SPIの推論「順序」は推論の中でも出題頻度の高い分野になっています。しかし、計算能力や論理的思考力を問われる問題のため、苦手意識を持っている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、専門学校でのSPI指導の経験を持つ田中さんとともにSPIの推論「順序」の解き方について解説していきます。出題されるパターンや解くためのコツなどを紹介しているので、本番で使えるように覚えておきましょう。
記事の後半では推論「順序」の練習問題を15問紹介しています。出題形式ごとに難易度も分かれているので、あらゆるパターンに慣れていきましょう。
よりSPIの本番をイメージして対策したい人は、SPI対策模試にも挑戦してみてください。
SPI「推論順序」の概要
- 問題パターン:複数の条件から順位を導く問題
- 1問当たりの時間:1~2分程度
- 出題頻度:テストセンター(高)ペーパーテスト(高)Webテスティング(高)
- 推論「順序」の解き方をわかりやすく教えてください!
頭の中だけで考えるのは危険! 図に書いて整理しよう
推論の「順序」はSPIで最も出題される最優先単元です。難易度は中学生レベルですが、短時間で解くための「型の習得」が不可欠となります。
下記の2点を押さえておきましょう。
①基本の解き方
頭で考えず、不等号や矢印で情報を可視化することが大切です。1〜4位などの枠を紙に書き、確定情報から埋めるのが鉄則となります。
②解き方の応用編
条件が確定しない時は、表を2つ書き、仮置きして検証しましょう。
たとえば、「3つ順位が上がった」などの極端な条件を軸にすると、パズルは一気に解けます。迷ったら図に描くことが、最短で正解を導く近道です。
SPI 推論「順序」練習問題15問|田中さんによる解き方の解説付き!
SPIの推論「順序」の練習問題を解説付きで15問紹介します。問題の内容からパターンを判断できるようになれば解けるため、練習問題を使って解法を身に付けましょう。
また、今回初めて推論「順序」に挑戦するという人は、「問題を解く前に確認! 推論「順序」の解答のコツ」を参考にすることで問題が解きやすくなりますよ。
問題1(難易度:★★☆☆☆)
問題
A、B、C、Dの4人が参加した競技の結果について、次の条件が与えられている。なお、同じ順位の者はいないものとする。
・Aは昨年より順位が2つ下がった。
・Bは今年と昨年で順位が変わらなかった。
・Cは今年1位であった。
今年の順位を左から1位、2位、3位、4位として並べたとき、正しいものはどれか。
選択肢
正解:B
条件より、Cは今年1位。よって選択肢Eは誤り。Aの順位について検討すると、昨年より2つ順位が下がっているので、①昨年1位、今年3位 ②昨年2位、今年4位の2パターンがありうる。それぞれについて検証する。
①の場合、今年の順位は1位がC、3位がAとなる。Bは昨年も今年も同じ順位であり、昨年の順位は1位がAであることだけ確定しているため、今年も昨年も2位か、今年も昨年も4位の2パターンがありうる。つまり、CBAD、CDABの2通りが考えられる。
②の場合、今年の順位は1位がC、4位がAとなる。Bは昨年も今年も同じ順位であり、昨年の順位は2位がAであることが確定している。つまり、Bは昨年も今年も3位であることが確定するため、CDBAとなる。
①②で導き出された3通りの順位のうち、選択肢にあるのは「B.CBAD」である。
この問題は、「昨年より2つ下がった」というAの動きから、①「1位→3位」と②「2位→4位」の2パターンに状況を分けて考えるのが鉄則です。
簡単な「順位表(1〜4位の枠)」を2つ書き、それぞれのパターンで確定している情報を埋めてみましょう。
特に、Bの「順位が変わらない」という条件は、「昨年と今年、両方の枠が空いている場所」にしか入りません。
表を使うことで、Bが入れる場所(①の時は2位か4位、②の時は3位のみ)が一目でわかるようになります。
問題2(難易度:★★☆☆☆)
問題
A、B、C、D、Eの5人が参加したときの順位について、あとの条件から推論して問いに答えなさい。なお、同じ順位の者はいないものとする。
5人がおこなった小テストの点数について、次のことがわかっている。
・DはB、Eよりも順位が低かった。
・BはA、Cよりも順位が高かった。
・E、Dは4位以下であった。
1位であったのは誰か。
選択肢
正解:B
条件より、DはBとEより低く、BはAとCより高いことがわかる。この時点で1位の可能性があるのは、誰よりも高い可能性があるBかEに絞られる。しかし、条件によってEは4位以下であることが確定しているため、1位にはなりえない。したがって、消去法によってBが1位であると導き出せる。
