この記事のまとめ
- 一次、二次選考と最終面接の違い
- 最終面接前にやっておきたい対策
- 最終面接では具体性のある回答が求められる
- 面接力診断ツール
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この記事を読んでいる人におすすめ
いくつもの面接を勝ち抜き、最後の難関ともいえる最終面接。「最終面接まではいけるのに最後で落ちてしまう」という悩みをよく聞きます。最終面接まで残れたからこそ、あと一歩で不採用になってしまうと落ち込んでしまいますよね。
最終面接に対して「意思確認の場」だと思っている就活生も多いですが、能力さえあれば通過できていたこれまでの面接とは違い、ライバルに勝たなければ内定をもらえないのが最終面接です。
スキルや能力として受かるだけの実力があったとしても、他のライバルのレベルが高く採用人数内に入ることができなければ、落ちる可能性も十分にあるのが最終面接だと覚えておきましょう。
この記事では、キャリアコンサルタントの長谷川さん、鈴木さん、岩﨑さん、高尾さんとともに、最終面接で合格を勝ち取るための対策法を解説しています。
元採用担当者としての経歴を持つ高尾さんは、最終面接での実情を踏まえたアドバイスもしてくれているため、これから最終面接を控えている人は、ぜひここでの解説やアドバイスを大いに参考にしてみてください。
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最終面接は5つの対策に注力して万全の準備を整えるべし
この記事を読む皆さんは、これまでの面接を勝ち抜き、最終面接まで残れたということなので、それだけのスキルや能力が企業から評価されているといえます。しかし、それは最終面接まで残っているあなた以外の応募者も同じなのです。
無事に内定を獲得するためには、これまでの面接と同じ対策ではなく、より優秀なライバルたちの集まる最終面接に特化した対策をしっかりおこないましょう。
この記事では最終面接の特徴を踏まえたうえで、最終面接のための5つの必須対策について詳しく解説していきます。最終面接でよく聞かれる質問や逆質問なども紹介するため、参考にして、万全を期して面接に臨めるようにしていきましょう。
39点以下は要注意。あなたの面接力を診断してください
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前提を確認しよう! 最終面接の特徴
所要時間 | 基本は30分~1時間程度 |
面接官 | 基本的に役員以上 |
面接形式 | 個人面接が一般的 |
評価ポイント | 最も大切なのは企業とのマッチ度 |
通過率 | 企業によって異なる |
結果の通知方法 | 合格だと電話が多い |
最終面接に向けた具体的な対策に入る前に、まずは最終面接がどんな選考なのかを確認しておきましょう。最終面接が、一次面接や二次面接といったこれまでの選考と特に大きく異なる点は、評価ポイントです。
序盤の選考では、応募者本人の持つスキルや業務への適性などが重視されます。一方で最終面接は、そうしたチェックポイントをクリアできているという前提のもと、スキルや業務への適性以外の点も含めた企業とのマッチ度が見られるのです。
たとえば、どんなにスキルや業務適性がのある人材でも、企業の社風やビジョンに合わなかったり、応募者本人から意欲が感じられなかったりすると、入社後にミスマッチを起こし、早期の退職につながりかねません。
「せっかく採用するなら長く働いてほしい」と思うからこそ、企業は最終面接の場できちんと自社で活躍してくれる人材なのかを見極めようとしています。
そのため最終面接では、これまでの選考でアピールしてきた自分の魅力やスキルを再度示すだけでなく、その企業と自分自身との相性の良さが伝えられるような準備をおこなう必要があるのです。
- 企業とのマッチ度は最終面接以外の面接でも見られていると思います。マッチ度を見るために最終面接だからこそどのような視点で見極めているのでしょうか?
未来視点で見極められている
ベンチャー企業の場合、企業とのマッチ度を知るために、自社の考え・価値観に合うかという視点で、「自社の事業に対し、あなたは何ができるか? 何がしたいか?」の未来視点で問われるケースがあります。
中小企業については、中小企業の多くは地域密着型が多いので、「自社で、あなたが会社に貢献できることはもちろんですが、地域にどのような貢献ができるか?」という視点で質問をされることがあります。
最終面接前に必ずやっておくべき5つの対策
最終面接前に必ずやっておくべき5つの対策
- これまでの面接での回答を振り返る
- 同業他社との違いを調べて企業研究を深める
- 入社後のキャリアプランを考える
- 面接官の情報を調べる
- 面接官に合わせた逆質問を最低5つ考える
最終面接にどうしても受かりたいと考えていても、何をどこまで対策したら万全なのかわからない人も多いかもしれませんね。最終面接ならではの特徴があるように、最終面接だからこそやっておくべき対策があります。
前提としてこれまでの面接の内容を深掘りされる可能性を踏まえて、企業研究や将来のビジョンのブラッシュアップを中心におこないましょう。具体的な対策を5つ解説するので、最終面接を控えている人は実践してみてください。
