この記事のまとめ
- 面接に必要な持ち物は採用担当者に確認しておこう
- 面接に必ず必要な持ち物を12個紹介
- 持っていると便利な持ち物を状況別に解説
就活の面接に初めて臨む人の中には、「面接の持ち物は何を持っていけば良いの?」「手ぶらだとだめなの?」と疑問に思う学生もいるのではないでしょうか。
もし面接で忘れ物をしてしまうと、面接官から「だらしがない」といったイメージを持たれてしまう可能性があるので、必要な持ち物については事前に理解しておく必要があります。また必須ではないものの、持っていると役立つアイテムもあるので、自分にとって必要な持ち物についても理解しておく必要があります。
この記事では、キャリアアドバイザーの柴田さん、田邉さん、富岡さんと一緒に面接に必要な持ち物を解説していきます。就活の面接が控えている人はぜひ参考にしてください。
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面接に必要な持ち物を理解すれば不安なく選考に臨める
面接に必要な持ち物の中には当日に用意するのが難しいものもあるので、前日までに用意する必要があります。もし忘れ物をすると、面接前に準備がしっかりできない人というマイナスなイメージを持たれてしまうリスクがあるので注意してください。
記事ではまず、企業に持ち物を確認する重要性を解説したうえで、面接に必ず必要な持ち物を紹介していきます。面接を控えている学生は、ここで紹介する必要な持ち物を確認して、前日までにそろえるようにしてください。
その後、持っていると便利な持ち物を紹介し、それがどのような状況で役立つのかまで解説するので、自分にとって必要なものかどうか判断することができます。またキャリアアドバイザーに、面接に必要な持ち物を用意するうえで有効な準備方法についても聞いてみたので、そちらも併せて参考にして準備に役立ててください。
こちらの記事では合同説明会の持ち物についてまとめています。合同説明会に参加予定の人は参考にしてみてください。
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合同説明会では持ち物が重要な要素であり、持ち物一つが説明会の成果を大きく左右します。初めて合同説明会に行く人は何が要らなくて何が必要か判断することも難しいでしょう。この記事では、面接に強いキャリアコンサルタントとともに、本当に必要な持ち物と持っておくと役に立つ持ち物を紹介いたします。
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面接に必要な持ち物は必ず事前に確認しておこう
企業から来る面接案内のメールや資料に必要な持ち物が記載されているケースがあるので、まずはそちらを確認しましょう。なぜなら、企業によって必要な持ち物が変わるからです。
たとえば、エントリーシート(ES)や履歴書などの書類を面接会場で直接手渡しするケースもあれば、就職情報サイトなどからデータを提出するところもあります。手渡しの場合は書類を用意する必要がありますが、事前にデータを提出できる場合は、ESや履歴書を持っていく必要はありません。
このように、企業によって持ち物が変わるケースがあるので、事前に確認することはとても重要です。調べてもわからない場合は、採用担当者に直接連絡して聞いてみるようにしましょう。
指定された持ち物を忘れてしまうと、準備不足であると印象を悪くしてしまいます。
また途中で忘れ物に気付いたとしても取りに帰ったり、途中で購入したりと余計な時間やお金を使ってしまいます。
安心して面接に臨むためにも必ず事前に確認しましょう。
準備は必須! 面接で必ず用意するべき持ち物
準備は必須! 面接で必ず用意するべき持ち物
面接に必要な持ち物は、基本的に企業からの案内などを見て判断するものですが、場合によっては必要な持ち物が載っていないケースもあります。そういった状況に備えて、面接に必要なものを事前に理解しておく必要があります。
ここからは、面接に必ず必要な持ち物である12個のアイテムを解説していくので、一つひとつ確認して準備に役立ててください。
①A4サイズが入る鞄
面接ではESや履歴書などの応募書類を提出することや、企業から資料を配布されるケースもあるので、A4サイズが入る鞄は必ず用意をしてください。
鞄の色は基本的に黒色のものを選ぶようにしましょう。柄物や派手な鞄を持っていくと、企業によっては「ビジネスの場にふさわしくない」と思われるリスクがあるからです。
また面接で席に座る際、鞄は床下に置くケースが多いので自立するタイプを選んでください。
- 鞄ではなくリュックで面接会場に行きたいのですが、問題ないでしょうか?
