Q
大学3年生
男性
適性検査の勉強時間はどれくらい確保すべきですか?
現在就職活動中の大学3年生です。エントリーシート(ES)の提出と並行して、これから適性検査の対策を始めようと思っています。
周りの友人は結構前から対策をしていると聞いて焦っているのですが、適性検査の対策にどれくらいの勉強時間を割くのが一般的なのでしょうか?
私はあまり勉強が得意ではなく、特に数学に苦手意識があります。効率よく対策を進めたいのですが、具体的な勉強時間の目安や、苦手を克服するための効果的な学習スケジュールについて、アドバイスをいただきたいです。
また、ESや面接対策との兼ね合いを考えると、どの時期から本格的に始めるのがベストでしょうか?
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
目安は20~40時間だが質を重視して取り組もう
一般的な勉強時間の目安は20〜40時間で十分です。しかし、適性検査の勉強時間は、長さより質のほうが圧倒的に大事です。
毎日30分〜1時間 × 1ヶ月(合計20〜30時間)で進めていくか、短期集中タイプの1日2〜3時間 × 2〜3週間(合計30〜40時間)で良いかと思います。
「50時間〜100時間必要」と言う人もいますが、それは勉強のやり方が効率的じゃないだけです。
数学が苦手な人が、最短で点を伸ばすコツとしては、数学の実力をゼロから上げる必要はありません。必要なのは SPI特有の慣れです。
分野を絞って3周! できるだけ早い時期から始めよう
優先してやるべき単元は以下の4つです。
1. 割合・比率(超頻出)
2. 推論
3. 表の読み取り
4. 集合(ベン図)
逆に、そこまで出ない単元や時間がかかりすぎる単元は最初から捨てても良いかと思います。
勉強スケジュールの例としては以下を参考にしてください。
・1週目:SPIの形式に慣れる(毎日30分)
・2週目:頻出分野だけ重点的に学習(毎日45〜60分)
・3週目:総仕上げ(毎日30分〜1時間)
ESや面接との兼ね合いはどうするのかということについては、SPIは早く始めた人が圧倒的に有利です。ベストは大学3年の冬〜春から始めることです。最悪でもES提出の2〜3週間前までには本格スタートすると良いでしょう。
30~60時間! 苦手分野は反復して練習しよう
就職活動における適性検査の勉強時間は、一般的に最低30時間、念入りに準備するなら60時間程度が目安とされています。
毎日1時間を1か月続ければ基礎的な対策は可能で、2か月以上かければより安定した得点が期待できます。
分野別では、言語分野に10〜15時間、非言語分野(数学系)に20〜25時間、英語分野に10〜15時間、構造把握に数時間を割くとバランスが良いでしょう。
特に数学が苦手な場合は非言語分野に重点を置き、解法パターンを繰り返し練習することが効果的です。
本選考開始前に対策! 問題集を使って慣れていこう
学習開始のタイミングは、本選考が始まる大学3年の12月〜1月頃が理想で、インターンシップ選考がある場合はさらに前倒しして春から準備すると安心です。
直前に慌てて取り組むと十分な対策ができないため、2〜3か月前から少しずつ進めるのがベストです。
効率的な学習スケジュールとしては、まず問題集を一通り解いて形式に慣れ、次に苦手分野を重点的に練習し、模擬試験で時間配分を体感、最後に間違えた問題を再確認する流れが有効です。
エントリーシート(ES)提出や面接対策と並行する時期は忙しくなるため、毎日30分〜1時間をSPI対策に充てる習慣をつけると無理なく進められます。
以下の記事では性格適性検査で出題される内容や回答のコツなどを解説しています。性格適性検査に不安を感じている人は、受検する前にチェックしておきましょう。
本番で焦らないために!WEBテスト模試を試してください
書類の準備や面接対策に時間を割いて、WEBテストの対策まで手がまわらない人は多いです。
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WEBテストの対策は効率的に進めながら、他の対策に力を入れて選考を突破しましょう!





