この記事のまとめ
- そもそもリーダーシップは6つのタイプに分類される
- 自分のリーダーシップの言い換えは2つの手順で考えてみよう
- リーダーシップの言い換え表現を活用したOK例文12選を紹介
リーダーシップは多くの企業で評価される資質の一つであり、自己PRでも人気のテーマの一つです。しかし、リーダーシップと一口に言ってもその形は人によって異なるため、自分のリーダーシップをどう伝えれば良いのか悩む人も多いのではないでしょうか。
自己PRを含む就活のアピールでは、自分の持つ強みを具体的に、かつ説得力を持って伝えられなければ評価につながらないため、アピールしたい強みに応じて適切な言い換え表現を用いることが重要です。
そこでこの記事では、キャリアコンサルタントの平井さん、瀧本さん、山路さんの3人とともに、リーダーシップの効果的な言い換え方について解説していきます。自分のリーダーシップを最大限伝えて高評価を狙いたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
【完全無料】
大学3年生(26卒)におすすめ!
選考前に必ず使ってほしい厳選ツール
1位:自己PR作成ツール
自己PRが思いつかない人は、ツールを活用して自己PRを完成させよう
2位:志望動機作成ツール
5つの質問に答えるだけで、受かる志望動機を自動で作成します
3位:WEBテスト対策問題集
SPI、玉手箱、TG-WEBなどの頻出問題をこれ1つで効率的に対策できます
4位:面接回答集60選
見るだけでOK!面接でよく聞かれる質問と模範解答をまとめました
5位:逆質問例100選
面接官から「志望度が高い」と思われる逆質問例を厳選しています
【併せて活用したい!】
スキマ時間3分でできる就活診断ツール
①適職診断
たった30秒であなたが受けない方がいい仕事がわかります
②面接力診断
39点以下は要注意!面接を受ける前にあなたの面接力を診断しましょう
リーダーシップは具体的な行動に言い換えることが高評価のカギ
皆さんの性格や価値観は一人ひとり異なるため、リーダーシップを強みとしてアピールしようと考えていたとしても、発揮しているリーダーシップはそれぞれ少しずつ異なります。
そのため、ただリーダーシップと一括りにして強みを述べるのではなく、具体的な行動に言い換えて伝えることが、差をつけるカギとなるのです。
そこでこの記事ではまず、リーダーシップのおもな6つの分類とそれぞれの特徴について解説していきます。自分のリーダーシップがどんなタイプに分類されるのかに着目し、強みへの理解を深めていきましょう。
次に、自分のリーダーシップの効果的な言い換え表現を見つけるための2つの手順についても解説します。自分のリーダーシップをしっかり理解したうえで、今度は第三者にもわかりやすく伝わる表現を見つけてみましょう。
そして最後は、リーダーシップをアピールする際の2つの注意点を解説したのち、効果的な言い換え表現を用いた自己PRの例文12選も紹介していきます。アピールする際のポイントをしっかり押さえて、魅力的な自己PRを実際に作成し、選考突破を狙ってくださいね。
単なる「役割としての肩書き」や「漠然とした表現」では、リーダーシップの具体的な資質や実績が伝わらず、かえって評価を下げる可能性があります。
リーダーシップは多面的なスキルを合わせたものなので、責任感や意思決定力などの具体的なエピソードが伴なわないと信頼性に欠ける印象を残すことになるのです。
時間がない人におすすめ!
ツールを使えば、自己PRが3分で完成します
自己PRは就活において必ずといっていいほど必要になります。自己PRが曖昧なまま就活がうまくいかなかったという就活生は多くいます。
そこで活用したいのが「自己PR作成ツール」です。これを使えば、簡単な質問に答えるだけで誰であっても、あなたの強みが完璧に伝わる自己PRが完成します。
ぜひ活用して、志望企業の選考を突破しましょう。
簡単な質問に答えるだけで、強みが伝わる自己PRが作れます。
作成スタート【無料】
(リーダーシップが強みの場合)
きちんと説明できるか確認しよう! リーダーシップの意味
皆さんのなかには、リーダーシップという言葉の意味を意識することなく使っている人もいるかもしれません。
しかし、自分の強みを相手にわかりやすく伝えたい場合には、自分がどのような力を持っているのか理解できていなければ、適切に言い換えることはできないため、まずはリーダーシップの正しい意味や定義を確認しておきましょう。
リーダーシップとは、英語の「leadership」という単語をもとにした言葉で、統率力や指導力という意味があり、わかりやすくいえば、組織や集団をまとめ、目的に応じて導いていく力のことを指します。
人はそれぞれ考え方や価値観が異なるため、いろいろな人が集まる組織で目的を達成するためには、異なる価値観や意見を持つ人をまとめられる人材が必要不可欠です。
企業はまさに、さまざまな価値観や考え方を持った人が集まる場となるため、就活においてリーダーシップがあることをアピールできれば、高く評価してもらえる可能性があります。
私が思う社会人に求められるリーダーシップは、「影響力」です。人に影響を与えて相手を動かす力が企業では求められます。
そのための具体的な方法として「ビジョンを掲げる」「相手の話を聴く」「リーダーの意図を伝える」などが、リーダーに求められる行動になるのです。
リーダーシップの形は1つじゃない? リーダーシップの6つの種類と特徴

リーダーシップの形は1つじゃない? リーダーシップの6つの種類と特徴
リーダーシップを取ることができる人材は組織にとって必要不可欠ですが、リーダーシップと一口に言っても、集団のまとめ方にはさまざまな方法があり、どんな方法でリーダーシップを発揮するかは人それぞれです。
そのため、ただ自分の強みを「リーダーシップ」の一言で示すだけでは、どのように集団を統率するのかまで企業に伝えることができません。
そこでここからは、アメリカの心理学者であるダニエル・ゴールマンの提唱に基づき、リーダーシップを6つの分類に分けて詳しく解説していきます。
リーダーシップのアピールにオリジナリティや説得力を出すためにも、自分がどんなリーダーシップを持っているのか理解しておきましょう。
①コーチ型:個々の能力を見極めて引き出すことに優れている
組織を導くリーダーシップの中でもコーチ型と呼ばれるタイプは、個々の能力を高めるサポートをおこなうことで、組織全体のパフォーマンスを高められるという特徴があります。
コーチ型のリーダーシップを持つ人は、自分自身はもちろん、相手の能力や特性を客観的に見抜くことができ、人に何かを教えたりサポートしたりする力が高いです。
明確にリーダーの役職を担っていない場合でも、人からサポートを頼まれたり、意見を求められたりする人はコーチ型のリーダーシップを持っている可能性があります。このように、リーダーシップはリーダーという役職に就いていなくても、発揮できるものであるといえるのです。
コーチ型リーダーシップの言い換え例
- 個々の得意分野を引き伸ばすサポートでチームを率いるリーダーシップ
- 周囲の人の資質や特性を引き出す指導力
②関係重視型:協調性や共感性があり関係構築力が高い
関係重視型のリーダーシップは、文字通り、人間関係の構築を重視して組織を動かすタイプのことです。価値観の違う人が集まると、意見がぶつかることも多いため、そうした状況で良好な人間関係を築ける力は、リーダーシップのなかでも大切な要素となります。
関係重視型タイプの人は、良好な人間関係を築くうえで大切な協調性や共感性が高いことで、周りからの信頼を得やすく、それによって組織全体を率いていけるのです。
自分からリーダーになろうとしたわけではないものの、周囲から期待されたり評価されたりしたことがある人や、どんなコミュニティのなかでも周囲と良い雰囲気で協力し合ってこれた人などは、関係重視型のリーダーシップを発揮できているといえます。
組織を主体的に率いていくことだけがリーダーシップではなく、高い関係構築力で周囲からの協力を得られる資質も、リーダーシップの一つなのです。
関係重視型のリーダーシップの言い換え例
- 周囲との信頼関係を構築して結束を強められる社交性