最終面接に限らず、面接前にやっておきたい準備や対策はこちらの記事で詳しく解説しています。併せて参考にしてください。
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面接のための必須準備3項目! 差がつくプラスαの準備も解説
面接は、身だしなみやマナー、頻出質問の回答など、網羅的に抜かりなく準備をすることが面接突破につながります。前日・会場到着前後・面接直前に切り分けて準備するべきことや心構えについて、3名のキャリアコンサルタントの意見を交えて解説します。
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①これまでの面接での回答を振り返る
これまでの面接で回答した志望動機や自己PRをブラッシュアップするために、まずは振り返りをおこないましょう。前回の面接の振り返りを見直すだけでも問題ありません。
面接の振り返りのおすすめの方法
- 前回の面接での質問と回答を思い出す
- 前回の面接で上手く答えられなかった質問をピックアップする
- ②で選出した質問の対策をおこなう
最終面接で大切なことの一つとしては、これまでの面接との一貫性です。最終面接だからといって内容を前回の面接から大きく変えてしまうと、回答に信ぴょう性が失われてしまいます。
また、前回の回答内容をもとに最終面接で深掘りをされたときに、うまく答えられなければ準備不足だと評価されてしまうかもしれません。深掘りの質問に対しても問題なく回答できるように、これまでの面接の内容は必ず振り返っておきましょう。
うまく答えられなかったものだけでなく、手ごたえのあった質問も振り返ることをおすすめします。
反応が良かった回答のさらなる魅力アップも重要です。具体的には、その回答に自分の経験を反映させることができないか探ってみましょう。自分の経験談を織り交ぜると回答に強い力が得られて、あなた自身の魅力をアップしてくれます。
②同業他社との違いを調べて企業研究を深める
最終面接では、企業理解の深さをアピールすることも大切です。たとえば、あなた自身も一度話したことなどを相手が覚えておいてくれると関心の高さを感じて嬉しくなった経験があるのではないでしょうか。
企業も同じです。調べられる限り企業について調べておくことが、企業に対する関心や熱意、つまり入社意欲の高さだと捉えられるのです。より企業理解を深めるために、同業他社との違いを調べて言語化しておきましょう。
同業他社と比較する4つの視点
- 企業理念や社風
- 事業内容
- 働く人
- 業界内での立ち位置
経営的な判断は企業理念に基づくことが基本です。事業内容と企業理念の結びつきを考えられると、その企業への理解度が上がり、特徴や強みを見つけやすくなります。
また、企業理念が似ている場合はありますが、実際の仕事内容まで完全に同じ企業がほとんどありません。そのため、事業内容を調べるときにはサービス対象や、事業規模、ビジネススタイルまで調べたうえで、実際の業務イメージまで持てるようにしておきましょう。
アドバイザーコメント
長谷川 晴美
プロフィールを見るコーポレートカラーに注目することで企業の思いが見えてくる
まずは会社HPや会社説明資料で調べると思いますが、たとえば企業のブランディングの1つである企業ロゴやコーポレートカラーにも注目してみてください。その企業の思いが詰まっています。
企業ロゴやサイトの色合いで青色を基調としている企業は「安心感や誠実さ」を大事にしたい思いが強く、反対に最も人間の視覚に訴える赤色を基調としている場合は「活動的やエネルギー」を大事にする思いなど、一つひとつに意味があります。面接ではその事を話すことはなくても、企業が基調とする色はチェックしておきましょう。
積極的に行動して情報収集を徹底しよう
現在はオンラインセミナーやリアルの展示会にも学生の多くが無料で参加できます。展示会では訪問ブースを細かく決めずに広くまわり、自分の興味にあるテーマにあったブースや企業があれば、その会社や事業の情報を持ち帰り深く調査しましょう。
集めた情報や経験は、企業の具体的な取り組み、ビジネスモデル、他社と差別化している点ごとに、自分なりにノートや資料をまとめておくと良いでしょう。自分でまとめると頭に入りやすく、それを持って「企業で自分自身がどんなことを・どのように取り組めるか」のイメージが湧きやすくもなります。
そして興味ある業界はできるだけ多くの企業の話を聞くようにしましょう。自分で調べられることは調べて、周りに聞けそうな人がいたら自分から積極的にどんどん聞いていくスタイルが業界研究のコツです。
面接が迫っている人は、頻出質問の回答例だけでも予習しておこう!
面接でどんな質問がされるか、そして答えられるか不安ですよね。ただ、企業によって何を質問されるか分からない人も多いはず。
そこで活用したいのが無料の「面接回答集」です。この資料があれば、森永製菓や伊藤忠商事、トヨタ自動車などの人気企業の面接で、実際に聞かれた質問とその答え方がわかるようになっています。
どんな質問にも自信をもって答えられるようになれば、面接も怖くなくなります。今すぐ活用して、面接突破の力を手に入れましょう!