問題3(難易度:★★★☆☆)
問題
A、B、C、Dの4人が参加した競技の結果について、次の条件が与えられている。なお、同じ順位の者はいないものとする。
4人が参加したマラソン大会の順位について、次のことがわかっている。
・Aは昨年より順位が3つ上がった。
・Dは今年3位であった。
・Cは昨年と今年で順位が変わらなかった。
今年の順位を左から1位、2位、3位、4位として並べたとき、正しいものはどれか。
選択肢
正解:A
Aは順位が3つ上がったため、昨年4位、今年1位であることが確定する。条件より、Dは今年3位。残る順位は2位と4位である。Cは昨年と今年で順位が変わらないため、2位であれば昨年も2位となり条件を満たす。最後に残ったBが4位となる。以上のことから、今年の順位は1位A、2位C、3位D、4位Bの順になる。
この問題は、条件の中で「最も変動幅が大きいもの」から着手するのが鉄則です。
4人の競争で「順位が3つ上がった」という条件は、物理的に「昨年4位→今年1位」しかありえません。これでAの位置が確定します。
そして、D(今年3位)を書き込むと、空欄は2位と4位のみとなります。C「変動なし」を入れられる場所を探すと、昨年の4位はAがいた場所なのでCは入れられず、消去法で「Cは2位」と決まるのです。
問題4(難易度:★★★☆☆)
問題
A、B、C、Dの4人が参加した競技の結果について、次の条件が与えられている。なお、同じ順位の者はいないものとする。
4人が参加した囲碁大会の順位について、次のことがわかっている。
・Cは昨年より順位が2つ上がった。
・Aは今年4位であった。
・Bは昨年と今年で順位が同じだった。
今年の順位を左から1位、2位、3位、4位として並べたとき、正しいものはどれか。
選択肢
正解:D
条件より、Aは今年4位。よって選択肢A,Cは誤り。Cの順位について検討すると、昨年より2つ順位が上がっているので、①昨年4位、今年2位 ②昨年3位、今年1位の2パターンがありうる。それぞれについて検証する。
①の場合、今年の順位は2位がC、4位がAとなる。Bは昨年も今年も同じ順位であり、昨年の順位は4位がCであることだけ確定しているため、今年も昨年も1位か、今年も昨年も3位の2パターンがありうる。つまり、BCDA、DCBAの2通りが考えられる。
②の場合、今年の順位は1位がC、4位がAとなる。Bは昨年も今年も同じ順位であり、昨年の順位は3位がCであることが確定している。つまり、Bは昨年も今年も2位であることが確定するため、CBDAとなる。
①②で導き出された3通りの順位のうち、選択肢にあるのは「D.BCDA」である。
この問題の最大の鍵は「Bの場所探し」です。
まずA(今年4位)を固定し、Cの「2ランクアップ」の可能性(3位→1位、4位→2位)を考えます。
このとき、Bは「順位が変わらない」ため、「昨年と今年の同じ順位の枠が両方とも空いている場所」にしか入れられません。
たとえば、Cが「昨年4位→今年2位」の場合、4位はC(昨年)とA(今年)で埋まっているため、Bは入れないということです。
「誰かが通った跡地には、不動の人は座れない」というルールを表で見つけると、一発で解けますよ。
問題5(難易度:★★★☆☆)
問題
A、B、C、Dの4名が参加した社内テストを2回おこなった。1回目と2回目の順位について、次のことがわかっている。なお、各回とも同じ順位の者はいないものとする。
4名が受けた1回目と2回目のテストの順位について、次の情報を得た。
・2回目のA、B、Cは、1回目よりも順位が上がった。
・Aは1回目4位であった。
2回目の順位を確定させるために必要な情報はどれか、あとのア〜ウからすべて選びなさい。
ア.Cは2回目1位であった。 イ.Dは2回目4位であった。 ウ.2回目はBはAよりも順位が高かった。
選択肢
正解:A
A、B、Cの3名の順位が上がったことから、必然的に残るDの順位が下がっていることがわかる。4名のうち3名が上がるためには、Dが1回目に1位であり、2回目に4位まで下がるほかはない。これとAが1回目4位という条件を合わせると、2回目はDが4位、Aが3位と確定する。残る1位と2位にBかCが入るが、アの情報があればCが1位、Bが2位と決まる。イとウの情報はすでに推論できるため、確定にはつながらない。
問題6(難易度:★★★☆☆)
問題
A、B、C、Dの4名の1回目と2回目の順位について、次のことが分かっている。なお、各回とも同じ順位の者はいないものとする。