- 個々の感情に寄り添ってチーム全体のモチベーションを高める協調性
リーダーシップは大きく分けて「目標達成に向けてチームを引っ張る力」と「チームをまとめる力」の2つに分けられます。
関係重視型のリーダーシップはまさに後者に該当し、チームワークを高め、チームをチームたらしめる面で力を発揮します。
関係重視型リーダーシップの特徴である協調性を自己PRで伝える方法は、以下の記事で詳しく解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。
関連記事
例文17選|協調性の自己PRで確実に差別化する8つのコツ
協調性はどの企業でも必要とされる特徴のため、うまく自己PRで伝えられれば高評価をもらえます。企業が求める人物像にリンクした方向性やほかの就活生と差別化されたエピソードを盛り込み、的確にアピールする方法をキャリアコンサルタントとともに解説します。
記事を読む

③ペースセッター型:何事にも自分が率先して取り組む主体性がある
リーダー、またはリーダーシップなどと聞くと、組織の中心となって先陣を切るイメージが思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか。この組織の先陣を切るように統率していくタイプは、ペースセッター型と呼ばれています。
ペースセッター型のリーダーシップを持つ人は、6種類のリーダーシップのタイプのなかでも特に主体性があり、努力家である傾向が高いです。
物事に対して高い目標を掲げ、自らが率先して取り組むことで、その姿勢を見た周囲の人のモチベーションが高まり、結果的に組織全体のパフォーマンスを引き上げることができます。
とにかくやってみようというチャレンジ精神が強い人や、自分の頑張る姿を周囲から評価されることが多いという人は、無意識のうちにペースセッター型のリーダーシップを発揮しているかもしれません。
ペースセッター型のリーダーシップの言い換え例
- どんなこともまずは自らおこなうことでチーム全体の士気を高める主体性
- 自らが模範を示すことでチームを率いるリーダーシップ
ペースセッター型リーダーシップは、リーダーが率先して高い目標を達成し、メンバーにも同様のパフォーマンスを期待することが特徴の一つです。
ただこのタイプは、メンバーの育成が遅れたり、リーダーが過剰に仕事を抱え込んでしまうという懸念点もあります。
また、メンバーの能力がリーダーと同じ水準でなければ、チーム全体が疲弊し、リーダー自身が孤立するリスクも指摘されているのです。
ペースセッター型リーダーシップの特徴といえる、率先して取り組むことは「チャレンジ精神」や「主体性」「努力家」などと言い換えることができます。以下では各言い換えワードの自己PRのコツを解説しているため、参考にしてみてください。
チャレンジ精神
例文22選|チャレンジ精神の自己PRは4つのポイントで敵なし!
主体性
例文9選|主体性を自己PRで伝える4ステップと5つの注意点を解説
努力家
努力家の自己PRの作り方|努力タイプ別例文で徹底解説
努力を惜しまないことを効果的に伝えるコツは以下の記事で解説しているので併せて参考にしてみてください。
関連記事
例文17選|就活で努力を惜しまないことを効果的に伝える方法
努力を惜しまないことを就活でアピールしたい時、「面接官が納得する強みだろうか」と悩む人もいるかもしれません。努力を惜しまない特性を企業により魅力的に伝えるコツについて、キャリアコンサルタントとともに解説します。
記事を読む

コピペで使える自己PR文がかんたんに作れます
自己PR作成ツールはもう試しましたでしょうか?ツールで実際に文章を作成してみてからブラッシュアップする方が効率的に受かりやすい自己PRを作成することができます。
「自己PR作成ツール」 を使えば、簡単な質問に答えるだけで誰であっても、あなたの強みが完璧に伝わる自己PRが完成します。
ぜひ活用して、志望企業の選考を突破しましょう。
簡単な質問に答えるだけで、強みが伝わる自己PRが作れます。
作成スタート【無料】
(リーダーシップが強みの場合)
④民主型:個々の意見を尊重できる傾聴力が高い
前述の通り、リーダーシップはただ自分一人の力でチームを率いるだけではなく、周囲との関係性も重要になります。
関係重視型のリーダーシップとよく似たものに民主型が挙げられますが、このタイプもまた、個々の意見を尊重することで周囲を巻き込み組織を動かすリーダーシップの一つです。
民主型のリーダーシップを持つ人は、高い傾聴力で価値観の違う人からも意見を引き出し、組織の一人ひとりを巻き込んで話し合いを活性化させることができます。
企業では、さまざまな人が意見を出し合って協力することで、一人では達成することが難しい目標をクリアすることが必要となるため、組織のなかで個々の意見を尊重しつつ、積極的な発言や行動を引き出せる力は高く評価されるといえるでしょう。
民主型のリーダーシップの言い換え例
- 個々の意見を引き出し、議論を活性化させることで大きな目標をやり遂げるリーダーシップ
- メンバーの意見を尊重しながらチームの協調性を高められる傾聴力
民主型のリーダーシップにはデメリットもあり、それは決定から行動までに時間がかかりがちになってしまうことです。
災害や事故のようなアクシデント時には、即断即決の意思決定が求められます。このようなイレギュラーな事態は民主型が苦手とする状況かもしれません。
以下の記事では、リーダーシップの言い換え表現の一つにもなる傾聴力の自己PRのポイントについて解説しています。自分のリーダーシップの要素を傾聴力として言い換えようと思っている人は、併せて読んでみてくださいね。
関連記事
14例文|傾聴力の自己PR作成に欠かせない必勝3ステップ
「傾聴力」で自己PRを作成するには、他の学生との差別化が重要です。この記事では、差別化に重要なポイントを例文を交えてキャリアコンサルタントが解説します。あなただけの「傾聴力」の強みをアピールして選考を通過しましょう。
記事を読む

⑤ビジョン型:常にポジティブな視点で計画を立てて行動できる
組織で一つの目的に向けて取り組む際には、意見がぶつかったり、思うような結果が出なかったりと、いつも順風満帆にいくとは限りません。そんなときでも組織の士気を維持できるリーダーシップのことを、ビジョン型と呼びます。
ビジョン型のタイプは、前向きな性格でどんな状況でもポジティブに考えることができる人が多く、状況を前向きにとらえられることで、挑戦意欲も高いことが特徴です。
またビジョン型のリーダーシップを持つ人は、ただ前向きなだけでなく、具体的な成功イメージとともに目標を周囲に伝えられるコミュニケーション能力もあるため、組織全体のモチベーションを高め、目標達成につなげることができます。
前向きかつ、論理的に計画を立てられる人や、常に具体的な目標を周囲に示すことで組織をまとめられた経験のある人は、ビジョン型のリーダーシップの素質を多く持っているかもしれません。
ビジョン型のリーダーシップの言い換え例
- 前向きな目標を示しながらチームを鼓舞できる先導力
- 困難な状況でもポジティブにとらえる姿勢を示し、チームを率いるリーダーシップ
ビジョン型のリーダーシップを持つ人のなかには、自分のポジティブさをアピールしたいと思う人もいるのではないでしょうか。以下の記事ではポジティブな長所をアピールする方法を例文付きで解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。
関連記事
長所「ポジティブ」の自己PR例文6選! 差別化のコツとNGも解説
記事では長所のポジティブさをアピールする6例文をキャリアコンサルタントの解説を交えて紹介します。すぐに使える言い換え表現と4ステップの作り方も解説するので、自分らしい自己PRを作成して選考を通過しましょう。提出前に必見のNG例付きです。
記事を読む

ビジョン型のリーダーシップを持つ人のなかには、具体的な目標を周囲に提示する計画性の高さも持ち合わせている人がいます。その計画性をリーダーシップの言い換えとして伝えたい人は、以下の記事で伝え方を解説しているため、チェックしておきましょう。
関連記事
例文10選|企業に刺さる「計画性」の自己PRは3ステップで完成!
