この記事のまとめ
- テストセンターの服装に決まりはなく自由に決めて良い
- テストセンターでは写真撮影に備えて身だしなみを整えて臨むべき
- 3つのポイントを考慮してテストセンターの服装を選ぼう
- WEBテストパーフェクト問題集
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この記事を読んでいる人におすすめ
テストセンターを予定している人の中には、「当日何を着ていこう」「服装に決まりはあるのだろうか」と悩みや疑問を持っている人がいるのではないでしょうか。テストセンターは採用選考の一環なので、「スーツで行くべき」と考えている人もいるでしょう。
この記事では、キャリアアドバイザーの樋口さん、吉野さん、田邉さんのアドバイスを交えつつ、テストセンターでの最適な服装を解説します。テストセンターを控えている人は、ぜひこの記事を参考にテストセンター当日の服装を決めてくださいね。
着ていくものに併せて、持ち物も確認しておきましょう! 次の記事で、テストセンターで必要な持ち物を紹介しているので、ぜひ併せて読んでみてくださいね。
テストセンターに必要な持ち物|リアルとオンライン会場別に解説
テストセンターで最大限のパフォーマンスを発揮するために服装にも気を配ろう
テストセンターとは、専用の会場もしくはオンラインで、試験監督の指示のもと適性検査を受検する方法です。テストの結果は採用選考の合否に影響する可能性が高いため、自分の実力を出し切って高得点を獲得したいところです。
最大限のパフォーマンスを発揮するためには、服装も気を付けたいポイント。もし、当日会場で自分の服装が浮いていたら、テストに集中できないという人もいるのではないでしょうか。
そこで記事ではまず、テストセンターにおける服装の決まりについて解説。そのうえで、受検時の服装の決め方を説明していきます。マナー講師がおすすめの服装を紹介しているので、そちらもぜひチェックしてくださいね。
併せて押さえておいてほしいのは、就活には正解がないということです。繰り返しになりますがテストセンターでの受検で大切なのは、最大限実力を発揮すること。そのためにも、記事の内容やアドバイザーのアドバイスはあくまで参考として、あなたの納得のいく就活を心掛けましょう。
そもそもテストセンターが何のことかよくわかっていないという人は、こちらの記事でテストセンターの概要を確認しましょう。
テストセンターとは? 受検の流れから高得点獲得の対策まで徹底解説
テストセンターの対策方法が知りたい人は以下の記事を参考にしてみてください。注意点も併せて解説しています。
問題例付き|テストセンターの対策方法を徹底網羅! 注意点も
テストセンターは、SPIをはじめ玉手箱やGATBなどで採用されている受検方式です。各テストの概要については、こちらの記事でチェックしましょう。
SPI3
SPI3とは? 例題付きで基本の対策から攻略のコツまで完全網羅
玉手箱
玉手箱とは? 出題内容や突破するための解き方のコツを徹底解説
GATB
GATBとは? 問題の特徴や結果の活用方法を例題付きで解説
テストセンターにはどんな服装で行けば良い?
「テストセンターも就職活動の一環だからスーツで行った方が良いのではないか」「企業の人に会うわけではないし私服で良さそう」など、テストセンターの服装に関してさまざまな捉え方があります。
自分で考えて判断するのも大切ですが、テストセンターの公式の運営会社が設けている規定を確認するのがもっとも確実といえます。
SPI3の販売元であるリクルートマネジメントソリューションズが発信している情報から、テストセンターにはどんな服装で行けば良いのかを把握しましょう。
服装は私服でもスーツでもOK! 集中できる格好で臨もう
リクルートマネジメントソリューションズは、テストセンターの服装に関して「服装は自由です。スーツでなくてもかまいません。リラックスできる格好でお越しください。」と発信しています。
テストセンターでの受検は、基本的に運営する会社に任されているため、選考を受けている企業の人が立ち会うことはまずありません。そのため、企業にどう思われるのかを気にする必要はなく、自分自身がもっともテストに集中できる服装で臨みましょう。
もし自分の服装が浮いてしまうことを懸念しているのであれば、この後のテストセンターの服装を決めるときに考慮したい3つのポイントやマナー講師によるテストセンターにおすすめの服装を参考にしてくださいね。
- テストセンターの服装に決まりはありますか?
