマシです。ただし、企業側の心象を良いまま辞退するには電話がベストな状況には変わらない点は、気に留めておきましょう。
電話例文
電話例文
学生:お忙しいところ恐れ入ります。〇〇大学の港太郎と申します。面接の件でお電話いたしました。人事部の△△様はいらっしゃいますでしょうか。
(担当者に変わったら)
採用担当者:人事部の△△です。
学生:お忙しいところ恐れ入ります。〇月〇日の〇時より面接のお約束をいただいています、〇〇大学の港太郎と申します。今、少しお時間よろしいでしょうか。
採用担当者:はい、大丈夫です。どうされましたか。
学生:ありがとうございます。先日は面接のご連絡をいただきまして、誠にありがとうございました。大変申し訳ないのですが、一身上の都合により面接を辞退させていただきたく、ご連絡いたしました。
採用担当者:そうですか。非常に残念ですが、ご連絡ありがとうございます。もし差し支えなければ、辞退の理由などを教えていただけますか。
学生:はい。第一志望の企業の内定をいただいたため、面接を辞退させていただきたくお電話差し上げました。お忙しい中、面接のお時間をいただいていたにもかかわらず、大変申し訳ございません。
採用担当者:そうですか。それでは面接ご辞退の件、承りました。
学生:大変お手数をお掛けします。お忙しいところ、ありがとうございました。それでは、失礼します。
メール例文
送信メッセージ
TO〇〇〇〇@portcarrier.com
CC△△△△△@portcarrier.com
件名【面接辞退のお願い】〇〇大学〇〇学部〇〇学科 港太郎
株式会社〇〇
採用ご担当
△△様
お世話になっています。
〇月〇日16時より面接のお時間を頂戴しています〇〇大学〇〇学部〇〇学科の 港太郎と申します。
誠に申し訳ございませんが、一身上の都合により、面接を辞退させていただきたく、ご連絡を差し上げました。
お忙しいところ大変貴重なお時間をいただいたにもかかわらず、このような結果となり、誠に申し訳ございません。
身勝手かつ急なお願いで大変恐れ入りますが、何卒ご理解、ご容赦くださいますようお願い申し上げます。
本来ならば直接お詫びするべきところでございますが、メールでのご連絡となりましたことを重ねてお詫び申し上げます。
末筆ながら、貴社のますますのご発展とご活躍を祈念しています。
―――――――――――――――――――――――――――
港 太郎(みなと・たろう)
〇〇大学〇〇学部〇〇学科〇〇年
携帯電話:080-XXXX-XXXX
メール:minato@〇〇〇〇.ab.jp
―――――――――――――――――――――――――――
次の記事で、面接の当日キャンセルについてより詳しく解説しているので、こちらも併せてチェックしてみてくださいね。
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面接に遅刻しそうでばっくれようとしている人が押さえるべき2つのこと
面接に遅刻しそうでばっくれようとしている人が押さえるべき2つのこと
- ばっくれると電話がかかってくることが多い
- 事前に遅刻連絡をすればマイナス印象を軽減できる
面接に遅刻をしたら気まずいと感じてしまいますよね。また面接官から呆れられたり、怒られることを想像すると非常に気分が落ち込んでくるものです。
しかし、面接のばっくれは絶対にやってはいけないことであるため、遅刻をする連絡をいれましょう。面接に遅刻しそうな人が理解しておくべき2つのことを解説します。
ばっくれると電話がかかってくることが多い
あなたが面接をばっくれたとしても、企業はまず遅刻だと考えて基本的に電話をかけます。これは学生を責めようとしているわけではなく、学生が道に迷っているのか心配したり安否確認といったケースです。
また最近はオンライン選考が主流のため、オンラインツールにログインできない学生も多いなか、状況確認をおこなう意図などもあります。また学生が時間を間違えていることなどもあるため、基本的には電話などで連絡を入れて状況確認をする面接官が多いです。
面接に遅刻をしそうで企業と話をしたくなくても、面接に遅刻をしようがばっくれようが、どちらにせよ電話がかかってくるため、企業と話さなければならない状況になることが多いということを念頭に置いてください。
- 面接をばっくれた後に企業から電話がかかってきました……。どのように対応すれば良いですか?