就活で計画性をアピールする際に重要なのは、企業が求める計画性をアピールすること。計画性の自己PR方法をキャリアコンサルタントが解説します。例文も紹介するので、計画性を効果的にアピールして内定を勝ち取りましょう。
記事を読む

⑥強制型:状況把握力が高くルールやシステムを管理することができる
ここまでのリーダーシップは、人間関係を構築したり、自らがリーダーとしての資質を示したりすることで組織を率いるものでしたが、個々の意欲や自分自身の行動によってではなく、より合理的な方法で組織をまとめ上げるタイプとして、強制型が挙げられます。
強制型のリーダーシップは、組織にとって重要な意思決定の多くをリーダー本人がおこないます。目的の実現のための具体的な取り組みや、運営上のルールやシステムなども細かく管理するまとめ方が特徴の一つです。
しかし、これは「強制型」という名前の通り、ルールや規律で半ば強制的に人を動かすやり方であるため、良い雰囲気の組織を作ることが難しかったり、指示の出し方や結果次第では組織のモチベーションを下げてしまったりするリスクがあります。
この点から、強制型のリーダーシップは伝え方によって協調性がないと受け取られる可能性があるため、アピールの際には組織のなかで個を尊重したり、人間関係構築のために工夫したりできることも示せるかが重要です。
強制型のリーダーシップの言い換え例
- 常に冷静に状況を判断してチームに最適な提案ができる状況把握力
- チームの状況や課題を見抜いて的確なチーム運営ができるリーダーシップ
- 6つのタイプのなかでも企業で特に評価されやすいのはどんなリーダーシップですか?
どんなリーダーシップが求められるかは企業によってさまざま
ここまで6つのリーダーシップを紹介しましたが、それぞれに長所・短所があります。
企業に効果的にリーダーシップをアピールするためには、自身のリーダーシップのタイプを理解するとともに、「企業が求めている力」を理解することも重要です。
また企業にもよりますが、入社して間もない時期に何らかのリーダーシップを発揮するような役割を任されることはかなり稀なケースといえます。
そのため、「リーダーシップそのもの」よりも、あなたのリーダーシップの源泉ともいえる「リーダーとしての役割を果たすためにどう行動したか」という点を単位としてとらえ伝えることで、アピールのインパクトがより高まるのです。
テンプレを活用すれば受かる自己PR文が作れます
自己PRのネタを決めても、それを裏付けるエピソードに悩む学生は多いです。しかし、特別なエピソードがなくても受かる自己PRを作ることはできます。
そこで紹介したいのが「自己PR作成ツール」です。自己PR作成ツールなら、簡単な質問に答えるだけで誰であっても、分かりやすいテンプレであなたの強みが完璧に伝わる自己PRが完成します。
ぜひ活用して、志望企業の選考を突破しましょう。
簡単な質問に答えるだけで、強みが伝わる自己PRが作れます。
自己PR作成ツールを試してみる【無料】
(リーダーシップが強みの場合)
リーダーシップの形は人それぞれだからこそ自分なりの言葉で伝えるべし
先でも解説したように、リーダーシップにはさまざまな形があり、自分が発揮しているリーダーシップがほかの人とまったく同じということはありません。
ただ自分の強みをリーダーシップの一言で言い表すだけでは、企業に自分の持つリーダーシップの形を的確に伝え切ることができないうえ、ほかのライバルとの差別化も難しくなってしまいます。
だからこそ、リーダーシップをアピールする場合には、自分自身のリーダーシップのタイプを理解し、自分なりの言葉で言い表すことが大切です。
しかし、ここで言う自分なりの言葉で言い表すとは、ただ言い換えれば良いという意味ではありません。自分がどのように考え、行動したことによって組織を統率してきたのかが、第三者にも伝わるように述べることが差別化のポイントとなります。
以降の段落では、差別化するための具体的な言い換え表現の見つけ方について解説していくため、ぜひ参考にしてみてください。
自分の言葉で語られていない、例文を参考にしたようなリーダーシップの自己PRを聞くと、多くの面接官は「個性がない」「信憑性に欠ける」といった印象を抱いてしまいます。
リーダーシップを強みとしてアピールする場合は、自己の具体的なエピソードを通じて「どのような状況で、どのように行動したか」を説明することが重要です。
ありきたりな表現やほかの人が使い回しているようなフレーズだと、採用担当者にはその人の独自性や人間性が伝わらず、説得力に欠けると思われる可能性があります。
リーダーシップの言い換えを含め、自分をアピールするのにぴったりな強みを見つけたいという人は、以下の記事がおすすめです。自分にふさわしい強みを見つけて的確にアピールするコツについて、キャリアコンサルタントが解説しています。
関連記事
強み一覧付き|自分の強みが必ず見つかる方法9選とアピール方法
就活で自分の強みを何て答えれば良いかわからない、そもそも自分の強みが浮かばない人に向けて、キャリアコンサルタントが自分の強みを見つける方法やアピールのコツを解説していきます。強みを伝える例文も紹介するので、参考にしてください。
記事を読む

どうすれば伝わる? リーダーシップの言い換え表現を見つける2ステップ
どうすれば伝わる? リーダーシップの言い換え表現を見つける2ステップ
- 過去を振り返ってリーダーシップが発揮できた経験を洗い出す
- リーダーシップを発揮した行動を抽象的な言い方に変換する
リーダーシップの自己PRでは自分ならではのリーダーシップの取り方が伝わるように言い換えることがポイントと解説しましたが、具体的にどうすれば自分なりの言い換え表現が見つかるのか、ピンときていない人もいるかもしれません。
そこでここからは、リーダーシップのベストな言い換え表現を見つける2つの手順について解説します。ここでの手順をしっかり押さえて、ありきたりではない自分だけの言い換え表現を見つけてくださいね。
①過去を振り返ってリーダーシップが発揮できた経験を洗い出す
リーダーシップの適切な言い換え表現を見つける場合、まずは自分がリーダーシップを発揮した経験を洗い出していきます。
自己PRで強みをアピールする際には、ただ「強みは〇〇です」と言い切るだけでなく、その強みが企業に入社した後も活かせるものとしてアピールすることも必要です。
自分がどんなリーダーシップを発揮できるのかを理解しておかなければ、企業でも自分のリーダーシップがどんなときに活かせるのかを明確に示すことができないため、過去の経験からリーダーシップを発揮できたエピソードを掘り下げていきましょう。
具体的には、自分が組織のなかで目的を達成するためにどのように考え、どう行動したのか、その結果どんな成果や学びが得られたのかなどを深掘りしていきます。
過去の経験のなかにある自分の考えや行動は、自分以外の誰にもまねできないオリジナリティのあるポイントといえるため、この時点でしっかり言語化しておいてくださいね。
まずはリーダーシップにつながりそうな経験を全部リストアップしてみましょう。
書き出した項目ごとに、自分のどんな良いところが発揮できていたかを、追記します。
書き出せた「自分の良いところ」のなかでも最も多く書き出せたものが、自分のリーダーシップの傾向です。
自己PRが思いつかない人は、ChatGPTを活用して自己PRを完成させよう
ChatGPTを使った自己PR作成ツールはもう試しましたでしょうか?
