逆質問は基本的にアピールチャンスですが、内容によっては準備不足やミスマッチを印象付けてしまう可能性があるので注意が必要です。

避けるべき質問は以下の3つです。

一つ目に、待遇や労働条件に関する質問です。残業時間や昇給頻度など、大切な事項ですが、やや条件重視の印象を与えてしまうので、できれば内定が出た後に聞くのが良いでしょう。

二つ目に、ホームページ（HP）などで調べればわかる内容です。事業内容や扱っている製品など、基本的なことは調べて分かるので、志望度が低いと思われてしまうリスクが非常に高いです。

三つ目に、自己都合が強すぎる質問です。働きやすさは大切ですが、有給の取りやすさや副業ができるかのような、自分本位に映ってしまう質問は、もう少し後の段階で聞くのが良いでしょう。

興味関心を示す！ 質問を通して印象を良くしよう

逆質問の印象を良くするポイントは、調べたうえでさらに知りたいという姿勢を見せることです。

また、働く自分の視点から聞くことや、面接官の経験に興味を持つことも有効です。面接官も人間なので、自分に興味関心を抱いてくれる人には好印象を抱くでしょう。

待遇や福利厚生に関する質問ばかりを執拗にすると、自分本位な印象となりかねないため注意が必要です。

企業のWebサイトなどでオープンにされている情報以上のことを、逆質問でしつこく深掘りするのは避けた方が賢明です。

もちろん、人生にかかわることなので、どうしても確認したい点はあるでしょう。その場合は、聞き方を工夫することが大切です。

ネガティブな質問を避けて前向きな聞き方を心掛けよう

企業の将来性や事業内容に関するポジティブな質問をいくつかしたあとに、聞きたい質問を一つ挟むサンドイッチ形式が有効です。良い質問の間に挟むことで、自分本位な印象が和らぎます。

また、自身で調べればすぐにわかるような基本的な情報や、口コミサイトに書かれているような信憑性の低いネガティブな情報を、真偽を問うような形で質問するのも避けるべきです。