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退職の意思を伝えたら「もったいない」と引き止められたのですが、残るべきでしょうか?
会社に退職の意思を伝えたところ、上司から「君みたいな人材が辞めるのはもったいない」と言われました。評価されていることは嬉しい反面、自分の中ではやりたいことがあり、退職の意思は固まっています。
それでも「もったいない」という言葉が引っかかってしまい、決断に自信が持てなくなりそうになります。会社に残るという選択肢も一瞬考えましたが、やはり自分の気持ちを大事にしたいという思いが強いです。
このようなとき、上司の言葉をどう受け止め、自分の意思をどう整理すればいいのか悩んでいます。キャリアの専門家の方から、後悔しないための考え方や、引き止めに対する冷静な向き合い方についてアドバイスをいただけたらと思います。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
引き止めに揺らいだ時は自分が本当にやりたいことに立ち返ろう
退職の意思を伝えた際に「もったいない」と引き止められることは、自身のこれまでの貢献が評価されている証であり、特に優秀な人ほど経験しやすい状況かもしれません。
そのようなとき、後悔がないようにするには、どのように考え、決断すればよいでしょうか。以下に、いくつかの視点と心構えをまとめました。
まず、引き止められたという事実をどのように受け止めるかについてです。
引き止められるということは、会社があなたの能力や存在価値を高く評価している証拠ととらえることができます。
これは自信につながる一方で、決断を揺るがす要因にもなりうるものです。
しかし、もっとも大切なのは「自分が本当にやりたいことは何か」という原点に立ち返ることです。他者の評価も重要ですが、最終的には自身のキャリアと人生における優先順位を第一に考えるべきです。
そのうえで、一度冷静になり、自身が退職を決意した理由と今後のキャリアプランを改めて整理してみましょう。
なぜ退職したいのか、新しい環境で何を成し遂げたいのかを明確にすることで、引き止めの言葉に対しても客観的な判断がしやすくなります。
誠意を持って自身の考えを伝えれば、本当にあなたのことを思ってくれる上司であれば、最終的にはあなたの決断を尊重し、応援してくれるはずです。
5・10年後も見据え、最終的な決断は自分でおこなう意識を持とう
後悔しない決断を下すためには、さらに以下の点を心にとどめておくとよいでしょう。
第一に、一時の感情に流されず、5年後、10年後といった長期的な視点で自分のキャリアを見据えることが重要です。
現在の引き止めの言葉や状況だけでなく、自身が目指す将来の姿やキャリアの方向性に照らし合わせて、今回の決断が本当に正しい道なのかを慎重に検討しましょう。
第二に、周囲の言葉や期待に流されることなく、最終的には「自分の意志で決断する」という強い気持ちを持つことが何よりも大切です。
他者の意見は参考にしつつも、自身の人生の舵取りはご自身でおこなうという意識が、後悔のない選択へとつながります。
退職という大きな決断の場面では、さまざまな思いが交錯します。
しかし、これらの考え方を参考に、自身の心としっかりと向き合い、将来の自分にとって最善と思える道を選ぶことを願っています。
自分の決意を信じて! チャレンジする気持ちが大切
自身の「やりたいこと」が明確にあって転職を決めたのなら、そのチャレンジ精神を大切にし、次のステージへ進むべきです。
引き止められたとしても、最終的には自分の意思を尊重することが、後悔しない選択につながるからです。
葛藤は成長のチャンス! 自分の価値観を見つめ直そう
引き止めにあい、心が揺れるのは当然のことです。その葛藤も、自分が何を本当に大切にしたいのかを再確認する成長の機会ととらえましょう。
自分の気持ちに誠実に向き合うことで、出した結論に自信が持てます。
会社側が退職を引き止める際、伝えられた内容と異なる本音を持っている可能性も考えられます。具体的にどのような本音を持って退職を引き止めているのか、以下の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
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