4名が参加した営業成績の1期目と2期目の順位について、次の情報を得た。
・2期目のB、C、Dは、1期目よりも順位が上がった。
・Bは1期目4位であった。
2期目の順位を確定させるために必要な情報はどれか、あとのア〜ウからすべて選びなさい。
ア.Cは2回目3位であった。 イ.Aは2回目4位であった。 ウ.Dは2回目1位であった。
選択肢
正解:B
条件より、順位が下がったのはAだけであり、Aは1回目1位、2回目4位である。またBは1回目4位から2回目3位に上がっている。この時点で2回目の4位はA、3位はBと確定する。残る1位と2位にCかDが入るが、Cは3位になりえないためアは誤りである。イは前提条件から推論できる内容である。ウの情報があれば、残りの1位と2位の順位が確定できる。したがって、ウだけがあれば良い。
問題7(難易度:★★★☆☆)
問題
A、B、C、D、Eの5人が参加したときの順位について、あとの条件から推論して問いに答えなさい。なお、同じ順位の者はいないものとする。
5人がおこなった水泳競技の順位について、次のことがわかっている。
・AはB、Cよりも順位が低かった。
・CはD、Eよりも順位が高かった。
・A、Bは4位以下であった。
1位であったのは誰か。
選択肢
正解:C
最初の条件から、AはBとCより低いため1位ではない。二つ目の条件から、CはDとEより高いため、DとEも1位ではない。残る候補はBかCとなるが、最後の条件によってBは4位以下であることがわかっている。ゆえに、Bが1位になることはありえないため、必然的にCが1位となる。
問題8(難易度:★★★☆☆)
問題
A、B、C、D、Eの5人が参加したときの順位について、あとの条件から推論して問いに答えなさい。なお、同じ順位の者はいないものとする。
5人が参加したタイピング大会の順位について、次のことがわかっている。
・EはA、Dよりも順位が低かった。
・AはB、Cよりも順位が高かった。
・D、Eは4位以下であった。
1位であったのは誰か。
選択肢
正解:A
条件を整理すると、EはA、Dより低く、AはB、Cより高い。この時点で1位の候補として残るのはAかDである。しかし、3つ目の条件においてDは4位以下であると示されている。したがって、1位の条件を満たしうるのはAのみとなる。順位の上下関係と特定の順位制限を組み合わせることで、1人の正解を特定できる。
問題9(難易度:★★★☆☆)
問題
A、B、C、D、Eの5人が参加したときの順位について、あとの条件から推論して問いに答えなさい。なお、同じ順位の者はいないものとする。
5人が参加した囲碁の対局結果について、次のことがわかっている。
・CはA、Bよりも順位が低かった。
・AはD、Eよりも順位が高かった。
・B、C、Dは3位以下であった。
1位であったのは誰か。
選択肢
正解:A
2つ目の条件より、Cは1位ではない。2つ目の条件より、AはD、Eより高いため、DとEも1位ではない。残る1位候補はAかBに絞られる。しかし、3つ目の条件によってBとDは3位以下であることが確定している。したがって、1位になれるのはAだけとなる。Bの順位が制限されているところが、正解を導くための鍵となる。
問題10(難易度:★★★★☆)
問題
A、B、C、Dの4人が参加した競技の結果について、次の条件が与えられている。なお、同じ順位の者はいないものとする。
4人が参加した社内販売コンテストの順位について、次のことがわかっている。
・Dは昨年より順位が3つ下がった。
・Cは今年2位であった。
・Bの今年の順位は、Aの昨年の順位と同じであった。
今年の順位を左から1位、2位、3位、4位として並べたとき、正しいものはどれか。
選択肢
正解:E
Dは3つ下がったため、昨年1位、今年4位。Cは今年2位。よって今年は1位と3位が空いている。Bの今年の順位はAの昨年の順位と同じ。もしBが3位ならAの昨年は3位。このとき昨年は1位D、3位A、残る2位と4位にBとCが入る。Bが昨年4位なら条件に矛盾しない。もしBが1位ならAの昨年は1位だが、昨年1位はDなので矛盾。よって、今年は1位A、2位C、3位B、4位Dとなる。
この問題は、条件が複雑なため、表を使った「仮置き」が有効です。
「Dは3つ下がった(1位→4位)」と「Cは今年2位」を表に書くと、今年の空席は1位と3位となります。
ここで条件「Bの今年=Aの昨年」を試してみましょう。もしBが今年1位なら、Aは昨年1位ですが、昨年1位はDなので矛盾することがわかります。
この「矛盾チェック(背理法)」により、Bは自動的に3位と決まるのです。
問題11(難易度:★★★★☆)
問題