テストセンターの服装に決まりはない
テストセンターの服装は自由といわれても、スーツで受検した方がどこかで評価されるのではと気になりますよね。
結論、本文でも解説されている通り、テストセンターは応募先の採用担当者が訪問することはありません。テストセンターの服装が合否に影響することはないので安心してください。
顔写真を撮られることもあるので身だしなみを整えておこう
テストセンターでは当日顔写真を撮られることもあります。これは、替え玉受検を防止するためで、それ以外の目的で撮影した写真が使い回されることはありません。
とはいえ、写真を撮影するのであれば、なるべく整った状態で写りたい人がほとんどではないでしょうか。写真を撮影しないとしても、リアル会場で受検するのであれば、受付のスタッフや試験監督、ほかの受検者と顔を合わせることになります。
お互いに気持ちよく過ごすために、髪を整える、清潔な服を着るなど、最低限の身だしなみは整えておくようにしましょう。
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オンライン会場でも身だしなみを整えて臨もう
オンライン会場の場合も、服装に関する規定や考え方は同じです。規定はないため、集中できる服装で臨みましょう。
また、自宅で受けるとしても、オンラインで監督者と顔を合わせます。だらしない格好よりは、初対面の人に見られても恥ずかしくないような身だしなみで受検することをおすすめします。
最低限、注意することは2つです。
まずは清潔感。社会に出れば、清潔感が第一です。普段着でも結構ですが、汚れがないようにしましょう。また、テスト中邪魔にならないよう、頭髪も整えて出かけましょう。
次に、温度管理ができること。トップスは会場の温度に左右されないよう、着脱できるものがおすすめです。1枚羽織れるものを持っていくと良いでしょう。
満足いく写真を撮りたいのであれば、こちらの記事がおすすめです。身だしなみのポイントも併せてチェックしましょう。
好印象が残せるES用の写真の撮り方|注意すべき身だしなみも解説
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テストセンターの服装を決めるときに考慮したい3つのポイント
テストセンターの服装を決めるときに考慮したい3つのポイント
- 周囲に迷惑をかけないか
- 温度調節ができるか
- 受検前後の予定に合うか
上述した通り、テストセンターの服装には指定がありません。とはいえ、当日気兼ねなく集中してテストに臨むためにも、服装を決める際に考慮したいポイントが3つあります。この3つを踏まえながら、自分にとってリラックスできる服装を選びましょう。
①周囲に迷惑をかけないか
たとえば、素材がポリエステルの上着は衣擦れの音が大きいことがあります。普段は音がするとすら感じたことがなくても、テストセンターの会場のように静まり返った場所では気になるかもしれません。そうすると、自分だけでなく周囲の人が集中できない原因にもなりかねません。
また、テストセンターの会場には、集中してテストに臨みたい人たちが集まっています。その中で、過度に露出していたり派手な格好の人がいると、目を引いて集中できる雰囲気ではなくなることも考えられます。周囲に迷惑をかけないためにも、TPOをわきまえた服装を選びましょう。
- テストセンターの服装が選考の合否に影響する可能性はありますか?
周囲に迷惑がかかる場合を除いて服装で落ちることは起こり得ない
服装で落ちることはありませんが、それに伴った迷惑行動があったら、合否に影響は考えられます。
避けたいのは、周囲に不快感を与えること。臭いがする・物音が大きい・賛否が分かれるデザインの服で行くと、周囲に不快感を抱かせてしまう可能性があります。
それを防ぎたい場合は、清潔に加え、「無難」であることを意識すると良いでしょう。
迷ったら、特に印象にも残らないくらいを目指すと良いです。おしゃれではなく、「身だしなみ」。個性を主張でなく、周囲に影響を与えない「無難」。「無難」は社会人の身だしなみとして、便利なキーワードですよ。
②温度調節ができるか
肌寒いと感じたり、暑くて汗をかきながらの状態では、テストに集中しづらくなります。まずは、その日の気温に適した服装を選ぶことが大切です。
一方で、外は暑いのに会場はクーラーが効きすぎて寒かったり、その逆で外は寒いのに会場は暖房が効いていることもあります。会場が自分にとって適切な温度なのかは当日にならなければわかりません。どんな状況であっても対応できるように、上着を持っていき、温度調節ができるようにしておきましょう。
完全に信頼できる情報ではありませんが、会場のGoogle口コミを確認してみるのはおすすめです。「クーラーが効いている」「暖房の効きが悪くて寒い」などの口コミがあれば、服装を選ぶ際の参考になりますよ。
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③受検前後の予定に合うか
