この記事のまとめ
- 面接のルールは基本的な部分を完璧にする必要がある
- 面接ルールは段階ごとに覚えると対策しやすい
- 暗黙のルールも押さえて対策を完璧に
- 面接力診断ツール
【面接前必須】たった3分であなたの面接力がわかる!
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面接は正式なルールがなく、暗黙のルールや企業ごとに定めていることがほとんど。「〇〇はオッケーですか」など例年多くの就活生が頭を悩ませます。
しかし、面接のルールは、守ることがそのまま合否に直結する場合もある重要な選考要素の一つ。重要なルールはすべてしっかり把握する必要があります。
この記事では、キャリアアドバイザーの富岡さん、早川さん、岩﨑さんのアドバイスを交えつつ解説します。面接のルールを知らずに思わぬ減点をされることがないように確認していきましょう。
面接は基本ルールを完璧にすることが重要
面接のルールは基本さえ押さえておけば誰でもできる選考対策です。この記事では、段階ごとの面接ルールを徹底的に解説し、就活生が陥りやすいルール違反のパターンや暗黙の了解とされるルールも紹介するので、イレギュラーの場面や悩みにも対応できますよ。
特に面接初心者は本番前に一読してから臨んでくださいね。
ルールに限らず、質問など就活の面接全般対策したい人はこちらの記事を参考にしてください。
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押さえておきたいルールとマナーの違い
そもそも面接のルールとはどのようなものを指すのでしょうか。混同しやすいマナーとの違いは以下の通りです。
ルールとマナーの違いとは?
- ルール:必ず守らなければならないこと
- マナー:お互いが気持ちよく過ごすための心遣いや思いやり
このように、面接のルールとマナーの意味は異なります。とはいえルールを守るのはもちろんのこと、面接官に好印象を残すためにはマナーも押さえておきたいですよね。
そのため今回はマナーに近い内容もルールと同様に触れていきます。「なぜ守る必要があるのか」「どうしてその心遣いが必要なのか」とそれぞれの背景を考えることで本番の行動に活きてくるため、ルールとマナーどちらも理解して面接突破を目指しましょう。
アドバイザーコメント
富岡 順子
プロフィールを見るルールとマナーは社会人になるうえでどちらも重要な要素
ルールとマナーの違いは、スポーツで考えてみるとわかりやすいと思います。ルールとは競技をおこなううえで誰もが公平にプレーするために定められている規則なので、違反をすれば失点や失格になります。マナーは挨拶や声かけなどお互いが気持ちよくプレーするための気配り、思いやりです。
社会にもルールがあります。仕事をするうえでルール違反をしてしまうと、法で罰せられるなど会社の信用を無くしてしまうことにつながります。また、仕事は1人で完結することが少なく、社内外の大勢の人とかかわりながら進めていきます。マナーを守ることで皆が仕事を気持ちよくスムーズに進められる、それが自身や会社の信用を得ることにもつながるので、どちらもしっかりとやる必要があります。
面接では「これからうちの会社で働く時しっかりとルールを守れる人か」「職場ではどんな風に働くのか」といった視点で見られることになります。普段からルールとマナーを意識し本番に臨みましょう。
面接の「内容」は準備はしていてもマナーについては準備を忘れてしまう人は多いと思います。こちらの記事では面接のマナーについてまとめているので参考にしてくださいね。
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面接のマナーは合否をわける重要要素。念入りな対策が欠かせません。面接時の一連のマナーから身だしなみのマナーまでキャリアコンサルタントが徹底解説します。集団面接やWEB面接のマナーも紹介するので、参考にしてください。
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流れも押さえておこう! 段階ごとの面接ルール
面接を初めて受けるという人は特に、どんな流れで面接が進んでいくのかイメージできていない人もいるでしょう。全体像が把握できていないとそもそも何に気を付けるべきかがわからないですよね。
まずは全体の流れとそれに伴うルールを押さえておきましょう。段階ごとに解説するので、一つひとつイメージしてから本番に臨んでくださいね。
受付:5分前には済ませておこう
まず会社に到着したら受付です。開始時間=集合時間ではないので、面接開始5分前までには受付を済ませるようにしましょう。とはいえ早く着きすぎても企業側を急かすことになるため、10分前くらいに到着すると良いですね。
受付では元気よくあいさつをして担当者を呼んでもらいます。自分の名前と面接がある旨、約束の時間を伝えましょう。
- ルールを守るために、受付の前までにやっておけばいいことはありますか?
