この記事のまとめ
- 設備管理の志望動機は仕事への理解度や覚悟が見られる
- 設備管理の志望動機で評価される4つの力を解説
- 働く環境別の6例文を参考に設備管理の志望動機を作ろう
設備管理の志望動機を作ろうとしても、仕事内容がいまいちイメージできなかったり、何をアピールすべきかわからなかったりして、悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。
しかし設備管理の志望動機で見られるポイントは実はシンプルで、専攻や経験に関係なく高評価を狙うことができます。そのポイントを理解せず、条件面などのよくある志望理由を伝えてしまうと評価が下がってしまう可能性が高いため注意が必要です。
この記事ではキャリアコンサルタントの吉田さん、永田さん、吉野さんとともに、設備管理の選考を突破する志望動機の作り方と例文6選を紹介します。志望動機を作るために最低限知っておきたい設備管理の知識も解説するので、設備管理職の内定がほしい人はぜひ参考にしてください。
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設備管理の志望動機は油断禁物! 条件が良いからこそ熱意が問われる
設備管理に興味を持った理由として、「働きやすい」「安定している」などの条件面がまず浮かぶ人も多いのではないでしょうか。条件から自分に合う仕事を探すこと自体は悪いことではありませんが、設備管理の志望動機でストレートに伝えてしまうのはリスクがあります。
記事ではまず設備管理の志望動機で企業が見ているポイントを解説するので、評価される志望動機の条件を企業視点から押さえましょう。それを踏まえて、実際に志望動機を作るために不可欠な設備管理職の知識や、現場で求められる力も紹介します。ここで設備管理の理解を深めましょう。
後半では志望動機をスムーズに作れる5ステップと、工場やオフィスビルなどの働く環境別で6つの志望動機例文を紹介します。ぜひ最後まで目を通して、企業に響く設備管理の志望動機を作成し、選考を突破してくださいね。
志望動機とは、なぜその会社で働きたいかという思いを伝えるものです。大した理由もなく、ただ「楽そうだから」「安定しているから」働きたいという人を企業は採用したいとは思いません。
志望動機の仕上がり具合は、ほかの学生と一番差がつくポイントとなります。しっかりと準備しておきましょう。
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設備管理の志望動機で見られる2つの評価ポイントとは
どんな志望動機なら設備管理の選考を通過するのかを理解するために、まずは企業がチェックしているポイントを押さえましょう。
ここでは設備管理の志望動機で特に外せない2つの要素を解説します。企業が納得する志望動機のイメージをつかめますよ。
①仕事内容や大変さも理解したうえで興味を持っているか
設備管理は「業務範囲が比較的一定で働きやすい」「残業が少なめ」などの特徴があることは事実ですが、そうした条件面だけに惹かれた志望動機では評価を下げてしまうリスクがあります。
詳しくは後述しますが、実際には大変な面もあり、電気設備の設置や給排水のトラブル対応など、勉強しないとついていけない内容も多くあります。むしろ技術面に興味を持てないと、一人前になるのは難しいでしょう。
もちろんすべてを完璧に把握する必要はありませんが、あまりに知識がないと意欲が低い印象を与えてしまう可能性もあります。志望動機では仕事の厳しい面も理解し、そのうえで設備管理に興味があるということが伝わるよう意識しましょう。
設備管理の仕事自体に熱意や強い興味を抱いている人は、それほど多くありません。そのため仕事内容を完全に理解していないからといって、必ずしもマイナスな印象にはならないかもしれません。
逆にそこを利用して、面接では積極的に業務に関する質問をすることで好印象を残せる可能性があります。
②受け身ではなく企業に貢献していく意欲があるか
条件面以外にも、「手に職を付けて安定した将来がほしい」というような理由から設備管理を目指す人もいるでしょう。これもダメというわけではありませんが、伝え方には注意が必要です。
企業が設備管理の人材を採用するのは、優秀な設備管理を確保し、より多くの利益につなげるためです。そのため「育ててほしい」というような受け身の人よりも、組織の一員として事業に貢献したいという思いを持った人の方が、企業は一緒に働きたいと思うものです。
したがって志望動機でも、能動的に勉強して成長していくという積極的な姿勢を忘れないようにしましょう。
企業に貢献する姿勢の重要性がよくわからない人もいるかもしれませんが、仕事はそもそも自分一人でするものではありません。
たくさんの人と協力して成り立つもので、その協力し合うチームのことを「企業」というのです。
そのためチーム、つまり企業へ貢献することが、ひいては自分のメリットにもつながるのだと捉えると理解しやすいでしょう。
手に職がつく仕事がしたい人は以下の記事も参考にしてみてください。手に職がつく仕事と選び方についてプロが詳しく解説しています。
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手に職がつく仕事76選! なりたい姿に合った選び方をプロが解説
手に職がつけられるさまざまな仕事の特徴やメリット、手に職をつける際の注意点などについて、キャリアコンサルタントとともに解説します。自分の「なりたい」にマッチする仕事で手に職をつけて理想的なキャリア形成を目指しましょう。
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「安定性を志望理由にするのは良くない?」という疑問について、こちらのQ&Aでもキャリアコンサルタントが解説しています。併せてチェックしてみてください。
志望動機の大前提! 設備管理の仕事の特徴をチェック
志望動機の大前提! 設備管理の仕事の特徴をチェック
- 仕事内容:点検から交渉や事務まで幅広い
- 働く環境:ビルや工場・商業施設など企業により異なる
- キャリア:勉強と実践の両輪で腕を磨いていく必要がある
設備管理の志望動機では仕事への理解度が見られることがわかったかと思いますが、これから志望動機を作るのに業務についてじっくり調べるのは大変ですよね。
そこでここでは、設備管理について知っておきたい特徴を仕事内容、働く環境、キャリアという3つの観点から解説します。どれも志望動機を作るうえで参考になるので、必ず確認して理解を深めましょう。
仕事内容:点検から交渉や事務まで幅広い
そもそも設備管理とは、ビル、商業施設、工場などさまざまな施設の基本設備について、点検やメンテナンスを請け負う仕事です。基本設備とは、電気、空調、給排水、消防、建築など、施設を安全・正常に使うための機能のことを指します。