③入社後のキャリアプランを考える
入社後どのようなキャリアを歩みたいかも明確にしておきましょう。入社後に企業に貢献できることをアピールするためには、具体的にどのような成長やキャリアアップを望んでいるかも言語化しておく必要があるからです。
その企業で経験できることなどを踏まえて、キャリアプランを作ってみてください。
キャリアプランの作り方
- 10年後に自分がどんな生活をしていたいかを考え、そのうえでどんなキャリアを想定できるか考える
- ①を達成するためにどんなスキルを身に付け、どのような実績が必要かを考える
- ②で考えたスキルや実績を得るために必要な経験をリストアップする
- 必要な経験をいつまでにすべきかを考えて時系列順に並べる
- 3年後、5年後、10年後の目標を明確に立てる
- 10年後の理想の自分が思い浮かびません……。キャリアプランを考える際のコツがあれば教えてください。
ロールモデルとなる社員を探そう
自分の将来のイメージが持てない人は、希望企業のロールモデルになる社員を探すと良いですよ。
インターンシップでOB・OGに聞いてみる、会うことはできなくても企業のHPにある、社員インタビューで自分のイメージに合う人物を探す方法があります。
④面接官の情報を調べる
まずは、誰が面接官の可能性があるのかを調べましょう。就活口コミサイトなどで特定できる場合はその人について調べてください。もし特定できない場合は、役員以上のすべての人の情報を調べておくと万全の対策になります。
役員以上のすべての人といっても、人数自体はHPに載っている人だけなので、全員分調べておくことをおすすめします。
最終面接の面接官である役員以上の役職の人は、企業のHPに情報の記載があったり、インタビュー記事がある可能性が高いです。個人のFacebookやTwitterを公開している場合もあるため、それ以前の面接官よりは情報を得やすいでしょう。
面接官の情報の4つの調べ方
- 企業HPに情報の掲載がないか調べる
- 検索エンジンで個人名で検索しインタビュー記事などを探す
- 著書がないかを調べてあれば読む
- SNSで発信してないか確認する
39点以下は要注意!
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⑤面接官に合わせた逆質問を最低5つ考える
逆質問のコツは面接官に合わせた質問をぶつけることです。答えられない内容を逆質問をしても、時間の無駄になってしまいます。最終面接の場合、経営にかかわっている人だからこそ聞きたい内容を質問することがおすすめです。
面接をする人に合わせて質問を考えることで、その質問に対してより深い回答を得られる可能性が高くなるだけでなく、意欲の高さもアピールできますよ。最終面接の逆質問の時間は、お互い最後の見極めの時間です。
最後のアピールのチャンスだと思って、より企業研究の深さや志望度の高さがアピールできるような質問を最低5つは考えておきましょう。おすすめの質問は後半で紹介するので参考にしてみてください。
最終面接ならではの逆質問を考えたい学生は以下の記事を参考にしてください。内定をつかむ準備方法とNG例も解説しています。
関連記事
最終面接の逆質問30選! 内定をつかむ必須準備と差別化のコツを解説
最終面接の逆質問は今までと同じではいけません。最終面接の特徴を押さえ、万全の準備をしましょう。この記事では最終面接の逆質問例や周囲と差別化するポイントなどをキャリアコンサルタントが解説しますので、参考に内定を勝ち取ってください。
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最終面接でよく聞かれる質問10選と回答例文
最終面接で聞かれる質問は、これまでの面接とそこまで大差はありません。しかし、これまでの面接での回答の通りに答えるのでは危険です。
企業にとって最後の見極めのチャンスでもあり、面接官の役職も今までとは大きく違う可能性があります。以前の面接と同じ質問をされたとしても、評価する視点が「経営者として」になるということです。
そのため、最終面接に向けて必ず頻出質問の回答は考え直しておくことが大切ですよ。頻出質問とそれぞれの回答例を紹介していくので、参考にしてみてくださいね。
面接は事前にどれだけ質問を想定できるかがカギとなります。最終面接に限らず面接でよく聞かれる質問はこちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事
面接の質問150選! 回答例から答え方まで質問対策を完全網羅
面接の質問に回答するためには、事前準備が重要です。面接でよく聞かれる質問と回答例に加えて、質問に答えられない時の対処法についてもキャリアコンサルタントが解説します。伝え方を意識して、面接の質問対策をしましょう。
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面接官からの評価が点数でわかる! 本番に備えて面接力を測定しよう!
自分が面接官の目にどう映っているか、きちんと把握できていますか?
「面接力診断」では、あなたが面接本番でどれほどの力を発揮できるかを100点満点で測ります。
39点以下だと実力を発揮できていない可能性が高いです。診断結果から改善策を提案するので、本番に向けて対策しましょう。
- もうすぐ初めての面接がある人
- 自信のあった面接に落ちてしまった人
- 面接への不安を和らげたい人
①改めての志望動機としてなぜ当社なのかを教えてください
エントリーシート(ES)や履歴書を含め、これまでの面接でも何度も聞かれた志望動機。志望動機は企業への共感を含めて応募者の価値観や考え方を読み取りやすいので、最終面接で改めて聞かれることもあります。
「なぜ志望したのか」の部分の説得力のある伝え方はこれまでの面接同様に意識しつつ、最終面接では入社後のキャリアプランや実現したいビジョンをより具体的に伝えることを意識しましょう。
例文
私は書籍のデジタル化の先駆者として業界を引っ張る御社で、本をより身近なものにして人々の生活を豊かにしたいと思い志望いたしました。
