Q

大学4年生
回答しない

理系が長期インターンに行けないのは普通ですか?

理系の大学生です。長期インターンシップは就職活動に有利だと聞きますが、研究室の活動が忙しくて行けません。

周囲の理系の友人もあまり参加している人は見かけないのですが、文系の友人には2週間以上のインターンに参加している人もいて焦りを感じています。

理系の学生で研究室に所属している場合、長期インターンシップに参加できないのは一般的なことなのでしょうか?また、無理に参加すべきなのか、それともほかの方法で就活対策を進めるべきなのか迷っています。

もし長期インターンシップに参加せずに就職活動をする場合、どのような対策が重要になるのでしょうか?また、長期インターンシップ参加の経験以外で、理系学生が就職活動でアピールできるようなポイントがあれば教えていただきたいです。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント

高尾 有沙

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理系の就活は研究内容が最も重要

理系の学生さん、とくに大学院などで研究に打ち込んでいる人は、研究が忙しくてなかなか長期のインターンシップに参加するのが難しい、というのはよくあることだと思います。

私が知る限り、企業の人事担当者も、その点は十分に理解しています。また、理系の研究室に所属している場合、推薦や研究室経由での就職といった、文系の就職活動とは異なるルートがあることも多いので、その点も念頭に置いておきましょう。

では、長期インターンに参加できない代わりに、どんな就職活動対策をすればいいかというと、まずは「ご自身の研究内容や、取り組んだ論文について、専門外の人にもわかりやすく説明できるように、しっかりと整理しておくこと」です。

そして、「学会での発表経験や、研究活動を通じて得られた成果(特許出願などがあればなお良い)を、自信を持ってアピールできるように準備しておくこと」ですね。

私の分析では、理系の就職活動においては、この研究内容に関する部分が最も重要と言っても過言ではありません。

そのうえで、企業研究をしっかりおこない、自分の研究テーマと企業の事業内容や技術開発の方向性とのあいだに、どんなつながりや共通点があるのか、自分の研究を通じて得た知見や、将来実現したいことが、その企業でどのよう活かせるのか、といった「結節点」を見つけることが大切になります。

アピールポイントとしては、研究内容そのものだけでなく、たとえば「研究活動を通じて培った、課題に対して粘り強く取り組む力」「仮説を立てて検証していく論理的思考力」「研究室のメンバーと協力してプロジェクトを進めた経験(チームワーク)」など、研究という文脈のなかでも伝えられる汎用的なスキルはたくさんありますよ。

文系就職なら経験の伝え方を工夫しよう

ただし、もし理系のバックグラウンドを持ちながら、営業職や企画職といった、いわゆる「文系就職」をめざす場合は、研究内容そのものの専門性というよりは、研究活動を通じて培われたコミュニケーション能力や、多角的な視点といった側面がより重視される傾向にあるということです。

その点を意識して、アピール内容を整理する必要があるでしょう。

キャリアコンサルタント/一般社団法人テツナグ代表理事

若林 宏美

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理系は研究優先でOK! 長期インターン必須ではない

理系の学生は、無理に長期インターンに参加する必要はないと私は思います。理系であるというだけで、現在の就職市場では有利な状況にあります。

研究室での活動があるのであれば、それをガクチカとしてアピールしたり、関連する仕事を探したりするほうが効果的です。

短時間イベントを活用! 雰囲気つかむなら十分

すぐに内定が決まる可能性も十分にあります。

もし、どうしても企業の雰囲気を知りたいのであれば、3時間から4時間くらいの職場見学や、オープンカンパニーといった短時間のイベントに参加するのが良いでしょう。

研究室や開発室を見学できる機会もあるはずです。理系の場合は研究活動を優先し、短時間のイベントで情報収集するのが良いでしょう。

理系の学生の中で文系職に進みたいと思っている人は以下の記事を読んでみてください。就活の対策についてポイントを紹介していますよ。

理系でインターンと研究活動のどちらを優先すればいいか迷っている人も多いのではないでしょうか。以下の記事を読んで、自分の状況に合わせた参加プランを立ててみてくださいね。

そもそも、インターンに行く意味があるのか疑問に思っている人は以下の記事を併せて読んでみてください。

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