受付方法のチェックは必須
受付のやり方を事前に確認しておきましょう。直接面接会場に向かうわけではなく内線電話で担当者を呼び出す場合や、受付で事前送付のQRコードを画面提示する場合もあります。
企業がどんな連絡をしてきているのか、当日の朝に再度確認しておくと安心です。前日夜にリマインドメールを送る企業もありますが、そこに新しい情報がないとも限りません。漏らさずチェックしましょう。
遅刻しそうな場合
当然面接に遅刻することは避けるべきですが「電車が遅延している」「道に迷ってしまった」など何かトラブルが発生する可能性もゼロではありません。遅刻しそうな場合の対処法も事前に把握しておきましょう。
まず、遅刻しそうだとわかった時点ですぐに企業に連絡をします。なるべく早く知らせる必要があるため、メールではなく電話にしましょう。人事担当者への連絡先を事前に控えておくと良いですね。
遅刻の連絡で伝えるべき内容
- 大学名
- 氏名
- 面接予定時間
- 遅刻理由
- 謝罪
- 到着予定時間
遅刻しそうなときは誰しも焦ってしまうと思います。焦りから呼吸が浅くなると頭が回らなくなるので、まずは深い呼吸を意識しましょう。
メモに今の状況を書き出すと、現在の状況を客観的に見ることができ、次どのような行動を起こせば良いか冷静に考えられるのでおすすめです。
遅刻しそうとわかった時点で早めに企業に連絡し、あとは事故に遭わないように気をつけて会場に向かってくださいね。
待機:スマホの電源をチェック
受付のあとは、待合室や面接する部屋の前で待機することが多いです。周りに社員がいなくても気を緩めずに、面接開始に向けて準備をしておきましょう。
待機中におこなうべき準備
- スマートフォンの電源がオフになっているかチェックする
- 身だしなみを整える
- 姿勢や表情を整える
入室:ノックと挨拶を忘れずに
入室する際はドアを3回ノックすることがルールです。3回のノックには在室確認の意味があります。面接官の返事を待ってから入室しましょう。
部屋に入る際は大きな声で「失礼いたします」と挨拶をします。指定の椅子の横に立ち「座ってください」と指示があったら着席しましょう。荷物は指定された置き場か、指定がなければ邪魔にならないよう椅子の横に置きます。
就職活動は比較的肌寒い時期におこなわれますが、コートなどの上着を着ていく時は必ず脱いでから入室しましょう。部屋に入ってから上着を脱ぐのはマナー違反です。また脱いだ上着は丁寧に折りたたんで腕にかけるようにして持ちましょう。
名刺の受け取り方
面接時に名刺を渡すことはあまりありませんが、名刺を出して挨拶をする面接官もいるかもしれませんので、その時は受け取りましょう。インターンシップやリクルーター面談などでは渡される可能性があります。
ちなみに、自分の名刺を作っておく必要はありません。
面接によっては面接官から名刺を渡される場合があります。名刺の受け取り方にもルールがあるので事前に押さえておきましょう。
名刺の受け取り方
- 「頂戴いたします」と両手で受け取る
- 名刺にさっと目を通す
- テーブルがある場合は自分から見て左側に名刺を置く(ない場合はしまう)
面接:常に良い姿勢を心掛けよう
いよいよ面接が始まります。聞かれたことには大きな声でハキハキと答えましょう。姿勢が悪いと自信がないように見えるので、常に背筋を伸ばすことを意識してくださいね。
最初は緊張しているものの、中盤以降は段々慣れてくる人も多いと思います。その場合も姿勢や言葉遣いが乱れないように気を付けましょう。質問への対策などは後半で解説します。
- 最初は意識できるのですが、面接中盤など慣れてくるとルールを守れているか自信がありません。どうすれば面接中ずっとルールを守ることができますか?
最低限必要なルールやマナーから意識しよう
多くの就活生にとってこのようなルールやマナーを意識する場面は不慣れなため、最初から完璧にこなすことは難しいです。面接官も毎年就活生を相手にしているので、その点は充分わかっています。安心してください。
ただし、マナーの中には「できていると良いもの」と「できないと失礼にあたるもの」があります。まずは挨拶や名刺の受け取り方など、できないと失礼なものから注意深く意識するようにしてくださいね。
退室:最後にお礼を伝えよう
面接官から退出するよう指示されたらすぐに部屋を出るのではなく、まずは面接官にお礼を言いましょう。
その後荷物を持って部屋を出ます。面接官に背中を向けて退出するのは失礼にあたるため、部屋を出る際は再度面接官に向き直るようにしてください。
面接が終わった緊張感から開放され、退室時は気が緩みがちです。急いでその場を後にしたいがために動きが雑になってしまわないようにしましょう。
