Q
大学3年生
男性
外資系企業の就活方法について知りたいです。
現在、日系企業と並行して外資系企業の就活も進めている大学生ですが、外資系特有の評価基準や文化がわからず対策に迷っています。
特に、英語力がどの程度求められるのかが気になる点です。TOEICは持っているものの面接でのディスカッションにはまだ不安があります。
また、ロジカルシンキングや専門性は、どのようにアピールするべきなのでしょうか?
選考スピードが速い外資系企業に合わせた情報収集や、準備を効率的に進める方法なども教えてください。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
外資系はロジカルさと貢献度が評価される
日系企業と並行して外資系も受けるとなると、文化の違いに戸惑うことも多いでしょう。外資系企業の最大の特徴は、年齢や社歴にかかわらず成果を評価する実力主義である点です。
そのため選考でも、職務基準での採用、短い選考サイクル、面接での論理性と率直さを重視します。
日系と比較すると、将来の可能性(ポテンシャル)よりも、今何ができるか、入社して具体的にどう貢献してくれるかという即戦力に近い能力が重視されることが多いです。
英語力については、企業や職種によって求められるレベルは異なるものの、TOEICのスコアだけでなく実際に英語でコミュニケーションが取れるかが見られます。
まず、英文レジュメと日本語の職務型レジュメの両方を用意し、サマリーに強みと志望領域を一文で示してください。
また、面接中に突然英語に切り替わることもあるため、自己紹介や志望動機くらいは英語で言えるように準備しておくと安心です。自己紹介、志望理由、成功・失敗事例、逆質問を英語でも二分程度で話せるよう口慣らしすると自信につながります。
外資系では事実と意見を分けて話すのが重要!
アピール方法としては、結論から先に述べるロジカルな話し方が必須です。謙遜は美徳とされず、自信がないようにみえてしまうこともあります。自分の強みや成果は、堂々と自信を持って伝えてください。
そこで意識したいのは、おもに2つのポイントです。
①ナンバリングを意識する(情報の構造化):「私の強みは3点あります。1点目はこう、2点目はこうで、最後3点目はこうで、これらが私の強みだと考えています」といった形で、ナンバリングすると聞き手が聞きやすいです。
話の全体像が把握しやすく、聞く側の安心感につながります。情報を構造化して伝えられているというアピールにもなるため、まずおすすめしています。
②事実と意見(解釈)を分ける:ロジカルではないと感じる話し方は、事実と解釈がぐちゃぐちゃになっているケースです。
「こういうことがありました。こういう行動を取りました」(事実)と、「なぜならこういう風に捉えたからです」(解釈)、「こういう風にあの行動しました」(結果)を分けて伝えることが大事です。
「あなたがそう思っただけでしょ」という解釈と、「80%の歩留まりでした」という厳然たる事実を分け、解釈と結果がぐちゃぐちゃにしないようにお伝えしています。
ケースや事例質問では、結論を先に述べ、前提の置き方、選択肢の比較、リスクと次のアクションまで話し切ることが鍵です。
応募はジョブの要件との一致度が命なので、募集要項のキーワードとあなたの経験の対応関係を一つずつ文章で橋渡ししてください。
さらに、カルチャーフィットの確認も重要です。評価や報酬の仕組み、上司とのコミュニケーション頻度、自己裁量の範囲を面談で確かめ、入社後の働き方のイメージを固めましょう。
また、接続詞をきちんと意識して使うことも重要です。「なぜならこうだったからです」「例えばこうだったからです」や、「しかし一方で」といった反対の言葉を使うと、後に来る内容のイメージを聞き手がしやすくなります。
接続詞を多用する学生もいますが、多用すると次にくる内容を予測しながら話を聞くことになるため、多用しすぎないように気を付けた方が良いともお伝えしています。
総じて、選考スピードが非常に速いため、企業の採用ページをこまめにチェックし、OB・OG 訪問などでリアルな情報を積極的に取りに行く姿勢が鍵となります。
言語力よりも論理的な伝達力を磨いて挑んでいこう!
外資系企業における英語力は企業にもよりますが、TOEICの点数以上に実際の業務で使えるかどうかが重視される傾向にあります。
面接やグループディスカッションでは完璧な文法を目指す必要はなく、結論と理由を筋道立てて伝えることを意識しましょう。
日系企業がポテンシャルや組織適応力を評価するのに対し、外資系企業は入社後にどのような価値を出せるかを強く求めます。
ロジカルシンキングや専門性に関しても、これまでのプロセスとともに企業に入ってからの再現性があることを伝えてください。
現場の生きた情報を収集して具体的な対策を立てよう!
企業研究のなかでは、募集職種で求められている役割や、なぜこの職種を志望しているのかについて論理的に説明できるように準備しましょう。
志望している企業の現役社員やOB・OGの発信をLinkedInなどで積極的に収集し、仕事のリアルな側面を把握することが大切です。
もしOB・OG訪問などができるのであれば、その企業に合わせた具体的な選考対策について直接尋ねてみるのが最も効率的な近道となります。
実力主義の側面が強い世界ですが、自分の強みがどのように企業の利益に貢献するかを明確に示せれば、道は必ず開けます。
まずは自分自身の専門性やスキルを棚卸しして、客観的な根拠に基づいた自己PRを構成し、自信を持って選考へ臨むようにしてくださいね。
以下の記事では外資系企業で働くことが向いている人の特徴を解説しています。外資系企業への就職に興味がある人はぜひ参考にしてください。
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