Q

大学3年生
男性

「新卒でベンチャー企業には絶対に行くな」というのは本当ですか?

就職活動で、裁量権の大きいベンチャー企業に興味を持っています。

しかし、ネットでは「新卒でベンチャー企業には絶対に行くな」という意見をよく目にします。

新卒でベンチャー企業に行くことには、実際どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか? 教育体制が整っていない、給料が低い、離職率が高いなど、マイナスな情報ばかりで不安です。

一方で、若いうちから責任ある仕事を任され、スピード感を持って成長できるという意見もあり、何を信じて判断すれば良いのかわかりません。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

国家資格キャリアコンサルタント/キャリア・デベロップメント・アドバイザー

谷猪 幸司

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ベンチャーに向くかどうかはあなたの働き方の軸で決まる

就職活動中、裁量権の大きさやスピード感に魅力を感じてベンチャー企業を志望する学生は多いでしょう。一方で、ネット上では「新卒でベンチャーに行くのはやめた方が良い」という声も少なくありません。

実際のところ、どちらにも理由があります。

デメリットとしては、教育体制が整っていない企業が多く、実際の職場で業務をおこないながら、先輩社員などから指導を受けて知識やスキルを身に着けるOJTが中心になりやすい点です。

そのため、未経験の新卒にとっては「何をどう学ぶか」を自分で考え、行動する力が求められます。

また、給与水準が低かったり、事業が安定しないことで離職率が高くなりやすいのも事実です。

教育体制よりも成長機会を重視するかどうかが判断の分岐点になる

一方、メリットは成長スピードの早さです。若手でも責任ある業務を任され、経営者と近い距離で仕事ができるため、仕事の全体像を学びやすい環境があります。

自ら動く姿勢がある人にとっては、圧倒的にスキルが伸びるチャンスとも言えます。

つまり、「行くべきかどうか」は企業規模よりも自分の適性と働く目的によって変わります。

安定より成長を求める人には向いていますが、「丁寧に教わりたい」「制度が整っている会社で基礎を固めたい」という人には大企業のほうが合うでしょう。

結果的には、自分のキャリアプランにおいてどのように歩みを進めていき、何ができるようになっていたいのか? どうなっていたいのか? これらを明確にしておくことが求められます。

「自分には就活の軸がない」と悩みを抱えている人もいるかもしれません。以下の記事では就活の軸90個を一覧で紹介しています。また、自身の就活の軸の見つけ方も解説しているため、自分に合う軸を見つけて就活に活かしましょう。

国家資格キャリアコンサルタント/高校教諭一種 保健体育

徳田 このみ

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ベンチャーを選ぶべきかは向き不向きで判断すべき

まず、ベンチャーのメリットは以下の通りです。

・大きな裁量権:組織が小さいため、早期から事業の核となるプロジェクトや、幅広い業務を任されるチャンスが多いです。成功すれば大きな自信になり、失敗しても次に活かせる経験値を積めます。

・ビジネスの全体像を把握できる:ベンチャーは少人数で事業を動かしているため、「何をどうして、どうやって稼げているか」といったビジネスの全体像が明確に見え、身近に感じることができます。

・変化への適応力:常に新しいことに挑戦し、変化し続ける環境に身を置くことで、適応力や問題解決能力が鍛えられます。

教育制度や福利厚生などがベンチャーのデメリットの一部

一方で、ベンチャーのデメリットは以下のものが挙げられます。

・教育体制の未整備: 教育や研修に人員や時間を割く余裕がない企業も多く、新卒研修が短い、仕組みが整っていないなどの傾向があります。主体性や行動力が求められます。

・経営の不安定性と離職率: 勢いがある一方で、資金繰りや事業の安定性にリスクを抱えている場合もあります。また、人の入れ替わりが激しい環境だと、先のキャリアが見えない、人間関係に悩むなどの可能性もあるでしょう。

・給与、福利厚生: 大企業と比較すると、入社時の給与水準や福利厚生が劣るケースもあります。ただし、成果を出せば実力次第で一気に引き上げられる可能性もあります。

自分の価値基準と照らすことで最適解が見えてくる

メリットデメリットを知ったうえで、判断するのは「自分はどういう環境で働きたいか」です。「絶対に行くな」という情報があれど、実際にベンチャー企業で生き生きと働いている人がいることも事実です。

「安定した給与と整った福利厚生が大事」か、「若いうちから勢いよく成長できる環境」が大事か。「しっかりした教育体制のもとでコツコツ積み重ねたい」か、「主体的に考え、動いて試行錯誤しながら仕事を進めたい」か。

自分に問いかけ、働くうえでの譲れない条件や理想の成長環境を明確にしてみてください。世間の意見に左右されず、自分にとって最適な選択肢が見えてくるはずです。

以下の記事ではベンチャー企業の特徴や向いている人などを解説しています。ベンチャー企業への就職を視野に入れている人は、事前にチェックしておきましょう。

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