特に退室時はドアの前で面接官に「失礼いたします」と言って、ゆっくりお辞儀をすることを忘れないでくださいね。
退室後:気が緩まないよう注意
退室後はそのまま会社を出ることが多いですが、最後まで気が緩まないように気を付けましょう。
会社の廊下やエレベーター、出入口などで社員とすれ違う可能性も十分にあります。社員には挨拶または会釈をする、最低限のマナーに配慮するなど就活生としての緊張感を持って行動してくださいね。
アドバイザーコメント
岩﨑 千夏
プロフィールを見る他にも就活生がやりがちなルール違反に気を付けよう
「会場の外でコートを脱ぐ」というのはできていない就活生が多い印象です。ビル内の会場の場合は、エレベーター前に企業担当者が待っていることがあるので、エレベーターを降りるまでにコートを脱いでおくとよいでしょう。
稀に靴を脱いでスリッパに履き替える企業もあります。この場合は、脱ぎにくい靴や中敷きが汚れている、または靴下に穴が開いていると印象が悪くなってしまうので注意してくださいね。
またグループ面接では、他の人が発言しているときもしっかりと聞くようにしましょう。ぼーっとしていたりつまらなそうにしていると良い印象にはつながりません。他の人の話を聞いているときの反応も企業担当者にチェックされている可能性があるので、気を使いましょう。
特に面接退出時は気が緩まないように注意
また、会場で知り合いに出会うこともあるかもしれません。会場内では我慢していても、退室の挨拶を済ませたら気が緩んで盛り上がりそうになるかと思いますが、こらえてください。友達と騒ぐ声は思っているよりも響きます。建物を出て、遠く離れるまで気を抜かないようにしてくださいね。面接以外のところで評価が下がるのはもったいないので避けましょう。
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要注意! 面接でルール違反になりやすい5つのパターン
面接でルール違反になりやすい5つのパターン
- 身だしなみが整っていない
- 必要なものを持ってきていない
- 正しい言葉遣いを使えない
- 基本的な対策ができてない
- 避けるべき内容を質問してしまう
面接の流れを理解していても、面接官にとっては当然のルールを守れずに印象を下げてしまう就活生がいます。そうならないために、よくあるルール違反のパターンを事前に把握しておきましょう。
面接でルール違反になりやすいパターンは主に5つです。ここを気を付けることができれば印象を下げる可能性はかなり低くなりますよ。
①身だしなみが整っていない
身だしなみを整えることはビジネスの基本ルールです。清潔感に欠けていたり個性が強すぎたりすると「マナーを守れない」とマイナスの印象を与えてしまうでしょう。
メラビアンの法則によると、コミュニケーションを取る際に視覚情報が印象に影響を与える割合は55%です。それだけ見た目が面接官に与える影響は大きく、気を遣っていないとルール違反になりやすいと言えます。
メラビアンの法則
言葉の内容と表情、声のトーンなどが矛盾してメッセージが発せられたとき、「視覚情報:55%」「聴覚情報:38%」「言語情報:7%」という割合で影響を与えていることを示した心理学上の法則のこと。
身だしなみのルール違反の例
- リクルートスーツ以外の服装
- 派手なネクタイやかばん
- 派手なアクセサリー
- 明るい髪色
- 長髪やヒゲ(男性)
- 短いスカート(女性)
普段の生活でネクタイを結ぶ場面がなかなかないという人も多いのではないでしょうか。
一見すると普通に締められているように思うのですが、よく見ると結び目がゆるくなっていてだらしない印象の就活生を毎年よく見かけます。結び目にも気を遣いましょう。
②必要なものを持ってきていない
必要なものを持っていくことも面接で当然のルールです。持ち物が不十分だと常識ややる気を疑われてしまいます。
指定された持ち物は当然持っていくべきですが、企業によっては特に指示がない場合もあるでしょう。その場合も最低限必要なものを持っていないと、準備不足だと捉えられるかもしれません。
- 忘れ物をしてしまいました……。家に戻っても間に合わないのですが、どう対応すればいいでしょうか?
可能であれば購入し、難しい場合はすぐ企業に伝えよう
コンビニやスーパーで買えるものであれば、会場に着く前に購入しましょう。お財布を忘れてしまった時のためにスマホの電子マネーを使えるようにしておくと便利です。
購入が難しい場合は、面接会場に到着したらすぐに忘れ物をしてしまった旨を企業に話し指示を仰ぎましょう。社会人になると報連相(報告、連絡、相談)がより大切です。謝罪の気持ちを持って伝え方にも配慮してくださいね。