簡単な質問に答えていくだけでChatGPTが自動で魅力的な自己PRを作成します。
作った自己PRは選考で活用できるものになっているので、ぜひ活用して採用される自己PRを完成させましょう。
②リーダーシップを発揮した行動を抽象的な言い方に変換する
自己PRでは、自分の強みを簡潔に述べたうえで、具体的なエピソードを述べることでより説得力が増します。つまり逆をいえば、具体的なエピソードから逆算した表現が、自分の強みが適切に伝わる言い換え表現となるのです。
リーダーシップを発揮したエピソードのなかでも自分の行動に焦点を当て、その行動を抽象的な言い方に変換してみましょう。
たとえば、「担当分野を超えた綿密なコミュニケーションで信頼関係を築き、難しいゼミの課題も全員で協力して乗り越えた」という経験がエピソードの洗い出しによって明確になっていたとします。
ここでの「コミュニケーションを綿密に取って信頼関係を築く」というのがあなたがリーダーシップを発揮した際に取っていた行動となるため、これを第三者に伝わる抽象的な言い方に変換してみてください。
このように、エピソード内の行動をもとに考えていくと「組織間の信頼関係を良好にするコミュニケーション能力」と言い換えられます。
就活の専門家が解説! リーダーシップをわかりやすく言い換えるコツとは
ここまでは、リーダーシップを発揮した経験をヒントに適切な言い換え表現を見つける方法について解説しましたが、どのような行動を切り取ればリーダーシップをわかりやすく言い換えられるのか、まだよくわからないという人もいるのではないでしょうか。
そこでここでは、多くの学生の自己PRを見てきたキャリアコンサルタントの山路さんに、リーダーシップをわかりやすく言い換えるコツについて聞いてみました。山路さんの解説を参考に、皆さん自身のリーダーシップが最大限に伝わる表現を見つけてみてくださいね。
アドバイザーコメント
山路 和博
プロフィールを見る具体的な行動に言い換えつつ企業とのマッチ度もアピールしよう
リーダーシップを面接する側にわかりやすく伝えるためには、具体的かつ共通のイメージを持たせる伝え方がポイントです。
①行動ベース・動詞単位でとらえる
「リーダーシップがある」という表現は名詞的表現で、認識には個人差が発生します。
そのため、「私はリーダーとして、皆にわかりやすい言葉で説明することが得意です。その結果、皆が目的に対して共通の認識を持ち、一丸となって取り組むことができました。」というように、自身のリーダーシップの源泉となっているものを行動ベース・動詞単位で表現することがとても重要です。
②企業が求めている人物像との共通点を意識する
当然のことながら、採用する側はある程度の「求める人物像」を持っています。そのため、求めている人物像との共通点を想起させるアピールは「わかりやすい、働いている姿がイメージしやすい」と感じ、好印象で認識されます。
相手に合わせすぎて自分を偽ることは避けなければいけませんが、相手の求めている人物像を理解し、自身との共通点を効果的にアピールすることはとても効果的です。
リーダーシップの自己PRを作成するポイントは以下の記事でも詳しく解説しているため、併せてチェックしてみてくださいね。
関連記事
例文17選|自己PRでリーダーシップを最強の強みとして伝える方法
自己PRでリーダーシップをアピールする際の注意点や効果的な構成をキャリアコンサルタントとともに解説します。さらに、例文17選も紹介。仕事に活かせる強みとして、リーダーシップをアピールしましょう。
記事を読む

自己PRで悩んだらまずは作成ツールを使ってみよう!
「自己PRがうまく書けない」「どんな強みをアピールすればいいかわからない」…そんな悩みを抱えている方には「AI自己PR作成ツール」がおすすめです。
AIがあなたの経験やスキルに基づいて魅力的な自己PRを自動で生成し、短時間で書き上げるサポートをします。
短時間で、分かりやすく自分をアピールできる自己PRを完成させましょう。
伝える手順も大切! リーダーシップの自己PRの組み立て方を理解しよう
伝える手順も大切! リーダーシップの自己PRの組み立て方を理解しよう
- 結論:自分のリーダーシップを簡潔に言い換えて提示する
- エピソード:リーダーシップを発揮した具体的な経験を説明する
- 締めくくり:リーダーシップを入社後どのように発揮したいかを述べる
リーダーシップの言い換え表現の例や、具体的な言い換え方について理解できたら、実際に言い換え表現を活用してアピール内容を考えていきましょう。ただ、どのような手順で伝えれば良いのかわからないという人もいるかもしれません。
そこでここからは、自分の持つリーダーシップの特徴をわかりやすく伝えるために押さえておきたい、自己PRの組み立て方について解説していきます。
どんなに魅力的な強みを持っていても、アピールの手順を間違えると、言いたいことが正しく伝わらない可能性があるため、基本の伝え方に不安がある人は必ずチェックしておいてくださいね。
結論:自分のリーダーシップを簡潔に言い換えて提示する
自己PRに限らず、就活の選考時に問われる質問に対しては、まず最初に結論を述べることがポイントです。
選考において企業はたくさんの学生の話を聞いています。そのため、簡潔でわかりやすい説明ができない学生の話は、きちんと聞く気がなくなってしまったり、内容の理解が難しくなることでほかの学生よりも印象が薄くなったりしてしまうのです。
今回のようにリーダーシップを自分の強みとしてアピールしたい場合は、先で見つけておいたリーダーシップの言い換え表現を使って、自分の強みを一言で提示しましょう。
ここで適切な表現でリーダーシップを言い換えておくことで、あなたがどんな行動をする人なのか、リーダーシップのなかでもどんなタイプを持つ人なのかなどを面接官にある程度伝えることができるため、その後の説明も展開しやすくなります。
自己PRの書き出しについてどのように切り出せば良いか迷う人は、以下の記事で詳しく解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。
関連記事
自己PRは書き出しで命運が決まる! 人事を惹き込むコツを大解剖
自己PRは書き出しで差別することが読まれるカギです。この記事では自己PRの書き出しの基本や注意点、差別化するコツを例文を交えて解説します。キャリアコンサルタントがプロの目線で解説していますので、参考にして書類選考を通過しましょう。
記事を読む

エピソード:リーダーシップを発揮した具体的な経験を説明する
自分の持つリーダーシップを適切な言い換え表現で提示できたら、今度はその強みが実際に発揮できたものであることをエピソードで示していきましょう。
どんな強みを伝える場合であっても、自己PRでは強みの再現性がとても重要です。企業は学生が入社後にも強みを発揮して自社に貢献してくれるかどうかを重視しているため、ただ「リーダーシップがある」と伝えるだけでは「本当に発揮できるの?」と、能力があることを信用してもらえません。
そのため、過去に自分がリーダーシップを発揮した経験を提示し、そこで自分が取った行動や考え方、結果などまで述べることで、強みに説得力を持たせましょう。
具体的には、「部の目標である都大会入賞を達成するために、部員それぞれの課題を話し合って個人メニューを立案した」「昨年大敗した対戦相手で苦戦したが、常に前向きな言葉をかけて回ってチームを鼓舞して、一時逆転に持ち込んだ」など、自分が組織のために主体的に取り組んだ行動を述べることを意識してください。
そうすることで企業側は、あなた自身が組織のなかでどのような立ち回りができるのか、つまりはあなたの入社後の姿を具体的にイメージすることができるため、高評価の可能性をアップさせることができるのです。
- リーダーシップをアピールする場合、エピソードは良い成果につながっていないものだと弱いでしょうか?
