
Emiri
就職支援事業部
リードマーケティンググループ
2020年 新卒入社
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就職支援事業部
新卒紹介Div
Div責任者 Div部長
2015年 中途入社
※ 所属と取材内容は当時のものです。
小樽商科大学商学部卒。新卒で大手人材会社に就職し、新卒採用支援事業の営業を3年間務める。300社以上の採用支援を経験し、その後学校の就活講座の講師を2年間務める。年間3,000人以上に就活に関する講演をおこなう。2015年ポートに中途入社。現在は、就職支援事業部/新卒紹介Divの部長を務める。休日は子どもと一緒に公園で遊んだり、カフェ巡りをして過ごす。
私はもともと大手人材会社で新卒採用支援に携わっていましたが、長年新卒採用に携わるなかで、就活生に対する影響力に限界を感じるようになりました。当時勤めていた会社は、どちらかといえばマス向けの情報発信に取り組んでおり、私自身もキャリアの後半では学校を回りながら、就活講座の講師として情報発信をおこなっていました。年間3,000名以上の就活生の前で話をするなかで、「必要な情報は本当に伝わっているのか」「就活生の価値観に影響を与えられているのか」と疑問を感じることが多かったです。
仮に、その場では影響を受けてくれたとしても、次の日には忘れて、これまで通りに生きていく人が大半です。就活生の価値観を変え、働くことに対してポジティブな影響を与えるには、一対一でコミュニケーションをとるしかないと思いました。膝を突き合わせ、相手の話を真剣に聞きながらアドバイスをすることでしか、相手の根本的な考え方に影響を及ぼすことはできないと思ったのです。
私自身、就活生のときはOB訪問をさせてもらい、何名かの先輩社員に1対1でアドバイスをもらっていました。そこでもらった指摘や新しい考え方は非常に印象に残り、キャリア構築の指針になったのです。自分がした体験を、就活生に対して提供するにはどうすればいいのかと考え、キャリアアドバイザーという職種に興味をもちました。
そのようななか、知り合いを通じてポートに出会いました。新卒紹介サービスの立ち上げに取り組んでいること、キャリアアドバイザー職の募集をしていることを聞き、ポートへの転職もおもしろそうだと感じましたね。最終的に、ポートへ入社する決め手になったのは、副社長である丸山の人柄や優秀さに魅力を感じたからでした。
当時勤めていた人材会社では、よくも悪くも確立されたサービスがすでに存在していました。「このサービスをどう売ろうか」「お客さまにどのような提案をしようか」と考えることはあっても「新しい価値をどうつくるのか」という発想はしたことがありませんでした。だからこそ、丸山がアツく語っていた「どうやって世の中に新しいサービスを生み出すか」という話は新鮮でしたね。これまで自分が狭い範囲でしか、ものごとを考えてこなかったのだなと気づかされました。
私が入社した当時、まだポートには社員が20名ほどしかいませんでした。新卒紹介サービスにも今ほど人員が割けないなか、1年ほどは他のサービスに携わっていました。その後は、希望していたキャリアアドバイザーだけでなく、リクルーティングアドバイザーも経験し、現在は新卒紹介Divの部長を務めています。
新卒紹介サービスは、今でこそ順調な事業成長を実現していますが、私が責任者になってから2年ほど経ったころ、伸び悩むようになりました。これまで急激に伸びていた成長曲線が緩やかになったのです。事業が伸びないということで、成長実感が沸かずに退職するメンバーもいました。
組織を立て直すためになにをすべきか模索をしましたが、状況を変える糸口がなかなか見つからず、迷走をしました。当時の自分にはまだ、事業を軌道に乗せる知見がなく、自分なりの方法をズルズル続けてしまったのだと今になっては思います。このままではマズイと思い、ポート経営陣をはじめ多くの人に相談をしながら、やるべきことを明確にしました。
結局のところ問題だったのは「なにに注力をすれば一番サービスが伸びるのか」がわかっていなかったことでした。思いついた端からいろいろな施策に取り組み、すべてが中途半端だったのです。サービス成長における一番の注力ポイントはなにか、現状分析をあらためて徹底しておこなった結果、たどり着いたのは就活生に紹介する企業の「求人数」でした。
そこで、部署全体で追いかける指標を「紹介求人数」に設定し、そのために改めて取引先とも密に連携し、就活生への紹介に必要な情報収集を詳細に行い、環境づくりを部内全員で取り組みました。その結果事業が再度軌道に乗り、成長率の回復に成功しました。
引き続き、業界No.1の新卒紹介サービスを目指して事業拡大に貢献します。我々は「雇用創出数No.1」「ユーザー満足度No.1」を目標としています。
短期的な視点で売上拡大を考えるなら、とにかく雇用創出数を増やすことも手だと思います。ただ、そのようなサービスはポート以外の会社でも取り扱い可能で、後発の企業にとって代わられる可能性も高いです。業界No.1として不動の地位を築くには「ユーザー満足度」も同時にNo.1を獲り、「なくてはならない」と思われるサービスをつくる必要があると思っています。
個人的には、自分に与えられた役割をまっとうしながら、挑戦を繰り返し、楽しく生きていければと思っています。ありがたいことに、ポートは私のやりたいことを尊重してくれ、最大限に力を発揮できるよう采配してくれると感じています。根底にあるユーザーファーストの考え方も一致していて、目指したい方向がずれることもありません。
今のポートは、短期間で新規事業をガンガン立ち上げるベンチャーっぽい側面もありつつ、「キャリアパーク」「就活会議」のような就活生の大半が使っているメディアも運営しており、データベースの豊富さは大手並みです。データを活用しながら新卒採用支援をおこなっている珍しい会社でもあります。今まさに、一番おもしろいフェーズだと思いますので、しっかりと楽しみながらサービスの質・量を追求し「業界No.1」を目指します。