③正しい言葉遣いを使えない
学生の立場では言葉遣いを意識する機会が少ないと思いますが、正しい敬語や言葉遣いを使うことも面接で意識したいルールです。
社会人経験のない就活生に対して言葉遣いを厳しくチェックする面接官は少ないでしょう。しかし、失礼にあたる言い回しや言葉遣いへの大きな違和感はあなたの印象を下げることにつながります。
アドバイザーコメント
早川 峻
プロフィールを見る特に敬語表現の使い方に気を付けよう
就活生がやりがちな間違いは、敬語の使い方です。とくに尊敬語(相手を持ち上げる表現の言葉)と謙譲語(自分がへりくだる表現の言葉)が混同している人は多いと思います。
たとえば「ESを拝見してください(拝見は自分が見る時に使う謙譲語。正しくは御覧ください)」や「先ほど私がおっしゃったように(おっしゃるは相手が話すことに使う。正しくは私が申し上げたように)」などです。
一人称が「僕」「自分」もNG
また、一人称の使い方が誤っている就活生も見かけます。本来面接などのフォーマルな場では自分のことを「わたくし」「わたし」と言うのが望ましいのですが、特に男性の場合「僕」あるいは「自分」と言ってしまう人が少なくありません。特に「僕」は少々子どもっぽく受け取られてしまう可能性があるので気をつけましょう。
面接官が言葉遣いに対してそこまで厳しい目を持つケースは少ないものの、職種によってはシビアに見られることとなります。たとえばアナウンサーや編集、記者の仕事などは言葉を扱う仕事になので、社会人経験の無い就活生であったとしても言葉遣いは特に注意してください。
④基本的な対策ができてない
面接では緊張感や想定外の質問などによって言葉に詰まることも当然あると思います。しかし、志望動機や学生時代のエピソードなど頻出質問にも答えられないとあなたの志望度や熱意は伝わりません。
何も対策をしないで面接に臨むのは時間を割いてくれた面接官に対して失礼ですよね。頻出質問の準備は当然のルールだと思って臨んだ方が良いでしょう。
アドバイザーコメント
富岡 順子
プロフィールを見る特に重要な対策は自己分析
現在までを振り返って、自分自身がどういう人間なのかを理解すること(自己分析)には時間をかけてください。面接官は就活生がどんな人なのかを知りたいのですが、面接でそれを伝えることができなければ一緒に働きたいと思ってもらうのは難しいと言えます。
自己分析は頭の中だけでやらずに、紙やパソコンを使って時系列で出来事を整理し、その時どんな行動をとったのか、どんな感情だったかを併せて思い出し、記入すると良いです。なかなか思い出せない人にオススメなのは書籍「メモの魔力」です。自己分析1,000問が収録されているので活用してみてください。
伝わりやすい回答を準備しておくことも大切
自己分析から自分の強み、弱み、大切にしている価値観を見つけることができたら、次は質問に対する回答を組み立てていきます。面接官は1日に何人もの面接をしなければならず、伝え方のポイントを得ていない人の話は聞いていて疲れてしまいます。
答えるときは質問に対する①結論②それを説明する具体的なエピソード③まとめという構成がわかりやすいので意識してみてくださいね。また②のエピソードは相手を納得させることができてるものになっているか、友人や親など周りの人に聞いてもらいましょう。
⑤避けるべき内容を質問してしまう
面接の最後は就活生からの逆質問の時間になるケースが一般的です。その際に避けるべき内容を聞いてしまうこともありがちなルール違反と言えます。
あなたの印象を下げてしまう内容や面接官のプライベートにあたる質問などには注意が必要です。
- 避けるべき質問って具体的にどんなものですか? わからない場合の判断基準を教えてください。
企業のアピール内容をふまえて判断しよう
待遇や福利厚生面ばかり聞くのは避けましょう。企業側がそれらを前面に出してアピールしているのなら良いですが、そうでない場合はビジョンややりがい、社風などを企業の魅力として話していることが多いはずです。
企業が何をアピールしているのか見極め、基本的には福利厚生や待遇ではなく、先輩社員がどのような場面で活躍しているかややりがい、任せてもらえる仕事内容などにフォーカスした質問にした方をおすすめします。
あとはそれ以降の選考フローについて細かく聞くことも避けた方が良いです。あくまで選考は公平な立場で受けていることを意識してくださいね。
39点以下は要注意!
あなたの面接力を診断してください
「面接に自信がない」「今のままで選考通過できるか不安」そんな就活生は自分の面接力を知ることからはじめましょう!
