転職で給料が下がるのですが、そうなると税金の負担が重くなるのは本当ですか?
今の職場は残業が多い分、給与水準も高いのですが、転職先では年収が100万円ほど下がる見込みです。自分の時間が持てるようになるのはうれしい反面、手取りが減った状態で高い税金を払い続けられるのか、生活が立ち行かなくなるのではないかと焦りを感じています。
特に住民税は「前年の年収にかかる」と言われていますが、具体的にどれくらいの期間、重い負担が続くのでしょうか? また、所得税についても何か手続きをしないと損をしてしまうようなことはありますか?
給料が下がる転職をする際、税金面で損をしないための注意点や、生活が苦しくならないための対策について、アドバイスをいただきたいです。何か国からもらえる補助金や、税金を抑えるための具体的な方法などがあれば、あわせて教えてください。
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住民税は前年度の所得をもとに計算! 給与が下がると負担増
給料が下がると税負担が重くなるのは事実です。
特に注意すべきは住民税で、前年の所得をもとに計算され翌年6月から支払う仕組みになっています。つまり、転職後しばらくは高い前年所得に基づいた税金を払い続けなければなりません。
手取りが減ったなかで高い税金が引かれるため、生活が苦しく感じるのはこのためです。事前にこの仕組みを理解し準備しておくことで、新しい生活の混乱を避けることができます。
一方で、所得税は毎月の給与額に連動するため大きな心配はいりません。
計画的な貯金で新しい生活への負担を軽減させよう!
対策が不可欠なのは住民税です。転職前のボーナスなどを計画的に貯金し、支払いに備えておきましょう。また、一時的に生活レベルを落とし支出を見直す覚悟も必要となります。今のうちから賢く資金の管理をおこなっていきましょう。
お金の不安を解消しておくと、新しい職場での業務に集中できるようになります。制度を正しく理解し計画的に進めることが、後悔のない転職を実現させるポイントです。
年収が下がると重く感じる! ただし翌年以降はまた負担が減る
転職で年収が下がると、翌年の住民税がきつく感じるのは事実です。
住民税は原則として前年の所得をもとに計算されるため、たとえば今年まで高年収、来年から年収マイナス100万円という場合、収入は下がったのに、翌年の住民税はまだ高いというギャップが1年ほど続きます。
ただし、その翌年以降は新しい年収水準に合わせて住民税も下がるため、ずっと重い負担が続くわけではありません。
貯金や徴税方法の変更を検討してみよう!
実務的な対策では、以下の2点を意識してみてください。
1点目は、住民税が1年だけ高止まりすることを前提に、転職前に数十万円レベルの生活防衛資金を厚めに用意しておくことです。
2点目は転職後1年目は住民税の特別徴収(給与天引き)ではなく普通徴収(自分で納付)への切り替えも検討し、支払いタイミングを自分で調整してみることです。
ただし、普通徴収では会社が給与天引きにより毎月払っていた税金を自分で年4回に分けて払うことになります。1度に払う額自体は大きくなるため、自分の貯蓄額などから慎重に判断してください。
また、自治体によっては住民税の分割納付や猶予が相談できる場合もあります。
税金に気を取られすぎずに中長期のキャリアアップを目指そう
年収マイナス100万円でも、残業減少による健康、時間、学びの機会が増えれば、中長期のキャリア価値はむしろ高まることも多いです。
税金で損をするかだけでなく、時間と心身の余裕を得て何を積み上げるかという目線も合わせて持っておくと、安心して転職判断がしやすくなりますね。
以下の記事では転職の際の給与交渉を成功させるための方法を解説しています。転職の際に給与を上げたいと考えている人は、成功率を高めるためにもチェックしておきましょう。
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