まずは誠実に謝罪をしよう
貴重な時間に穴をあけた人のためにわざわざ電話をくれているということです。きっと先方はあなたに対して興味を持っていてくれているはずですよ。
相手の出方にもよりますが、まずは誠実に謝罪をしましょう。そのうえでもし先方が再度時間を取ってくれると申し出てきたのであれば、これも何かのご縁と今度こそ面接に出向きましょう。
しかし、もしその会社にどうしても興味が持てないのであれば、時間を取ってもらう必要がないということを今度こそはっきり伝えてくださいね。
事前に遅刻連絡をすればマイナス印象を軽減できる
遅刻は面接官の時間を無駄にするものであり、基本的にはしていけないものですが、事前に遅刻の連絡を企業に入れれば企業側も理解を示してくれることが多いです。
正直に正しく遅刻をする理由を伝えられたら、遅刻だけで面接が不合格とはなりづらいため、面接をばっくれずに遅刻でも良いため面接に臨みましょう。
時間が差し迫っていると、面接官がメールを見れないこともあるため、基本的に面接直前の遅刻連絡は電話で伝えましょう。自分の名前と何時に採用担当者の誰と面接予定だったかを伝えてくださいね。
電話例文
学生:お忙しいところ失礼いたします。本日15時から採用面接をお願いしております〇〇大学の港太郎と申します。採用担当の△△様はいらっしゃいますでしょうか。
(担当者に代わる)
学生:いつもお世話になっております。本日15時から採用面接をお願いしております〇〇大学の港太郎と申します。
採用担当者:はい、△△です。どうされましたか?
学生:▢▢のためお約束の15時に到着が間に合わず、15分ほど遅れて、到着時間が15時15分頃になってしまいそうです。貴重なお時間を頂いていたにもかかわらず、誠に申し訳ありません。ご迷惑をおかけしますが、このまま御社での面接に伺わせていただくことは可能でしょうか?
採用担当者:そうだったのですね。15時15分から面接をできればと思います。気を付けて来てくださいね。
学生:誠にありがとうございます。大変申し訳ございませんが、引き続きよろしくお願いいたします。
面接をばっくれてしまった後はお詫びの連絡をしよう
面接のばっくれはしてはいけないことだとわかっていても、してしまう人もいるかもしれません。面接をばっくれてしまった後は、言い訳せずに誠実な態度を心掛けて、企業に誠心誠意お詫びをしましょう。言葉遣いなどにも細心の注意を払うことが大切です。
面接の予定を忘れていて意図せずばっくれてしまったという人は、面接を再設定してもらうためにリスケジュール依頼と候補日程の3つを提示して連絡してみましょう。
- 志望度の高い企業の日程を忘れていて、意図せずばっくれてしまいました。面接の詫び状や直接謝罪をしたほうが良いのでしょうか……?
