Q
大学1年生
女性
東京に住んでいますが、関西での就職活動は大変ですか?
今、東京に住んでいるのですが、就職は関西の方でしたいと考えています。
それに関してですが、東京にいながら関西での就職活動は大変でしょうか。いろいろな企業を受けていたら関西に長期滞在することになりますか?
わざわざ栄えている東京から関西に行く理由としては、1つ目はまだ大学1年生で将来が安定していないけれど遠距離恋愛をしているので、その相手に合わせて行こうと思っています。
面接のときに、なぜ関西に来ようと思ったのか聞かれた場合、なんて答えるのが正解なのでしょうか。上記の理由を言わずにそれらしいことを言うべきでしょうか。(大学1年生・女性)
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
Iターン就職をするなら経済的な負担は覚悟しておくべき
関西で働きたい理由を聞かれたら、「交際相手がこちらに住んでいるから」と答えても問題ありません。
出身地ではないところに移住して働くことを「Iターン(アイターン)」と言います。
Iターン先を選ぶ理由は「旅行で来てすっかり気に入ったから」「祖母が住んでいて、第二の故郷と感じているから」など理由はさまざまです。参考程度に聞かれることもあるでしょうし、合否に大きく影響はしないと思います。
ただ、移住と就職となると、オンラインだけで決めてしまうというわけにはいきません。長期滞在したり、何度も往復したり、お金がかかることです。そのため、周囲より就活経費がかかると覚悟して、早めにお金を貯めておきましょう。
企業研究はしっかり進めつつ楽しみながら就活を進めよう
それ以外は、一般的な就活と変わりません。「関西で働ける企業の中でも、なぜ当社を志望しましたか」の質問にはしっかり答えられるように、企業研究を深めましょう。
また、Iターンの場合、地域の風土になじめるか心配なところです。交際相手に会いに何度も足を運ぶことと思うので、その土地柄が好きになれそうか、住むならどのエリアが良いか、といったことも楽しみながら考えていきましょう。
「Iターン就職」以外にも「Uターン就職」「Jターン就職」もあります。それぞれの違いも説明しているので参考にしてみてください。
東京に住みながら関西での就職はそれほどハードルが高いものではない
まず質問の前半部分「東京にいながら関西での就職活動は大変でしょうか」については、人によってどのくらいで「大変」と感じるかにもよりますが、よくある企業探しの仕方といえます。
北海道にいながら東京の企業を探すとか、九州にいながら関西の企業を探すという就職活動をしている学生はたくさんいるので、質問者さんの状況は特に珍しいことではありません。
「いろいろな企業を受けていたら関西に長期滞在することになりますか」はNOです。たとえば東京から大阪間だと、夜行バスや新幹線で移動できるので必ずしも長期滞在しなければならないということはありません。
もちろん1週間のうち5日間、毎日2社くらいずつ選考があったとしたら、その間は関西に滞在することになるかもしれません。
そうではなく、たとえば今週は月曜日に2社面接があり、次はその週の木曜日に3社面接があるという状況であれば、ずっと滞在しなくてもいけるでしょう。
大事なのは関西のさまざまな企業の中からその企業で働きたい理由
次に、面接のときになぜ関西にこようと思ったのかを聞かれたときの答え方ですが、遠距離恋愛のために相手に合わせてという理由は言っても言わなくてもどちらでも良いと私は考えています。
もちろん恋人のことはあるかと思いますが、何の魅力も感じない企業には応募しないと思います。質問者さんがその企業を「いいな」と思った理由を複数挙げておきましょう。
「関西か東京か」ではなく「その企業が良いと思ったから」という理由が明確に伝えることができれば、企業は応募理由が納得できますからその部分をしっかり深めておきましょう。
全国に事業者がある企業では、配属先が遠くはなれた地域になることもあります。就活時に勤務地も考慮すべきか? と悩む就活生に向けたアドバイスはこちらのQ&Aをチェックしてみてください。