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自己PRとガクチカが同じネタでも良いですか?

自己PRとガクチカで話す内容やエピソードを別々に考えるのが難しいと感じているのですが、この2つは同じようなネタで書いても問題ないでしょうか?

ガクチカでアピールできる自分の強みは、そのまま自己PRにも使えるのではないかと思いつつ、採用担当者からすると手抜きだと思われてしまわないか心配でもあります。

もし同じネタを使う場合、どのように工夫すればこの2つの項目を差別化してアピールできますか?

自己PRとガクチカの効果的な使い分けなども、アドバイスをお願いします。

4人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

国家資格キャリアコンサルタント/高校教諭一種 保健体育

徳田 このみ

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同じネタこそ一貫性がアピールできる! 強調するポイントを変えよう

同じネタを使うことで、採用担当者に手抜きだと思われないか心配になる気持ちもわかります。ただ、実際には自己PRとガクチカのネタが同じでも、まったく問題ありません。

むしろ、話に一貫性が生まれ、エピソードを伝えやすくなる場合があります。重要なのは、それぞれの項目で焦点を当てるポイントを変え、効果的にアピールすることです。

ガクチカでは、まず「何にどう取り組んだのか」を書き、そのうえで「その結果から、どのような成果や実績を得られたのか」を明確にすることが求められます。

特に、どのような過程を経て、具体的にどんな行動を起こしたのか、実際のプロセスやアクションを詳しく述べましょう。

一方、自己PRではあなたの強みやスキルを、入社後どのように活かせるのかを具体的に示すことが必要とされます。

このように、ガクチカで語った経験から自己PRへとつなげられると、話に一貫性が生まれやすいです。聞いている採用担当者もスムーズに内容を理解できるでしょう。

変化を起点にして説得力のある自己PRとガクチカを作ろう

また、もしどのようにエピソードを見つけたら良いかわからないというときは、あなたの行動によって何かしらの「変化」が生まれた出来事に注目してみましょう。その変化が、あなたの強みを具体的に示すものとなります。

たとえば、あなたの働きかけによって、停滞していたゼミのグループワークが円滑に進むようになったというエピソードがあったとしましょう。

そこで、議論が停滞しないよう積極的に話を振ったり、意見をまとめる役割を担ったりしたのであれば、そこにあなたの強みがあるといえます。あなたの行動で、議論が前に進むという変化を生み出した例だからです。

過去の学生生活を振り返り、変化のきっかけとなった行動がなかったかを探してみてください。それがあなただけの強みとなり、説得力のある自己PRおよびガクチカの作成に役立ちます。

国家資格キャリアコンサルタント

馬場 岳

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同じネタでOK! ガクチカなら経験にフォーカスを当てよう

自己PRとガクチカの両方で、同じエピソードを使用しても問題はありません。重要なのは、それぞれの目的に合わせて伝え方や見せ方を変えることです。

ガクチカでは「何に取り組み、その過程でどのような課題に直面し、それをどう乗り越えたのか、そして結果として何を学んだのか」という一連のストーリーを具体的に伝えることが求められます。

エピソードを詳細に語るのがガクチカというイメージを持っておくと良いですね。

自己PRでは「強みとスキル」を軸に切り口を工夫しよう

一方、自己PRでは、「その経験を通じて培われた強みは何か、そしてその強みがどのような状況で活かせるのか」という点に焦点を当てて伝えることが求められます。

自己PRとは、エピソードの背景から「自分という人間がどのような価値を提供できるか」を伝えるものです。

以上のように、意識的に切り分けて話すことで、同じエピソードからでも異なる側面を強調できると思います。

キャリアコンサルタント/キャリア・デベロップメント・アドバイザー

桒田 里絵

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自己PRとガクチカでは視点を変えて伝えることを意識しよう

同じエピソードを使ってもまったく問題ありません。

大切なのは、それぞれの設問の意図に合わせて「切り口を変える」ということです。

自己PRで求められるのは、その経験を通じて発揮された「あなた自身の強み」となります。つまり、自分はどのようなことができる人間なのかをアピールする項目です。

入社後にどんな活躍ができるのかを企業にイメージしてもらえるような内容で作成しましょう。

同じエピソードを異なる視点で伝えることで自己分析力のアピールにもなる

一方、ガクチカでは、その経験のなかで「目標達成のために、どのように考え、行動したか」というプロセスに焦点を当てて語る必要があります。

自己PRよりも具体性を持って伝えることを意識しましょう。

このように視点を変えることで、一つの経験から自身の多面的な魅力をアピールでき、自己分析の深さを示すことにもつながります。

キャリアコンサルタント/一般社団法人テツナグ代表理事

若林 宏美

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ネタ被りはOK! 切り口を変えて多角的に伝えよう

同じエピソードでも問題ないか、とても悩みますよね。

たとえば、アルバイトのエピソードで自己PRとガクチカを作成するとした場合について説明します。

まず、皆さんは「アルバイト」という大きなカテゴリーのなかで、さまざまな経験をしているはずです。アルバイトでリーダーになった経験、アルバイトで失敗して何かを学んだ経験など、切り口はいろいろあります。

そのため、同じテーマであっても切り口を変えることで、魅力的なアピールとなるでしょう。

深掘りで新たな発見の可能性も! 第三者の視点も活用して自分を知ろう

ただし、アルバイト経験だけで就職活動を乗り切ることも可能ですが、「それ以外に何か経験はありますか?」と聞かれる可能性はあります。

大学4年間で経験したことがアルバイトだけなのか、と疑問に思われるかもしれません。もし、ほかにアピールできるような派手なエピソードがないということであれば、正直にそう伝えても良いでしょう。

どうしても一つのテーマしかない場合は、細かいエピソードを分けて伝えることで、深掘りされた際に困る可能性は低くなります。

一つのエピソードだけで押し通そうとすると、採用側はその人の人柄を知る機会が限られてしまい、評価が難しくなるため、多角的に人柄を伝えられるよう意識しましょう。

もし同じネタになりそうだと感じるのであれば、大学のキャリアセンターなどで相談し、専門家のアドバイスを受けながらエピソードを深掘りしてみるのも良い方法です。

こちらの記事はガクチカがないと悩んでいる人におすすめです。ガクチカを見つける方法や作り出す方法を解説しています。

ガクチカと自己PRの違いは以下の記事で解説しています。例文付きでわかりやすく解説しているので、参考にしてみてください。

自己PRとガクチカに同じテーマを使うときのポイントや注意点は、以下の記事を確認しておきましょう。記事を参考にして、魅力的な内容の自己PRとガクチカを作成してくださいね。

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 (リーダーシップが強みの場合) 
私はリーダーシップを発揮できる人材です。学生時代にサークル長として運営に携わった際に、リーダーシップを養うことができました。サークル長を務めていたフットボールサークルでは、練習場所や時間が取れないことや、連携を取り切れていないことが問題でした。そこで、大学生側に掛け合い週に2回の練習場所を確保し、時間を決め活動するようにメンバーに声掛けを行いました。さらに週末明けに今週の活動の詳細をメンバーに配信することで連携強化に努めた結果、サークル加入率を前年度の3倍まで伸ばすことができました。問題にしっかりと焦点を当て、迅速に対応していき、周りを良い意味で巻き込んでいくリーダーシップを御社でも活かしていきたいと考えております。

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