A、B、C、Dの4名の1回目と2回目の順位について、次のことがわかっている。なお、各回とも同じ順位の者はいないものとする。
4名でおこなった将棋大会の1回目と2回目の順位について、次の情報を得た。
・2回目のA、C、Dは、1回目よりも順位が上がった。
・Dは1回目3位であった。
2回目の順位を確定させるために必要な情報はどれか、あとのア〜ウからすべて選びなさい。
ア.Aは2回目1位であった。 イ.Bは2回目4位であった。 ウ.Cは2回目2位であった。
選択肢
正解:A
3名の順位が上がっていることから、1回目の1位と2回目の4位がBであることがわかる。また、Dが1回目3位であることから、Dの2回目の順位は1位か2位となるが、B以外の3名が順位を上げていることから、1回目の2位が2回目の1位となるため、Dは2回目2位が確定する。ここまでで今年の順位は2位がD、4位がBとわかる。
それぞれの前提条件を確認する。アの情報があれば、1回目の2位、2回目の1位がAとなり、残りの1回目の4位、2回目の3位がCとなり、順位が確定する。イは前提条件から推測できる情報である。ウは2回目の2位はDであることが前提条件から確定しているので、起こりえない。
よって、アの情報があれば2回目の順位が確定する。
この問題では、1回目と2回目の順位変動を矢印などで可視化することが不可欠です。
Dが「1回目3位→2回目順位アップ」という条件から、Dの2回目は1位か2位に絞られます。
4名中3名の順位が上がるためには、1回目の1位だった人が必ず順位を下げる(=2回目は4位になる)という「入れ替わりの構造」に気付けるかが鍵です。
このように「動かせない場所」を先に埋め、残りの変動要素を特定するためにどの情報が決定打になるかを見極めましょう。
問題12(難易度:★★★★☆)
問題
A、B、C、Dの4名の1回目と2回目の順位について、次のことがわかっている。なお、各回とも同じ順位の者はいないものとする。
4名によるタイピング競技の1回目と2回目の順位について、次の情報を得た。
・2回目のA、B、Dは、1回目よりも順位が上がった。
・Bは1回目2位であった。
2回目の順位を確定させるために必要な情報はどれか、あとのア〜ウからすべて選びなさい。
ア.Cは2回目4位であった。 イ.Aは2回目2位であった。 ウ.Dは2回目1位であった
選択肢
正解:B
A、B、Dの順位が上がり、Cが下がっている。Bが1回目2位から上がるためには2回目1位になるしかない。このときB以外のAとDは、それぞれ順位を上げて2位か3位になる。Cは順位を下げて4位になる。したがって、この時点で2回目は1位B、4位Cと確定している。空いている2位と3位にAかDが入るため、2回目の2位の情報を示しているイがあれば順位が確定する。ウも順位が確定していないDの2回目の情報を示しているが、2回目の1位はBで確定のため、起こりえない事象である。アは前提条件から既に確定している情報である。
問題13(難易度:★★★★★)
問題
A、B、C、Dの4人が参加した競技の結果について、次の条件が与えられている。なお、同じ順位の者はいないものとする。
4チームが参加したリレーの順位について、次のことがわかっている。
・Bは昨年より順位が2つ上がった。
・Aは今年4位であった。
・Cの昨年の順位は、Dの今年の順位より1つ下であった。
今年の順位を左から1位、2位、3位、4位として並べたとき、正しいものはどれか。
選択肢
正解:C
条件より、Aは今年4位。よって選択肢Aは誤り。Bの順位について検討すると、昨年より2つ順位が上がっているので、①昨年4位、今年2位 ②昨年3位、今年1位の2パターンがありうる。それぞれについて検証する。
①の場合、今年の順位は2位がB、4位がAとなる。Cの昨年の順位はDの今年の順位より1つ下であり、今年Dが3位だとすると、昨年の4位がBとCで重複するためありえない。今年Dが1位だとすると、昨年のCは2位となり、矛盾は発生しない。つまり、今年の順位はDBCAとなる。
②の場合、今年の順位は1位がB、4位がAとなる。Cの昨年の順位はDの今年の順位より1つ下であり、今年Dが2位だとすると、昨年の3位がBとCで重複するためありえない。今年Dが3位だとすると、昨年のCは4位となり、矛盾は発生しない。つまり、今年の順位はBCDAとなる。
①②で導き出された2通りの順位のうち、選択肢にあるのは「C.BCDA」である。
この問題は難問です。解く際に必要なのは、Bの「2ランクアップ」の2パターン(4位→2位、3位→1位)を検証し、「選択肢にあるほうを選ぶ」という柔軟さです。