成果だけでなくプロセスもアピールできるので問題ない
リーダーシップをアピールする際、「良い成果につながっていないエピソード」であっても、必ずしも弱いものとは限りません。
重要なのは、その状況でどのようなリーダーシップを発揮できたのか、何を学び、どのように周囲に影響を与えたのかを伝えることです。
成果が数字で現れていない場合でも、チームの雰囲気の改善や信頼関係の構築など、プロセスにおけるリーダーシップは評価されます。
リーダーシップには結果だけでなく、周囲を導く姿勢や問題解決へのアプローチも含まれるのです。
そのためたとえ大きな成果がなかったとしても、リーダーとしての努力やプロセスに焦点を当ててアピールすることが大切です。
リーダーシップを発揮したエピソードとして、人に何かを教えた経験をテーマにしようと思う人もいるでしょう。以下のQ&Aでは人に何かを教えた経験をアピールする際のポイントをキャリアコンサルタントが解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。
締めくくり:リーダーシップを入社後どのように発揮したいかを述べる
新卒採用において企業は、学生がアピールする強みが企業で活かせるかどうかももちろん見ていますが、自社に対する入社意欲が高いかどうかも重視しています。
そのためリーダーシップの自己PRでは、ただリーダーシップが発揮できた過去を示すだけではなく、自分の持つリーダーシップを入社後にどのように活かしていきたいのかを述べることが重要です。
これを明確に伝えるためには、企業分析が必要不可欠です。企業の事業や業務の詳細、その企業でのキャリアパス、求められる人物像などをしっかり調べたうえで、仕事のどのような場面で自分のリーダーシップが発揮できるのかをイメージしてみましょう。
そのイメージをもとに、入社後に企業に貢献していく意欲を示すことで、採用することで企業にメリットのある人材として印象付けることができます。
自己PRの基本の構成や締め方のポイントについてさらに詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてみてくださいね。
自己PRの締め方
自己PRの締め方が決まる3大要素を解説! 強みが届くコツも伝授
自己PRの構成
自己PRの構成作成ガイド|PREP・STAR法を使う作成法を伝授
自己PRで悩んだらまずは作成ツールを使ってみよう!
「自己PRで伝えたいことはあるのに、言葉にできない」そんな悩みがある方には「自己PR作成ツール>」が強い味方になってくれます。
表現に悩んでいても、AIがあなたの考えを汲み取り、わかりやすく効果的なPR文にまとめてくれます。
ぜひ効率的に自己PRを仕上げ、選考の準備を整えましょう。
表現の仕方によっては低評価? リーダーシップの言い換え時の注意点
表現の仕方によっては低評価? リーダーシップの言い換え時の注意点
- 自分の行動だけでなくその背景の状況や課題まで明確にする
- リーダーの役職や肩書きに固執したアピールはしない
先の解説で、リーダーシップの基本的なアピール方法は理解できたかもしれませんが、リーダーシップを伝える際にはいくつかの落とし穴があり、ここを見落とすと十分に強みを伝えることができないかもしれません。
そこでここからは、リーダーシップの自己PRで気を付けておきたい2つのポイントについて解説します。リーダーシップのアピールで失敗したくないという人は、しっかりチェックしておきましょう。
自分の行動だけでなくその背景の状況や課題まで明確にする
前述の通り、リーダーシップが再現性のある強みであることを示す場合、自分の行動を示すエピソードを述べることが大切です。
しかしこのとき、ただ自分がおこなった行動だけを並べ立てただけでは、本人の独りよがりな行動と受け取られてしまうかもしれません。そのため、エピソードでは自分がリーダーシップを発揮した背景や当時の課題まで説明することを意識しましょう。
そもそもリーダーシップというのは、企業のような組織で重宝される強みですが、誰にでも発揮できる強みではありません。
企業からの評価や注目度が高いからこそ、過去に取った行動がリーダーシップを持つ人材として相応しいものだと示せなければ、自分の強みを過信しているような印象を与えてしまうのです。
- 客観的に見てもリーダーシップが発揮できたことを示すにはどうすれば良いですか?