幼少期から読書が好きで、幅広い本を読んできました。いつかは本に携わる仕事がしたいと考えていた一方で、廃刊になる書籍や雑誌を数多く目の当たりにしたことから出版業界の将来性を疑う自分もいました。活字離れが進んでしまっているとしても、本は決してなくならず、また無くしてはいけないと考えています。
また、昔から何度も読み返している愛読書がどんどんぼろぼろになっていくことが、愛着が増えるとともに読みづらさも感じていました。好きな本はこれからも繰り返し読みたいと思い、手軽にいつでも読めるだけでなく、何度読み返しても廃れることがない電子書籍に魅力を感じました。
電子書籍が世の中に受け入れられ始める前からネット上でメディアでの情報発信をしていたり、いち早く電子書籍に参入していた御社の魅力に惹かれました。IT×出版という出版業界の未来につながる事業を推進する貴社において、「面白い」ものをより利用者にとってより身近にそして正確に発信していくことで、出版業界の未来に貢献したいと考えております。
そのためにも、入社後はまずは出版の基礎を学ぶとともに、これまで学んできたマーケティングの知識を活かして電子書籍の魅力をより多くの人に伝えていきたいです。
多くの採用担当は「あなたが何をしたいか」を数分話すだけで見抜きます。どんな動機でも構わないので、時間をかけて調査したことや考え抜いた事を自分の言葉で丁寧に口にすることで、聞く側にも響くでしょう。
例文のようにまず冒頭で「本をより身近なものにして人々の生活を豊かにしたい」と志望動機の結論を述べてから、これまでの経験にはエピソードを含めて、志望の理由につながるように展開して、今後の企業へどのように自分が活躍できるかで締めくくるとすっきりまとまります。
②あなたの強みと弱みを教えてください
強みと弱みも一度は聞かれたことのある質問かもしれませんね。強みや弱みの質問は、社風に合っている人材かを判断できる質問です。加えて、最終面接では今後の事業に活かせる人材かを見極める質問でもあります。
求める人物像だけでなく、面接官が一緒に働きたい人材の特徴をインタビューなどで話していないかを調べたうえで、当てはまる部分があればそれをアピールするとより好印象になりますよ。
例文
私の強みは行動力があることです。
大学の4年間を一秒たりとも無駄にしないように、勉強はもちろん時間が自由に使えるうちに課外活動や海外留学もおこないました。興味があることに対して一つひとつ挑戦するなかで、自分自身の得意・不得意とも向き合うことができました。また、数多くのことに挑戦した結果、失敗も多くありましたが成功体験も得ることができたため、さらに新しいことに挑戦し続ける自信にもなりました。
また、私の弱みはせっかちなところです。
新しいことにスピード感を持って挑戦することを意識しすぎて、周囲とのコミュニケーションが欠けてしまい、課外活動でおこなっていたフリーぺーパーの作成の際にメンバーと仲たがいをしてしまったことがありました。そこでもっと周りの意見も聞いて進めるべきだと自己反省し、それからは相手の立場に立って発言・行動をするようになりました。
例文の通り、必ず短い文章で一度区切ると良いですね。経験を最初に話す人もいますが、聞き手は、話をまとめる力がないと判断することがあります。弱みは必ず、その後どのように改善したかということを述べてください。
面接の不安を解消! 本番前に面接力を測って弱点を発見しよう
不安を抱えたまま面接本番に臨むと、面接官に好印象を残せず、内定が遠のいてしまう可能性があります。
そんなときこそ「面接力診断」を受けましょう。
簡単な質問に答えるだけで自分の弱点がわかり、改善方法も提案してもらえます。ぜひ活用して面接を突破してください。
- 近く面接本番を控えている人
- 自分の面接の改善点を知りたい人
- 過去の面接で力を発揮しきれなかった人
③当社に入社して5年後、どのようなキャリアを築きたいですか?
入社以降の仕事での活躍を見据えるために、どのような目標を持っているかを知るための質問です。5年後だけでなく3年後、10年後など一定の期間の目標を聞かれる場合が多いです。
例文
入社3年目までに業務やビジネスモデルの理解の基礎を整え、4年目以降はマネジメントをしつつ新規事業の立ち上げにかかわりたいと考えております。
二次面接をご担当いただいた○○様から、御社では新規事業の立ち上げにおいて、能力さえあれば手を挙げれば担当するチャンスは豊富にあるとお聞きしました。
まずは目の前の仕事に一つひとつ真摯に取り組んで経験を積み、チャンスが舞い込んできたときに掴めるくらいの実力を入社後5年までに得たいと考えております。
プライベートの話をする人もいますが、入れないほうが無難です。まずは新入社員として、社会人として、何をしていくのか、企業人としてやっていく意思があることを強くアピールすることが重要です。
企業によっては入社5年だとまだ一般メンバーであることも多いので、企業HPに社員紹介などがあれば人事制度も想像しながら考えてみてください。
④この業界は今後どのようになると予想しますか?
業界に関する知識だけでなく、思考力も確かめている質問です。現在の状況を明確に理解しつつ、そこから課題を見出し解決策まで提案できると良いですね。
ただし、面接官は就活生にこの質問に対する「正解」を求めているわけではありません。あくまでもビジネスに活かせる考え方や姿勢があるかを見ている質問なので、回答に至った仮定をしっかり伝えるようにしてください。
例文
今後の人材業界において、IT人材の不足がますます顕著になるため需要は大きく高まると予想しています。
圧倒的に文系出身の人材が多い中で、IT人材の不足に対応していくとなると研修制度を整えていく企業もますます増えるのではないかと考えます。すべての企業が自社での研修を整えることは難しいことが予想されるため、研修と人材を合わせたサービスの需要が高まると考えています。
例文のように関連業界に関する流れを掴んでおき、自分なりに見立てて、学生らしくマクロな観点で述べられると良いでしょう。
企業・業界研究不足は業界の今後を語るときに筋がないものになってしまいます。そのためには、業界にかかわるニュースやトピックをチェックしておくといいですね。
ただ、報道によってはネガティブに伝えられている場合もあるので、ニュースは複数のメディアでチェックして、相談できる社会人がいたらその人の意見を聞いておきましょう。
⑤当社の事業やサービスの課題は何だと思いますか?
