Q
慎重である短所をどのように伝えたらよいでしょうか。
私の短所は慎重であることだと思っています。新しいことに対してなかなか一歩を踏み出せず、いつも先にリスクなどを考えてしまい行動が遅れます。これを選考で伝えるときはどのように話したらいいですか?
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
ベストアンサー
プラスのイメージとセットで伝えよう
選考で短所を伝えるときは、対義語やプラスイメージが想起される類義のフレーズを意識してみましょう。
慎重の対義語は「軽率」ですから、たとえば、「私は時々慎重だと思われてしまうことがあります。大学時代、グループで課題に取り組むことが度々あったのですが、議論となるシーンでは相手と意見が違ってもまずは相手の意見を受け止め、どのような意図でその発言をしているのかを自分なりに理解したうえで、自分の発言をするように心がけていました。思いつきやそのときの感情に任せて軽率な言動をしないという考え方が時に慎重と思われてしまうことがあります。」といった感じです。
私も新しいことに対してリスクを考えすぎて行動が遅れてしまうことがあるのですが、変化の激しい現代社会では、世の中の流行りも一時的であっという間に下火になってしまうことも多いと思うのです。
振り返るとリスクを考えたり一歩遅れて行動したことで、本当に必要な事や物なのかを冷静に考えることができたので、これまで手に入れてきたことや物は、ここまでの人生では満足度がとても高かったなあと感じています。
コンプライアンスや危機管理意識と絡めて、何か過去のエピソードをストーリー形式にして説明できると説得力も増すと思います。
企業や職種によっては、積極性を重要視するケースもありますので、事前に企業文化や職種が求める傾向などの情報も入手して、あなたの短所が採用側にとって合否における重要な要素にはならないのか確認しておくと良いでしょう。
短所を長所に言い換える具体例はこちらの記事で紹介しています。短所を長所に言い換えてアピールしてくださいね。
短所が出た時にした工夫や努力を、エピソードを交えて伝えよう
自分の短所を就職活動で伝える場合、まずは面接でなぜ短所を話さなければならないのか、という背景を十分に理解しておくことが重要です。
企業側の面接官としては、短所を知りたい背景は、自分を客観視することができる人物か? 弱みを補える人物であるか? 会社の雰囲気に合う人物なのか? という点があげられます。このポイントを押さえた内容で短所について構成を作ると良いです。
ご質問をいただいた「慎重である」ということを短所として伝えたい場合、物事に対して慎重に取り組むことで、リスクや決定事項のスキームに抜け漏れがないかを最初に考え、準備をしてから取り組むことができると良い面に言い換えをすることができます。
このポイントを押さえながら、「慎重である」という短所については、どのような場面で自分の短所が出てしまったか? その時にどのような努力や工夫をしてその短所を補うことをしたか? を必ず答えられるように準備しておくことで、この短所の回答については乗り越えることができるようになります。
短所を前向きな姿勢とともに伝えるのがセオリー
慎重であることは短所ともいえますし長所ともとれますよね。表裏一体の特性だと思いますので、伝え方次第だと思いますよ。
ESや面接の場で「短所は何ですか?」という質問が出た場合であれば、まずは「短所は慎重であること」と答えたうえで、エピソードや克服しようとしている努力、さらに長所とも取れる前向きな発言も加えるのがセオリーでしょう。
たとえば、計画的に物事を進めることができる、という伝え方はいかがでしょうか。全体の見通しを立てて、最短ルートで目的達成できることが伝われば、長所と言えるかと思います。
ポイントは、具体的な事例を示すことです。これまでの経験から、慎重に行動しうまくいったことはありませんか? できるだけ詳細に、そしてポジティブに伝えてみましょう。
企業側は、前向きに努力できることやそのエピソードに関して、入社後の実際の仕事の場面で再現性があるかどうかといった目線で見ています。
キーワードや何を短所としているか、よりも未来志向で考えてみてください。
短所とどう向き合っているかを伝えることが重要
短所はその通り話しても大丈夫です。
面接で大切なのは、その短所を自分できちんと自覚していて、仕事でどのようにそれをフォローするか、またそれを改善するためにどのようなことをしているのか、ということを言語化してきちんと伝えることです。
人間には長所もあり短所もあるのは企業もわかっていますから、よっぽど人格的に問題がある場合を除いて、短所があることだけでは不合格の理由にはなりません。
きちんと自分を客観的に理解していて、自分で課題と思っているものに対して前向きに取り組んでいればむしろ好印象です。
ただし注意点として、その企業の求めている人物像とはかけ離れた短所は致命的になることもあります。
たとえばコンサルティング会社で求めているのが「物事の本質をしっかり見極められる人」という人物像なのに「細かなことを考えることが苦手です」では選考に通ることは難しくなります。応募前に企業の求める人物像はしっかりと確認しておきましょう。
長所に置き換えて伝えよう
慎重であることを「短所」ではなく長所として伝え方を考えてみてください。ここに書かれていることをそのままの表現で伝えてもおそらく良いことはありません。
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