2つの点に注意して活かせるエピソードを振り返ろう
リーダーシップを発揮した状況を振り返る際のポイントは以下の2つです。
①ビフォーアフターのアフターを数字や具体的な成果で表す
リーダーシップを発揮することで何がどう変わったかを、可能なら数字を使って、具体的に伝えましょう。
②自分がおこなったプロセスと意図を伝える
再現性をもったスキルであることを伝えるには、どうやって成果を挙げたかの具体的なステップを伝えましょう。
「なぜそうしたか」の意図も含めて伝えると、再現性のあるスキルだと理解されます。
リーダーの役職や肩書きに固執したアピールはしない
皆さんのなかには、過去に組織のリーダー的役職に就いていたことで、リーダーシップを自分の強みに選んだという人もいるのではないでしょうか。
しかし先でも解説したように、リーダーシップはリーダーになれば必ず身に付くかというとそうではなく、「リーダーをやった」ことと「リーダーシップがある」こととは別物なのです。
そのため、「〇〇部の部長を1年間務め上げ、チームを牽引しました」というようにリーダーという役職や肩書きだけを推し出すようなアピールをしてしまうと、「具体的にどんなリーダーだったのかわからない」とマイナスな印象になってしまいます。
リーダーシップというのは、肩書きそのものを指す言葉ではなく、組織をまとめ導く力のことです。その言葉の意味をきちんと理解して、リーダーという立場でどのように組織内で行動してきたのかを具体的なエピソードでアピールできるようにしてくださいね。
良い例もチェック! 6つのリーダーシップの自己PR例文12選
良い例もチェック! 6つのリーダーシップの自己PR例文12選
ここまでは、リーダーシップの種類や言い換え方、アピールの際の注意点などについて解説してきましたが、実際に言い換えてアピールした場合の例も見ておきたいという人もいるはずです。
ここからは、先で解説した6タイプのリーダーシップの例文を12選紹介します。それぞれのタイプの効果的な言い換え表現を使っているため参考にしてみましょう。
また就活の専門家ともいえるキャリアコンサルタントが、例文の評価やポイントについてアドバイスしているため、参考にしてあなただけの魅力的なリーダーシップの自己PRを作成してください。
コーチ型の例文①
コーチ型の例文①
私の強みは、メンバーの得意分野をサポートすることでチームを引っ張るリーダーシップです。
私は大学時代、サッカー部のキャプテンを務めていました。キャプテンとしてメンバー全員が力を発揮できるチームにしたいと思い、サポートが得意なメンバーと協力して、個々のプレースタイルを研究し、試合のシミュレーションをおこないました。
具体的には、チームの主力メンバーの多くがドリブルを得意としていたので、チームの勝利のために主力メンバーの能力を最大限に発揮できるフォーメーションを提案しました。
その結果、主力メンバー一人ひとりが強みを発揮し、サポートメンバーも主力メンバーが力を発揮できるように支える意識が生まれたことで、個々の能力を引き出すことができ地方大会で優勝を勝ち取りました。
この経験を通じて、リーダーシップとは単に指示を出すことではなく、各メンバーが自信を持ち、能力を発揮できる環境を整えることが大切だと実感しました。
入社後も、私のこの強みを活かして、チームメンバーの性格なども見極めたうえで最大の成果を引き出すリーダーシップを発揮していきたいと考えています。
事実ベースで淡々と語られている印象で、少し「冷たいリーダー」という印象を持ちました。
「各メンバーが自信を持ち、能力を発揮できる環境を整えることが大切」とも書いているので、ここに対してもどのように行動したのか触れてほしいですね。
部活動をテーマに自己PRを作成したいと考えている人には、以下の記事がおすすめです。多くの学生の就活対策をサポートしてきたキャリアコンサルタントが、部活の自己PRで自分の強みを最大限に伝えるコツを解説しています。
関連記事
部活の自己PRで高評価を得る必勝法|15例文を役職・部活別で紹介
部活動経験は有効なアピールになる題材の一つ。部活動経験の自己PR方法をキャリアコンサルタントが解説します。役職や部活別で例文15選も紹介するので、参考にしながら企業の目を引く自己PRをつくりましょう。
記事を読む

コーチ型の例文②
コーチ型の例文②
私の強みは、チームメンバーの資質を理解し、それぞれの強みを活かす形でチームを引っ張る統率力です。
私は大学時代に地域でボランティア活動をするサークルのリーダーを務めていました。よりメンバーの結束力を高めてサークルの活動を充実させるために、そこではメンバーそれぞれの得意分野を活かすことを意識しました。
あるメンバーはPRがうまかったため、ポスターやSNSでの情報発信を担当してもらいました。またほかのメンバーは企画立案が得意だったため、イベントの内容を一から作ってもらいました。
このようにメンバーが得意なことを分担して取り組むことで、自分の強みを活かしてチームに貢献できる環境を作ることができ、全員がやりがいを持ってイベント作りに取り組むことができました。
その結果、イベントの参加者数は前年よりも120%と大きく増加しました。この経験から、メンバーの強みを理解し、活かすことでチームの成果につながると実感しました。
御社でもメンバー一人ひとりの強みを引き出しながら、できない部分を補い合えるチーム運営で成果を出すことで、貢献したいと考えています。
- 周囲の能力を引き出せたかどうかをわかりやすく示すにはどうすれば良いですか?
具体的な成果や能力を引き出すためのプロセスに焦点を当てよう
周囲の能力を引き出せているかどうかを示すためには、以下のステップが有効です。
まず、メンバーの成長を評価できる具体的な成果を示しましょう。これは、メンバーが新しいスキルを習得したり、自発的に問題解決をおこなったりする場面を強調することで示せます。
次に、リーダーとして率先して行動し、周囲に模範を示すことで信頼を得ることも重要です。これにより、メンバーはリーダーに続き、自己の能力を最大限に発揮できます。
さらに、メンバーに対して定期的なフィードバックをおこない、改善の機会を提供したことがあれば追加しましょう。
たとえば「ミーティングや個別相談を通じて、メンバーの取り組みを振り返り、次のステップに向けた具体的なアドバイスをすることで、彼らの成長をサポートできた」などと表現できれば、よりわかりやすくなります。
ボランティア活動を自己PRのテーマにした例文をさらに見てみたい人は、以下の記事も併せて読んでみてくださいね。
関連記事
例文11選|ボランティアを題材に自己PRが作れる簡単4ステップ!
自己PRでボランティアの経験を取り上げるときは、選考を受ける企業に適した題材と内容にすることが重要です。この記事ではキャリアコンサルタントと一緒に、ボランティアを題材にした自己PRの作り方を5ステップで解説しています。
記事を読む

関係重視型の例文①
関係重視型の例文①
私の強みは、メンバーとの信頼関係を構築し、結束を強める社交性です。
大学で所属している音楽サークルで、年に一度の学内イベントの企画を担当した際、メンバーと交流するなかで、新入生がサークルになじめるかどうかや、周囲のメンバーとの人間関係の構築について不安を抱えていることに気付きました。
このような状況を改善するために、リラックスして話せる雰囲気を作り、感情や意見を自由に交換できる交流会を定期的に開催しました。
何度か交流会を開催することで、徐々に新入生もサークルになじめるようになり、イベントの準備にも積極的にかかわってくれるようになりました。
その結果、サークルのメンバーが活発に意見を交わしながらイベントの企画や運営ができました。全員のアイディアを活かしたイベントになり、参加者からも「楽しかった」と好評の声をいただきました。
この経験から、信頼関係が生まれることでメンバー全員が力を発揮できると実感しました。入社後も、社交性を活かしてメンバーとの信頼関係を築き、チーム全体が協力できる環境を生み出していきたいと考えています。
取り上げたエピソードはわかりやすく伝えられる内容で、良いですね。結論から入っているのも良いのですが「社交性」との表現が気になります。「信頼関係を作る力」などはどうでしょうか。
社交性というキーワードでの自己PRの例文は以下の記事でも紹介しているため、さらにいろいろな例を見て対策しておきたい人はチェックしておきましょう。
関連記事
