就活で中小企業を受けようとしていますが、探し方がわかりません。

これまで大企業ばかり見ていたのですが、選考に落ちてしまい、中小企業にも視野を広げようとしています。しかし、中小企業の名前は一つも知らず、探し方がわかりません。

業界とかは正直決まっていないです。まずはいろいろな中小企業を知って、そこから自分に合うところを見つけようと思っています。

就活で中小企業を探す良い方法を教えていただきたいです。

加えて、もしあればおすすめの中小企業とかも教えてください。

質問日 :

キャリアコンサルタント/合同会社渡部俊和事務所代表

渡部 俊和

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企業選びの基準を明確にしてキャリアセンターで聞いてみよう

ナビサイトばかり見ていると中小企業は見つけにくいかもしれません。地域や業界で絞りこむと、新卒ハローワークや自治体のサイト、業界団体のサイトなどで情報を得られることがあります。

「おすすめの中小企業」はあなたの企業選びの基準がわからないのと、幅が広すぎるのでここでは難しいですが、キャリアセンターなどで中小に絞って相談してみてはどうでしょう。

大手志向の学生が多い中、大学に求人を出している中小企業の方が歓迎してくれる可能性が高いです。

企業選びなど就活の相談先14選はこちらで紹介しています。相談相手の選び方も解説していますので、参考にしてください。

こちらの記事では企業選びの軸を紹介しています。企業選びの基準がまだ明確になっていない人は参考にしてくださいね。

キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士

松田 竹雄

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まずは自己理解を深めて、自分の興味のある業界や職種を探そう

なかなか内定が決まらず早く動き出さなければと焦る気持ちもよく理解できますが、一旦歩みを止め、これまでの活動を振り返ってみましょう。

探し方としては、業界も決まっていないとなると、職業選考の順序を変えてみると良いかもしれません。今一度自己理解を深掘りしてみることをおすすめします。アセスメントツールを使い職業の興味傾向を確認してみましたか?

代表的なツールとしてVPI職業興味検査があります。6つの興味傾向と5つの傾向尺度をベースに160種の職業の中から興味の有無を判定します。大学の学生課や地域のジョブカフェなどで相談できます。

VPI職業興味検査を活用済みであれば、これまでのキャリアにおける経験、部活動やサークル、アルバイトやボランティア経験に興味傾向のヒントが隠れている場合がありますので振り返ってみましょう。キャリアコンサルタントのキャリアコンサルティングによる支援もおすすめです。

またアセスメントをサポートしている書籍などもありますので現状に合わせてご活用ください。

このように、まずは自己理解を深掘りすることで、あなたがどのような職種や業務に興味があるのががイメージできることでしょう。そのうえで、具体的な企業について選定を行っていきましょう。

ネットで興味のある業界名と企業で検索してみる。会社四季報から見つける。地元の商工会や法人会の名簿から探す(会員のほとんが中小企業です)。地元で開催される合同企業説明会に参加してみる。若者を対象にした地域のジョブカフェに相談する。

大企業だけでなく中小企業まで視野を広げるという選択肢に至った点は素晴らしいですね。

中小企業の探し方や名前を教えてほしいとのことですが、企業の採用面談では、応募者の自立的な態度や積極性なども評価の対象になっている場合もあります。

「自分に合う企業を知っているとしたら、どうやって調べた?」と自らに問いかけて「中小企業を探す」というプロセスも企業の評価のひとつだと思ってご自分でチャレンジしてみてください。

自己理解を深める方法はこちらの記事を参考にしてください。自己分析から自身への理解を深めて、業界・企業選びに活かしましょう。

キャリアコンサルタント/ブルーバード合同会社代表取締役

鈴木 洵市

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改めて就活の軸を見つけるために、自己分析から振り返ろう

中小企業をこれから就職活動先のターゲットとして取り組まれるという相談者からのご質問ですが、今までの就職活動の状況から推測すると、「就職活動の優先順位」を大企業、中小企業と「企業の規模」で就職活動を考えられてきた相談者の方だと思います。

これは考え方としてはまったく悪いことではなく、自分の就活の軸がしっかりしている方だと思います。

今後の就職活動のターゲットとなる中小企業については、日本にある企業のうち90%以上が中小企業が占めています。

今回のご質問者の方のような場合、この多数の企業をターゲットとして切り替えられるので、改めて、自己分析をしてほかにも就活の軸を見つけるために自分を知ってみること、振り返りをすることをおすすめしています。

先に述べた通り、中小企業は非常に多く存在しています。また、大企業に比べ中小企業では、専門性が高く魅力的な企業も多いです。このことから自己分析をおこなって、自己理解と自分の職業適性を改めて知ることが今後の就職活動では重要になってきます。

キャリアコンサルタント/HR&Sパートナーズ代表

岩﨑 千夏

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そんな時こそキャリアセンターへの相談がおすすめ

そういうときこそ、キャリアセンターに相談にいってみましょう。毎日何人も学生の相談に乗っているプロの方たちなので、安心して相談できますよ。

キャリアセンター勤務の知り合いがたくさんいますが、学生のことをいつも気にかけて、いつでも来てほしいと言っていますよ。

日本企業の99%以上が中小企業ですから、知らない企業を片っ端から調べるのもきりがないかもしれませんね。譲れない条件があればそういったポイントから、何もなければベンチャー特化のエージェントなどもありますから、話を聞いてみるのもひとつです。

大企業はネームバリューがあり、目に付きやすく志望学生も集まりやすい傾向にありますが、世の中には消費者に直接商品を届けるのではないいわゆるBtoB企業も非常に多いです。

実は業界ナンバーワンということも珍しくありません。大企業の取引先などからも調べれば部品、包装などさまざま見つかるのではないでしょうか。

あくまでも最後に決めるのは自分、ということは忘れず、いろいろな話を聞いてみてくださいね。

BtoB企業の詳細や効果的な探し方はこちらの記事で紹介しているので、併せて参考にしましょう。

キャリアコンサルタント/勉強カフェ札幌大通スタジオ代表

渡邊 裕樹

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さまざまな業界や企業を調べて、情報収集しよう

日本国内にある、いわゆる「大企業」は全体のうち約0.3%です。残りの約99.7%が中小企業だということを考えると、中小企業を抜かして就職活動をするとかなり選択肢が少なくなってしまうのです。

「中小企業の名前がわからない」ということは、業界調べや企業調べをする余地がまだたくさん残っているということです。

業界が決まっていないのであれば、決めなくても構わないので「知ること」に手をつけてみてはいかがでしょう。こんな業界がある、あんな業界もあるという情報を入れることで興味が湧いてくることがあります。

実は「どんなことに興味があるかわからない」の原因は「情報不足」であることが多いんです。

今からでも就活サイトなどにある「業界研究」に目を通してみて、業界はどういったものがあるのか、それぞれの業界の特徴、その業界で注目されている企業などの情報を仕入れてみましょう。

また「おすすめの中小企業」はその人にマッチするかどうかがポイントになりますので、一言ではなかなか難しいんです。「おすすめのお店を教えて」とだけ聞かれた時、その人の好みがわからなければ答えるのが難しいのと同じなんですね。

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