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就活で滑り止めの企業を受ける意味ってありますか?

就活で滑り止めの企業を受ける必要はあるのでしょうか。

家族に、「行きたいと思った企業だけ面接を受ける」と話したところ、絶対に滑り止めの企業は受けておくべきだと言われました。

受けるなら選考の準備や面接対策などもしなければいけないため、正直行きたいと思っていない企業だったら時間の無駄だと思ってしまいます。

なぜ周りの大人は滑り止めを受けるべきだというのでしょうか。

また、受けた方が良い場合はどのように企業を探したらいいのか、何社くらい受けた方が良いのかも教えてほしいです。

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質問日 :

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キャリアコンサルタント/勉強カフェ札幌大通スタジオ代表

渡邊 裕樹

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ご家族にもう一度嚙み砕いて説明してみよう

質問者さんの「行きたいと思った企業だけ」とご家族からの「滑り止めを受けるべき」というやりとりの間で少し誤解がが生じているかもしれませんね。

「行きたいと思った企業だけ面接を受ける」というのを、ご家族は「1社しか受けない」という意味に捉えてしまった可能性があります。きっと質問者さんは「行きたいと思える会社」をいろいろ見つけ、複数応募するのではないでしょうか。

そのことをきちんと説明するのが良いかと思います。家族は1社しか受けずに内定をもらえなかった場合の状況を心配し、複数受けた方が安全だという意味で「滑り止めを受けるべき」と言ったのでしょう。

行きたいと思えない会社は受けなくて良い

確かに質問者さんが書いているように、行きたいと思えない会社に応募するのははっきり言って時間の無駄です。

面接練習や業界のことを知るためという目的で、行きたいと思わない会社を受けることはありますが、そうでない場合はもったいない時間を過ごすことになってしまうでしょう。

働きたいと思える会社を複数選び、ご家族にその事実を伝えることで不安を解消できるかと思います。

それがご家族からは「滑り止めを受けている」状態に見えます。

複数の会社を選ぶときは、自分が働きたいと思える会社の条件を言語化しておきましょう。言語化した条件に優先順位をつけておくと会社選びで迷うことが減ります。ご家族にも会社を選んだ理由も説明しやすくなるので、ぜひ試してみてください。

キャリアコンサルタント/公認心理師

吉野 郁子

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倍率の高い企業を目指すなら滑り止めの会社も受けておこう

学生・若者が「興味があるから行きたい」と考える企業は、だいたいほかの学生・若者も同じように思っているので、採用倍率が非常に高くなります。

TVCMで社名がよく知られている、若者に人気の商材を扱っているといった会社は、倍率100倍以上もあります。採用される確率が1%もないのですから、ご家族が「ほかの企業も受けておけ」とおっしゃるのは道理です。

大手企業の採用倍率が気になった場合は、就職四季報という書籍を確認してみてください。

BtoB企業をチェックして行きたいと思う企業を増やそう

BtoB(法人間ビジネス)企業も確認して、応募範囲を広げてみましょう。法人間営業をしている企業は学生の間で知名度が低い場合が多くありますが、優良企業が多数あります。

就職フェア・合同企業説明会で知らない会社のブースにどんどん足を運んで、優良BtoB企業と出会いましょう。

きっかけは「滑り止めも受けなきゃ」という気持ちでの行動でも、企業を知っていくうちに「働いてみたい、興味が湧いた」となれば、もう滑り止めではありません。本命企業の一つとなっているでしょう。

今まで自分が興味を持ったBtoC(一般消費者)企業への応募数を目安に、就活を通して興味を持ったBtoB企業に応募してみることで、新しい出会いが生まれるはずですよ。

就職四季報はこちらの記事で詳しく解説しています。気になった人はぜひチェックしてみてください。

BtoB企業の探し方は、こちらの記事を参考にしてください。BtoBの特徴やその魅力、BtoCとの違いを解説しています。

滑り止めの企業でも、万が一のことを考えて自分が魅力的に思える企業を見つけておきましょう。隠れた優良企業をこちらの記事では紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

中小企業の探し方について、こちらのQ&Aでキャリアコンサルタントが回答しています。滑り止め企業を探している場合は参考にしてみてくださいね。

こちらのQ&Aでは、中小企業の内定の取りやすさについてキャリアコンサルタントが回答しています。「滑り止めで中小企業を受けておこうかな」という人はぜひチェックしてみてください。

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