また不具合が起きたときの対応だけではなく、事前に異常に気付き、事故などのトラブルを未然に防ぐのも重要な役割の一つです。
設備管理のおもな仕事内容
- 点検
- メンテナンス
- トラブル・不具合対応
- 報告書作成
- 修繕の提案・交渉
仕事内容は点検やメンテナンスにとどまらず、上記のように意外にも幅広くあります。個人での肉体労働のイメージが強いかもしれませんが、報告書作成などのデスクワークや、顧客への修繕の提案など外部とのかかわりがあることも認識しておきましょう。
現場作業とデスクワークの割合は、会社やその案件によってバラバラです。デスクワーク100%のところもあれば、ほぼ現場仕事メインのところもあり、50%ずつの割合でできるところもあります。
このあたりは1社ずつ企業研究を怠らず、しっかりと確認していきましょう。
働く環境:ビルや工場・商業施設など企業により異なる
設備管理として働く場合、どんな施設を担当するかは入社した企業がどんな顧客を持っているかにより異なります。オフィスビルを広く請け負う企業もあれば、商業施設やマンションなどに特化した企業もあり、働く環境はさまざまです。
設備管理の働く環境の例
- オフィスビル
- 商業施設
- マンション
- ホテル
- 工場
- 病院
- 学校
業界全体としては、いわゆる「ビルメン」と呼ばれるビルメンテナンス、つまりオフィスビルに特化した企業が多いですが、工場や病院など、より専門的な知識が必要な施設に配属される可能性もあります。
志望動機を作る際は、設備管理として幅広い経験を積みたいのか、専門性を高めたいのかなど、その企業がどんな施設を担当しているかによって将来像をイメージしてみましょう。
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キャリア:勉強と実践の両輪で腕を磨いていく必要がある
設備管理として就職した後は、一般的には現場で経験を積み、専門職として腕を磨いていくことになります。その後は現場リーダーなどのマネジメントを経験する、営業部や事務などの管理部門に異動するなど、企業によってキャリアパスの選択肢はさまざまです。
ただしいずれの場合でも、設備管理として入社したからには専門知識やスキルを身に付けていくことが求められます。多くの企業では1年目は研修を受けながら設備管理に関する資格取得を目指し、勉強で得た知識をもとに現場で実践するというサイクルで独り立ちを目指していくというスタイルです。
そのため、採用では「今どれだけ知識があるか」ということよりも、「これからどれだけ勉強する覚悟があるか」という点も見られるでしょう。
- 設備管理の志望動機では、キャリアビジョンなども伝えるべきですか? あまりイメージが付きません……。
ざっくりした自分の希望とその理由を考えてみるのが簡単
キャリアビジョンは、次の2パターンがおもに考えられます。
こんな上位資格を取りたい、難しい技術もできるようになりたいといった「専門職型としての成長」と、現場リーダーになりたい、後輩育成に携わりたいというような「マネジメント職型としての成長」です。
どちらが将来なりたいイメージに近いでしょうか。また、どちらが自分に向いていそうと考えますか。
その理由も併せて伝えると、キャリアビジョンのアピールとして十分役立ちますよ。
設備管理の理解をさらに深めるには、入社後のビジョンまで考えるのが効果的です。こちらの記事でキャリアビジョンの描き方を解説しているので参考にしてみてください。
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キャリアビジョンは自分らしく就活を進めるために考えておく必要があります。この記事ではキャリアコンサルタントと一緒に、キャリアビジョンの意味や必要性を解説します。また、キャリアビジョンの描き方や企業への回答方法も説明するので役立ててください。
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理解を示して差をつけよう! 設備管理のやりがいと大変なところ
設備管理の仕事内容や働き方について理解できたかと思いますが、いざどんな魅力や厳しさがあるかと聞かれても、まだパッと答えられない人も多いのではないでしょうか。
単なる業務内容だけでなく、やりがいや大変なところまで把握することで働くイメージがより具体的になります。その結果、志望動機も自分の言葉で考えやすくなり、説得力が増すようになるため、これから紹介する特徴をぜひ押さえてくださいね。
設備管理のやりがい
設備管理のやりがい
- 社会や生活に欠かせない役割を担える
- 手に職を付けて専門性を高めていける
- ノルマや納期に追われず業務に集中できる
まずは設備管理のやりがいを3つ紹介します。やりがいは設備管理だけの価値に直結するので、自分が実際に活躍する姿を想像して働くイメージを膨らませながら目を通していきましょう。
①社会や生活に欠かせない役割を担える
設備管理の仕事について、よく「何もないことが当たり前」という表現をされます。その施設を使う人たちが何事もない通常通りの生活を送れるのは、まさに設備管理が普段からメンテナンスをしたり異常に気付いて対応したりなど、欠かせない役割を担っているからです。
もし設備管理という存在がなかったら、電気や水道といったライフライン、またエレベーターや空調などの便利な設備も、十分に使えない暮らしになってしまうかもしれません。
目立たないながらも縁の下の力持ちとして、社会を支える重要な役割を担えるのは設備管理の大きな魅力です。
社会に欠かせない仕事を担う業界はインフラ業界と呼ばれます。こちらの記事でインフラ業界の志望動機のコツを詳しく解説しているので、併せて参考にしてみてください。
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縁の下の力持ちとは実際どのような存在なのかわからない人は、以下の記事も併せて確認しておきましょう。
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②手に職を付けて専門性を高めていける
設備管理は消防・電気設備の管理など、複雑な知識が必要な業務を担います。中には危険が生じる作業もあるため資格がないとできない業務も多く、また「〇〇の資格保持者が1名以上いないといけない」というような現場もあるため、自身の専門性を高めていくことで非常に重宝されます。
資格に挑戦していけばどんどん仕事の幅が広がるだけでなく、給料に資格手当が付いている企業もあるので、設備管理の仕事に専念することがそのままキャリアアップや将来性にもつながる点も魅力の一つです。
一つの道を極めてプロフェッショナルとして活躍していきたい人は、特にやりがいを感じられるでしょう。
- 設備管理の難関資格にはどんなものがあるのでしょうか?