テストセンターに向けて、集中できる服装を選ぶように解説してきましたが、「服装で集中力が変わることはない」という人も多いでしょう。その場合、前後の予定に合わせて服装を選んでみてはどうでしょうか。
たとえば、テストセンターを終えた後企業の面接が控えているのであればスーツで、「せっかく会場まで外出したし買い物をして帰ろう」と思っているのであれば、普段の私服が適切です。
言うまでもないことですが、テストセンターの前に面接の予定があるのに、リラックスして受検するために面接も普段着で受けるのはNGです。受検前後の予定も考慮して、服装を決めましょう。
面接に合わせた服装を選ぶ場合、何を着て行けば良いのかわからない人は、こちらの記事をチェックしてください。
面接の服装に迷う就活生必見! 基本マナーから私服対策まで完全網羅
本文で紹介されている3つのポイントを押さえたうえで、普段から着慣れている服装を選ぶのがおすすめです。
たとえば、履き慣れていない革靴で靴擦れしてしまったら、痛みでテストに集中できないですよね。受検前に当日の服装を決めて、同じ服装で1日過ごしておけば失敗せずに済みますよ。
マナー講師がアドバイス! テストセンターにおすすめの服装
テストセンターの服装に決まりはないことがわかったものの、決まりがないからこそ何を着て行くべきか悩んでしまう人もいますよね。
そこでここでは、マナー講師の樋口さんからテストセンターにおすすめの服装を紹介します。ぜひ、服装選びの参考にしてください。
アドバイザーコメント
樋口 智香子
プロフィールを見るテストに集中できるための服装を選ぼう
服装はシンプルなデザイン、かつベーシックなカラーを基準に選ぶと良いでしょう。なぜならば「この服装で浮かないだろうか」という心理的な負担をなくすためです。
シンプルなデザインでかつベーシックカラーなら、浮いたり目立ったりすることはないので、安心してテストに臨めます。具体的には、以下に記載します。
服装の例①一枚で着るタイプのシャツ+チノパン
服の色は、紺・青・黒・グレー・白・ベージュなどであれば、浮くことはないでしょう。加えて、一枚羽織れるものがあれば、温度調整ができます。カジュアルなジャケットやパーカー、カーディガンなどを合わせると良いですね。
スウェットやダメージのあるデニムは、だらしなく見える可能性があるのでおすすめできません。シンプルなデザインのデニムであれば、変に目立つこともないでしょう。
服装の例②カットソー+シンプルなデザインのパンツもしくはスカート
カットソーもしくはブラウスやシャツも適した服装といえます。ジャケットやカーディガンなど、羽織れるものがあればベストです。色は、紺・青・グレー・白・ベージュ・淡いパステルカラーなどを選びましょう。
マキシ丈のスカートや、オーバーサイズのワンピースは、ラフすぎるのでおすすめできません。また、シンプルなデザインのワンピースも良いと思います。
あくまでおすすめなので、テストセンターでの受検に適した服装はこの限りではありません。参考にしつつも、自分が着慣れているものを選んでください。
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WEBテスト対策問題集&模試が受け取れます
志望度が高い企業にWEBテストで落ちてしまうのは本当にもったいないです。しかし何冊も問題集を解くのは時間が足りないですよね。
そこで「WEBテストパーフェクト問題集」を活用しましょう。この問題集を使えば解く上で重要なポイントの解説を見ながら効率よく勉強することができます。
また本番形式の模試も付いているので、前もって本番の感覚をつかむことができますよ。
ぜひ活用してWEBテストを突破しましょう。
当日編! テストセンターに臨む際の服装に関する3つの注意点
テストセンターは厳格なルールのもと実施されます。もし、ルールから逸脱した行為をした場合、不正行為とみなされることに。そうなれば、企業側に情報が共有され、選考で不利になることも考えられます。
そうならないためにも、当日の注意点をあらかじめ押さえておきましょう。ここでは、服装に関する3つの注意点を解説します。
①ポケットを空にしておく
テストセンターの会場に持ち込めるものはほとんどありません。ハンカチやティッシュなどの必需品に限って許可している会場が多く、そのほかの所持品はすべて会場の外のロッカーに預けるよう指示されます。
そこで忘れがちなのが、ポケットの中です。スマートフォンや単語帳をポケットの中に入れたまま入室して発覚した場合、たとえ故意ではなくかつカンニングをしていないとしても、不正行為とみなされる可能性があります。
ポケットの付いている服を着る場合は、ロッカーに荷物を預けるまでにポケットの中も空にするようにしましょう。
不正行為はもちろん、不正行為の疑いが生じた場合、一番大切な「信頼関係作り」にひびが入ります。試験時の不正は、内定取り消し・入社後の解雇処分になる可能性があります。誤解を招く行為は避け、ルール遵守を徹底しましょう。