詫び状や謝罪をしてもあまり意味はないといえる
ばっくれてしまった時点で、採用に至るのはかなり厳しいと思います。
ばっくれてしまったからには、会社側は、礼儀を無視し約束を守れない人だと受け止めるのが一般的です。
もちろん詫び状や謝罪の結果、どう判断するかは会社次第ですが、お詫びをしたところで相手にしてもらえない可能性が高いというのは覚えておいてください。
電話例文
電話例文
学生:お忙しいところ恐れ入ります。〇〇大学の港太郎と申します。面接の件でお電話いたしました。人事部の△△様はいらっしゃいますでしょうか。
(採用担当者に変わったら)
採用担当者:人事部の△△です。
学生:お忙しいところ恐れ入ります。〇〇大学の港太郎と申します。〇月〇日の〇時より面接のお約束をしていたにもかかわらず面接にお伺いできなかったこと、大変申し訳ございませんでした。
面接日程を失念しており、連絡もせずに無断で面接を欠席してしまいました。ご多忙な折、ご迷惑をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます。
(再応募をしたいのであれば)
学生:誠に勝手なお願いで恐縮ですが、御社の▢▢な点に強く魅力を感じ再度面接を設定していただきたいです。改めて面接の機会をいただけないでしょうか。
採用担当者:もう一度だけチャンスを差し上げるという意味で、面接を再設定します。メールで日程調整をするため、お返事お願いします。
学生:ご迷惑をおかけしたにもかかわらず、ありがとうございます。引き続きよろしくお願いします。
採用担当者:はい。それでは失礼します。
メール例文
送信メッセージ
TO〇〇〇〇@portcarrier.com
CC△△△△△@portcarrier.com
件名【面接欠席のお詫び】〇〇大学〇〇学部〇〇学科 港太郎
株式会社〇〇
採用ご担当
△△様
お世話になっています。
〇月〇日の〇時より面接のご案内をいただいておりました〇〇大学〇〇学部〇〇学科の港太郎と申します。
面接日程を失念しておりご連絡のないままお伺いできなかったこと、誠に申し訳ございませんでした。今後はこのようなことがないよう十分留意して参ります。
また誠に不躾なお願いで恐縮ですが、御社の▢▢な点に強く魅力を感じ再度面接を設定していただきたいです。改めて面接の機会をいただけないでしょうか。
誠に恐縮ではございますが、ご検討いただければ幸いです。
―――――――――――――――――――――――――――
港 太郎(みなと・たろう)
〇〇大学〇〇学部〇〇学科〇〇年
携帯電話:080-XXXX-XXXX
メール:minato@〇〇〇〇.ab.jp
―――――――――――――――――――――――――――
面接のばっくれのお詫びは電話が基本です。これは、メールは一方的な連絡手段になってしまい、担当者の心象を崩したままになるからです。できる限り電話にて連絡するようにしてください。
面接をばっくれないためにやるべきこと5選
面接をばっくれないためにやるべきこと5選
- 応募前に企業研究をおこないエントリー数を見直す
- スケジュール管理を徹底する
- 遅刻しないように事前調査や準備をする
- 面接後に自分へのご褒美を取り入れる
- 保険として1社でも多く内定をとる気持ちを持つ
ただ「面接をばっくれないようにしよう」と考えているだけでは、自分自身をコントロールすることが難しく、面接のばっくれをしてしまうかもしれません。
今から解説する内容を押さえて、どのように対策をすれば自分自身の面接のばっくれを防げるのか考えていきましょう。
①応募前に企業研究をおこないエントリー数を見直す
学生が面接をばっくれたくなる理由として、多数エントリーしたうちの1社で志望度が低いというものがあります。そのため、応募をする前に本当にこの企業の選考を受けたいのか考えてみましょう。
もちろん就活では希望の企業からの内定がもらえるとは限らず、滑り止めの企業の選考を受けることになります。しかし、限りなく志望度の低い企業にも多数応募をしてしまうと、面接をばっくれることにつながりますよね。
応募前に事細かに企業研究をすることは難しいため、自分はなぜこの企業にエントリーするのか、この企業のどこが良いと思ったのかを言語化することを意識してくださいね。
企業研究のやり方
- 就活四季報を見る
- 企業ホームページを見る
- インターンシップに参加する
- OB・OG訪問をする