例文
貴社の主力事業であるECでの化粧品販売事業は、ECサイトだからこそのコストパフォーマンスの点で、化粧品業界内で確固たる地位を築かれていると考えております。
そのうえで、今後の更なる成長に向けた課題を挙げさせていただくとすれば、「SNS世代へのアプローチ」にはまだ伸びしろがあると感じています。
現在の主要顧客層は30~40代が中心かと存じますが、将来的な市場の主役となる10代〜20代の認知度や利用率を高めることが、持続的な事業拡大の鍵になると考えます。
この点において、私は学生時代にSNSマーケティングのインターンで、若年層向けのプロモーションを企画・実行した経験がございます。この経験を活かし、貴社サービスの魅力を新たな視点で若年層に伝え、新規顧客獲得に貢献できるのではないかと考えております。
この例文は、自社の強みを踏まえて課題を示し、自身の経験と結びつけている点が好印象だと思います。
こうした企業の課題を問う質問には、その企業の核心となる部分を否定する表現は避け、改善の余地がある領域に前向きな提案をする姿勢が大切です。課題提起だけでなく、自分の貢献も簡潔に示すと説得力が増します。
⑥当社で実現したいことは何ですか?
入社後のビジョンを聞く質問です。個人のビジョンと企業で実現できることがマッチしていれば、入社後もモチベーションを持って働ける環境だといえますよね。入社後も意欲的に働けるかどうかを確かめるために質問する場合が多いです。
例文
私は「食」の事業を通じて、人々の健康に貢献したいと考えております。
すべての人の日常にある「食」ですが、健康に直結しているものであるにもかかわらず、健康に良いものを意識して日々の食事を考えることは難しいと感じています。正確な知識がないままなんとなく「健康に良い食事にしたいな」と考えている人が、簡単に栄養バランスの整った食事ができるようにしたいと考えております。
御社の食材のサブスクリプションは、栄養バランスの整った食事が家でできるような工夫がされている素晴らしいサービスだと考えております。入社後は、御社のサービスの認知度の向上に貢献することで、人々の健康に貢献していきたいです。
例文の通り、会社の方向性に合った貢献をしながら自己実現をするという流れが良いです。自己実現は、体験談や社会問題に対して「志望企業×自分」で実現できる可能性として組み立てられると、印象付けられます。
⑦当社に入社したらどのように貢献できると思いますか?
即戦力で働くための意欲を知ることができる質問です。自分の強みを把握して、それをビジネスに活かそうという意思がある人は、入社後すぐに活躍できる可能性も秘めています。
企業の事業内容の特徴や将来性を踏まえつつ、自分の強みやスキルを活かす方法をより具体的に示しましょう。
例文
大学ではマーケティングを学んでおりました。特にゼミではSNSを通じたマーケティングを学んでおり、実際に課外活動の広報でも実践していたため数値的なデータもあります。
御社ではWebサイトや広告を通じた宣伝に比重があり、SNSでのマーケティングに関して課題を感じていると以前の面接でお伺いしました。SNSを通じて日常的に情報を発信していくというところで、より御社のブランディングや商品の周知にも貢献できると考えております。
例文のように大学時代に学んだことや頑張ってきたことから得た強みを経験から語り、企業における取り組みや課題となっている話を交えることで(この場合は以前の面接でキャッチした内容の「SNSでのマーケティングへの課題」)、具体的に企業でどのように取り組み、業務の効率化をおこなえるかをアピールしましょう。
また、この会社に入ってどうなりたいか、何を成し遂げたいかを伝えることも大切です。たとえば、これまで学んだことや経験を活かして企業の業務の効率化のやり方を提案するのも良いでしょう。入社後の自分の活躍と成長ストーリー、シナリオがあると「よく考えているな」と評価につながります。
⑧当社が第一志望ですか?
この質問は、率直に志望度を確かめています。入社したいという意思のある人に内定を出したいというのが企業の本音なので、「内定を出したら入社するか」を判断するために質問されることが多いといえます。
例文
はい。第一志望です。
面接を通して御社の魅力について深く知ることができ、またどの面接官の方と話しても「一緒に働きたい」と思う方ばかりで、面接を重ねるたびに志望度があがっており、もし内定をいただけるのであればぜひ御社に入社したいと考えております。
その企業が第一志望でない場合は、嘘をついて「第一志望です」と答える必要はありません。「御社が第一志望群です」という伝え方にしてみると良いのではないでしょうか。第一志望は1社のみですが、第一志望群、なら何社あってもいいですからね。
数社受けているのが通常なので、正直に「何社かで迷っています」「今受けてる会社の中で決めたいと思っています」など答えましょう。正直にと言っても「御社が第二志望です」など具体的に答える必要はありません。あくまで正直な態度で質問には答えれば良いのです。
⑨他社の選考状況を教えてください
選考状況に関する質問も、内定承諾をするかどうかを想定するために聞きます。また、志望業界に矛盾がないかなどを確かめることで、応募者の考え方や価値観も見極めている可能性があります。
例文
私は現在テクノロジーを通して人々の生活をもっと豊かにしたいと考えているため、IT業界を中心に就職活動をおこなっております。
現在は御社を含めてIT企業を9社受けており、そのうち2社は最終面接の結果待ち、3社は最終選考にを控えている状況です。
選考中の企業が複数の業界にわたる場合もあるかもしれません。この場合、受けている企業と同じ業界の企業を伝えることをおすすめします。あまりにも一貫性のない業界をつたえてしまうと、「この業界への志望度は低いのかな」と思われる可能性もありますよ。
選考状況を必要以上に隠したり嘘をつくのはよくありませんが、正直に洗いざらい答えすぎるのも、人事担当者としてはその人をあえて選ぶ意味がなくなってしまうので避けたいですね。
⑩最後に伝えておきたいことはありますか?