②腕時計は外しておく
腕時計も会場の中に持ち込めないアイテムです。ポケットを空にするタイミングと同じで、遅くともロッカーに荷物を預けて施錠する前までには外しておく必要があります。普段から腕時計を身に付けている人は特に、そのまま会場に入らないように注意してください。
テストセンターへの持ち込みを禁止されているものの例
- 腕時計
- スマートフォン
- 電卓
- 電子辞書
- 筆記用具
ちなみに、メモ用紙やペンは会場で用意されているものを使用する決まりになっていて、自身の筆記用具を持ち込むことはできません。持参したとしても、腕時計やスマホなどと併せてロッカーに預けましょう。
③着用しない上着は会場のロッカーに入れる
当日は本人確認書類と受検票を提示して受付をしたら、ロッカーに所持品を預けるよう指示されます。その後、試験会場の指定の座席に着席し、時間になればテストが開始されます。
試験会場に一度入室したら、基本的にロッカーに戻るタイミングはありません。そのため、不要なものは一度ですべてロッカーに預ける必要があります。上着を脱ぎ忘れてしまったからといって、預けに戻ろうとしても難しいかもしれません。
脱いで椅子にかけておくこともできますが、不審に思われかねない行為はなるべくしないのが無難です。会場に到着したら、上着が必要かどうかをすぐに判断し、不要であればロッカーに預けるようにしましょう。
- テストセンターでは、上着を預けられる場所はあるのでしょうか。また、預けるとしたらどのタイミングでしょうか?
上着を預けられる場所やサービスは用意されていない
残念ながら、受付などで上着をかけられたり預かったりするサービスはおこなっていません。
そのため、着用してきた上着は、ロッカーに入れるか着用するかのいずれかです。上着を着用せずに受検するときには、ロッカーに入れられる大きさの上着を着用するのがおすすめですよ。
集中できる服装でテストセンターに臨んで高得点を獲得しよう
テストセンターの服装に決まりはなく、あなたの判断に委ねられています。集中できるかどうかで服装を選ぶ機会はまずないため、どんな服装で行くべきか悩むかもしれません。ぜひ、記事内で取り上げた考慮すべきポイントやマナー講師のおすすめを参考にしてください。
最終的に大事なのは、適性検査で最大限のパフォーマンスを発揮することです。最後まで万全の対策をして臨み、高得点を獲得しましょう。
アドバイザーコメント
吉野 郁子
プロフィールを見る服装まで気を付けるのは大切だが試験に集中することが何より重要
テストはいくつになっても緊張しますね。漫画「ドラゴン桜」など受検テクニックについて詳しく書かれた本には、服装が自分にマイナスを及ぼさない工夫が説かれています。
着慣れない服だと緊張感が高まるから、普段から試験時と同じ服を着ておこう、とか。何より暑さ・寒さに気を付けよう、とか。それに加え、就職試験だと「ビジネスマナーとして、これ大丈夫?」も気になってしまいますね。
ただ、一番大切なのはテストの結果です。自分の集中力が発揮できるように、身体のコンディションを整えていきましょう。
集中できる服装を選べたなら安心して試験に臨んで大丈夫!
これを読んでいるあなたは、テストセンター時の服装をめぐって、企業や採用者が自分の粗を見つけてダメ出しをしてくるような不安感があるのかもしれません。大丈夫、そこまで社会は意地悪ではありません。
小さなことまで気を配って、必死に就職活動に取り組んだ自分のことを、将来、健気でいとおしく思うことでしょう。その健気さこそ、今の自分の宝物。悔いのない受検になることを願っています。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
マナー講師/アカデミー・なないろスタイル代表
Chikako Higuchi〇元資生堂ビューティーコンサルタント。現在は全国の企業・自治体でマナーとコミュニケーションの研修を実施。月間約1000人の新入社員に、社会人に必要なビジネスマナーを伝授
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/公認心理師
Ikuko Yoshino〇就職支援歴18年。若者就労支援NPOに勤務の後、独立。現在は行政の就職支援施設にて、学生/既卒/フリーター/ニート/ひきこもり/女性などを対象に相談やセミナー講師を担当
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/なべけんブログ運営者
Ken Tanabe〇新卒で大手人材会社へ入社し、人材コーディネーターや採用、育成などを担当。その後独立し、現在はカウンセリングや個人メディアによる情報発信など幅広くキャリア支援に携わる
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