- 会社説明会に参加する
エントリー数を絞るにあたって業界の絞り方がわからないという人は、以下の記事を参考にしてくださいね。
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とはいえ、就活は本人と企業の相性で決まるため、会社研究で会社を絞ることは難しいです。はじめからエントリーを絞ってしまうと、後から増やそうにも命取りになりかねません。
会社は、選考を重ねるたびに自然に絞られていくものです。スケジュール管理をきちんとしつつ、日程が重なった段階で選択をし、きちんとお断りの連絡を入れることも有効と言えます。
②スケジュール管理を徹底する
面接の日程を単純に忘れていたり、面接前日や数時間前に気付くと面接をばっくれたくなるものです。そこで、スケジュール管理を徹底することで面接のばっくれを防ぎましょう。
たとえば、1週間ごとのスケジュールを月曜日に確認する、次の日のスケジュールを必ず前日に確認するという習慣付けをすることもおすすめです。
1日に何件もの面接予定を組むなど無理なスケジュール設定をしないことも大切です。また、行かないと決めた企業にはキャンセル連絡をすぐに入れたり、カレンダーに予定を入れていつまでに辞退するなどリマインダー設定をしておきましょう。
スマホやGoogle、M365などの予定管理システムを利用している人は、面接の予定を入れた直後に必ず週ごと、月ごとの予定をあわせて確認しましょう。
「スケジューラに入れたから大丈夫」と安心していても、いったん全体のカレンダーをチェックしておかないと予定の重複に気づかないことがあるからです。今入力した予定に重複がないかをチェックしましょう。
③遅刻しないように事前調査や準備をする
面接に行く気はあったものの、遅刻をするくらいならばっくれたくなる人もいます。事前に面接をする会場の住所や交通機関を調べて間に合わない状況をなくしましょう。
また最近はオンライン面接が増えてきていますね。面接直前になってオンラインツールにログインできないといったことがないようにしてください。とくに初めてのツールに関しては事前にログイン方法、動作環境を確認しましょう。
面接直前にバタバタとすることを減らし、面接をばっくれたくなる気持ちを予防できますよ。
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④面接後に自分へのご褒美を取り入れる
面接が面倒でばっくれたくなるという感情は、実は多くの学生が感じているものです。「面倒だけど頑張ろう」と自らを鼓舞できる人は問題ありませんが、どうしてもめんどうくささに負けて面接をばっくれてしまうという人は、面接後に自分へのご褒美を取り入れてみましょう。
面接後に欲しかったものを買ったり、ちょっとした食べ物を買ったり、我慢していたことをしてみたりなど自分が幸せを感じることを取り入れてください。
ご褒美があることで「よし、ひと踏ん張りするか」と気持ちを前向きにして、面接のばっくれを防ぐ効果が期待できます。
⑤保険として1社でも多く内定をとる気持ちを持つ
就活では不合格という結果をくだされる機会も少なくありません。また内定確実だと思っていた企業であっても、最終面接で落ちてしまうということもあります。就活には確実性がありません。
そのため、「内定0になる可能性を減らすために保険としてこの企業の面接を受ける」「1社でも多くの選考を進めて内定を取る」という気持ちを持ってみましょう。
特にまだ内定が1つもない人は、確実に1社の内定を得るというモチベーションで面接に臨もうとすることで、ばっくれを防ぐことができます。
内定が取れずに焦っている人は以下の記事を参考にしてみてください。こちらの記事で取るべき行動をまとめています。
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アドバイザーコメント
上原 正光
プロフィールを見る面接のばっくれは必ず未然に防ごう
「ばっくれる」ということは、絶対にやってはいけないことだと肝に銘じてください。面接を辞退する必要がある場合には、メールか電話で必ず断りの連絡を入れることが大切です。
具体的にどのようにして断ればいいのか困った場合には、ぜひキャリアセンターに相談してみましょう。さまざまなノウハウを教えてもらえます。
紙のスケジュール帳で予定を管理することがおすすめ