この質問は、最後にアピールするチャンスを与えることで、その場での対応力から人柄などを知りたいという意図があります。「ありません」と伝えるよりは、感謝の気持ちに加えて、その面接を通して何を学びどう思ったのかを伝えられると好印象です。
例文
本日は、面接の機会をいただきありがとうございました。
○○様のお話をお伺いするなかで、物流業界を新しいテクノロジーで先導する御社で、さらに最先端の技術を駆使してさらに人々の生活を豊かにするサービスに貢献したいと考えております。
これまで学んできたシステムエンジニアリングの分野についてさらに知識を深めるとともに、現場も経験しつつ効率化を目指したアイディアを考えていきたいと考えていきます。
改めまして、本日はお忙しい中貴重なお時間をいただきありがとうございました。
せっかく最後に話をするチャンスが貰えたのであれば、再度、志望動機や熱意は伝えておきましょう。いくらかあなたのことを面接官に伝えることができたかもしれませんが、時間は十分ではなかったはずです。
調べてきたこと、これまで出会った社員の人たち、魅力に感じている部分など自分の熱意を念押ししましょう。
逆質問はアピールのチャンス! 最終面接で聞くべき15の質問
面接では「何か質問はありますか」のように、逆質問を最後に求められることが多いです。面接官が逆質問を求める意図としては、その人の興味関心を知るためなどがあります。
企業とのマッチ度を重要視する最終面接では、逆質問の質問内容からもその人の価値観や考え方を知りたいと考えています。逆質問は、自分の知りたいことを聞くチャンスでもあり、最後のアピールチャンスでもあります。
ジャンル別の質問例を紹介していくので、参考にして逆質問の機会を有効活用していきましょう。
会社の方針についての5つの逆質問
最終面接では、より会社の方針などの大きな質問をしてみるのもおすすめです。日頃から経営にかかわっている役員以上の面接官の場合、企業の今後についても見据えている可能性が高く、企業に対する理解も深まりますよ。
また、その企業の現在だけでなく今後について質問することで、入社後まで明確に考えられていることがアピールでき、入社の意欲も伝えられます。
会社の方針についての逆質問
- 企業理念で「〇〇」とありますが、それを実現するために何を大切にしていますか。
- 直近で掲げている企業としての目標を教えてください。
- 御社の○○事業について、2025年までに業界トップシェアを目指すという方針をお伺いしましたが、具体的にどのように取り組んでいるかお教えいただけないでしょうか。
- ○○業界におけるリーディングカンパニーだと認識しておりますが、御社の成長の背景を教えていただけますでしょうか。
- 入社させていただいたら、○○の仕事にも挑戦したいと考えておりますが、挑戦の機会はありますでしょうか。
事業内容に関する5つの逆質問
事業内容についての質問は、その企業への関心が高いことがアピールできるのでおすすめです。しっかりと事前に調べたうえで、気になる点を質問しましょう。調べたらわかることを質問すると、企業研究が足りていないと評価が下がる可能性があります。
また、事業内容について質問するときは、ある程度回答も予想しておいたほうが良いです。なぜなら、「あなたはどのように考えますか?」と質問が返ってくる可能性もあるからです。事業内容について質問するのであれば、企業研究は綿密におこないましょう。
事業内容に関する逆質問
- 主力事業は○○だと思いますが、今後の展開があれば可能な限りで教えていただけますでしょうか。
- ○○事業について、業界全体で海外展開を進める動きがありますが、御社も今後は海外市場の開拓をされる予定でしょうか。
- 新規事業の立ち上げに興味があるのですが、今後機会があれば参加することは可能でしょうか。
- 御社の○○のサービスについて、魅力と課題を教えていただけますでしょうか。
- ○○事業における企業の課題解決において、どのような視点やスキルが必要だと思いますか。
面接官の価値観に関する5つの逆質問
面接官と自分の価値観がマッチしているかも重要なポイントです。経営者の考え方そのものが企業の方針にも直結している可能性が高いため、自分が共感できるかを確かめるためにも面接官個人に対する質問はおすすめです。
ただ、あまりにもプライベートな内容にはならないようにしましょう。あくまでも仕事や会社に対する価値観や考え方を聞く質問をしてくださいね。
面接官の価値観に関する逆質問
- ○○様が一緒に働く人に求めるものやスキルはなんでしょうか。
- 御社に入社する場合、学生のうちに今から準備できることはありますか。
- ○○様の今後のキャリアやビジョンを教えていただけますでしょうか。
- ○○様が御社に入社しようと思った決め手を教えていただけますでしょうか。
- ○○様が考える御社の魅力と課題をそれぞれ教えてください。
最終面接で落ちる人の3つの特徴
ここまで、最終面接を突破するための具体的な対策を解説してきましたが、皆さんのなかには「いつも最終面接で落とされてしまう」「最終面接がなかなか通過できない理由がわからない」という人もいるかもしれません。
そこでここでは、最終面接で落ちてしまう人の共通点に挙げられる3つの特徴を紹介するので、自分に当てはまっていないか確認してみてください。当てはまっていると思った人は、その部分を重点的に対策して、最終面接の合格率を高めましょう。
