Q

大学2年生
女性

大学3年次に留学する場合、就職活動はどう進めるべきですか?

現在大学2年生で、来年の大学3年生になってから1年間程度の交換留学を考えています。

しかし、3年生は一般的に就職活動が本格化する時期だと聞いているため、留学と就活を両立できるのか、どのように進めれば良いのか非常に悩んでいます。

留学中に就活をすることは可能でしょうか? それとも、留学前にできる限りの準備をしておくべきなのか教えていただきたいです。

留学後のスケジュールや、留学経験をどのように就活で活かすかについてアドバイスをお願いいたします。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/勉強カフェ札幌大通スタジオ代表

渡邊 裕樹

プロフィールを見る

方法によっては可能! 対応できる範囲を決めて動こう

留学中に就職活動をすることは、限定的ではありますが可能です。

たとえば、自己分析や業界・企業研究、エントリー、エントリーシート(ES)作成などは日本にいなくても進められますし、オンラインでの面接や説明会に参加できる企業も増えています。

一方、対面型インターンシップやオープンカンパニーには参加が難しいため、どうしても就活の選択肢は限られてしまいます。

つまり「留学と就活を両立できるかどうか」はどこまでの活動を望むか、そして留学中の生活状況による部分が大きいでしょう。

留学先での活動が忙しく、思った以上に就活に時間を割けないという可能性も十分にあります。そのため、留学する以上は、ある程度そのリスクを想定しておく覚悟も必要です。

事前準備が鍵! 自己分析や情報収集から始めよう

一方、今の段階から準備できることは多くあります。自己分析や業界研究は2年生のうちから始められますし、早期インターンシップやイベントに参加することで、情報収集も可能です。

留学前にこれらを進めておくと、帰国後のスタートがスムーズになりますよ。

「留学中に就活するべきか、それとも留学前にできる限り準備しておくべきか」については、基本的には「事前準備」をおすすめします。というのも、留学先の生活リズム等は予想しづらく、思うように活動できないこともあるからです。

日本にいる間はスケジュールを自分で組みやすいので、就活の土台作りをしやすい期間です。

就活スケジュールの一般的な流れとしては、3月頃から企業エントリーが始まり、6月に選考が本格化します。

ただし、外資系やベンチャーなどはこの枠にとらわれず通年で採用活動をしている場合もあります。仮に3月に帰国予定であれば、事前にエントリー候補を絞り、帰国後すぐに動ける状態にしておけば、周囲と比べて極端に遅れることはありません。

強みと留学を関連させる! PRポイントを決めよう

また、「留学経験をどう活かすか」については、「留学をアピールする」のではなく、「自分の強みを留学体験とどう結びつけるか」が重要です。

まず「アピールしたい自分の特性」を明確にすることが先であり、それが決まれば、留学経験のどのエピソードを就活で使うかが見えてきます。

キャリアコンサルタント

高尾 有沙

プロフィールを見る

両立のポイントは計画! 3点で基礎固めをしよう

大学3年次に留学する場合は、「留学を就活のブランクにしない設計」が鍵です。

留学先の場所次第ではありますが、留学先の近くでも日系企業が就職活動の合同説明会をするケースもありますし、オンラインでの合同説明会などであれば海外からでも参加することは可能です。

まず、出発前に最低限の土台づくりをしておくと安心です。

①自己分析(価値観・得意行動・興味の3点を言語化しておく。留学で変わっていく可能性も大きいので適宜見直す)
②志望業界の仮置き(3業界×志望理由をメモしておく)
③ガクチカの素案(留学前の実績と、帰国後に伸ばす計画など) を作成しておきます。

次に、留学中は「成果の種」を残すことを意識しましょう。(例:現地での課題解決プロジェクト、学生団体やボランティアの運営、語学試験のスコア更新、現地企業のオンライン説明会参加など)

留学中は経験することも多く、価値観にも揺らぎや変化が出てきます。そのため、月1回、上記の自己分析・志望業界・ガクチカの素案については見直せると良いでしょう。

さらにそのタイミングで日本語で活動記録をノートにまとめると、帰国後のESが速く書けます。

オンライン環境を整えて留学理由を語れる準備をしよう

就活の進め方は「早期選考=情報収集中心、帰国後に本選考へ」の二段構えが現実的です。オンライン面接の想定でWi-Fi、静かな場所を確保し、時差に合わせたスケジュールも作っておきましょう。

面接では「なぜ留学したか」「そこで何を変えた/変わったか」「その変化を入社後どう活かすか」を一直線に語れると強いです。

また、どうしても時間がとれず、就職活動と留学の両立が難しいと感じた場合は、就職活動を1年先に伸ばすのも1手です。 正解のないものですから、自分の納得感を大切にしましょう。

自身の留学経験を自己PRでアピールしたいと考えている人は、以下の記事を参考にしてください。留学経験を最大限アピールする方法を解説しています。

自己分析ツールで今月中に自己分析を終わらせてください

自分の弱みはわかっていても、強みは思いつかないものですよね。「これ、本当に強みって言えるのかな?」と悩んでいる人は多いはず。

そんな時は「My Analytics」を活用しましょう。このツールを使えば簡単な質問に答えていくだけで、あなたの強み・弱みが簡単にわかります。

無料で使えるので、自分の強みを確かめたい人は今すぐ診断しましょう。

自分の長所を分析するなら「My Analytics」がオススメ
今すぐあなたの強みを診断する【無料】

こんな人に「My Analytics」はおすすめ!
・自分の強み・弱みが分からない人
・自己PRや志望動機に使える長所を知りたい人
・自分にあった仕事を知りたい人

その他関連Q&A

TOP

PORTキャリア