ばっくれ防止のためには、スケジュール管理をきちんとすることに尽きます。会社からの連絡は突然の電話でなされることが多いため、スマホではなく紙のスケジュール帳できちんと管理することがおすすめです。なぜなら、電話をしながら紙のスケジュール帳を見て応対できるからです。
そして、面接当日は、時間に余裕をみて会場に向かってください。そして、一度下見をした後に近くのカフェなどで時間を潰すようにしましょう。同時に、絶対に遅刻しないことも大切です。そして、遅刻しそうな場合にもきちんと事前に連絡を入れるようにしましょう。
面接が怖くてばっくれそうな人が持つべき3つの心構え
面接が怖くてばっくれそうな人が持つべき3つの心構え
- 完璧を目指さない
- 本命企業のための練習だと考える
- 面接は対等なコミュニケーションの場と考える
面接ではあなたの過去の経験や強みを初対面の面接官に話さなければなりません。また深掘りの質問をされることもあるため、答えに窮することを想像すると面接が怖いと感じる人も多いものです。
ここでは面接が怖くてばっくれたくなる人に向けて、持つべき心構えを解説します。どんな気持ちでいれば面接に対する怖さを和らげ、ばっくれないで済むようになるか確認してくださいね。
①完璧を目指さない
面接官から聞かれる質問に一言一句間違いなく答えたいと思ってしまっていませんか。完璧じゃない状態で面接に臨むと面接官から責められそう、答えられなかったら恥ずかしいと感じる人もいるかもしれませんね。
しかし就活ではさまざまな企業がありそれぞれ選考基準が異なるため、明確な完璧や正解がないといえます。完璧があるのではなく、自分が最大限魅力的に見えるようなアピールをしましょう。完璧を目指して取り繕った自分を企業に評価されても、入社後に悪いギャップが生まれて早期離職の原因となりえますよ。
面接では完璧を目指す必要はありません。「まだ完璧じゃないから面接をばっくれてしまおう」と考えず、今の自分を最大限アピールすることを心掛けましょう。
面接での質問に答えられなくなることは十分にありえることです。このような場合は、面接官に対して「少し時間をください」と伝えて考える時間を作ってください。落ち着いて考えれば回答が浮かぶようになります。
②本命企業のための練習だと考える
面接の準備は時間も手間もかかり、本番のことを考えると緊張して気が重くなりますよね。できるだけ面接回数を少なく内定獲得して、就活を終わらせたいと考える人もいるかもしれません。
しかし、第一志望の企業だけに応募して内定を得られるケースはほとんどありません。そのため「面接が嫌だ」「面接が怖い」と感じる人ほど、面接をばっくれずに本命企業のための練習だと考えて面接を積極的に受けていきましょう。
面接に慣れると緊張しづらくなり、怖いと感じることも少なくなりますよ。
面接練習の重要性についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、併せて参考にしましょう。
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効果絶大な面接練習|最短で内定に近づく状況別練習法を紹介
面接の練習は目的意識をしっかり持つことが大切です。この記事では基本的な面接練習方法だけでなく、状況別の練習方法についてもキャリアコンサルタントが解説します。自分に合う練習方法を見極めて、本番の面接を突破しましょう。
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③面接は対等なコミュニケーションの場と考える
就活では「合否」が決まるため、企業が学生を選んでいるという意識を持ちがちな人も多いです。しかし、あくまでも就活は企業と学生が対等な立場でお互いを選び合っています。
企業があなたを判断するように、あなたも企業を判断することができるということです。お互いが良い点、悪い点、自社・自分に合っていると感じる点を評価しているのです。
そのため面接は怖いものではなく、あなたも企業を見極めることができる貴重な機会だと捉えてみてくださいね。そうすることで、面接が怖いからばっくれるとはならずに、企業を見極める良い機会だと思って前向きな気持ちで面接に臨めるようになります。
アドバイザーコメント
鈴木 洵市
プロフィールを見る面接が怖いと感じる人は理由を客観的に分析しよう