リュックでの面接参加は避ける方が無難
面接にリュックを持参すると、選考落ちになるということはありません。
しかし、面接官によってはフォーマルな場にふさわしくないと思っているため、避ける方が無難だと考えられています。
また、リュックはスーツにシワがついたり、自立せず倒れてしまったりするため、マイナスな印象につながる可能性があることも覚えておきましょう。
就活におけるリュックのルールはこちらで詳しく解説しているので、気になる人はぜひ参考にしてください。
就活でリュックはOK? 好印象を残すための鞄の選び方を徹底解説
②スマートフォン
スマホは緊急時の連絡に役立つため、面接がある日は必ず持ち歩くようにしてください。
たとえば、電車の遅延などにより面接時間に間に合わない時に、スマホがあればその旨をすぐに伝えることができます。事前に連絡せずに遅刻してしまうと、「仕事でも必要な報告ができないのではないか」と懸念されるリスクがあります。
公衆電話を使う手段もありますが、最近は公衆電話の数も少なくなってきているので、スマホを持っておいた方が安心です。
面接に向かう際の路線情報の確認や、電車遅延・トラブル発生時の連絡のためにもスマホは持参したほうが良いです。
ただし面接中の着信音やアラームが鳴らないよう気を付けましょう。
マナーモードの際のバイブレーション音は面接官が気にしなくても、自分が落ち着かなくなってしまうので、電源を切っておくことをおすすめします。
③会社からもらった資料
空き時間を有効に活用するために、企業説明会などでもらった資料も持ち歩くようにしましょう。
電車やバスに乗っている時間やカフェで過ごす時間など、面接を受ける前の時間を使って志望企業の情報を整理しておくと、良い面接対策になります。
面接では志望理由などの質問で、自社に対する理解度を測っています。そのため、企業理念や事業内容などについては資料をしっかり見て、答えられる状況にしておく必要があります。
④ES・履歴書
面接の会場でESや履歴書などの書類を持ってくるよう指定されている場合は、必ず忘れないようにしましょう。面接はESや履歴書の情報を見て質問していくケースが多いので、提出できないと面接ができない可能性も出てきます。
基本的に会場で書類を提出するケースは、事前に企業から提出書類の案内が来ますが、もし来ない場合は自分から企業に確認するようにしましょう。
また、ESや履歴書以外にも、学業成績証明書や卒業・修了見込証明書の提出を求められる可能性もあるので、事前に学校で発行することを忘れないようにしてください。
面接で提出を求められる可能性のある主な書類
- ES
- 履歴書
- 学業成績証明書
- 卒業・修了見込証明書
- 健康診断証明書
ESと履歴書の違いがわからない人は、こちらで詳しく解説しているので参考にしてください。
エントリーシートと履歴書の違いがわかる! おすすめのアピール方法も
就活における履歴書の書き方はこちらで紹介しているので、これから履歴書を書く人はぜひ役立ててください。
新卒用履歴書の書き方完全版|よくある失敗や受け渡しのマナーも解説
成績証明書については以下の記事を参考にしてみてください。取得方法や提出方法など詳しく解説しています。
就活で成績証明書は重要! 企業の目的から提出マナーまでプロが解説
履歴書を忘れた時の対処法は以下のQ&Aでキャリアコンサルタントが回答しているので、万が一の時のためにチェックしておきましょう。
⑤ES・履歴書のコピー
面接では提出したESや履歴書をもとに質問をされる可能性が高いです。そのため、ESや履歴書にどんなことを書いたのか覚えておく必要があるので、必ずESと履歴書のコピーを手元に持っておきましょう。
たとえば志望理由を質問されたときに、ESに書いた内容と面接で答えた内容が異なっている場合、どちらが本心なのか面接官はわからなくなってしまいます。面接の回答に矛盾が生まれないように、提出した書類のコピーを読んでおいてください。
⑥筆記用具とメモ帳
面接では重要な書類に署名することを求められたり、選考の日程調整について話されたりすることがあるので、筆記用具やメモ帳が必要になる場合があります。
スマホでもメモを取ることはできますが、面接中にスマホを出すのはマナー違反と感じる面接官もいるので、メモ帳を用意するようにしましょう。
また、筆記用具についてはこすっても消えない、黒色のボールペンを用意してください。シャープペンシルや消せるペンの場合、書いた内容が消えてしまう可能性があるからです。
面接で油性ボールペン「ジェットストリームプライム」を持っておくと便利です。書き心地が良くESに使えるだけでなく、シンプルなデザインなので面接などのフォーマルな場でも落ち着いた印象を与えることができますよ。
気になる面接のマナーについてはこちらで詳しく解説しているので、面接前に持ち物と一緒にこちらも確認しておきましょう。
面接ルールを知らないまま本番を迎えると不合格の可能性大!
⑦現金・交通系ICカード
普段はキャッシュレスで現金を使わない人も、就活中は現金を持ち歩くようにしましょう。キャッシュレス化が進んでいるとはいえ、現金払いにしか対応していないお店や駅もあるので、念のため現金を持っておいた方が安心です。
また、面接会場には電車やバスで行くことも多くなるので、SuicaやPASMOなどの交通系ICカードも準備しておきましょう。電車に乗るたびに切符を買っていたら、並ぶのに時間がかかってしまいます。交通系ICカードを用意しておけば、電車の乗り換えもスムーズにできてとても便利です。
⑧クリアファイル
面接では書類を提出したり、資料を配布されたりするケースがあるので、クリアファイルを必ず用意してください。
