Q
面接で頭真っ白になったらどうすれば良いですか?
面接を受ける際、すごく緊張して頭が真っ白になってしまいます。
質問に対して何か回答しなければと思っても、何も思い浮かばなくてどうしようもありません。まともに答えられなかったら、面接官からの印象も良くありませんよね。
平静を保とうと心掛けてはいるのですが、全然うまくいかず......。対処法があれば教えていただきたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
ベストアンサー
頭が真っ白になったとしても最初と最後は明るく挨拶をしよう
まず、面接において頭が真っ白になったとき、面接官は次の2点に対して考えが浮かぶことが多いです。
1つ目は「緊張する場面で話すのが得意ではないのだな」という能力に対する評価、もう一つは「生真面目な性格なのかな」という人柄に対する評価。人前で緊張するというのは、「きちんとしなくては」という真面目な性格が影響していることが多いからです。
これを良いと捉えるか、NGと捉えるかは会社や面接官の判断によります。
「人前で話すのが得意ではないが、真面目な性格であれば◯◯の業務を任せられるかもしれない」という肯定的な評価をするかもしれませんし、「対人能力が低いのはうちの会社では活躍できないだろう」と否定的な評価をするかもしれません。
頭が真っ白になったからといって即面接失敗であるとは一概にいえませんが、「絶対にここを外してはいけない」という部分はあります。
それは「最初と最後の挨拶」です。人間は相手の話の内容はすぐに忘れてしまいますが、印象はずっと残ります。その印象を大きく左右するのは「最初と最後の挨拶」です。
緊張して頭が真っ白になった状態から、面接の最中に状態を元に戻すのは至難の業です。
たとえ緊張して質問に対してうまく答えられなくても、最後に「本日は貴重なお時間ありがとうございました。失礼いたします!」とにこやかに明るく挨拶をして退出すれば、「明るく性格の良さそうな人材だな」という印象が残りやすくなります。
面接の途中がどうなったとしても「最初と最後の挨拶だけは明るくにこやかにする」を心がけてください。
繰り返し練習をして自信を持って面接に臨もう
とはいえ、頭が真っ白にならないに越したことはないので、そうならないための対処法を最後にお伝えします。
その方法は、月並みかもしれませんが「練習すること」です。それも2〜3回やったくらいでは「頭が真っ白になる」人にとっては足りないでしょう。目安として10回は練習してみることをおすすめします。
できれば大学のキャリアセンターや就職エージェントの担当者など、歳上の人を相手にするのが良いですが、それが難しければ友達でも良いでしょう。
何度も練習することが、緊張を防ぐために最も効果が高くて確実な方法です。面接で緊張しない人は、それまでの人生で緊張する場面で人と対話する経験を数多くしている傾向があります。練習によってその経験値を高めることで、面接本番に対処できるようになるのです。
緊張しても良い印象を残すために重要な面接最初の挨拶については、こちらの記事で詳しく解説しています。参考にして気持ちいい挨拶をしましょう。
面接の練習といってもどんなことをすれば良いのかわからない人は、こちらの記事を参考にしてください。効率的な面接の練習方法を解説しています。
こちらのQ&Aでは、「面接で黙るのは面接官への印象が悪くなるでしょうか? 」という質問に対して、キャリアアドバイザーが回答しています。併せて確認してみてくださいね。
考え方の問題! 「面接=仕事をするための手続き」と割り切って捉えよう
面接で緊張することへの対処法を知りたいとのことですが、それ以前に課題がある気がするので、まずその話をさせてください。
面接や就活の先には仕事が待っています。仕事で顧客や取引先と話す場面を想像してみましょう。おそらくそこで毎回頭が真っ白にはなることはないですよね。普通に話すことができなければ、日々の仕事もできないでしょう。
皆さんは提出書類では自分のことを、「仕事をする能力のある人」としてPRしているはずです。そこで一度よく考えてみてください。面接は就活の一部でしかなく、就活も仕事をするためのスタートラインに過ぎません。
本当に大切なのはその先の仕事の方なのです。仕事ができることを伝えたい人が、面接で話せないなんておかしいと思いませんか? これは対処法やハウツーの問題ではなく、考え方の問題なのです。
緊張の原因は、そもそも面接を重大なものと考えすぎているからだと思います。手段と目的の重要度をはき違えないようにしましょう。
面接に通ることは採用されるための一つの要素に過ぎないのに、それが重大な目的になりすぎているから緊張するのです。
頭が真っ白になる学生はたくさんいますし、面接官は緊張があることも当然理解しているので、その後できちんと説明してくれたら悪い印象にはなりません。
しかしずっとその状態のままなら問題ありと考えます。それは受け答えの良し悪しではなく、仕事をしに来ているはずの人が面接程度のことで話せなくなる、という矛盾のワケが企業にはわからないからです。その程度のことで毎回取り乱されたら、安心して仕事を任せられないと考えるのも仕方ないですよね。
先述の考え違いを理解するだけで、多くの人は緊張しないようになります。それは面接を「仕事をするための手続きの一つ」くらいに割り切って考えられるからです。
無理に緊張しないようにするのはやめよう
もしそれでもうまくいかないならば、緊張を悪いものと考えてしまうのが良くないのでしょう。「緊張しても良い」「平静でなくても良い」「一所懸命に伝えられればそれで良い」と考えてみてください。
緊張をなくすのは生き物である以上無理なので、平静を保とうと思わないでください。緊張しながら頑張れれば、その方が良いのです。
こちらの記事では、面接での緊張を事前に防ぐ方法や緊張してしまった場合の当日の対処法を解説しています。
「頭が真っ白になってうまく話せない」という人はこちらの記事も確認しましょう。面接でうまく話すコツや練習方法を解説しています。
事前に万全の準備をしておくことで、当日自信を持って堂々と面接に臨めるようになります。こちらの記事で、準備するべきことを押さえましょう。
面接で「緊張してますか? 」と聞かれることもあります。その際のベストな回答については、こちらのQ&Aのアドバイスも参考にしてくださいね。
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