第一種電気工事士の資格まで取るとさらに専門性を高められる
さまざまな資格がありますが、特に「第一種電気工事士」の資格は難易度が高いとされています。
合格率は学科試験で40%程度、実技試験では60%と近年では上昇傾向ではあるものの、簡単に取得できるものではないようです。
また「業務独占資格」のため、この資格を保有している人でないとできない業務を請け負うことができます。
仕事の範囲としては、第二種電気工事士がおこなえる範囲の仕事に加え、大規模な施設や工場も含まれ、高圧電線の工事なども担います。
感電などの危険を伴う仕事ではありますが、業界的に人手不足という背景もあり、資格を持っておくことでそれなりに長きにわたって手に職を付けられる職業だといえるでしょう。
ほかにも将来性のある仕事はさまざまにあります。こちらの記事では10年後もなくならない仕事についてキャリアコンサルタントが解説しているので、併せて参考にしてみてください。
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IT技術やAIが発達する現代でも、将来なくならない仕事はあります。そして、なくならない仕事にはある共通点が。この記事ではキャリアのプロが社会を生き抜く方法を伝授します。
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③ノルマや納期に追われず業務に集中できる
設備管理は基本的に自分たちのペースで仕事を進められます。営業職のようなノルマはなく、またモノを作る仕事のような納期もないため、目の前のやるべきことに集中できるのが特徴です。
もちろん設備の故障などで緊急対応が生じた場合にはイレギュラーな勤務や残業などをすることもありますが、通常時は日々のルーティンをこなしていくのみになります。
そのため、時間に追われたりプレッシャーの中で働いたりせず、量よりも質を重視した丁寧な仕事がしたいという人には魅力が大きい職種です。
ノルマや納期がないことの一番のメリットは、「焦らずに自分のペースを崩さずに仕事ができる」という点だと思います。
とはいっても仕事なので、どこかで終わらせなければいけません。自分のスケジュール管理をきちんとできる人にとっては、やりやすい環境かもしれませんね。
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設備管理の大変なところ
設備管理の大変なところ
- 夜勤や宿直が体に合わない人もいる
- 現場によってはハードな作業や危険な場面もある
- 慣れると単調に感じることもある
設備管理のやりがいを解説しましたが、どんな仕事にも魅力的な面と大変な面があるため、次は設備管理の仕事の中でも特に注意すべき点や大変なところを見ていきましょう。
ここを理解したうえで覚悟があることを志望動機で示せたら、意欲のアピールにもなりますよ。
①夜勤や宿直が体に合わない人もいる
設備管理の仕事は基本的にはシフト制です。夜間や早朝にも対応が必要な現場の場合、宿直といって泊まり込みで待機することもあります。
その分、夜勤や宿直明けの日は休みにするなどして体に負担がないように配慮している企業が多いですが、どうしても徹夜での仕事が合わないという人もいるかもしれません。
一般的な9時〜18時のような固定された勤務体系とは違い、シフトに合わせて動く必要があることを認識しておきましょう。
②現場によってはハードな作業や危険な場面もある
設備管理の仕事では、電気の配線工事や高いところに上っての点検など、専門知識がないと非常に危険な作業をすることがあります。
また排水設備の修繕・メンテナンスなど、人によっては抵抗を感じる環境でも集中力を働かせて作業しなければなりません。
もちろんそうしたハードな現場だけに配属されるようなことは少ないですが、知識だけでなく体力や気力が必要という面も、設備管理の大変なところの一つとして覚えておきましょう。
- 設備管理の働く環境の中でも、比較的ハードな作業や危険な仕事が少ない施設はありますか?
企業により差はあるがオフィスビルは比較的働きやすい環境
一般的なオフィスビルなどは、比較的ハードな作業や危険な仕事が少ないといえます。
利用用途も特殊なものが少なく、移動も施設内のエレベーターを使えたり、土日などに作業をすればわざわざ夜勤で作業をする必要もなかったりするからです。
商業施設やホテルなどもある程度状況は似ているのですが、土日も営業をしていることが多いため、人の出入りが少ない夜中に作業する必要が出てくるケースがあります。
上記はもちろん一例で、会社や案件によって一概に言えない部分も多いです。気になる人は志望企業ではどういった環境で働くことが多いのか、会社説明会や社員座談会、OB・OG訪問などでしっかりと確認しておきましょう。
志望している企業の案件について気になる人は、以下の方法で企業分析を進めましょう。それぞれの意味や活用方法を紹介しています。
社員座談会
座談会とは? 質問例56選と本選考への活かし方を企業目線で解説
OB・OG訪問
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③慣れると単調に感じることもある
設備管理の仕事は、何か起きてから対応するのではなく、何も起きないように点検やメンテナンスをするのが基本です。そのため日々やるべきことがあらかじめ決まっていて、同じようなルーティンを繰り返していくのが一般的です。
初めはわからないことが多く、どの業務も新鮮かもしれませんが、繰り返すうちに作業にも慣れていきます。そうすると、中には同じ業務の繰り返しを単調に感じる人がいるのも事実です。
さまざまな新しい業務に挑戦したい、日々の仕事に変化がほしいというような価値観の人は、設備管理のこの点は合わないかもしれません。
アドバイザーコメント
吉野 郁子
プロフィールを見る設備管理の存在意義を考えるとやりがいや魅力が見えてくる
設備管理についてさらに理解を深めたい人は、設備管理の質が不十分だったために起きた事件・事故について調べてみましょう。
すると、漏電や爆発事故、死亡事例など、現在実施されている設備管理が悲劇からの教訓で成り立っていることがわかります。「何もないことが当たり前」という言葉の重さとやりがいに気付くことでしょう。
災害被災地でのインフラ復旧のニュースを見ても、「当たり前」の価値に改めて気付きます。建物が機能するから、生活、仕事、社会が維持できるのです。
顧客だけでなく自分たちの安全を守ることも重要な役割
皆さんの中で、今までに建物・設備の不全で不便や危険を感じたことがある人はいるでしょうか。そうした「当たり前」のありがたさを知った経験が書けると、志望動機の説得力が高まります。
「事故が起きないように」「安全を提供できるように」と、どんなことを頑張れば良いのかイメージして書けるでしょう。
また働く自分たちの安全にも気を付けていかねばなりません。労働災害として、転落・転倒、機械操作ミス、無理な動作によるケガなどがあります。
設備管理の業界では、労働災害防止に向けてさまざまな努力と工夫がされています。安全のためのたゆまぬ努力も、知識と技能の向上に含まれることを覚えておきましょう。
設備管理の志望動機でアピールしたい! 現場で求められる4つの力
設備管理の志望動機でアピールしたい! 現場で求められる4つの力
- 専門技術・知識への探究心
- 目標に向けてコツコツと勉強する姿勢
- 丁寧な仕事をする責任感・使命感
- 円滑にコミュニケーションを取る力
設備管理のやりがいや大変なところを読んで、仕事の理解が深まったかと思います。ここまでで知識を付けられたら、いよいよ設備管理の志望動機を作るステップに入っていきましょう。
いきなり志望動機を書き出す前に、ここではまず設備管理の選考ではどんな人が求められるのかという点を解説します。設備管理の現場ならではの重要な力が4つあるため、順にチェックして、ここで解説する内容を参考に志望動機でアピールしてみましょう。
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「第一志望以外の志望動機が思い浮かばない……」と感じたことはありませんか?そんな時にぜひ活用してほしいのが「志望動機作成ツール」です。
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①専門技術・知識への探究心
設備管理として活躍するために欠かせないのが、業務に対する好奇心や勉強意欲です。設備管理は専門職であるため、設備の機能や技術に興味がないとどうしても知識を付けていくのが難しく、せっかく就職できたとしても将来的に伸び悩んでしまう可能性が高くなります。
そのため、設備管理に必要な知識を習得していく意欲があるか、モチベーションが高いかという点は志望動機でも重視される要素です。こうした探究心はぜひ積極的にアピールしましょう。
探究心の効果的なアピール方法はこちらの記事で解説しています。例文付きなのでぜひ参考にしてみてください。
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例文9選|探究心の自己PRで面接官の心を掴むコツを徹底解説
探究心はあらゆる仕事で活かすことができる、自己PRに有効な強みです。記事ではキャリアアドバイザーが企業が求める探究心の定義を解説。効果的にア自己PRする方法を習得しましょう。
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②目標に向けてコツコツと勉強する姿勢
設備管理に興味があると伝えるだけなら簡単ですが、実際に技術を身に付けていくのは簡単ではありません。研修や資格取得の補助など、会社側も社員のキャッチアップのためにサポートはしてくれるものの、自分自身がコツコツ勉強に取り組まないと、なかなか身には付かないでしょう。
基本設備だけを取ってみても、電気・給排水・空調・消防・建築と、設備管理の守備範囲は幅広いです。そのそれぞれの分野でプロとして十分なスキルを定着させるには、短期的にではなく長期的に、進んで勉強していく必要があります。
そのため、コツコツ努力するのが得意な人、目標に向けて計画的に取り組んだ経験がある人などは、その姿勢を入社後も活かしたいとアピールするのがおすすめです。
継続力や計画性をアピールするなら、一工夫して周りと差をつけましょう。以下の記事でポイントと注意点を解説しています。
継続力
例文13選|継続力の自己PRはどう伝える? 書き方や注意点を解説
計画性
例文10選|企業に刺さる「計画性」の自己PRは3ステップで完成!