特にESや履歴書など重要な提出書類にしわが寄っていたら、面接官に「物の管理ができない人」といった印象を持たれかねません。重要な書類をしっかり保管するためにも、クリアファイルはとても重要なものと言えます。
色が派手なものや柄がついているクリアファイルは、ビジネスの場に相応しくないと思われる可能性があるので、基本的に透明のシンプルなものを選ぶようにしてください。
⑨ハンカチとティッシュ
ハンカチやティッシュを普段持ち歩かない学生もいるかもしれませんが、就活中は持っておきましょう。
企業のトイレを借りた際に、手が濡れたまま出てきてしまうと水滴が床に落ちてしまい、非常識な印象を持たれてしまう可能性があります。
また、飲み物をこぼしたときなどにも役立つので、念のために持っておきましょう。
ハンカチはキャラクターなどの柄は避け、無地やシンプルな模様で落ち着いた色の物を選んでください。
吸水性はタオル生地のハンカチの方が良いのですが、スーツのポケットに入れるとごわついてしまうので、ポケットには薄手のものを用意しておきましょう。
⑩身分証明書
厳重に警備をされているオフィスビルでは、オフィスに入る前に身分証明書の提示を求められる可能性があります。ここで身分証明書を提出できないと、オフィスに入れてもらえない可能性もあるので注意が必要です。
身分証明書の提示が求められるケースはそこまで多くはありませんが、いつそういったビルに入る機会があるかわからないので、身分証明書は常備しておくようにしましょう。
身分証明書となる主な書類
- 学生証
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- パスポート
⑪印鑑
面接の際に、企業によっては交通費を支払う企業があります。交通費を申請する書類に受領印が必要になる場合があるので、印鑑を一つ用意しておくと安心です。ほかにも個人情報の取り扱いについての書類など、重要な書面に押印を求められることもあります。
印鑑は、朱肉につけて押すとして使える印鑑であれば問題ありません。公的書面など正式な文書に押印する場合は、「インク浸透印」、いわゆるシャチハタは認められないことが多いので、注意してください。
朱肉は企業で用意してくれることが多いですが、念のため自分で用意しておくと安心です。
⑫腕時計

スマホで時間を確認している人も多いと思いますが、面接をする際に、スマホで時間を確認することをマナー違反と考える採用担当者もいるので、腕時計をつけるようにしてください。
腕時計の種類は基本的にアナログ時計にして、ベルトはシルバーか革のものを選ぶのが無難です。派手なデザインの時計は、面接官に良い印象を持たれない可能性があるので、避けましょう。
就活での腕時計についてはこちらの記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみましょう。
就活で腕時計は必要! 選び方から使用前に確認すべきことまで解説
次の記事では、テストセンターで必要な持ち物を紹介しています。気になる人はぜひ併せてチェックしてみてくださいね。
テストセンターに必要な持ち物|リアルとオンライン会場別に解説
- 面接に付けていく時計はブランド物の方が良いのでしょうか?
就活で使う時計はブランド物である必要はない
身に付ける腕時計は学生らしくシンプルなものであれば、ブランド物であってもなくても問題はありません。
しかし、一目見てどこのブランドのものかわかるものは、たいてい華美なデザインなのであまりビジネス向きでないため避けた方が良いでしょう。
また、初任給の何倍もするような高価なものも、入社後に自分の収入の範囲内でうまくやっていけるのだろうかという疑念を抱かせる恐れがあります。
アドバイザーコメント
富岡 順子
プロフィールを見るスマホ機能を上手く使うことが大切
スマホは現代の就活においてはマストアイテムです。企業への連絡手段としては記事の中で解説した通りですが、電話機能以外も面接には欠かせません。
電車の乗り換え案内
面接会場までどうやって乗り継いでいけばいいか、会場に到着したい時間から逆算して乗るべき電車を教えてくれる乗換案内は就活で重宝します。
電車が止まっている情報なども即座に更新されるため、別ルートでの行き方を教えてくれるのも大変便利です。
メールやインターネット
指定の時間や場所が不安になってしまった時に企業とやりとりをしているメールや、就活サイトのメッセージをすぐに確認することが大切です。
スケジュール
スケジュールをアプリで管理している人も多いと思います。1日に複数の面接が入ってしまった時に、何時にどの会社の面接を受けるかきちんと把握しておきましょう。
また、履歴書やESの締め切り日なども併せて管理しておけると良いですね。
他にもカメラは鏡がわりに使用したり、ドライブに履歴書をアップしておいて確認したり、ニュースや株価をチェックしたりとあなたを助けてくれるので、事前に充電もチェックして活用してください。
面接が迫っている人は、頻出質問の回答例だけでも予習しておこう!
面接でどんな質問がされるか、そして答えられるか不安ですよね。ただ、企業によって何を質問されるか分からない人も多いはず。
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持っていると便利! 面接で用意すると役立つ持ち物

面接の持ち物には必須ではないものの、持っておいた方が良い便利なアイテムが多くあります。就活中は不測の事態が起きることも珍しくないので、そういった事態に落ち着いて対応できるようにするためにも、自分に合ったアイテムを見つけておくと良いですよ。
ここからは、身だしなみを整えるアイテム、緊急時に役立つアイテム、宿泊をともなう場合に役立つアイテムをそれぞれ紹介していくので、自分にとって必要なものがないか探してみてください。