面接に苦手意識がある人はこちらの記事もおすすめです。面接への苦手意識を払拭できる考え方をキャリアコンサルタントが詳しく解説しています。
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面接の苦手意識を克服する21手|得意にする秘訣は「考え方」にあり
面接の苦手意識は、考え方次第で克服できます。苦手意識の要因は7つあり、それぞれへの対処をすることが重要です。それぞれの要因と対処法をキャリアコンサルタントが解説しますので、意識改革の手掛かりにしてください。
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面接官と考え方がマッチしていない
最終面接の面接官は役員以上の場合が多いとお伝えしました。企業は、「経営者の考え方=企業理念」であることが基本です。なぜなら経営についてや今後の方針について考えるのが経営者だからです。
そのため、経営にかかわるポジションの人と面接をおこなって、最終面接では面接官と考え方のマッチ度を確かめることが企業にとっても就活生にとっても重要になります。
面接官へマッチ度をアピールしきれていない場合、企業が発している「キーワード」を見逃しているかもしれません。面接官との考え方のマッチ度を伝えるためには、企業研究が欠かせません。
企業について調べる際には、企業がアピールしているキーワードをキャッチするイメージで企業・業界研究をおこなっていきましょう。経営者がHPで発信しているメッセージは必ずチェックすることをおすすめします。
また面接時にアピールできていないという人には「声が小さい」「おとなしい印象」をよく耳にします。とてももったいないことだと思います。自分もそうかなと思ったら、何度も鏡を見ながら実際に声を出して練習を重ねましょう。少しづつでも場慣れすることで当日は自分を信頼して望めるようになります。
普段SNSやオンラインが多く、声を発する機会が少ない人もこの時期はなるべく声を出すように(歌を歌うのも良いです)意識しましょう。
入社意欲が伝わらない
内定を出すために企業は多大な労力をかけているため、内定辞退は企業からすると大きな損失になるのです。そのため「内定を出したら入社してくれるか」ということも一つの観点になります。
これまでの面接以上に、志望度の高さや入社意欲が見極められていますよ。「当社が第一志望ですか」「現在の選考状況を教えてください」など、直接的に入社意欲を確かめる質問をされる場合もあります。特に第一志望の企業の場合は、入社意欲を明確に伝えることを意識してくださいね。
アピール次第で優秀さをアピールすることができます。しかし優秀だと評価される一方で、どこでもやっていけそうと思われると、「うちでなくてもいいと思っているのではないか」と思われてしまうというのが、入社意欲を上手くアピールできない場合の一例としてあります。
入社意欲をアピールするためには、他の企業ではなく、「御社で」という気持ちを伝えるようにしてください。だれもが専門性の高い業務からスタートするわけじゃありません。役員クラスには社会問題意識などを話して能力の高さをアピールしていくよりも、若者らしさを訴えていくほうが響く場合もありますよ。
企業研究が浅い
入社意欲を強くアピールする場合、企業についての知識不足だと説得力に欠けてしまいます。また、入社後その企業で自分が活躍できることをアピールするために、より具体的にその企業について知っておく必要があります。
採用ページなどを一読しただけ、就職ナビに掲載しているメッセージ性の高いものをそのまま志望動機で話すなどは、企業研究が浅いと判断される可能性が高いです。メッセージの1つを全社のビジョンと思い込まず、さまざまな角度から見てくださいね。
また、説明会などで接触した社員の魅力などを前面に話すと、物足りないと感じられる場合もあります。社員の1人ではあっても、入社後に働く先輩はその人だけではありませんよ。
最終面接まで残っているライバルたちも、面接の度に深い企業研究をしてきた人ばかりです。入社後のビジョンまで具体的に描けるくらい企業について調べられていなければ、ほかの応募者に差をつけられてしまうかもしれません。
細かい不安も解消! 最終面接にまつわるQ&Aまとめ
最終面接は、内定獲得を目前に控えた大事な選考です。だからこそ皆さんのなかには、「ここで失敗はしたくない……!」という思いから、最終面接について細かいことにも不安や疑問を感じている人も多いのではないでしょうか。
そこでここでは、PORTキャリアに寄せられた最終面接に関する質問を、質問の分野別で紹介します。
それぞれの質問には、多くの就活生を支援してきたキャリアコンサルタントがピンポイントで解説やアドバイスをしているため、ぜひ参考にしてみてくださいね。
合格率や合格フラグに関する質問
最終面接を通過できればいよいよ内定が現実的になってくるわけなので、最終面接の合格率や面接中の合格フラグなどが気になっている人も多いはずです。
そんな人は以下の質問を確認してみてください。ただし、これらのサインや一般的なデータに惑わされず、自分の実力で合格を勝ち取れるように準備もしておきましょう。
結果連絡の時期や受け止め方に関する質問
最終面接は、無事に面接を終えたとしても結果がわかるまで不安になってしまう人も多いと思います。
質問項目別の対策に関する質問