③丁寧な仕事をする責任感・使命感
先述の通り、設備管理の仕事は「何もないことが当たり前」なので、少しでも手を抜いたり適当な作業をしたりすると、自身だけでなく会社全体の評価に大きく響くことになります。
また一つのミスが大きな事故やトラブルにつながりかねないため、丁寧な仕事ができるか、設備管理という役割に対して使命感を持ち誠意ある仕事ができるかというのは、選考でも非常に大事な点です。
志望動機を作成する際にも、ミスをしないことを当たり前と捉え、顧客に貢献する責任感をアピールできると効果的です。
当たり前のことをきちんとやることは、職業能力として本当に大切です。
「掃除当番をさぼらなかった」「課題の提出期限を守った」など、誰が見ていなくともきちんとやってきたことは、丁寧な仕事能力のアピールとして使えるでしょう。
責任感はアピール方法に注意しないと逆効果になる可能性があります。こちらの記事で高評価を得る伝え方を解説しているため参考にしてみてください。
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責任感の自己PRは要注意! 失敗例と絶対響く6例文で徹底差別化
責任感の自己PRは安易に使用すると高評価を得られません。注意点を踏まえて内容を考える必要があります。この記事では仕事で求められる責任感か見極める基準や自己PRでアピールする方法、周囲と差別化するコツをキャリアコンサルタントが解説します。
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④円滑にコミュニケーションを取る力
設備管理は技術職という職種柄、黙々と作業するイメージがあるかもしれませんが、人と話す場面も多々あります。
たとえばテナントやオーナーへの点検報告だけでなく、こちらから修繕の提案や契約の交渉をするなど、企業によっては慣れてくると営業的な業務を任されることもあります。
またチーム体制で業務を進めるため、同じ会社の仲間ともコミュニケーションや連携が重要です。特に宿直のシフトになると同じ人と長い時間を過ごすことになるため、誰とでもスムーズに関係を築ける人は貴重な人材になり得ます。
このように設備管理職では、社内外の人と円滑なコミュニケーションを取る力が必要です。人付き合いが得意だと感じる人は、周囲と協力する姿勢や社外とのやり取りも積極的に担う意欲を伝えると、差別化できるかもしれません。
コミュニケーション能力はアピールする人が多いため、言い換え表現を使うのがおすすめです。こちらの記事で12例を紹介しているので参考にしてみてください。
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コミュニケーション能力は12個の言い換えで勝負しよう! 例文つき
コミュニケーション能力は幅広い業界や職種で評価されやすい力の1つです。しかし、魅力的にアピールするためにはコミュニケーション能力の言い換えが必須。この記事ではコミュニケーション能力の言い換え12種類をもとにアピールのコツをキャリアコンサルタントとともに解説します。例文を参考に人事に響く自己PRを作成しましょう。
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- 正直勉強は苦手で、人と話すのもあまり得意ではありません……。
志望企業が自分を採用するメリットは何か考えて打ち出そう
まず大前提として、志望動機を書く際には、企業があなたを採用するメリットを伝える必要があります。
冷静に考えてみて、「勉強が苦手、人と話すことは得意ではない」という人は、設備管理の仕事をするうえではツーアウトです。もしかするとよりマッチしている業界がほかにあるかもしれません。
それでも設備管理をやりたい場合は、その会社にとって採用するメリットとなるような強みをしっかりと言語化し、伝えることが大切です。
また設備管理の会社もたくさんあるので、その中でなぜその会社が良いのかというその会社独自の強みや社風と自分をうまくすり合わせると、良いアピールにつながります。
すぐできて内容が深まる! 設備管理の志望動機を作る5ステップ
すぐできて内容が深まる! 設備管理の志望動機を作る5ステップ
ここまで解説した設備管理の仕事の特徴や求められる能力を踏まえて、ここからはさっそく志望動機の作成に取り掛かっていきましょう。
設備管理の選考で高評価を得る志望動機の作り方を、5ステップにまとめました。順に読んで実践することで誰でも志望動機を書けるだけでなく、入社後に活躍する姿を企業にイメージしてもらいやすい内容に仕上げることができます。
ぜひステップ①から丁寧に実践してくださいね。
ステップ①設備管理のどこに魅力を感じたのかを書き出そう
これまでも解説したとおり、設備管理は働きやすさや条件面から志望する人もいるため、なぜこの仕事をやりたいのかという具体的な志望理由が重視されます。
まずは自分が設備管理に興味を持ったきっかけや、どんな点に憧れるかなど設備管理に魅力を感じている理由をどんどん書き出していきましょう。
設備管理の魅力を書き出していく例
・社会を裏から支える姿に憧れた
・手に職を付けて長く活躍できる
・コツコツ勉強するのが得意で活かせそう
うまく思い浮かばない場合は、先述した設備管理のやりがいから特に惹かれるものについて掘り下げてみたり、設備管理の企業のホームページ(HP)をいくつか見てみて、かっこいいと感じるところを書き出してみたりするのがおすすめです。
ステップ②志望企業ならではの特徴を整理しよう
設備管理を志した理由を整理できたら、次に「その中でもなぜこの企業なのか」という点を明確にしていきましょう。志望動機でこの部分がないと、「とりあえず手あたり次第に受けているのでは?」というような手抜きの印象を与えかねません。
志望企業ならではの理由を考えるには、競合他社と比較して、志望企業だからこそ惹かれる点や共感する部分などを見つけるのがおすすめです。特に以下のような要素は企業が大事にしている部分が表れやすいため、いくつかのHPを見比べて、志望企業の特徴をつかみましょう。
企業について特に見るべきポイント
- 企業理念
- 採用メッセージ
- 社員インタビュー
- 求める人物像
- キャリアパス
- 社長の挨拶
惹かれる部分を見つけられたら、なぜそこを魅力に感じるのかも深掘りしておくと、さらに志望動機の説得力が増しますよ。
なぜ魅力を感じたのかを整理していく例
・新卒には2~3年目の社員がマンツーマンで付くなどチームワークを大事にしている
→職人に憧れるが一人よりチームで動くのが好きなので、社風が合うと思った
・扱う施設の数が業界トップクラス
→できるだけ多くの現場を見て着実に力を付けたい
・キャリアパスの選択肢が幅広く、文理に関係なく柔軟
→ゆくゆくはマネジメントや管理部門にも興味があるため、いろいろな挑戦ができると思った
- 志望企業を選んだ理由を考えてみても、ほかの企業にも当てはまりそうな理由になってしまいます。