①身だしなみを整えるアイテム

面接を受けるうえで、身だしなみはとても重要です。面接官からしたら、清潔感のある人と一緒に働きたいと思うのは自然なことなので、清潔感を維持するためのアイテムを用意しておきましょう。
心理学の法則である「メラビアンの法則」によると、情報が矛盾している場合だと、人の印象を決定づける要素は視覚情報が55%、聴覚情報が38%、言語情報が7%となっています。つまり、見た目によって印象が大きく変わるといっても過言ではないということです。
ここからは、身だしなみを整えるのに役立つ7つのアイテムを紹介するので、必要だと思ったものをそろえてみてください。
身だしなみを整えられるアイテム
- 手鏡
- 汗拭きシート
- 衣類用消臭スプレー
- 口臭ケア用品
- 携帯用靴磨き
- ヘアブラシと整髪料
- メイク道具
身だしなみを整えるアイテムを用意することは第一印象を良くするためだけでなく、自分を落ち着かせるためにも重要です。
たとえば、手鏡がなく面接前に身だしなみの確認ができないと、焦って緊張してしまいますよね。自分を落ち着かせるためにも面接に忘れず持参しましょう。
手鏡
自分の見た目をすぐに確認できるように、手鏡を一つ持っておくと便利です。トイレなどの鏡で確認できる場所があれば良いですが、必ずしも鏡が近くにあるとは限りません。
ネクタイが曲がっていたり、髪型が乱れているとだらしない印象を受けてしまうので、面接前に手鏡で確認するようにしましょう。
面接前に手鏡で確認しておくべきチェック項目
- ネクタイが曲がっていないか
- スーツやシャツにシワがないか
- 髪が乱れていないか
- 靴が汚れていないか
汗拭きシート
面接会場近くに着いた時に、汗をかいていたら必ず汗拭きシートなどで汗を拭くようにしてください。暑い時期になると汗はかくものですが、汗だくの状態で面接を受けると、清潔感に欠けてしまうので注意が必要です。
面接会場の近くに早めに行き、近くのトイレやカフェなどで汗を拭いてから面接に向かうのがおすすめです。時間に余裕を持たず急がないといけない状況になると、たとえ汗を拭いてもまたすぐに汗をかいてしまうからです。
衣類用消臭スプレー
洗濯物が乾きづらい時期や暑い時期は衣類のにおいに気をつける必要があります。生乾きや汗の臭いは相手が不快感を持つ恐れがあるので、衣類用消臭スプレーを面接前につけることをおすすめします。
悪臭のする服で面接に行くと、「普段から臭いに気を使っていないのかな?」と思われるかもしれないので、服の臭いには気を使いましょう。
歯磨きセット
面接は対面形式ですることが多いので、口臭にも気を使う必要があります。食事をとってから面接を受けることもあるので、どこでも歯磨きできるように歯磨きセットを持っておきましょう。
歯磨きせずに面接に臨んでしまうと、口臭だけでなく、食べ物が歯に付着して見栄えも悪くなるリスクがあるので、注意が必要です。
「面接が午前中で家で歯を磨いていける」という場合であれば、無理に持っていく必要はありませんが、昼食を挟むときなどは必ず歯磨きセットを持っていくようにしましょう。
- 歯磨きセットではなくブレスケアでも問題ないですか?
なるべく歯磨きをするようにしよう
日中歯磨きをしないまま過ごしてしまうと、不快感が出てきてしまう人もいると思います。
またブレスケアだけだと食べかすが歯に挟まってしまった時に対応できないので歯ぶらしを持参した方が安心です。
食事を家で済ませ、外で食べる予定がなければブレスケアだけでも問題ありませんが、必要な時にカバンに入れていないと何度も購入する羽目になるので、常に歯磨きセットを携帯しておくと良いでしょう。
携帯用靴磨きセット
天候や足元が悪い日だと、面接会場に着く前に靴が汚れてしまうことがあります。靴の汚れは一見目立たないように見えますが、面接官によってはしっかりチェックしている人もいるので、携帯用靴磨きセットを持っておくと安心です。
前日に天気予報などで天候を確認しておき、足元が悪くなりそうだったら携帯用靴磨きセットを持っていくことをおすすめします。
ヘアブラシと整髪料
家で髪をセットしても、湿気のある日や風が強い日は崩れてしまうことがあります。そういったときに備えて、ヘアブラシと整髪料を用意しておくことは重要です。
ボサボサな髪で面接に臨んでしまうと、「見た目に気を使っていない人」という印象を持たれるリスクがあるので注意が必要です。
ヘアブラシと整髪料があればその場である程度髪を整えることができるので、天候が悪い日などは持っていくことをおすすめします。
メイク道具
就活中にメイクをしていく人もいるでしょう。ただ、メイクをしてから長時間経ったり、顔に汗をかいたりしてしまうと、メイクが崩れてきてしまう恐れがあるので、メイク道具を持ってメイク直しができるようにしておく必要があります。
特に美容業界やアパレル業界など人と接することが多い仕事は、身だしなみを評価ポイントとして判断しているケースがあるので、メイクには気を使うようにしましょう。
アドバイザーコメント
柴田 登子
プロフィールを見る髪型を整えられるようにスタイリング剤は持っておこう
面接では立ったり座ったり、お辞儀をしたりなどさまざまな動きがあります。そのときに気になるのが「髪の乱れ」です。就職活動で企業を訪問する前に、それを防止するためのスタイリング剤を必ず用意しておきましょう。
もちろん、面接中に多少髪形が崩れてしまっても採用担当者はそれで合否を決めたりしません。しかし少しでも髪形が崩れてしまうと、相手が気になっていなくても自分が落ち着かなくなってしまうものです。
面接中に髪型が乱れると心も乱れてしまう可能性が出てくる