社交性の自己PRで差別化する5ステップ|言い換え別例文5選
自己PRで社交性をアピールしようとする学生は少なくありません。記事では、ほかの学生に埋もれてしまわないようにアピールする方法をキャリアコンサルタントとともに解説します。NG例と社交性の言い換え表現別の例文5選も紹介しているので、社交性の自己PRを作成する際の参考にしてみてくださいね。
記事を読む

関係重視型の例文②
関係重視型の例文②
私の強みは、個々の感情に寄り添い、チーム全体のモチベーションを高める協調性です。
私は大学時代に、学内のプロジェクトチームでIT関連のウェビナーを企画しました。プロジェクトが進むなか、特に緊張しやすいメンバーが発表者として立つことに対して不安を感じていることに気付きました。
私は彼の不安を取り除こうと思いランチに誘い、彼の話を聞いて「大丈夫だよ」と声をかけました。また当日の緊張を少しでも和らげて自信をつけるために、発表のシミュレーションも一緒におこないました。
さらに私の行動を見て、チームのメンバーも彼を応援するためにできることがないかを探すようになりました。
その結果、彼は自信を持ってウェビナーに臨むことができ、参加してくれた人たちからは「わかりやすい説明だった」という声をいただけました。
この経験から、一人ひとりの感情に寄り添うことで信頼関係が築かれ、チーム全体のやる気を引き出すことができると実感しました。
入社後もこの協調性を活かし、メンバー一人ひとりを大切にしながら、活気あるチーム作りに貢献していきたいと考えています。
リーダーシップの証明として「成果が残せたか?」という点も重要ですが、「メンバーからの評価」という視点も重要です。
メンバーの生き生きと活動した様子や、組織に所属することを肯定的にとらえている様子などが伝わると説得力も高まります。
ペースセッター型の例文①
ペースセッター型の例文①
私の強みは、どんなことでもまずは自ら行動することでチーム全体の士気を高める主体性です。
私は大学時代、ゼミのプロジェクトで地域の商店街でのイベントを企画しました。プロジェクトが開始した際は、ほかのメンバーは役割分担や準備に対して消極的でした。
そこで私はまず、会場の下見をおこなったり、必要な物品を手配したりと、やるべきことを自ら率先しておこない、ほかのメンバーが「まずはやってみよう」という考えにシフトしてくれるのを待ちました。
私の行動を見たチームメンバーは、全員が役割を持って積極的に動くようになりました。その後はプロジェクトがスムーズに進行し、イベントは見事成功し、参加した地域の方々からもたくさんの感謝の言葉をいただきました。
この経験から、自らが身体を張って行動することでチーム全体の士気を高められることを学びました。
入社後もこの主体性を活かし、どんな仕事にも率先して取り組むことで、チームの士気を引き上げ、成果を挙げることに貢献していきたいと考えています。
この例文は、主体性を持ってチームの士気を高めた経験が具体的に描かれていて、実際のエピソードに基づいた説得力があります。
ただし、チームメンバーとの連携や具体的な成果の数値化が不足しているため、将来の展望についてもより詳細に述べ、さらに強い印象を与えられるように意識してみましょう。
リーダーシップの自己PRのなかでゼミでの経験を取り上げようと考えている人には、以下の記事がおすすめです。ゼミのエピソードを用いて魅力的な自己PRを作成するポイントを、キャリアコンサルタントが解説しています。
関連記事
自己PRでゼミはアピール可能? 人事の印象に残る秘訣を解説
ゼミ活動を自己PRでアピールしたいと考える人もいるでしょう。ゼミは多くの人が経験するため、アピールする際は一工夫必要になります。この記事ではキャリアコンサルタントとともに、自己PRでゼミ活動を他者と差別化できるアピール方法を解説します。
記事を読む

ペースセッター型の例文②
ペースセッター型の例文②
私の強みは、メンバーと同じ目線に立ち、先陣を切ることでチームを率いるリーダーシップです。
私は大学時代、心理学のゼミで「ストレス管理の効果」に関する研究をおこないました。研究が開始した段階では、メンバーのなかには何をしたら良いのかわからず研究が進まない人もいました。
そこで、私はまず自ら率先して文献調査をおこない、先行研究や実験方法を調査し、メンバーに情報共有をしました。また現状困っていることを解決できるよう、定期的にミーティングを実施するよう提案しました。
その結果、わからない部分もすぐに解決できる環境を作ることができ、私自身もほかのメンバーも研究の進捗をお互いに確認し合いながら研究を進めることができました。
この経験から、同じ目線に立ち、自ら率先して行動することでチーム全体を力づけ、目標を達成できることを実感しました。
入社後もこのリーダーシップを活かし、メンバーとともに成果を挙げられるよう取り組んでいきたいと考えています。
- リーダーシップのアピールをする場合、どんな深掘り質問を想定しておけば良いですか?
自分の考え方や周囲の評価など人柄を深掘る質問に注意しよう
リーダーシップに限らず、採用面接において担当者が知りたいことは応募者の「人柄」です。
深掘り質問としては、「リーダーという立場をどのようにとらえていたか」「リーダーをしたことでどのようなことを学んだか」「メンバーはあなたをどのように評価したか」などがあります。
あなたという人物をより理解しようとする質問は、事前に想定し、回答を準備しておきましょう。
民主型の例文①
民主型の例文①
私の強みは、個々の意見を引き出し、チームをまとめることで大きな目標を達成するリーダーシップです。
私は大学時代、アルバイト先のカフェで新しいメニューを考える役割を担当していました。新メニューの導入が決まった際、同じ役割のスタッフの間でアイデアがバラバラで、進め方が定まらずに行き詰ったことがありました。
そこで私は、カフェの休憩時間に新メニューについて打ち合わせをしようと提案しました。この時、議題をきっちり決めて会議をするというよりは、皆が自由に意見を言い合えるようリラックスした雰囲気を作るよう意識しました。
その結果、みんなのアイデアが自然に出てきて、地元の新鮮な野菜を使ったメニューという、全員のアイディアを合わせた新メニューができ上がりました。
そのメニューを店長に提案したところ採用され、顧客からも好評だったうえ、売り上げも例年の同時期よりも増加しました。
この経験からみんなの意見を大切にすることでチームが一つになり、目標を達成できることを学んだため、入社後もメンバーの意見を尊重し、ともに成果を上げることを大切に業務に取り組みます。
とても良い事例を取り上げていますね。このままでも問題ないですが、会議を進め方のコツや実際にどんな言葉掛けをしてメンバーを動かしたかまで伝えられれば、さらに説得力が上がります。
民主型の例文②
民主型の例文②
私の強みは、個々の意見を尊重しながらチームの協調性を高められる傾聴力です。
私は大学時代、IT企業の長期インターンに参加し、新しい営業戦略を考えるチームを担当しました。
そのプロジェクトでは、マーケティング担当者、営業担当者、そして新入社員が集まるミーティングが開かれました。しかし、チーム内で意見が対立してしまい、方向性が決まらない状態が続きました。
そこで私は、会議中に納得のいかないメンバーの気持ちを理解したいと思い、個別に時間を取って、話を聞かせてもらいました。
すると、ある営業担当者は「顧客のフィードバックをもっと重視するべきだ」と主張していましたが、マーケティング担当者は「創造的なアイデアを提案することが重要」と考えていることがわかりました。
そこで私は両者の意見をまとめて、顧客の意見を参考にしながらも、自社にしか出せない強みを活かした新商品をSNSで宣伝することを提案しました。この提案は全員納得して取り組めるもので、実際に営業戦略として採用されました。
この戦略をもとに営業を進めるなかでチームは活気を取り戻し、販売数が前年度より8%増加しました。もし入社できた際には、各メンバーの意見を尊重し合い、協力的な環境を作ることで貴社に貢献したいと考えています。
ビジョン型の例文①
ビジョン型の例文①
私の強みは、前向きな目標を示しながらチームを鼓舞できる主体性です。
私は大学時代、学内で開催されるスポーツイベントの実行委員を務めていました。イベントの準備が始まった際、はたして成功するのだろうかと不安を抱えるメンバーが多くいました。