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・面接でなぜ落ちたかわからない人
・自信を持って、面接に臨みたい人
項目ごとに正しいルールを押さえておこう
ルール違反になりやすい5つのパターンがわかったところで、次はそれぞれの正しいルールについて解説していきます。
これらは最低限のルールではありますが、意外とできていない学生も少なくありません。面接で高評価を得るにはどれも欠かせないものなので、ぜひ本番に活かしてくださいね。
①身だしなみ
面接の身だしなみで大切なのは「清潔感」です。おしゃれや個性にこだわるのではなく、年齢問わず誰もが好印象を持つような見た目を心掛けましょう。スーツのしわや汚れにも気を付けてくださいね。
男女共通のポイント
- 黒のリクルートスーツを着用する
- 髪色は地毛か地毛に近い色
- A4サイズが入るかばんを使う
オンライン面接をおこなう企業が多い現在は、服装自由の企業も増えています。
特にベンチャー企業は服装に関する決まりが緩く、事前に企業側から「当日は自由な服装で」と言われているのであれば自由な服装をしてかまいません。ただそれでも、過度な露出やだらしない服装は避けてくださいね。
男性
男性にありがちなルール違反は髪型です。髪が目や眉にかかっていると清潔感に欠けてしまいますよ。整髪剤の量や香りにも注意しましょう。
男性の身だしなみのポイント
- 髪型は顔周りをスッキリさせる
- 白無地のシャツを着用する
- スーツの1番下のボタンは外す
- 派手な色や柄のネクタイはNG
- ヒゲはNG
- 黒の革靴を履く
- 黒か紺の長めの靴下を履く
鏡でチェックしにくいからこそ、足元には特に注意しましょう。柄のついた靴下やくるぶし丈のものを履く人がいますが、それは避けてくださいね。また革靴は雨の日に履いたり満員電車に乗ると汚れやすいので、定期的に磨くようにしましょう。
次の記事では、就活でツーブロックにして良いのかについて詳しく解説しています。ぜひチェックしてみてくださいね。
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女性
女性はスカートかパンツかで悩む人も多いですが、面接ルールではどちらでも問題ありません。与えたい印象で考えると良いですよ。
スカートスーツの場合はストッキングが必須となりますが、急な伝線に備えて予備を携帯しておくようにしましょう。
女性の身だしなみのポイント
- 髪が長い人はまとめる
- 白のシャツorブラウスを着用する
- スカートは膝より短くならないようにする
- 黒のパンプスを履く
- ストッキングを着用する
- ナチュラルメイクを心掛ける
お辞儀をするたびに前髪が顔にかかってしまうのは良い印象を与えないので、ピンやワックス、スプレーを使い顔まわりをスッキリとさせましょう。派手なネイル、不要なアクセサリーは避けてくださいね。
スカートスタイルのスーツでは、スカート丈もビジネスにふさわしいものを選びましょう。こちらの記事で適切な長さとおすすめの選び方を解説しています。
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②持ち物
面接で必要な持ち物は以下の通りです。ブックマークやスクリーンショットをしておいて、本番前日にチェックしておいてくださいね。
面接の持ち物
- 筆記用具
- メモ帳
- スマートフォン
- 腕時計
- エントリーシート(ES)・履歴書(提出用と控え)
- 企業に指定された書類
- クリアファイル
- スケジュール帳
- 現金
- 交通系ICカード
- ハンカチ
- ティッシュ
- 折り畳み傘
- 予備のストッキング(女性)
最近は企業を訪問した際にQRコードを読み取る形式が増えているため、スマートフォンはすぐに取り出せるようにしておいてください。
バッグの中がごちゃごちゃしていて物がすぐに取り出せないと、人事担当者を待たせてしまうことになるので、バッグインバッグやポーチを利用するなど日頃から整理しておきましょう。
面接の持ち物について解説しましたが以下の記事では他にもあると役立つアイテムをまとめています。是非参考にしてみてください。
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面接の持ち物にある腕時計ですが以下の記事では選び方やおすすめの腕時計をまとめているので参考にしてみてください。
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③言葉遣い
誤った言葉遣いは面接官を不快にさせる可能性があります。特別難しい言葉を使う必要はないので、最低限の正しい敬語は使えるようにしておきましょう。
面接で注意したい言葉遣い
- 企業の呼び方は「御社」(貴社は書き言葉)
- 一人称は男女問わず「わたし」「わたくし」
- 語尾は「~っす」ではなくですます調
- 「了解です」→「承知しました」
- 「なるほど」「確かに」→「おっしゃる通りです」
- 正しい言葉遣いは勉強しているのですが、実際に話せるかわかりません……。
周囲の社会人のチェックやネット検索がおすすめ
慣れないうちは、一人で練習をしても正しく話せているかどうかわかりません。
おすすめの練習方法は周りの社会人に見てもらうことです。家族でも良いですし、学校やバイト先の先輩でも構いません。
もし「この言葉の使い方は正しいのかな」と不安になる時は、その言葉をそのままネット検索してみるのも良いですね。正しければその言葉が使われているページが出ますし、間違っていれば「よくある日本語の間違い」などのページが出てくるため、自分で簡単に確認できます。
④基本の対策