だらっと垂れた前髪をなんとかしようと、無意識に髪を何度も触ったり、かき上げたりとさらに余分な動作が発生します。するとどんどん気持ちが焦ってきて、せっかく準備した回答がうまく述べられなかったりもします。
だからこそ、多少の動作で崩れてしまわないように、ヘアスプレーやワックス、またはジェルなどでしっかりと固めておくことをおすすめします。髪形が乱れないようにするだけでなく、まとめ髪のときにおくれ毛が立ちあがらないようにするためにも必ず用意しておきましょう。
逆に固めすぎてしまうのも不自然になることがあるので、事前に髪を整えてみて、どのぐらいの分量のスタイリング剤を使うのが良いかを見極めておいてください。
②緊急時に役立つアイテム
緊急時に役立つアイテム
- 折りたたみ傘
- 予備の証明写真
- モバイルバッテリー
- 眼鏡・予備のコンタクト
- 印刷した会場の地図
- 薬
面接会場に向かう際に何も起きないことが一番ですが、何かしらのトラブルが起こることもあるので、緊急時に備えた準備をすることはとても重要です。
トラブルに対応できる準備ができないと面接時間に間に合わなくなる恐れもあります。ここからは、さまざまなトラブルに対応できるアイテムを6つ紹介していくので、必要だと思ったものは用意してください。
折りたたみ傘
大気が不安定な時期は、たとえ天気予報が晴れであっても雨が降ることがあるので注意が必要です。折りたたみ傘を持っていれば、急な天候の変化にも対応することができます。
折りたたみ傘を持っていないと、面接前にスーツを濡らしてしまうおそれがあるので、1本鞄に入れておくことをおすすめします。
都心であれば近くのコンビニで傘を買うこともできますが、地方などでは傘が近くで売っていない可能性もあるので、天気予報や地形などを考慮して、折りたたみ傘を持っていくかどうか決めるようにしましょう。
予備の証明写真
ESや履歴書には証明写真を貼りますが、面接会場で貼り付けた写真が取れてしまうことがあるので、予備の証明写真を持っておくと安心です。
証明写真が貼られていない書類は受け取ってもらえない可能性もあるので、予備の証明写真を持っておき、はがれた時もその場で対応できるようにしておきましょう。
ESや履歴書を事前に提出しているのであれば、証明写真の予備を持っていく必要はないので、状況に応じて持っていくかどうか判断してください。
モバイルバッテリー
スマホは緊急時に採用担当者に連絡する際や、面接会場に向かうときの地図として役立てることができるため、必須の持ち物です。そのため、充電が切れないようにモバイルバッテリーを持っておくと安心です。
長い間使っているスマホだとバッテリーの持ちが悪くなっていることもあるので、日頃使っていてバッテリーの減りが早いと感じているなら、モバイルバッテリーを常備しておきましょう。
眼鏡・予備のコンタクト
日頃からコンタクトを着けている人は、眼鏡や予備のコンタクトを持っておくと安心です。何かの拍子にコンタクトレンズが外れてしまうと、面接会場に向かうのに苦労してしまいます。
また、花粉症やドライアイなどの症状が出ている状態でコンタクトをつけると、目ばかりを気にしてしまい、面接に集中できなくなる恐れもあるので、無理せず眼鏡に切り替えるのも一つの選択肢です。
- 履歴書に貼った写真は裸眼なのですが、面接に眼鏡をかけていっても違和感を持たれないでしょうか?
眼鏡をかけても問題ないがおしゃれ目的で着けるのは避けよう
コンタクトをしている人が何らかのトラブルで眼鏡をかけるということはよくあるケースなので、写真と違うなという印象は一瞬受けますが、それによって合否が決まるということはありません。
しかし、明らかにおしゃれ目的、ファッションとしての眼鏡と思われてしまうようなフレームの場合はスーツを着る面接という場にふさわしくないと見なされてしまいます。
裸眼で視力に問題がないのであれば、わざわざ眼鏡をかける必要もないので写真の通りで行くことをおすすめします。
印刷した会場の地図
「スマホの地図アプリがあれば難なく面接会場に行ける」と考えている人もいるかもしれないですが、バッテリーが切れてしまったり電波が悪かったりするとアプリを使うことはできません。
そのような状況に備えるためも、面接会場の地図を印刷した紙を持っておくと便利です。土地勘のある場所が面接会場なら用意する必要はありませんが、初めて行く場所なら地図をコピーした紙も持っていくと安心です。
薬
面接会場に向かう際に、体調を崩してしまうことも考えられます。緊張でお腹を下してしまったり、頭痛が起きてしまう人は珍しくありません。
そういった状況に備えて、即効性のある薬を持っておくことはとても重要です。今までに緊張などで体調を崩した経験がある人は、自分に合った薬を鞄に入れておきましょう。
体調に不安がある人は、面接当日に体調不良になったときの対処法を覚えておきましょう。こちらの記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。
面接当日に体調不良になったときの3つの対処法|企業への連絡例文7選
③宿泊をともなう場合に役立つアイテム
宿泊をともなう場合に役立つアイテム
- スーツケース
- スマホの充電器
- 就活の参考書
- 着替え
地方に住んでいる学生は面接会場が遠くなることが多いので、ホテルなどに宿泊する必要が出てくるケースがあります。
宿泊となると、日帰りの面接とはまた違ったものを用意する必要が出てくるので、何が必要になるのか理解しておきましょう。
スーツケース
複数の企業の選考を短期間で受ける場合、数日間宿泊することがあります。そういった時は、多くの持ち物が入って持ち運びが楽なスーツケースが便利です。