先で、最終面接で対策すべき頻出質問を紹介しましたが、それぞれの質問項目別の詳しいポイントについて知りたいという人には、以下のQ&Aがおすすめです。
キャリアプランや深掘り質問など、最終面接の対策で多くの人がつまずく質問項目についてキャリアコンサルタントがアドバイスしているため、面接前にチェックしてみてくださいね。
最終面接が終わったらお礼メールを送ろう
お礼メールは「挨拶」の位置づけです。お礼メールをしたからプラスの効果というよりも、しなかった場合のマイナスの印象を避ける狙いがあります。
どのような企業であっても、採用する側も、受ける側以上に労力が掛かるものです。特に面接の後は受けた自分だけではなく、実は採用側もクタクタに疲れているものです。
その辺りを配慮した気遣いの言葉があれば受け取る側も嬉しいですよね。社会人になるために必要な礼儀・マナーとしてもお礼メールを送りましょう。
最終面接が終わった後、お礼メールを送るべきかどうか悩みますよね。直接評価には関係しない可能性が高いです。しかし、これまでの複数の面接に時間を割いてもらったことに対してお礼を伝えるという誠意のある行動は、良い印象にはつながります。
志望度の高い企業であれば、お礼メールを送ることをおすすめします。お礼を始めに伝えたうえで、面接の中で何を感じ、学んだのかを簡潔に伝えましょう。例文を参考に、実際に自分でも作成してみてください。
送信メッセージ
TO〇〇〇〇@theport.jp
CC
件名〇月〇日最終面接のお礼/〇〇大学港太郎
株式会社○○
人事部長 ○○様
お世話になっております。
本日、最終面接を受けさせていただきました○○大学の港太郎と申します。
ご多忙の中、お時間をいただき誠にありがとうございました。
○○様の会社に対する思いや事業に対する考え方を深く知ることができ、
一緒に働きたいと率直に感じ、貴社への志望度が高まりました。
もし貴社に入社できましたら、自分の力で貢献できるように尽力しつつ、
さらに日々精進し成長していきたいと思います。
取り急ぎ面接の御礼を申し上げます。
ご多忙かと存じますので、返信は不要です。
引き続き何卒よろしくお願いいたします。
―――――――――――――――
港 太郎(みなと・たろう)
○○大学○○学部○○学科○年
携帯電話:080-○○○○-○○○○
メール:minato@○○○○○○.ab.jp
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最終面接を突破して自分に合った企業に就職しよう!
最終面接は最後の難関です。あと一歩のところまできて油断してしまう人もいますが、最後まで気を抜かずに対策をすることが就活の成功への近道です。まずは、最終面接の特徴を踏まえたうえで、これまでの選考を活かして対策をしていきましょう。
最終面接まで残れたことは、しっかり評価されたと自信を持つべきです。そして、その自信を糧に最後まで熱意や意欲を伝えて、内定を勝ち取りましょう。
アドバイザーコメント
鈴木 洵市
プロフィールを見る最終面接で不安に感じるのは当たり前
最終面接は、自分の希望する企業に就職できるかできないかが決まる面接です。
もしあなたが不安に思っている状況であれば、それは当たり前のことです。その不安はどこから来ているのでしょうか。それは、自分が希望する企業に入社できるかもしれないという「自分に対する期待値や夢の大きさ」「自分自身が認めてもらえるものなのか?」という感情からではないでしょうか。期待値が大きい程、不安感は比例して大きくなると思います。
まずは、その不安感があなたの中から出ているということを認識することが大事です。不安に思うことは悪いことではありません。そもそも不安がなければ、準備や練習を十分におこなわなくなってしまうからです。
就活は自分のペースで一歩ずつ
今回のアドバイスで、もっと深く準備する為には何をすれば良いのか悩んでいる一人ひとりの就活生の役に立てればと思っています。
就職活動はあなた自身のペースで。人それぞれの個性・方法があるので、自分を理解してあなたらしさを活かした就職活動につなげてくださいね。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
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キャリアコンサルタント/HR&Sパートナーズ代表
Chinatsu Iwasaki〇大学理系学部卒業、大手インフラ企業の人事として勤務。開業後、企業の採用コンサルティングや就職支援などをおこなう。現場感と対話を大切にしている
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/認定心理士
Harumi Hasegawa〇大学では心理学を専攻。ベンチャー企業に勤務する傍ら、カラーセラピーサロンの運営を開始。同社で個人法人向けカウンセリングに加え、キャリア開発講師とコンサルティングに携わる
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/ブルーバード合同会社代表取締役
Junichi Suzuki〇1982年宮城県⽣まれ。⼤学卒業後、上場企業の営業・管理部⾨を経験し、家業を継ぐ。2017年にブルーバードを設⽴し、企業の経営支援などを展開する
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