無理に変える必要はない! 堂々と自分の言葉で伝えられることが重要
ほかの企業にも当てはまりそうな無難な理由になってしまったとしても、それが今考えられる一番の理由であるならば、それを磨き上げていけば大丈夫です。
思ってもいないことを理由に書き加えて半信半疑ながら面接で答えるよりも、ありきたりかもしれない言葉でも、熱意を持って自信たっぷりに堂々と、はっきりした口調で伝える方が断然印象は強く残ります。
大事なポイントは、「相手の目を見てしっかり伝えられる言葉かどうか」ということ。「目は口ほどにものを言う」とはよくいったもので、その人が何を言わんとしているかは目を見ればすぐにわかります。
その辺りは面接官も百戦錬磨の採用担当なので、あなたの熱意をしっかり汲み取ってくれることでしょう。
企業について詳しく調べることは「企業分析」と呼ばれます。こちらの記事でさらに詳しい方法を解説しているため、併せて活用しましょう。
関連記事
企業分析のやり方を完璧にマスターする3ステップ|よくある注意点も
企業分析には自分に合った企業が見つかるなどのメリットが多くあります。また集めた企業情報をうまく活用することで、就活を効率的に進めることができますよ。この記事では、企業分析の正しいやり方から効率化のコツまでキャリアコンサルタントとともに徹底解説します。
記事を読む
ステップ③自分の向いているところや活かせる力を考えよう
なぜこの企業が良いのかを整理できたら、次に自分が活かせる力やどのように企業に貢献できるかを考えてみましょう。
志望動機は「企業を選んだ理由」だけを答えれば良いと思っている学生もいますが、その対になる「企業が自分を採用するメリット」も伝えられると、企業から見たあなたの魅力が一気に増しますよ。
たとえばすでに電気工学科や建築学科など、設備管理の業務に関連する分野を学んできた人は、その知識をアピールできます。そうでない人も、先述した現場で求められる4つの力から当てはまるものを見つけ、その根拠を考えると仕事への理解度も同時に伝えられるため効果的です。
おさらい! 設備管理の現場で求められる4つの力
- 専門技術・知識への探究心
- 目標に向けてコツコツと勉強する姿勢
- 丁寧な仕事をする責任感・使命感
- 円滑にコミュニケーションを取る力
自分が発揮できる力とその根拠を考える例
目標に向けてコツコツと勉強する姿勢がある
→大学受験のときはガントチャートを作ることで勉強内容と進捗を管理して、塾に通わず志望校に合格することができた。その経験を活かして大学でも苦手な英語をコツコツ勉強し、TOEICの点数を2年間で150点アップさせた
詳しくは後ほど解説しますが、ほかにも設備管理の仕事に直結する資格を取得する、もしくは勉強中であることをアピールするという手もあります。選考まで時間の余裕がある場合は検討してみてくださいね。
設備管理の仕事は、いくつかの現場を回ったりさまざまな作業に対応したりする必要があり、想像している以上に体力や精神力が問われます。
今までの経験で体力・精神力を培ってきた経験があるのであれば、企業にとっても好印象な良いアピールができるでしょう。
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ステップ④入社後にどう活躍したいかを具体的にイメージしよう
最後に、設備管理の中でもこういう現場に興味がある、こういうふうに役に立ちたいというような入社後の活躍ビジョンも考えておきましょう。
入社をゴールと捉えずに、具体的に何をしたいのかまで志望動機に含めることで、採用担当者もよりあなたが活躍するイメージが湧きます。
企業研究で調べた社員インタビューなどから自分もこうなりたいという姿を捉えたり、上記で考えた設備管理に向いている理由から、社内でどんな存在になりたいかをイメージしたりするのが効果的です。
自分の活かせる力から入社後の活躍イメージを考える例
大学受験を塾に通わず乗り切ったり、入学後は苦手な英語でTOEICの点数を150点アップさせたりと、コツコツ努力できることが強み
→入社後も向上心を保って難関資格にも挑戦していき、どんな現場でも任せてもらえるスペシャリストになりたい
入社後の活躍ビジョンは選考で直接聞かれることもあるため、あらかじめ準備しておきましょう。こちらの記事で答え方を詳しく解説しています。
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ステップ⑤適切な構成に沿って志望動機を組み立てよう
志望動機の適切な構成
- 結論:なぜ設備管理を志望するのか
- 理由:設備管理を志すようになったエピソード
- 詳細:その中でもなぜこの企業を選んだのか
- 抱負:入社後にどう活躍していきたいか
ここまで書き出してきた内容をもとに、志望動機を組み立てたら完成です。ただし、組み立てる際にもコツがあるため適当にまとめないように注意しましょう。
上記が企業に伝わりやすいおすすめの構成です。それぞれのポイントや注意点を順に解説していくので、設備管理への熱意が最大限伝わる内容に仕上げてくださいね。
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結論:なぜ設備管理を志望するのか
採用担当者は何通もの応募書類に目を通しているため、書き出しで注意を惹きつけることが非常に重要です。わかりやすく、かつインパクトを持たせて書くことで、期待を持って読んでもらいやすくなります。
そのためには、冒頭で志望動機の結論を端的にまとめて書きましょう。設備管理を志望する理由の中でも特に押し出したい点に絞って書くことで、より伝わりやすくなります。
しかし、目立たせようとしすぎると後の内容とずれてしまうリスクもあるため、全体を書ききってから、あらためて結論部分を考えるのもおすすめです。
結論部分の例
私が貴社を志望するのは、設備管理のスペシャリストになり、社会を裏から支える存在になりたいという思いからです。
志望動機の書き出しは奇をてらう必要はなく、結論から書くというのが基本的には重要です。
書き出しはあくまで次の文章を読んでもらうためのものなので、読む側が「この次は何が書いてあるのか」と興味が持てるような文章の構成になっていれば、問題ないと思います。
書き出しを工夫してさらに差をつけたい人は、こちらの記事がおすすめです。例文8選付きで企業の目を引くコツを解説しています。
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理由:設備管理を志すようになったエピソード
次は設備管理を志す具体的な理由を伝えます。結論の次に「なぜ」という理由を持ってくることで、論理的でわかりやすい流れになりますよ。
理由部分の例
きっかけは合同説明会で設備管理という仕事の存在を知り、社会に欠かせない役割を担う姿に憧れを感じたことです。調べる中で専門知識の習得が大事な仕事だとわかり、コツコツ勉強するのが得意な自分にまさに向いていると思いました。