リュックやバックに多くの荷物を入れると、衣服にシワがついてしまう恐れがあるため、就活で宿泊する場合はあまり適していません。対して、スーツケースは収納スペースが広く、衣服にシワがつくリスクを減らすことができます。
さらに、キャスターがついているため移動も楽になります。長時間重いものを背負ったり、持ったりすると身体も疲れてくるので、楽に荷物を持ち運びできるスーツケースは宿泊をする際に有効です。
就活用のスーツケースを選ぶときには、飛行機の機内に持ち込める大きさまでにしましょう。
3辺の合計が115cmであれば、目立ち過ぎずマイナスな印象を避けられます。また、このサイズであればコインロッカーを利用できるので、面接会場へ持っていかずに済みますよ。
スマホの充電器
宿泊する場合はモバイルバッテリーと併せて、スマホの充電器も持っていきましょう。
モバイルバッテリーで数日間バッテリーを持たせるのは難しいので、モバイルバッテリーは日中使って、宿泊先にいる時は充電器を使うようにしてください。
両方持っておけば、スマホのバッテリーが切れるリスクをかなり軽減できるので、安心して面接に臨むことができます。
就活の参考書・就活ノート
宿泊するときは夜などに空き時間ができるので、就活の参考書や自己分析、企業の情報をまとめている就活ノートを持参して、対策をしておくことがおすすめです。
志望理由や学生時代の取り組みを振り返りする時間を作って、面接官からの質問に不安なく答えられるようにしておきましょう。
ただ、就活の参考書や就活ノートをたくさん持っていくと、必要以上に荷物が増えてしまうので、1冊ずつにしてください。
就活ノートの書き方はこちらの記事で解説しているので、そもそもまだ作っていない人は以下の記事を参考に就活の情報をまとめましょう。
就活ノートとは? まとめ方を工夫して選考の心強い味方にしよう
着替え
着替えも数日間滞在する場合は必要になります。スーツは数日間であれば無理に変える必要はありません。シワを取るためにシワ取りスプレーを活用したり衣類用消臭スプレーをかけたりすれば、汚れやシワも目立たず、臭いも気にならなくなります。
ただ、スーツの下に着るシャツは汗ジミや襟の汚れが目立つので、同じものを毎日着るのはやめておきましょう。特に汗を多くかく季節は臭いが気になるところなので、シャツは1日ごとに変えるようにしてください。
洗濯をすれば問題ないと考える人もいますが、宿泊先に乾燥機がないとシャツが乾かないリスクもあるので、予備のシャツを持っていくことをおすすめします。
宿泊を伴う場合は面接で履いていく靴は手荷物に入れ、移動のときはスニーカーなど履き慣れたものを身に付けましょう。
就活の際に着用する靴はほとんどの人がまだ履き慣れていないと思うので、長時間歩きまわると疲れてしまいます。
万全のコンディションで面接を受けるためにも、靴は当日面接会場の近くの化粧室などで履き替えるのをおすすめします。
採用経験者に聞く! 面接で必要な持ち物を準備する際のポイント
面接の持ち物を考える際に、本当に必要なものを準備できているのか、不安に思う人もいるでしょう。
ここでは、採用面接に携わっていた田邉さんに、面接で必要な物を用意する際に有効な方法を聞いてみました。こちらのアドバイスも参考にして、自分にとって必要な持ち物を考えてみてください。
アドバイザーコメント
田邉 健
プロフィールを見る持ち物を準備する際はオリジナルのチェックリストを活用しよう
面接に臨むときに「準備が足りているか」や「忘れ物がないか」などの不安を感じる学生が多いのではないでしょうか。たしかに、持ち物だけでなく、事前に確認すべきことを忘れていないかなども不安になりますよね。
準備不足がないか不安な人は、TODOリストを用意してチェックすることがおすすめです。TODOリストを用意することで、持ち物だけでなく確認すべきことをリスト化できるため、リストのチェックを面接前のルーティンにすることができますよ。
社会人になってからのタスク管理のためにもTODOリストを使いこなしておこう
また、面接にTODOリストを用意することで、面接中にメモが必要になったときに使えるだけでなく、面接終了後に準備不足があればリストに追加することもできますよね。面接での準備不足がないかをチェックできるため、緊張を和らげることにもつながります。
このようにTODOリストを作ることで、面接に役立つだけでなく社会人になってからのタスク管理にも活かすことができます。就活を通じて社会人に必要なスキルも身に付けましょう。
39点以下は要注意!
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「面接に自信がない」「今のままで選考通過できるか不安」そんな就活生は自分の面接力を知ることからはじめましょう!
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・面接でなぜ落ちたかわからない人
・自信を持って、面接に臨みたい人
スマホに入れておこう! 面接に役立つデータでの持ち物
面接の持ち物としてスマホは必需品ですが、スマホを持っているだけでは準備は不十分といえます。なぜなら、役立つアプリやデータなどが入っていないと、緊急時に上手く活用できないからです。
ここからは面接前にスマホに入れておきたいデータでの持ち物を解説するので、参考にして準備に役立ててください。
採用担当者の連絡先
採用担当者の連絡先がスマホに入っていないと、電話やメールをする時に確認する手間が出てきてしまいます。そうならないためにも、事前に採用担当者の連絡先をスマホに登録しておきましょう。
採用担当者の連絡先は面接の案内メールや資料、就職情報サイト、企業の採用ページなどに記載されているので、確認してみてください。
- 採用担当者の連絡先がどこにも書いていないのですが、どう対応すればいいですか?
