結論から言うと、営業時間外の連絡はゼロではありませんが、会社や扱う物件によって差があります。

特に売買仲介の場合は、顧客にとって人生の大きな決断となる買い物です。そのため、夜間に相談を受けることも多くあるのが実情です。私自身も家を買うときは、時間を気にせず相談していた記憶があります。

一方、賃貸に関しては、営業時間内で完結するケースがほとんどです。

企業によっては働き方改革を進めている

最近は業界全体で働き方改革への取り組みが進んでいます。

個人の携帯での対応を禁止していたり、「何時以降は留守電設定にする」といった会社用スマホのルールを決めていたりする企業も増えています。

オンオフをしっかりつけやすい仕組みを整えている会社もありますので、気になる場合は面接などで確認してみることをおすすめします。

不動産営業では「営業時間外の連絡がまったくない」と言い切るのは難しいといえます。実際のところは、会社や担当する物件・顧客層によって大きく異なるというのが実情です。

特に、賃貸営業では夕方から夜に内見希望が入ることも多いです。また、売買では高額の契約前後でお客様が不安になり、夜に問い合わせが入るケースもあります。

会社によって、働き方は改善しつつある

ただし、常に電話が鳴るわけではありません。対応ルールやチーム体制が整っている会社では、個人に負担が集中しないよう工夫されています。

そのため、プライベートを守りながら働く営業マンも多いです。「営業時間外はメールで対応」「緊急時のみ折り返す」「お客様と連絡ルールを事前に共有する」など、自分のスタイルを確立しています。

あるいは、会社として時間外対応を禁止したり、当番制にしたりするところも増えており、働き方は改善しつつあります。

プライベートを守るためにはルールや体制の確認が必須！

転職を検討する際は、時間外の連絡ルール、当番制の有無、担当物件の種類（賃貸か売買か）、チーム体制の強さなどを面接時に確認することが大切です。

働き方の仕組みが整っている会社を選べば、営業として成果を出しつつ、プライベートの時間も確保でき、無理のない働き方が実現できます。