これまで整理してきた内容をもとに、設備管理のどこに魅力を感じたのかから興味を持ったきっかけを書き、そのうえで自分の向いているところや活かせる力を簡単に添えると、志望意欲が固まった経緯がよく伝わります。
きっかけは、この仕事をどんなものだと考えているのかがよく表れる場面です。どんなことに「良いな!」と感じたのか、自分の胸に響いた点がよく伝わります。
個性が出る部分なので、自分の言葉でいきいきと書いてみましょう。
詳細:その中でもなぜこの企業を選んだのか
設備管理を志した理由の次は、その中でなぜこの企業が良いのかを伝えます。志望動機をさらに掘り下げることができ、説得力を持たせることが可能です。
詳細部分の例
貴社はマンツーマンの研修などチームワークを大事にしていて、仲間と働くのが好きな自分にマッチすると感じます。また専門性を高めつつ、ゆくゆくはマネジメントにも挑戦したいと思っているため、業界トップクラスの顧客数を誇り、キャリア面も柔軟な挑戦ができる貴社に非常に魅力を感じています。
この部分は企業とのマッチ度や入社意欲を特にアピールできる部分になるため、これまで整理した志望企業ならではの特徴や魅力をもとに、企業に惹かれた理由だけでなくその根拠も交えて、自分ならではの考えを伝えるようにしましょう。
抱負:入社後にどう活躍していきたいか
志望動機の最後は、入社後にどう活躍したいかという抱負で締めると熱意が伝わり効果的です。
この部分も同様に、これまで考えた将来ビジョンや活かせる力を持ってくると、簡単にまとめられます。以下のように、まず自分が設備管理として貢献できる理由をあらためて伝え、それをもとにどう活躍したいか、入社後のビジョンとつなげて書きましょう。
抱負部分の例
私は大学受験を塾に通わず乗り切り、入学後も苦手な英語でTOEICの点数を2年間で150点アップさせるなど、継続的に努力できることが強みです。
この向上心を活かして入社後も難関資格に積極的に挑戦していき、どんな現場でも任せてもらえる設備管理として活躍したいと思います。
この順番で志望動機を締めくくることで、強みを発揮して企業に貢献したいという納得感のあるアピール内容になりますよ。
志望動機の締めくくりに悩む人はこちらの記事がおすすめです。テンプレ付きで魅力的な書き方を解説しています。
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志望動機は締めくくりが大変重要であり、全体の印象を左右します。志望動機の締めくくりの基本ルールをと伝えるべき内容を押さえましょう。この記事ではキャリアコンサルタントと、すぐに使える便利なテンプレートや例文も併せて解説するので、参考にして選考を突破しましょう。
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まとめた完成例
私が貴社を志望しますのは、設備管理のスペシャリストになり、社会を裏から支える存在になりたいという思いからです。
きっかけは合同説明会で設備管理という仕事の存在を知り、社会に欠かせない役割を担う姿に憧れを感じたことです。調べる中で専門知識の習得が大事な仕事だとわかり、コツコツ勉強するのが得意な自分にまさに向いていると思いました。
貴社はマンツーマンの研修などチームワークを大事にしていて、仲間と働くのが好きな自分にマッチすると感じます。また専門性を高めつつ、ゆくゆくはマネジメントにも挑戦したいと思っているため、業界トップクラスの顧客数を誇り、キャリア面も柔軟な挑戦ができる貴社に非常に魅力を感じています。
私は大学受験を塾に通わず乗り切り、入学後も苦手な英語でTOEICの点数を2年間で150点アップさせるなど、継続的に努力できることが強みです。
この向上心を活かして入社後も難関資格に積極的に挑戦していき、どんな現場でも任せてもらえる設備管理として活躍したいと思います。
アドバイザーコメント
永田 修也
プロフィールを見る5ステップに沿って自分ならではの思いをまとめよう
設備管理という一般的にはあまり表には見えてこない仕事なだけに、志望動機を作ることも少し大変かもしれません。
しかし今回の5つのステップをもとに考えて書き出していくことによって、ある程度頭の中も整理でき、自分ならではの志望動機を作ることができるでしょう。
中でもステップ③の「自分の向いているところや活かせる力を考えよう」という部分ですが、これは設備管理の業界に限らずほかの企業や業界でも通じるところがあります。
採用してもらうという受け身ではなく自ら売り込む姿勢が大切
多くの学生が流れに沿って就職活動をしていると思います。「エントリー→面接→会社が採用を決める→入社」と、大まかにはこのような流れですね。
このようになんとなく流れに任せた受け身の姿勢でいては、本気で自分のアピールをするモチベーションというのは湧いてこないのではないかと思うのです。
就職活動はいわば「自分を売り込む場」です。プロフェッショナルの業界ほど、自分を売り込む(買ってもらう)ことが非常に大事になってきます。
そこまでの熱意は必要ないかもしれませんが、ある程度「自分はある意味会社にとっては商品なのだ」という感覚で挑むことで、選ぶ言葉も変わってくるかもしれませんね。
設備管理の志望動機例文6選! 専門知識がない場合の例も紹介
設備管理の志望動機例文6選! 専門知識がない場合の例も紹介
設備管理の志望動機の作り方を解説してきました。最後に完成例も紹介しましたが、もっと多くの例を見たい、自分と同じような志望先への志望動機を参考にしたいという人もいますよね。
ここではそうした人に向けて、オフィスビルやマンションなど、働く環境別の志望動機例文を6選紹介します。電気・工学系の専攻の学生、あるいは文系の学生などさまざまなタイプを想定した例文になっているため、ぜひ目を通して表現やまとめ方の参考にしてください。
例文①オフィスビル
オフィスビルで働く設備管理の志望動機例文
私が貴社を志望する理由は、東京のビル群の生命線である各種設備を維持して、人々の暮らしや働く環境を守りたいという思いからです。
高校生の頃にオープンキャンパスで東京に来た際、ビル群の美しさやかっこよさに圧倒されました。それからオフィスビルに強く興味を持つようになり、大学では建築学科で建物の構造や安全対策について学び、第二種電気工事士も取得しました。
貴社は首都圏密着型の管理会社であり、特に都心の大きなオフィスビルの管理に携われる点を魅力に感じます。また若手でも難関資格の保有者がたくさんいると説明会でお聞きし、早くから技術を磨いて頼られる存在になりたいと思う自分ととてもマッチすると思いました。
入社後はぜひ仲間と一緒に資格取得に励み、先輩方にも積極的に質問をして、早く一人前になることで貴社と顧客に貢献していきたいと思います。以上の理由から、貴社の設備管理を志望いたします。
上記は、ただ「やりたい」というだけではなく、やりたいことを実現するために自分で主体的に学んでいる点が好印象です。
ほとんどの学生は、どれだけやりたいかという「want」のみをアピールしがちですが、自分に何ができるのかという「can」もしっかりと伝えるようにしましょう。