連絡の窓口が見つからないなら企業のホームページ(HP)を確認してみよう
面接の予約や応募書類の提出などをしているのであれば、その窓口に問い合わせるのがベストでしょう。
しかし、それらがウェブ上の入力のみなどで、応募先企業とこれまで一度もコンタクトを取ったことがないのであれば、企業の一般的な問い合わせ先が公式HPなどに載っているはずなので、そこに連絡をして質問してみると良いですね。
いずれにしても、当日になって慌てないように前もって連絡先を確認しておくことをおすすめします。
送付したES・履歴書のデータ
面接前にESや履歴書のデータを送っている場合は、そのデータをスマホにも入れておきましょう。電車やバスに乗っている移動時間を使って、ESと履歴書に書いた内容を確認しておけば、面接本番は、提出した書類の内容から齟齬のないアピールができます。
ESや履歴書のコピーを用意するのも良いですが、紙だと電車やバスの中で開きづらいケースもあるので、コンパクトなスマホで見れるような状態にしておくと便利ですよ。
面接会場までの経路がわかる地図アプリ
面接会場に向かうのに地図アプリはとても役立ちます。特に面接会場が都市にある場合、会場までの道のりが複雑で苦労することがあるので、地図アプリは必要不可欠といえます。
おすすめの地図アプリはGoogleMap(App Store/Google Play)で、ストリートビューで周りの景色を確認しながら会場に行けるので、道を間違えづらいというメリットがあります。事前に面接会場の住所をアプリに登録しておき、最寄り駅に着いたらすぐルート案内を開ける状態にしておきましょう。
アドバイザーコメント
富岡 順子
プロフィールを見るニュースを確認できるアプリを入れておくと面接に役立つ
ニュースアプリを入れて移動時間や空いた時間にチェックしておくと、最近気になるニュースを聞かれた時に、新しい情報を元に話ができるようになります。
就活生にはぜひ新聞を読んで欲しいです。しかし、なかなか読む時間も場所も確保できないという人がいると思うので、ウェブやニュースアプリで情報を取りにいく癖をつけてください。
ニュースに対する自分なりの見解を持っておこう
また、そのニュースについて自分はどう思うか、どんなところが問題か、解決するためにはどうしたらいいか自分なりの意見を持てるようにしておくと面接だけでなく、入社後の仕事でも大変役に立ちます。
NewsPicksなどコメントを残せるサイトではプロピッカーや専門家のコメントを読みながらニュースを理解することができるので、自分のものの見方や考え方も広げられます。
まとめサイトやSNSで流れてくるニュースにはフェイクニュースや、信憑性がないものもあるので、信頼できる情報に触れるようにしてください。ChatGPTといった便利なAI(人工知能)が出てきていますが、情報リテラシーを高めることも求められています。
Web面接では印象を良くするためにプラスアルファの準備をしよう
近年ではWeb面接をおこなう企業が増えているので、Web面接の準備も事前にやる必要があります。
何も準備せずにWeb面接に臨んでしまうと、音声が乱れる、カメラが映らないといった状況が起こる可能性があり、準備不足の印象を持たれてしまう可能性があります。そうならないためにも、事前に以下の準備をしておくことが重要です。
Web面接で準備しておきたいもの
- オンラインでビデオ通話ができるパソコン
スマホでもWeb面接を受けられるが、画面が小さく面接官の表情が見えにくいことがあるので、できれば画面の大きいパソコンを用意した方が良い - イヤホン
外部の音を遮断でき、面接官の声を聞きやすくなる。デバイスに内蔵マイクがついていない場合は、マイクつきのイヤホンを用意する - スタンドライト
部屋の照明だけだと顔の映りが暗くなることがあるので、スタンドライトを用意して明るさを調整できる環境を作っておく - Wi-Fi
Wi-Fiの回線が遅いと、通話が途切れて会話が成立しなくなる恐れがある。事前に友人などとオンライン通話をしてみて、やり取りに支障が出ないか確認しておく
こちらの準備ができていればWeb面接をスムーズに進められ、面接官にストレスを感じさせない環境を作れるので、事前に確認しておいてください。
パソコンでWeb面接を受ける場合、内蔵のカメラだとあまり映りが良くないことがあります。もちろんそれで落とされることはありませんが、暗くぼやけた画面ではせっかくはきはき明るく話していても、印象が半減してしまうかもしれません。
事前に内蔵カメラの性能をチェックし、今一つであれば外付けカメラの導入も検討してみてください。
Web面接の流れや必要な準備についてはこちらで詳しく解説しているので、Web面接を受ける予定のある人は参考にしてみてください。
WEB面接の流れと攻略法! やってしまいがちな失敗も紹介
採用経験者が語る! 面接で悪い印象を持ってしまう持ち物とは
面接に必要な持ち物が気になる人は、面接に持っていってはいけないものについても気になるところですよね。何気なく持っていったものにより、面接の評価が下がるのはもったいないので、持ち物のルールについて把握しておきましょう。
キャリアアドバイザーの田邉さんに、悪い印象を持たれるリスクのある持ち物について聞いてみたので、ぜひ参考にしてみてください。
アドバイザーコメント
田邉 健
プロフィールを見るブランド品の面接での使用は避けよう
意図せずに面接で自分の持ち物がマイナス印象を与えないか不安を感じる学生もいるのではないでしょうか。たしかに、学生時代には意識しないような社会人のマナーがあるため注意が必要です。結論、これらの持ち物の持参は避けて面接に参加しましょう。
・持ち物が見えるバッグ
・ブランド物のバッグや靴・時計
・派手なデザイン・色の持ち物 など
ファスナーがい付いておらず中身が見えるバッグだと、持ち物がマイナスな印象になることもあります。また、中身が整理されていないと、印象が悪くなる可能性もあり注意が必要です。
ブランド物や好きなバックなどはおしゃれをする場で楽しもう
また、ブランド物や派手なデザイン・色の持ち物は、採用可否を判断する面接の場にはふさわしくありません。ブランド品や自分が好きなものは、オシャレする場に持っていきましょう。
TPOをわきまえて使用するものを選べるかどうかも面接官が判断している可能性があります。自分の好みで持参するものを判断するのではなく、面接の場にふさわしいかどうかで判断しましょう。
面接官からの評価が点数でわかる! 本番に備えて面接力を測定しよう!
