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転職の面接でうまく話せないと内定は厳しいでしょうか?

現在転職活動をしているのですが、面接でうまく話せないことに悩んでいます。新卒とは違い多少の社会人経験があると見られることも多いと思うので、マイナス評価になるのではないかと不安です。転職の面接でうまく話せないのはやはり印象が良くないでしょうか?

面接官の質問に対して、伝えたいことが頭の中にあるのに言葉が詰まったり、話がまとまらなくなります。途中で自信を失ってしまったりします。前職での経験もそれなりにあるのに、それを面接でうまく伝えられないことで、せっかくのチャンスを逃しているのではと不安です。

面接でうまく話せない人は転職活動ではやはり不利なのでしょうか? 具体的な対策についてアドバイスをいただけますと幸いです。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

国家資格キャリアコンサルタント/産業カウンセラー

増田 和芳

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中途面接では伝える内容が最も重視されるためしっかり準備して臨もう

中途採用の面接は「何を伝えるか」という内容そのものが最も重要であり、必ずしも流暢に話せることだけが評価されるわけではありません。そのため、うまく話せないからといって、それが即座に転職に不利になるとは限らないので、あまり心配しなくても大丈夫です。

実際に私は、求職者の人にキャリアアドバイスをする際、転職の面接で言葉が詰まってしまったり、話がまとまらなかったりしても、まったく問題ないと伝えています。実際に、質問に対してスラスラと回答を話せない場合でも、内定を獲得した人を数多く見てきました。

大切なのは言葉に詰まったり、うまく話せなかったりしても焦らずに、最後まで自身の伝えたい内容を誠実に伝え切ることだと、私は考えています。

面接で話すのが苦手だと感じている人は、履歴書や職務経歴書に、面接時に話したいと考えている内容の要点を具体的に記載しておくことがおすすめです。

応募書類に書いた内容を軸に話すと決めて面接に臨むようにしましょう。そうすることで、面接で最低限伝えたい核となる内容を事前に整理でき、落ち着いて対応できるようになります。

そして、もし面接で言いそびれてしまったことがあったとしても、過度に気にする必要はありません。

これまでの業務内容から培った経験を武器に誠実に答えることが大切

また、転職の面接は新卒の面接とは異なり、職務経歴書に記載された内容をより深く深掘りして、具体的な経験やスキルについて細かく質問されるケースが多い傾向にあります。

そのため、想定外の質問が出る可能性ももちろんありますが、これまで自身が実際に経験してきた業務の内容を正直に話せば問題ありません。

もし、詳細についてわからないことがあれば、正直に「〇〇については詳細な知識を持ち合わせておりません」などと伝えることも、誠実な対応として評価される場合があると、私は考えています。

キャリアコンサルタント/コラボレーター代表

板谷 侑香里

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うまく話せない人は質問に対して真摯に向き合う姿勢を見せよう

私がこれまで求職者指導をした経験をもとに、転職の面接でうまく話せないことに対する具体的な対策について伝えます。面接官の質問の意図を瞬時に理解し、すぐに適切な答えを返すのが苦手な人には、私はいつも次のようなアドバイスをしています。

まず、必ずしも焦ってすぐに回答しようとする必要はありません。「少し考える時間をいただけますか?」と正直に伝えて、相手に待ってもらうことは決してマイナスにはならないのです。

もし途中で頭が真っ白になってしまったら「申し訳ありません、もう一度質問をお聞きしてもよろしいですか?」と聞き返してみましょう。「〇〇についてお答えする質問でお間違いないでしょうか?」と自身の理解している内容について確認することも有効な方法となります。

必ずしもすべての職種が流暢な会話能力を必須としているわけではありません。人には得意不得意があって当然です。

そして私が多くの採用担当者から話を聞く限りでも、転職の面接においては、話が巧みであること以上に、質問に対して誠実に、そして真摯に答えようとしている姿勢が重視される傾向にあります。

また、面接でよく聞かれる質問はある程度共通しているため、それらに対する自身の回答を事前にしっかりと準備しておくこと、そして自身の経験談を整理・棚卸ししておくことで、落ち着いて対応できるようになるのです。

特に自身の言葉で論理的かつ簡潔に伝える練習を重ね、ある程度の「受け答えの型」を身に付けておくと、転職活動だけでなく今後の社会人生活においても大いに役立つスキルになると私は考えています。

中途採用ではこれまでの経験や熱意を自分の言葉で伝えられるかが鍵となる

そして、新卒の面接と中途採用の面接で企業側が抱く印象の違いについてです。

新卒採用ではポテンシャルや素直さ、学ぶ意欲などが重視されるのに対し、中途採用では、これまでの経験が具体的にどのように活かせるのか、即戦力としてどのような貢献が期待できるのか、といった点がよりシビアに見られることが多いといえます。

うまく話せるかという表面的なことよりも、自身の経験やスキルそして入社意欲を、自分の言葉でしっかりと伝えられるかどうかがより重要になってくるのです。

うまく話せないからといって、過度に悲観的になる必要はないということを覚えておいてください。

大切なのは、自身の経験と熱意を誠実に伝えることです。事前準備をしっかりおこない、自信を持って臨んでくださいね。

面接では緊張のあまりうまく話せないと悩んでいる人は多いかと思います。こちらの記事では面接でうまく話せないと悩んでいる人に向けて要因や対処法を解説しているのでチェックしてみてください。

こちらの記事では、面接で企業が見ているポイントや面接のコツを詳しく解説しています。併せて参考にしてみてください。

中途採用の面接と新卒との違いはこちらの記事で解説しています。よく聞かれる質問や回答例も紹介しているのでチェックをしておきましょう。

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