面接が怖いと感じている人は、まずはその感情にフォーカスしてみましょう。そうすることで自分がなぜ怖いと感じるのかを客観的に知ることができます。
たとえば「体験したことがないことが怖い・失敗することが怖い」など、どんなネガティブ感情が増幅されて面接を怖いと感じているか考えてください。
そしてその怖いと感じる感情の中で、なぜ自分が面接をばっくれようとしているかを整理しましょう。たとえば、「体験したことがないことが怖くてばっくれそう」であれば今回の「面接が怖くてばっくれそうな人が持つべき3つの心構え」の「完璧を目指さない」という心構えを持ってくださいね。
「怖い」と感じる気持ちと上手に向き合う意識が大切
社会人になってからでも商談や打ち合わせに向けて、気が重いということはあります。しかしそのような場合に、その都度ばっくれてしまうと前に進むことがまったくできずに、社会人として落第点をつけられてしまいかねません。
社会人でも同じ気持ちになることがあるため、繰り返しになりますが、まずはその「怖い」気持ちは誰にでもあるということをふまえたうえで、自分のばっくれたい気持ちがどこからきているかを客観的に知り、ケース別にとらえて対処することで克服するようにしてください。
面接のばっくれを自ら防いで気持ちよく就活を進めよう!
ここまで解説してきたとおり、面接をばっくれることは絶対にやってはいけない重大なマナー違反です。企業に迷惑をかけることはもちろん、自分にも周囲にもマイナスの影響が多いということを忘れてはいけません。
面接をばっくれる前やばっくれた後には必ず連絡を入れることが大切です。またそもそも面接をばっくれないためにも、この記事で解説したやるべきことと心構えを押さえてくださいね。
面接のばっくれを防ぐことで、自分自身が気持ちよく就活を進め、希望の企業の内定を得るために行動を続けていきましょう。
アドバイザーコメント
柴田 登子
プロフィールを見るばっくれは「逃げ」の行為! 習慣にせずに断ち切ろう
これまでの就活で、つい興味がない会社だからと面接をばっくれてしまった人もいるでしょう。しかし、そのような行為は決して許されることではありません。ばっくれの習慣がつく前に、それが絶対にやってはいけないことだと認識するようにしましょう。
改めて強調しておきますが、「ばっくれ」という言葉を使うと軽く感じるかもしれませんが、それは「逃げ」の行為です。
事前に連絡をすれば良いものを、「そうすることから逃げる」「自分で申し込んだにもかかわらず、面倒になったため面接から逃げる」といった姿勢が身についてしまった人に誰が信頼をよせ、仕事を任せるでしょうか。
面接のばっくれは悪循環に陥る入口
また、逃げる癖がついた人は、まず成長できません。ほんの少しの「面倒くさい」を放置し、1分もかからない手間をかけられないでいると、何も身につかないからです。「これぐらいの小さなことで」と思うようなことでも、逃げてばかりいると周囲からどんどん遅れをとります。
そこからは悪循環で、やがて「逃げ」の姿勢はどんどんレベルアップして、最終的に離職を繰り返したりするようになります。電話をかける、メールをするのにたいした時間はかかりません。逃げない自分になるためにも、ばっくれ習慣をつけないように必ず連絡しましょう。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士
Takako Shibata〇製造業を中心とした大手~中小企業において、従業員のキャリア形成や職場の課題改善を支援。若者自立支援センター埼玉や、公共職業訓練校での就職支援もおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士
Masamitsu Uehara〇会社員時代は人事部として3000人以上の学生と面談を実施。大学でも多くの学生のキャリア支援をおこなう。独立後は、就活生からシニア層までさまざまなキャリア相談に携わる
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/ブルーバード合同会社代表取締役
Junichi Suzuki〇1982年宮城県⽣まれ。⼤学卒業後、上場企業の営業・管理部⾨を経験し、家業を継ぐ。2017年にブルーバードを設⽴し、企業の経営支援などを展開する
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