自分が面接官の目にどう映っているか、きちんと把握できていますか?
「面接力診断」では、あなたが面接本番でどれほどの力を発揮できるかを100点満点で測ります。
39点以下だと実力を発揮できていない可能性が高いです。診断結果から改善策を提案するので、本番に向けて対策しましょう。
- もうすぐ初めての面接がある人
- 自信のあった面接に落ちてしまった人
- 面接への不安を和らげたい人
面接に必要な持ち物を忘れたときの対処法
面接に必要な持ち物を忘れたときの対処法
- コンビニや100円ショップで購入する
- 採用担当者に報告して謝罪する
面接で忘れ物をしないのが一番ですが、入念に準備したと思っていても、忘れ物をしてしまう可能性は誰にでもあります。
忘れたときの対処法を覚えておけば、実際に忘れ物に気づいたときに落ち着いて対応することができるので、覚えておきましょう。
コンビニや100円ショップで購入する
コンビニや100円ショップで購入できるものの例
- 筆記用具
- ハンカチ・ティッシュ
- クリアファイル
- 歯磨きセット
- 整髪料
- 汗拭きシート
- 折りたたみ傘
忘れたものによってはコンビニや100円ショップで購入できるケースがあるので、必要なものを購入しましょう。
100円ショップには印鑑も売っている可能性がありますが、基本的にシャチハタであることが多いです。正式な書類に押印する場合、シャチハタは認められない可能性があるので注意してください。
採用担当者に報告して謝罪する
忘れ物を面接の時間までに用意できないと思ったら、すぐ採用担当者に報告をして謝罪をしてください。相手に聞かれてから言うより、自分から忘れていたことを伝えたほうが、誠実な態度に見えるからです。
どこの企業も「報告」「連絡」「相談」のホウレンソウを大切にしています。忘れ物をして、自分から報告できない人は仕事のミスも報告できないのではと入社後の不安要素を与えてしまうことになるので気を付けましょう。
社会人になればミスや忘れ物をすることもあります。そういったときに、言いわけをせずしっかり謝罪をすることはとても重要です。謝罪をしたら、採用担当者から今後の対応方法を聞き、指示に従って対応してください。
面接の不安を解消! 本番前に面接力を測って弱点を発見しよう
不安を抱えたまま面接本番に臨むと、面接官に好印象を残せず、内定が遠のいてしまう可能性があります。
そんなときこそ「面接力診断」を受けましょう。
簡単な質問に答えるだけで自分の弱点がわかり、改善方法も提案してもらえます。ぜひ活用して面接を突破してください。
- 近く面接本番を控えている人
- 自分の面接の改善点を知りたい人
- 過去の面接で力を発揮しきれなかった人
面接に必要な持ち物を理解して準備万端の状態で選考に臨もう
面接で忘れ物をしてしまうと、面接前にマイナスな印象を持たれるリスクがあるので避けたいところです。企業からもらう面接案内のメールや資料に、必要な持ち物が書いてあることが多いので事前に確認してください。
面接では、身だしなみを整える道具や緊急時に役立つアイテムを持っておくと、不測の事態に対応できるようになるので、考えられる事態を想定して必要な持ち物を考えていくことが重要です。
面接の前日に準備万端にしておけば、当日は不安なく選考を受けられるので、前もって持ち物を用意することを心掛けてください。
アドバイザーコメント
柴田 登子
プロフィールを見る面接に必要な持ち物は前日までに揃えておこう
面接に向かう際の持ち物には、応募書類や成績証明書など提出を求められているもののほかに、この記事でも身だしなみを整える物やお役立ちグッズなど、さまざまなものを紹介しています。
それらの中から、自分にとってこれは持参すべきであると考えるものをリスト化し、面接の前日にはそれらが一式そろっているかを必ずチェックしておきましょう。
忘れ物をしない工夫を考えてやってみよう
前日の夜の確認だとたりない物を補充できないこともあるので、買い物に行ける時間にやっておくことをおすすめします。バッグインバッグなどに一通り詰めておいて、面接に行くときにそれごとカバンに入れると都度中身を入れ替える手間も省け、忘れ物も防げます。
人は便利なものが所定の場所にあるととても安心できます。また、困ったことが起きてもカバンのなかにあれがあるから大丈夫と思えると、面接にも落ち着いて向き合えます。
面接のときの七つ道具を自分なりにリストアップし、いつでも万全の状態で面接に臨めるように準備しておきましょう。くれぐれも当日の朝思いつくままにカバンの中にあれこれ突っ込まないようにしてください。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
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キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士
Takako Shibata〇製造業を中心とした大手~中小企業において、従業員のキャリア形成や職場の課題改善を支援。若者自立支援センター埼玉や、公共職業訓練校での就職支援もおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/なべけんブログ運営者
Ken Tanabe〇新卒で大手人材会社へ入社し、人材コーディネーターや採用、育成などを担当。その後独立し、現在はカウンセリングや個人メディアによる情報発信など幅広くキャリア支援に携わる
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/産業カウンセラー
Junko Tomioka〇南箕輪村のキャリア教育推進コーディネーターに就任後、独立。現在は地方中高生やベトナム人留学生の就活支援、企業内キャリアコンサル、地方就職のサポートをおこなう
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