CとDの条件「Cの昨年の順位=Dの今年の順位の1つ下(数字が大きい)」を確認する際、数字で考えると混乱します。
表を書き、Dの今年の順位の矢印の先(斜め右下)にCの昨年の順位があるかどうかという位置関係でチェックしましょう。
論理的に2つの正解パターンが出ますが、選択肢に存在するのは片方だけ(この場合はBCDA)という、SPI特有の「選択肢照合」の考え方が必要です。
問題14(難易度:★★★★★)
問題
A、B、C、Dの4名の1回目と2回目の順位について、次のことがわかっている。なお、各回とも同じ順位の者はいないものとする。
4名による1回目と2回目のプレゼン大会の順位について、次の情報を得た。
・2回目のB、C、Dは、1回目よりも順位が上がった。
・1回目は、DはBよりも順位が低かった。
2回目の順位を確定させるために必要な情報はどれか、あとのア〜ウからすべて選びなさい。
ア.Aは1回目1位であった。 イ.Bは1回目2位であった。 ウ.Dは2回目2位であった。
選択肢
正解:C
3名の順位が上がったため、Aが1回目1位、2回目4位であることが確定する。B,C,Dの順位について、ア、イ、ウの情報で確定できるか検討していく。
ア:これは前提条件から導けることであり、必要な情報ではない。
イ:Bが1回目2位の場合、2回目は順位が上がるので1位が確定する。前提条件より、1回目の順位はB>Dであるため、Dは1回目3位、2回目2位または1回目4位、2回目3位の2パターンが考えられ、2回目の順位は確定できない。
ウ:Dが2回目2位の場合、Dの1回目の順位は3位か4位である。前提条件の1回目の順位B>Dと、A以外が順位を上げることから、1回目の順位はABDCしかありえず、2回目の順位も必然的にBDCAとなり、この情報だけで確定できる。
以上から、ウの情報があれば順位を確定できる。
3名の順位が上がったことから、1回目1位だったAが、2回目は順位を下げることが確定します。この確定情報をまず整理しましょう。
次に、「1回目はB>D」という条件と、各選択肢を照らし合わせます。特にウの「Dが2回目2位」という情報は、Dが1回目に3位か4位であることを示唆します。
B、C、D全員が順位を上げるという厳しい制約のなかで、パズルのように順位が1通りに決まる瞬間を、不等号を使って導き出しましょう。
問題15(難易度:★★★★★)
問題
A、B、C、D、Eの5人の順位について、あとの条件から推論して問いに答えなさい。なお、同じ順位の者はいないものとする。
5人が競った営業成績の順位について、次のことがわかっている。
・BはC、Dよりも順位が低かった。
・CはA、Eよりも順位が高かった。
・B、Dは4位以下であった。
1位であったのは誰か。
選択肢
正解:C
条件を分析すると、BはCとDより低いため1位ではない。CはAとEより高いため、AとEも1位ではない。この時点で残る候補はCかDである。しかし、最後の条件によってDは4位以下であることが判明している。ゆえに、Dが1位になる可能性は消滅する。すべてを総合すると、消去法によりCが1位であると確定する。
練習問題が解けたら、次はSPI模試に挑戦して実力をチェックしてみましょう。
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執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi





アドバイザーからワンポイントアドバイスSPI推論「順序」は解法パターンを覚えるのが近道
ジョブカード作成アドバイザー
田中 直香
プロフィールを見るSPI推論「順序」は、情報の整理力がすべてです。数学的な計算はほぼ不要なため、解法のパターンさえ身に付ければ文系・理系を問わず満点が狙えます。
①練習方法と対策時間
「不等号」と「順位表」を使いこなす練習に集中しましょう。対策時間は合計5〜10時間が目安です。問題を見て「どの図を描くか」が10秒以内に浮かぶまで、反復練習をおこなってください。
②重点的に練習すべき問題
「2つの時期の順位比較(昨年と今年など)」を重点的に解きましょう。特に、Aが上がってBが下がるような「連動する動き」を含む問題は、SPIの鉄板パターンです。
③苦手な人への処方箋と注意点
苦手な人の多くは「頭の中で完結」しようとして自滅します。まずは、順位の空欄の枠を紙に書き、確定情報を埋めることから始めてください。
また、多くの人が間違えるポイントは「順位が2つ移動した」という条件で、ケースを1つしか考えないことです。常に「2パターンあるかもしれない」と疑い、複数の表を並行して書く癖をつけるだけで、正解率は劇的に向上します。