例文②マンション
マンションで働く設備管理の志望動機例文
私は人々が安心して暮らせる住環境を支え、快適な生活を提供したいという思いから、設備管理職を志望しました。
大学生になって一人暮らしを始めたマンションで、トイレの詰まりにより水が逆流し、使用不能になった経験があります。自力ではまったく歯が立たなかったため、急いで不動産屋に連絡しました。
そのときの迅速な対応と便利な日常生活をすぐに取り戻せた感動から、設備管理の重要性を認識し、住人の安心な生活に貢献できるこの仕事に就きたいと思うようになりました。
貴社は顧客の安全と快適さを第一に考え、24時間体制のホットラインを設置するなど、迅速なトラブル対応に努めています。そのような姿勢や考え方は、自分の価値観と一致すると感じました。
入社後は、顧客との円滑なコミュニケーションを図りながらニーズを把握し、設備管理の向上に努めます。また定期的なメンテナンスやトラブル時の迅速な対応により、住人からの信頼を築き、満足度の高いサービスを追求したいと考えています。
ひたむきにコツコツと取り組むことができる「堅実さ」がこの業界のポイントかと思っています。
いざという緊急事態が発生した際に頼りにできないのでは、やはり仕事は任せてもらえません。例文のようにそういった視点から改めて企業研究をして、志望動機を検討すると良いでしょう。
例文③工場・倉庫
工場・倉庫で働く設備管理の志望動機例文
私が貴社の設備管理を志望する理由は、安全な生産環境を維持し、生産的な業務を支えたいと思ったためです。
大学での化学実験中、排気設備の故障により、実験で生成される毒性ガスが室内に漏れ出すという危険な状況に遭遇したことがありました。
慌てて緊急連絡の番号に連絡し、管理員が即座に対処してくれたため、事故を未然に防ぐことができました。幸い臭いのあるガスで感知できたので難を逃れましたが、無臭ガスだった場合を想像すると身の毛がよだちます。そのときに改めて、普段のメンテナンスと緊急時の体制の重要性を認識しました。
貴社は5Sの徹底やヒヤリハットの共有、KYTの実施など、全社を挙げて安全管理に取り組まれています。そのため社員一人ひとりの意識が高く、安全性と生産性の両立を実現されているところに魅力を感じます。
入社後は、工場の設備メンテナンスやトラブル解決に積極的に取り組み、「設備管理と言えば〇〇さん」と呼ばれるように、現場から信頼される設備管理スタッフとして安心の製造環境を実現したいと考えています。
工場・倉庫は設備の個別性・特殊性が高いことが考えられます。電気や水の消費量は現場によって大きく異なり、メンテナンスもそれぞれのノウハウがあります。
入職後も職場で学び合い、専門性を高めていく努力が必要でしょう。志望動機でも意識してみてください。
チェック! 設備管理にかかわる用語
- 5S:「整理、整頓、清掃、清潔、しつけ」の頭文字を取ったもの。製造業やサービス業などで職場環境を整えるために使われるスローガン
- ヒヤリハット:業務中に「ヒヤリ」としたり「ハッと」したりして危険に気付いた出来事。重大な事故や災害を未然に防ぐために報告・記録する
- KYT:「危険予知訓練」の頭文字を取ったもの。作業の中に潜む危険を予測して指摘し合うことで、危険要因を発見・解決する能力を高める訓練のこと
例文④商業施設・ホテル
商業施設・ホテルで働く設備管理の志望動機例文
私が貴社の設備管理職を志望するのは、人々の快適な滞在を陰からサポートする役割を担いたいという思いからです。
以前ホテルでの滞在中に、エアコンの故障に遭遇した経験があります。その日は30度を超える熱帯夜でエアコンが効かず、一睡もできない不快な状況に直面しました。このトラブルから、宿泊施設では設備の機能が顧客の滞在経験を一変させることを痛感しました。
貴社は世界的なトラベルガイドで4つ星を獲得されるほど、世界基準レベルで顧客の利便性を重視し、常に最高のサービスを提供している姿勢を魅力に感じます。その中でも快適な環境が顧客の満足度に直結するため、重要性の高い設備管理を担いたいと考えています。
入社後は高品質なメンテナンスに努め、お客様から感謝されるような迅速かつ丁寧なトラブル解決に注力します。またチームと協力して実効性のある施策を提案し、ホテルの設備管理のレベルを一段と高めていきたいと考えています。
商業施設やホテルなどの場合、その企業の顧客である買い物客や宿泊者といったエンドユーザーへどのように価値提供してきたいのかもポイントになります。
その点も踏まえながら志望動機を作成していきましょう。
例文⑤駅・空港
駅・空港で働く設備管理の志望動機例文
私は「普通に動いて当たり前」という重要な設備を守ることで、人々の安全と利便性を確保したいと思い、貴社の設備管理を志望いたします。
以前、混雑した空港での待ち時間中にトイレの水漏れに遭遇しました。多くの旅行者が列をなす中、排水溝からの水漏れで床に水たまりができていて、利用者が滑って転倒する危険や衛生上の問題が考えられました。
この経験から、一つの故障が大きなトラブルや事故につながることを理解し、「当たり前」の重要性を実感しました。
貴社は顧客の利便性と安全を最優先し、深夜のフライトを含む24時間体制でスタッフが常駐して、トラブル対応に当たっていると説明会でお伺いしました。特に空港では安全な利用環境が不可欠であるため、設備管理として重要な役割を果たしたいと思います。
入社後は、現場のトラブルを迅速に解決し、顧客の利便性・安全性を向上させます。また自身の専門スキルを常に高めるよう尽力し、貴社に貢献してまいります。
駅や空港の交通インフラでは、特に「時間」の意識が重要です。
顧客にとって安全であることはもちろんのことなのですが、「常に正確に時間を刻む」という点にフォーカスすると、一味違った志望動機ができあがるかもしれませんね。
例文⑥病院・学校施設
病院・学校施設で働く設備管理の志望動機例文
私が貴社の設備管理職を志望する理由は、患者の安全と快適さを確保し、医療スタッフの業務効率化を支援するためです。
以前、病院での診療中に突然の停電が発生し、重要な医療機器が停止するといった現場に居合わせました。その際、救急患者の治療が一時的に中断され、医療スタッフが混乱している姿にハラハラするのと同時に、設備管理の重要性を深く理解しました。
貴社は24時間体制で設備点検やメンテナンスをおこない、緊急時にも迅速な対応を可能としています。また遠隔モニタリングシステムやAIを活用した最新の管理システムをいち早く導入するなど、患者の安全を第一に考えられている姿勢に共感いたしました。
入社後は、まずは定期点検やメンテナンスなどの予防措置に熟練し、日常業務の効率化によって、病院全体の運用コストの削減に貢献したいです。
さらに、省エネ設備の導入など新たな技術やシステムの導入にも挑戦し、医療サービスの提供に集中できる環境を構築したいと思います。
病院・学校は災害時に重要な社会拠点になります。たとえば停電時に病院の自家発電設備が動かないと、人命にかかわります。学校は災害時の避難所にもなりますね。
