理系から文系就職をすると将来の年収にどのような影響がありますか?

現在、理系の学部に所属していますが、研究職よりもビジネスの最前線で動くことに興味があり、文系職種での就職を検討しています。

しかし、親や教授からは「せっかく理系に進んだのにもったいない」「文系就職は初任給や年収の伸びが悪いのではないか」と言われ、自分の選択が将来の生活水準を下げることにならないかかなり不安です。

自分なりに調べても、職種によって年収に大きな開きがあるため、結局どちらが正解なのかわからず焦りを感じています。

また、周囲の友人が大手メーカーの研究職やエンジニアを目指して着々と準備を進めているなかで、自分だけがまったく異なる営業やコンサルティングなどの分野に飛び込むことに、漠然とした「キャリアの断絶」のような恐怖も感じています。

専門性を捨ててまで文系就職を選んだ結果、年収も低く、理系の知識も活かせない中途半端な人材になってしまうのが一番怖いです。

実際に、理系学生が文系職種(総合職やコンサルなど)に就いた場合、理系専門職と比較して生涯年収や昇進のスピードにどのような違いが出るのでしょうか?

理系としてのバックグラウンドを強みにしつつ、高年収を目指せる文系職種の選び方や、就活でのアピールの仕方について、専門家の方からアドバイスをいただきたいです。

大学3年生 男性

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2人のアドバイザーが回答

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キャリアコンサルタント

高尾 有沙

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職種自体の年収への影響は少ない! 業界や成果を考えよう

理系出身の人が文系職種を選んだからといって生涯年収が下がるわけではありません。職種よりも業界や入社後の個人の成果のほうが年収への影響がはるかに大きいのが現代の市場の実態です。

外資系コンサルやIT営業など、文系就職でも高年収を狙える道は多くあります。自分の適性と市場価値を冷静に分析し、納得感のある選択をしましょう。

周囲の「もったいない」という声に惑わされず、自分の直感を信じてフィールドを広げることが大切です。

自分の強みを再定義して新たなフィールドで活躍しよう!

理系で培った論理的思考力やデータ分析力は文系職種においても稀少な武器になります。

技術的な背景を理解し、それをビジネスの言葉に翻訳できる能力は、ITやメーカーの営業・企画職において唯一無二の強みとして高く評価されるはずです。

専門性を放棄すると考えるのではありません。新たな形で活用するととらえてみてください。

広い視野で社会を見渡せば、あなたの特性に合致する場所は必ず見つかります。自分の可能性を信じて、新たな挑戦を一歩ずつ進めていきましょう。

キャリアコンサルタント/キャリア・デベロップメント・アドバイザー

桒田 里絵

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選考より成果が年収を決める! 活躍する分野を真剣に選ぼう

「理系/文系」はあまりにも大雑把な分け方です。どちらが年収や昇進に有利かを決めることはできません。

理系の研究職やエンジニアになったからといって、高収入が約束されるわけではありません。逆に文系(というか、研究職やエンジニアでない仕事)に就いても、高収入が得られる場合はあります。

職種にかかわらず、良い収入や昇進を望むなら良い成果を出し続けることが必要です。そのためには情熱を持って自らに課題を課して成長を続け、道を開いていく意志の力が求められます。

成果を挙げた結果に対して報酬がもらえるものです。お金やご褒美は後からついてくると考えましょう。

理系のバックグラウンドを活かしたいなら戦略を練る必要がある

「理系だからこう」「文系だからこう」と判断する前に、どんなフィールドで活躍したいのかを見つめ直してください。何を生み出す人間になりたいのかを考え、その答えによって仕事を選ぶことをおすすめします。

選んだ仕事が理系の仕事か文系の仕事かは、単なる結果論でしかありません。

戦略として理系としてのバックグラウンドを強みにしつつ、高収入を目指せる文系職種に就きたいということなら、考えられる可能性はいろいろあります。

たとえば、IT・Web系の技術営業やマーケター、技術分野に強い経営コンサルタント、金融アナリスト、技術開発分野に強い会計士や弁理士などです。

しかし覚えておいてほしいのは、理系のバックグラウンドを活かしたくても、途中で理系を諦めた程度の知識では武器になりにくいということです。社会においては、実務経験もない人を相手にすることはなかなかありません。

もし本当に理系としての強みを活かしたいなら、まずは理系の仕事に取り組んで、実務的な経験や知識を自分のものにしてみてください。その後の転職計画まで含めて戦略的に考える必要があります。

そこまでではないのなら、謙虚に自分の能力や素養を理解して、文系の仕事で適性のあるものを選んで就職すれば良いと考えます。

以下の記事では理系の文系就職の方法について解説しています。就職を有利に進めるための方法も解説しているので、文系就職を目指す理系の人は、就活を本格的に始める前にチェックしておきましょう。

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