そこで私はまず全員が参加できるオープンなミーティングを開き、具体的な行動計画を掲げたうえで「皆で素晴らしいイベントを作り上げよう」と前向きな姿勢を示しました。
初めのうちは半信半疑で準備に取り掛かっていたメンバーも、定期的にミーティングを開催して目標を全員に伝え、チームの雰囲気を盛り上げることで、皆イベントを成功させることだけを考え準備に取り掛かるようになりました。
その結果イベントは盛り上がり、参加者からは「楽しかった」という声をたくさんいただくことができました。
御社でも前向きな目標を掲げ、チームメンバーと共有することで、チーム全員で目標を達成し、売り上げに貢献してまいります。
この例文の良い点は、具体的なエピソードを通してチームを鼓舞するリーダーシップが伝わり、前向きな姿勢が強調されているところです。
ただし、目標設定が抽象的であり、具体的な成果や数値データが欠けているため、もう少し明確にできるとより良いでしょう。
ビジョン型の例文②
ビジョン型の例文②
私の強みは、困難な状況でもポジティブにとらえる姿勢を示し、チームを率いるリーダーシップです。
私は大学時代、バスケットボール部のキャプテンを務めていました。私たちのチームは、重要な試合を控えた直前に、主要選手が怪我をしてしまうという厳しい状況に直面しました。その選手の怪我をきっかけに、チーム全体の士気が低下してしまいました。
このままだと最悪な空気で試合を迎えることになると思い、私はミーティングを開きました。そこで現在のメンバーでの新たなフォーメーションや戦略について説明し、「主力メンバーがいなくても勝てることを次の試合で証明しよう」と伝えました。
このミーティングを機に、メンバーの考え方は変わり、怪我をした選手のためにもチーム全員で勝利を収めようと練習に励むようになりました。
その結果、主力選手が欠けているにもかかわらず相手チームに勝つことができ、メンバーの自信にもつながりました。
この経験から、悪いことがあったときこそポジティブな考えや姿勢を貫くことが大切だと学びました。
御社でもこの経験を活かし、課題を成長のチャンスだと前向きにとらえて売り上げに貢献したいと考えています。
強制型の例文①
強制型の例文①
私の強みは、常に冷静に状況を判断し、チームのための提案ができる状況把握力です。
私は大学時代、演劇部で舞台製作を担当していました。ある公演の数日前に、舞台セットの一部が急遽壊れてしまうというトラブルが発生しました。
メンバーの中には、急なことで不安を感じている人が多くいましたが、私は舞台製作の責任者として焦って混乱するのではなく、冷静に状況を把握しなければならないと考えました。
そこで全員を集めて、「どうすればこの状況を乗り越えられるか、みんなで考えよう」と提案しました。皆で話し合いたくさんのアイデアを出し合い、もう一つの即席のセットを使用することや、壊れた部分を工夫してカバーする案が採用されました。
その後、なんとか公演までに舞台のセットを組み直し、公演は無事成功しました。
御社でもこの冷静に状況を把握する力を活かし、課題に直面しても適切な提案をおこない、成果を挙げていきたいと考えています。
強制型リーダーシップを持つ人は、「メンバーへのフォローが後回しになってしまう人」という印象があるので、メンバーとのつながりを感じさせるエピソードを意識的に選ぶようにしましょう。
強制型の例文②
強制型の例文②
私の強みは、メンバー個人の状況や課題を見抜き、計画的にチーム運営をおこなうリーダーシップです。
大学時代、私は演劇部の部長として年間の公演に向けたミーティングの進行を担当していました。
特に公演が近付くにつれ、メンバーが抱える悩みが多く出てきました。たとえば、あるメンバーは台詞の覚え方に苦労しており、ほかのメンバーは練習の進み具合に不満を感じていました。
そこで私はメンバーと個別に話し合い、それぞれの問題を理解したうえで、リハーサルの進行方法を変更することにしました。
私が提案したのは、シーンごとに短い集中練習を設けることで、効率良く練習できるようにすることと、各役者が得意な視点からアドバイスし合う時間を作ることです。
これにより役者は自信を持って台詞を練習できるようになり、ほかのメンバーもチームの一体感を感じられるようになりました。
その結果、公演は見事成功し、終了後のアンケートでは高い満足度を獲得することができました。
この経験から、メンバーの状況や課題を察知して解決することで、チーム全体がより良くなることを学びました。御社でもこの経験を活かし、チームの目標達成に貢献してまいります。
リーダーシップ以外のそのほかの自己PRの例文も見てみたい人は、以下の記事でも多数紹介しているので、併せて参考にしてみてください。
関連記事
強み別の自己PR例文17選|63の言い換えも活用して選考突破
この記事では、就活生向けに自己PRの例文を強み別で紹介する記事です。キャリアコンサルタントの解説を交えつつ構成の作成方法や書き方・話し方も解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。
記事を読む

リーダーシップは自分の行動から客観的に言い換えて高評価につなげよう
私たちは一人ひとりが違った価値観や考え方を持っているため、こうした人々が一つの企業に集まり、同じ目的を成し遂げていくのは簡単なことではありません。
そのため企業では、そうした価値観の違う人をまとめて組織全体を動かしていけるリーダーシップのある人材が求められています。
しかし企業で評価されやすい強みだからこそ、再現性を持って示すことができなければ、リーダーシップがあるかのように誇張しているととらえられかねません。そのため、具体的な行動が読み取れる言い換え表現を活用し、実際に発揮できる強みとしてアピールしていきましょう。
この記事での具体的な解説を参考にして、企業で求められるリーダーシップある行動と、自分がこれまでおこなってきた行動とをマッチさせた自己PRを作り、高評価で選考を突破してくださいね。
アドバイザーコメント
平井 厚子
プロフィールを見るリーダーシップは人を動かす力であり発揮の仕方は人それぞれ
皆さんはリーダーシップをどのようにとらえていますか。
リーダーとは皆の先頭に立ちチームを引っ張っていく人のことだけを意味すると思われがちですが、これはリーダーシップの一つの側面にすぎず、全体定義ではありません。
リーダーシップの定義は、「人に影響を与えて動かし、組織の目標を達成すること」です。方法はいくつもあります。ただ前に立って引っ張ることだけがリーダーシップではないのです。
自分が人を動かすために取った行動を明確にして適切な表現を見つけよう
また、リーダーになれる人は生まれつきリーダーシップを持っているものだという考え方もよく聞きますが、これは違います。
リーダーシップは学んで、身に付けることができるのです。そしてそこにはさまざまなリーダーシップの型があり、人によって得意な型が異なります。
自分の良いところが発揮できる型こそが、あなたのリーダーシップの形となるため、まずはそこをしっかり理解しましょう。
リーダーシップとは、人を動かすことです。自分の固定観念でリーダーシップを決めつけてしまわず、自分が人を動かすためにどんな意図でどんな行動を取っているかを、具体的に書き出してみましょう。
それが言い換え表現になります。まずは書いてみることです。頑張ってくださいね。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー
記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士
Hiroshi Takimoto〇年間約2000件以上の就活相談を受け、これまでの相談実績は40000件超。25年以上の実務経験をもとに、就活本を複数出版し、NHK総合の就活番組の監修もおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/産業カウンセラー
Atsuko Hirai〇ITメーカーで25年間人材育成に携わり、述べ1,000人と面談を実施。退職後は職業訓練校、就労支援施設などの勤務を経て、現在はフリーで就職・キャリア相談、研修講師などを務める
プロフィール詳細キャリアコンサルタント
Kazuhiro Yamaji〇会社員として長年勤務した後キャリアコンサルタントとして開業。企業の採用・高校生向けセミナー講師・転職支援・リスキリング補助など多岐にわたる分野でキャリア支援にたずさわる
プロフィール詳細