Q

大学4年生
回答しない

書類選考や一次面接は通るのに、それ以降先に進みません。

就職活動が苦手でつらいです。遅くとも8月までには終えたいのですが、どのようなスタンスで臨めば良いのでしょうか。

5月に志望業界(web広告代理店系)の最終面接に立て続けに落ちて以降、業界を広げて就職活動をしています。

キャリアセンターや大人の方に相談したり、後半の面接に向けた模擬面接をしていただいても「どこでも受かりそう」「マッチングだから、これまで縁がなかっただけ」と言われます。

書類・一次面接はほぼ全通、それ以降で落ちます。時期としても、他社選考状況や志望度について詳しく聞かれることが多くなり、面接が怖いです。

志望業界の設定ミスなのかもしれないと思いつつ、選考を終えている企業も多く後に引けなくなっています。

世間的に上位校と言われる大学に通っているだけに、周囲と比較してしまったり、これまでの自分に嫌気がさしてしまいます。

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質問日 :

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39点は要注意!あなたの面接力を診断してください

キャリアコンサルタント/合同会社渡部俊和事務所代表

渡部 俊和

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就活のゴールをはき違えているかも

「8月までに終えたい」というのはなぜでしょうか。それが周囲との比較が原因であるなら、強迫観念のようになっている可能性があるので、まずその考えをやめましょう。就活というのは卒業までに1社決まっていればそれで良いのです。

働く前にあなたの優秀性を周囲に示す必要はないので、目標をはき違えないようにしましょう。

早く決まろうが遅く決まろうが、自分にふさわしい企業が1社見つかれば良いのです。人生は就職してからの方がはるかに長く、働いてからが勝負なのですよ。

学歴が高いからこそ能力だけでなく意欲を伝えることが大切

面接で落ちる、しかも他社選考状況や志望度を聞かれる、ということなので、あなたが目標をはき違えていることが企業にも伝わっている可能性が高いです。

早く内定を取ることが目的化しているので、その企業の仕事を深く理解していないか、将来を想定した質問に対し、的外れな回答をしているのではないでしょうか。

その結果、面接官から見れば、書類や経歴は問題ないけれど志望意欲は低い、おそらく我が社には来ないだろう、内定を出しても辞退されそうだ、などと思われている可能性があります。

意欲のないように見える上位校の学生よりは、意欲のある平均的な学生の方が企業にとっては高い評価になることはよくあります。

学歴の評価と仕事の評価はまったく違うものであり、まだその仕事をしたことがない学生の評価基準は、能力よりも意欲のウエイトが高いと考えてください。意欲の方が成長への期待や将来の伸びしろに直結するからです。

見栄を張ったり周囲の評価を気にしたりするのをやめて、仕事内容に焦点を当て、より意欲の持てる仕事を探してみてください。

キャリアコンサルタント/勉強カフェ札幌大通スタジオ代表

渡邊 裕樹

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一次は通るのに二次で落ちる人にありがちなのが志望理由が浅いこと

質問の記載内容から察するに、落ちる理由は業界や企業に対しての志望理由が「浅い」からではないかと思います。

書類選考や一次面接は通過すること、そしてキャリアセンターへの相談や模擬面接でも「受かりそう」という評価を受けるということは、きっと表面的によく見せることはできるのだと思います。

面接でにこやかに明るくハキハキと受け答えもできるでしょうし、書類関係もきっときちんと整えられているのでしょう。しかしニ次面接以降で落ちるということは、「本当はどうしてウチがいいの」という部分への回答が相手に刺さっていないからです。

書類選考と一次面接の目的は、「基準に達していない人」や「一緒に仕事をしたいと思えない人」を振るい落とすためのもの、いってみれば「減点方式」の視点です。

二次面接以降はふるいにかけられた人たちの中から、キラリと光るものを持っている人や本当に熱意を持っている人を選別して選ぶ「加点方式」の視点です。

業界や企業を世間的な評価で選んでいないか見直そう

あなたが一次面接までは通るのに二次以降は通らない、というのはここに原因がありそうです。

質問の後半にもある「世間的に上位校と言われる大学に通っているだけに、周囲と比較してしまったり」という記述からも、世間的に見て評価を得られやすい業界や企業ということで選んでいないでしょうか。

もしそのような基準で業界や企業を選んでいるとしたら、二次面接以降の質問に対して、相手に刺さる「本当に自分の内側から出てくる回答」をすることはできないでしょう。

現在志望している業界や企業が本当に自分が「やりたい」と心から思えるところなのか、再度自分自身を深く掘り下げてみることをおすすめします。

そして自分の本当の興味・関心が発見でき、心から伝えられるものが湧いてくれば、志望の方向を変えるのもありだと思います。

志望度の高さを表すには、周囲と差別化された魅力的な志望動機を伝えるのが効果的です。志望動機の作り方は、こちらの記事を参考にしてください。

入社する意志を示すためにも、入社後のビジョンがきちんとあることをアピールしましょう。こちらの記事を参考にして、入社後にやりたいことを言語化してみてくださいね。

面接の評価基準がよくわからない…… 。そんな人は、以下のQ&Aも併せてチェックしてみてくださいね。

39点以下は要注意!
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