「対策なんてしなくても受かった」と話す友人や先輩がいるかもしれませんが、一般的に面接を対策なしで突破するのはかなり難しいです。基本的な対策は必ずおこなってから本番に臨みましょう。
面接突破をするうえで欠かせない基本の対策は主に2つです。それぞれ解説していきます。
その他の面接前にやっておくべき準備や対策はこちらの記事で解説しているので、併せて参考にしてください。
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面接は、身だしなみやマナー、頻出質問の回答など、網羅的に抜かりなく準備をすることが面接突破につながります。前日・会場到着前後・面接直前に切り分けて準備するべきことや心構えについて、3名のキャリアコンサルタントの意見を交えて解説します。
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企業について調べておく
たとえ志望度がそこまで高くない場合でも、企業についてある程度調べてから面接に臨むようにしましょう。企業についてよくわかっていないままだと「自社への関心が薄い」「志望度が低いんだろう」とマイナスの印象を与えてしまいます。
最低限以下の項目はホームページなどで調べておきましょう。
面接前に知っておくべき情報
- 事業内容
- 企業理念
- 同業他社と比べた強み
- 最新の取り組み
- キャリアパス
- 募集要項
志望動機ともつながってくるので、何をしている会社なのかという事業内容は必ず確認してください。同時に今回募集がかかっている職種の詳細も募集要項で押さえておかないと、面接で見当外れな回答をしてしまうことになりますよ。
頻出質問の回答を考える
面接でよく聞かれる質問というのは大体決まっています。もちろん企業によって独自の質問をすることはありますが、基本的な頻出質問の回答は事前に準備しておきましょう。
面接の頻出質問
- 自己紹介をしてください
- 志望動機は何ですか
- 学生時代に力を入れたことは何ですか
- 自己PRをしてください
- 長所と短所を教えてください
- 今後のキャリアプランを教えてください
頻出質問についてはこちらの記事で詳しく解説しています。例文も紹介しているので、参考にしながら回答を固めておきましょう。
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面接の質問に回答するためには、事前準備が重要です。面接でよく聞かれる質問と回答例に加えて、質問に答えられない時の対処法についてもキャリアコンサルタントが解説します。伝え方を意識して、面接の質問対策をしましょう。
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回答を考える際は、まずは自分が相手にどう見られたいかを意識してください。そしてその裏付けとなる回答を考えましょう。
良いエピソードだからといって欲張って自分のさまざまな一面を見せようとすると、かえって面接官の印象に残らないので注意が必要です。
⑤逆質問
逆質問は企業への理解を深める場なので、基本的には気になることを聞いて問題ありません。しかし、あなたの印象を下げてしまうような内容は避けましょう。
逆質問で避けるべき内容
- 「ありません」と答える
- 仕事の条件や待遇
- 調べればすぐにわかる内容
- 面接官のプライベートに関する内容
給与や休みの取りやすさなどは気になるところだと思いますが、条件ばかり質問してしまうと仕事へのやる気が伝わらないでしょう。
逆質問はあなたのやる気や志望度をアピールできる機会でもあります。こちらの記事でおすすめの質問を解説しているのでぜひ参考にしてください。
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面接の最後に聞かれる「質問はありますか」、いわゆる逆質問は、評価を左右する対策必須の質問。逆質問に回答するための準備や回答例、NG行動などについてキャリアコンサルタントが解説します。面接の「質問はありますか」で周りと差をつけるコツも紹介するので、参考にしてください。
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逆質問の内容を過度に気にする就活生もいますが、大切なのは、会話のキャッチボールだと思っています。何を質問したから100点ということではなく、全体としてきちんと受け答えできていたかの方が重要です。
そのうえで、入社後の具体的な仕事内容や興味のある職種について聞ければ、主体的に考えている印象を持ちます。自分事として考えているか、も大切な観点です。
面接の種類ごとにルールを押さえておこう
ここまでは一般的な面接のルールを解説しましたが、面接の種類によってそれぞれのルールが存在します。
今回は一次面接など選考の初期段階に多い集団面接と、最近特に増加しているWeb面接のルールについて解説していくので、今後予定がある人は事前に把握しておきましょう。イレギュラーな面接だからこそ生じるトラブルも回避できますよ。
集団面接
集団面接でも基本的な流れやマナーは変わりませんが、注意すべきなのは「他の学生のことも配慮する」ということです。
長々と話をしてしまうと他の学生の時間を奪ってしまうので、30秒~1分程度で話すようにしましょう。また他の学生が話している間もしっかり耳を傾けてください。話を聞いていないと「傾聴力がない」と判断される可能性があります。
自己PRや話の内容が他の人と同じだった場合でも、臆することなく堂々と話をするようにしてください。自分の言葉で説明すれば思いは伝わりますよ。