このように平時の定型業務以外にも、いざというときの動きも想定して志望動機を考えてみましょう。
さらに志望動機でアピールするなら? 設備管理に活かせる5つの資格
例文をもとに設備管理の志望動機をうまく完成できたでしょうか。最後にさらに選考で差をつけるための工夫として、設備管理に活かせる5つの代表的な資格を紹介します。
資格 | 概要 | 受検費用 | 勉強時間の目安(出題範囲の広さから割り出し) |
---|---|---|---|
第二種電気工事士 | 住宅や店舗などの600V以下で受電する電気設備の工事ができる | 9,300円(ネット申し込み)/ 9,600円(書面申し込み) | 100~200時間 |
危険物取扱者乙種4類 | ガソリン、灯油、軽油などの引火性液体の取り扱いができる | 4,600円 | 40~60時間 |
二級ボイラー技士 | 25㎡未満のボイラーの取扱作業主任者になれる | 6,800円 | 50~100時間 |
第三種冷凍機械責任者 | 1日の冷凍能力が100t未満の製造施設の保安責任者になれる | 9,800円 | 90~120時間 |
消防設備士乙6種 | 建物の消火器の点検や整備、設置をおこなえる | 3,800円 | 60~120時間 |
上から4つは通称「ビルメン4点セット」とも呼ばれ、設備管理では入社後に取得が必要な企業も多いです。最後の5つ目まで含めて「ビルメン5点セット」とすることもあります。
そのためこれらの資格を持っていることで基本知識が備わっていることのアピールになり、また入社後も即戦力として活躍できる可能性が高いです。選考までに取得する余裕がない場合でも、勉強中であることを志望動機で軽く添えれば設備管理を真剣に目指している覚悟が伝わりますよ。
すべてを一度に取得する必要はないため、書店などで参考書に目を通し、興味を持ったものからぜひチャレンジしてみてください。
- 設備管理を複数社受けるので、特にどの企業にもアピールしやすい資格があれば教えてほしいです!
設備管理として活躍の場が広がるのは自動車免許
どの企業にもアピールしやすい資格として、上記の資格以外だと、普通自動車免許が挙げられます。
設備管理の場合、勤務現場が公共交通機関の利便性が高いところとは限りません。マイカー通勤ができると対応できる現場が増え、早朝深夜の出退勤にも対応しやすくなります。
また社用車の運転もできると、機具・用具の運搬、他現場への出張、スタッフの送迎など、担える業務が増えます。現場にとって大助かりな人材になれるでしょう。
就職に有利な資格は業界や状況によってさまざまにあります。こちらの記事で33種類の資格を紹介しているので、気になる人は併せて確認してみましょう。
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就職に有利な資格の種類とアピール方法がわかれば武器になります。就職で有利な資格一覧や効果的にアピールする方法をキャリアコンサルタントが解説します。履歴書やESに記載する際の注意点も併せて紹介するので参考にしてください。
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特に理系学生におすすめの資格は、こちらの記事で28選取り上げています。企業が抱く本音も紹介しているのでぜひチェックしてみてください。
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設備管理への深い理解と成長意欲が伝わる志望動機で内定を勝ち取ろう
設備管理の志望動機の作り方を解説しました。設備管理の選考では仕事の理解度に加えて勉強していく覚悟が見られるため、解説した働き方やキャリアの特徴をもとに、設備管理としてどのように活躍していきたいかを具体的に伝えることが大切です。
また現場で求められる能力や、設備管理の選考で有利になりやすい資格も紹介しました。これらを織り込んだ志望動機を、解説した5ステップに沿って丁寧に作成しましょう。
熱意が伝わる志望動機で自信を持って選考に望み、設備管理職の合格をつかんでくださいね。
アドバイザーコメント
吉田 隼人
プロフィールを見る設備管理は世の中の安心・安全を支えるなくてはならない仕事
設備管理の仕事は、ほかの業種と比べて働きやすく安定しているのに対し、あまり表舞台に出てくる職種ではないため、ある意味穴場な業界です。
年々人手不足や人材流出が業界全体の課題となっていますが、社会活動や生活になくてはならないものを支えるインフラ的な役割を果たしています。そういった意味ではぜひ、興味がある学生にはしっかりと内定を獲得してほしいと思います。
またさまざまな資格を取得することができ、企業も補助を出してくれるケースが多い業界です。資格取得に向けてチャレンジをしていくことで、目に見えてキャリアアップを実感することもできるので、やりがいを感じながら働くことができるでしょう。
男女問わず活躍できる! 志望理由は人それぞれで良い
私が以前サポートした設備管理の大手企業に内定した学生は、「セーラームーンのような大人になりたい」というビジョンを持った女性でした。
いろいろ話を深掘りしていくうちに、セーラームーンのようにかっこよく、美しく、そして世の中の安心や安全に貢献する大人になりたいという憧れを持っていて、そんな中で設備管理業界に興味を持ったとのことでした。
一見危険そうな仕事ですが、男女問わず活躍ができるのも魅力的です。日本の安全・安心に携われる仕事、ぜひチャレンジしてみてください。応援しています!
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
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キャリアコンサルタント/就活塾「我究館」講師
Hayato Yoshida〇東証一部上場の人材会社で入社2年半で支店長に抜擢。これまで3,000名以上のキャリアを支援。現在はベストセラー書籍「絶対内定」シリーズを監修する我究館でコーチとして従事
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/メンタル心理カウンセラー
Syuya Nagata〇自動車部品、アパレル、福祉企業勤務を経て、キャリアコンサルタントとして開業。YouTubeやブログでのカウンセリングや、自殺防止パトロール、元受刑者の就労支援活動をおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/公認心理師
Ikuko Yoshino〇就職支援歴18年。若者就労支援NPOに勤務の後、独立。現在は行政の就職支援施設にて、学生/既卒/フリーター/ニート/ひきこもり/女性などを対象に相談やセミナー講師を担当
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