一方で自分と違う考えが出た時に他の人の意見を否定するような発言や、他の人が話しているのに割って入るという行動は避けましょう。
集団面接の詳しい流れやマナーを確認した人は以下の記事を参考にしてください。陥りがちな失敗もまとめています。
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グループ面接を確実に攻略する8つの極意! 陥りがちな失敗も解説
グループ面接の通過率は、他の選考と比較して低い傾向にあるので、通過するには入念な対策が必要です。キャリアコンサルタントが、よく聞かれる質問と回答例を挙げて解説します。グループ面接のポイントと落とし穴を押さえて他者と差をつけましょう。
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Web面接
Web面接は慣れていないと思わぬハプニングが生じるかもしれません。インターネット環境や音声の不具合などが起こるとあなたの魅力を最大限アピールすることが難しくなるため、必ず事前に確認しておきましょう。
Web面接前にチェックすべき項目
- ネット回線が安定しているか
- パソコンやスマホが充電されているか
- カメラの位置は合っているか
- 画面の明るさに問題がないか
- 音声の聞き取りやマイクに問題がないか
- 騒音や雑音が入らない状況か
また上しかスーツを着ていなかったりカンペをそのまま読んだりするのは面接官に良い印象を与えないので気を付けてくださいね。
目線の高さを意識できていない人が多い印象です。相手を見下ろすような角度になってしまう、反対に逆に見上げすぎてしまうのは避けましょう。特にスマートフォンを使ってWeb面接をする時にありがちなので気をつけてくださいね。
Web面接前の準備はこちらの記事で詳しく解説しています。併せて確認しておきましょう。
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WEB面接は、対面面接と異なる対策が必要です。WEB面接に必要な準備や好印象を残すポイント、トラブル時の対処法をキャリアコンサルタントが解説します。WEB面接の特徴を押さえて選考を勝ち進みましょう。
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これって本当? 面接での暗黙のルールの真相
「服装自由と言われてもスーツを着るべき」「志望度を聞かれたら絶対に第一印象と答える」など面接に関する暗黙のルールを聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
就活生の間では噂されていても、実際企業はそこまで気にしていないなんてこともあります。暗黙のルールとして取り上げられやすい情報を解説していくので、真相を知って正しいルールで本番に臨むようにしましょう。
「服装自由と言われてもスーツを着用する」の真相
面接の案内に「服装自由」「私服でお越しください」などと記載されていても、本当に私服で良いのか、浮いてしまわないかなどと不安になる人も多いでしょう。
結論から言うと、企業が指定している以上スーツでなく私服で問題ありません。むしろ私服を推奨している場合は、指示にしたがって私服を着用するほうが良いでしょう。
ただし私服と言っても何でもいいわけではありません。ビジネスの場ということは意識して、オフィスカジュアルといった清潔感のある服装を心掛けましょう。
- 私服といってもどのような服を選べばいいかわかりません。ポイントを教えてください。
基本はオフィスカジュアルでまとめよう
志望する業界がファッションや美容業界であればセンスもチェックされています。その会社のイメージを大切にしつつ自分らしい個性を出すようにしてくださいね。
その他の業界の場合はオフィスカジュアルと言われる服装が良いでしょう。シンプルなシャツやカットソー、ブラウスに綺麗めなボトムスを合わせてください。フードがついている服、デニム、スニーカーはカジュアルすぎるので避けましょう。
また露出度の高い服装も避けてください。困った時にはジャケット(オーバーサイズではなく肩が合っているもの)を羽織ると安心です。
「どの企業でも第一志望と答える」の真相
面接官が「第一志望はどこですか」「うちの会社の志望度はどれくらいですか」と質問することはよくあります。第一志望じゃない場合はなんて答えるべきか迷ってしまいますよね。
そもそも第一志望という定義自体あいまいですし1社である必要はないため、他にも迷っている場合に「第一志望」と答えても嘘にはなりません。自信を持って第一志望であることを伝えましょう。
とはいえ他の企業の方が志望度が高い場合もあるかと思います。その場合は正直に話して問題ありませんが、伝え方に気を付けましょう。
迷っている点や他社に魅力を感じている点を明確にして「御社も志望度が高いけど迷っている」という伝え方が望ましいですね。
第一志望でないことの直接的な回答は避けましょう。「どの企業も魅力的で決めきれない」「御社が第一志望群」などがおすすめです。第一志望が絞り切れていないまま面接を受けることもあると思いますが、これらの答え方であれば嘘にはなりません。
「面接時間が短いと不合格」の真相
面接時間が短いと「不合格だったのでは」と不安に感じる就活生も多く、暗黙のルールだと言われることがあります。しかし、面接時間の長さだけで合否が決まるわけではありません。
確かに面接途中で不合格だと判断されれば面接が早めに終わることもあります。しかし、これまでの選考での評価から早めに合格だと判断されるケースもあったりと状況によりけりです。一概に不合格だと決めつけないようにしましょう。
- 面接時間が短く不安なのですが、時間で合否を判断できるパターンはありますか?
時間と合否は関係ない! それよりも次の対策しよう
面接時間は合否とは関係ありません。初めの10分ほどで次の選考へ進めると決めて終わる場合もありますし、事前に面接時間を決めてその時間をフルに使おうとする面接官もいます。
手ごたえと合否は結びつけることが難しいので、そこを気にするよりも次に受ける企業について調べるなど、先を見据えた対策をおこないましょう。
ルールを守るのは当たり前! プラスアルファで好印象を残そう
今回紹介したルールは、印象を下げないために最低限守るべきものだと言えます。特に倍率の高い企業などでは、ルールを守るだけで内定を掴むのは難しいでしょう。
ルールやマナーを守ることは当たり前として、好印象を残せるプラスアルファの行動を紹介します。周りの学生と差を付けたい人はぜひ実践してみてください。
お礼メールを送る
面接が終わったらぜひお礼メールを送りましょう。お礼メールを送ることで合否に直結する可能性は低いですが「丁寧な学生だ」「熱意がある」と好印象を残すことにつながります。
お礼メールは面接終了後なるべく早く送ることが大切です。時間が経ってしまうと印象に残りにくいですし、すでに結果が出ているかもしれません。
面接後は以下の例文を参考に、お礼メールを作成してみてくださいね。
送信メッセージ
TO〇〇〇〇@theport.jp
CC
件名〇月〇日一次面接のお礼/〇〇大学港太郎
〇〇株式会社
人事部 〇〇様
お世話になっております。
本日一次面接に伺いました〇〇大学〇〇学部の港太郎と申します。
本日はお忙しいなか貴重なお時間をいただきありがとうございました。
〇〇様とのお話を通じて貴社の事業や今後の取り組みについての理解が深まりました。
また〇〇様の〇〇のご経験に感銘を受け、強く印象に残っております。
以前より貴社を第一志望としておりましたが、面接を通じて貴社への志望度が強くなりました。
取り急ぎ面接のお礼を申し上げたくご連絡させていただきました。
引き続きどうぞ、よろしくお願いいたします。
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港 太郎(みなと・たろう)
○○大学○○学部○○学科○年
携帯電話:080-○○○○-○○○○
メール:minato@○○○○○○.ab.jp
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面接官の名前と印象を覚えておく
選考が進むにつれて企業への関心や志望度はより重視される傾向にあります。面接官の名前や印象を覚えておくことで、その後の選考で志望度をアピールすることにつながりますよ。
社員の名前や話を覚えて志望度をアピールする例
入社後は営業部で活躍したいと考えています。前回の面接でお世話になった〇〇さんから仕事のやりがいについて伺い、〇〇さんと同じ営業部で働くことに魅力を感じたからです。
このように選考で面接官にまつわるエピソードなどを話せると、その企業への関心が伝わってきますね。志望動機などで熱意を伝えることができていれば、相乗的に強い志望度をアピールできます。
面接ではルールに縛られすぎないことも大切
ここまで紹介したルールを守ることは、面接突破において重要なことです。しかし、ルールばかりに気を取られてしまってはかえって良い結果を残せないかもしれません。
面接で大切なことはあなたの人柄や魅力を伝えることです。ルールばかりに気を取られて、自分の考えや個性を上手く伝えることができなければ意味がないですよね。
もちろん最低限のルールは守るべきですが、そこばかりに焦点を当てて考えないようにしましょう。後悔のない就活にするためには自分らしさも大切にしてくださいね。
アドバイザーコメント
早川 峻
プロフィールを見るルールだけを考えずに「自分が伝えたいこと」を意識して臨もう
ルールを気にしすぎて本来の自分の力が発揮できないのも考えものです。まずは自分が一番伝えたいこと、アピールしたいことを確実に伝えることに集中しましょう。ルールやマナーを守ることにばかり気を取られてはいけません。
面接官が一番見たいのは「その学生がどのような人物であるか」です。学生の皆さんのアピールポイントが面接官にしっかりと伝わって、その点を評価してもらえれば少々のルールやマナー不足は目をつむってもらえるのではないでしょうか。「自分のこの部分だけでも見てもらえればOKだ」と割り切ってしまった方が、かえって良い結果を生むこともあります。
ルールに不安がある場合はそれを面接官に伝えるのもおすすめ
ちなみに私自身は敬語の使い方があまり上手ではなかったため、いつも面接の最後には「なにぶん敬語を使うことに不慣れなため本日は失礼な言葉遣いも多々あったかと思いますがご容赦ください」という一言を言えるように練習して準備していました。
こうしておけば「マナーはできていないけどなかなか礼儀正しい学生だな」という印象を残すことが出来るので、プラスの評価になることもあります。このように自分自身のミスをフォローしてくれるような一言を用意しておけば、「最後に一言謝ればいいや」とリラックスして臨めるかもしれません。
ルール以外にも、気を付けるべき面接のコツを知りたいという人は、ぜひこちらの記事を参考にしてくださいね。
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ルールを完璧に把握して面接突破を目指そう!
面接でルール違反ととれる行動をしてしまうと、あなたの魅力を伝える前に面接官がマイナスの印象を抱いてしまう恐れがあります。面接ルールを把握することは面接突破に不可欠です。
今回解説した内容を押さえておけば面接ルールは攻略できます。本番前に何度も見直して、自信を持って臨んでくださいね。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント/産業カウンセラー
Junko Tomioka〇南箕輪村のキャリア教育推進コーディネーターに就任後、独立。現在は地方中高生やベトナム人留学生の就活支援、企業内キャリアコンサル、地方就職のサポートをおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/留学カウンセラー
Shun Hayakawa〇大手就活メディアの営業を経て、現在は留学支援をおこなうアナザーストーリーの代表取締役を務める。キャリアコンサルタントとして学生の強みの発見から選考対策など幅広く支援
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/HR&Sパートナーズ代表
Chinatsu Iwasaki〇大学理系学部卒業、大手インフラ企業の人事として勤務。開業後、企業の採用コンサルティングや就職支援などをおこなう。現場感と対話を大切にしている
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