Q
大学4年生
女性
もう就活を辞めるべきでしょうか。
今日、最終面接に落ちました。合計で20社ほど落ちています。
何年もうつ病を患いながらの就活でしたが、先月ふと自殺を計画しました。衝動的なものではありません。何となく思いとどまったのは、何社か面接が残っていて、面接官に迷惑がかかると思ったからです。
今は週1で気分を落ち着かせる注射を病院で打ってもらっていますが、今またあのときの気持ちや、覚悟がよみがえってきました。主治医からは入院をすすめられていますが、あと3社ほど残っているので、最後までやりきってから、という思いがあります。
このことは主治医や鬱経験のある家族にしか話していません。自殺を思いとどまる理由が欲しいです。友達にも家族にも、申し訳ないですが、この世の未練にはなりません。私は就活をやめるべきでしょうか。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
心身の安定・健康を最優先にして行動を選択しよう
質問者さん、質問ありがとうございます。長年うつ病を患っているなかでの就職活動はかなり大変だったのではないでしょうか。まず今回の相談内容には2つの要素がありますね。1つは「自殺を思いとどまる理由が欲しい」ということ、もう1つは「就活をやめるべきか」ということです。
1つ目の「自殺を思いとどまる理由がほしい」は、とても難しい質問です。質問者さんが大切にしている価値観や関心について私が詳しくわかっていないため、その状態では「これが良いのでは?」と具体的なことを提案できないからです。
身近にいる人からのアドバイスでさえ自分の想いとずれていると感じることはないでしょうか。ある人にとって大事だと思うことを他人が提示するのはそれくらい難しいことなのです。
ただ、うつ病のときはもともと好きだったものにさえ興味が湧かなくなってしまいます。本当は自分にとって大切なものだけれど、今はそれがわからなくなっている、という可能性があるのではないかと思うのです。まずは主治医のすすめるとおり入院をし、今の状態を落ち着かせることを優先させた方が良いかと思います。
2つ目の質問である「就活をやめるべきか」については、確かに就活を一旦ストップした方が良いと思います。そもそも就職活動はかなりエネルギーを消耗する行為です。
自分自身のことを振り返って言語化し、マナーに気をつけながら書類を作成する。応募先とコンタクトを取り、面接日時を調整して実際に面接に行く。初めての場所で、見ず知らずの人からいろいろ質問をされる……これらが続くわけです。普通に考えて疲れます。
そして、それだけ労力をかけていることがうまくいかなければ、落ち込むこともよくあります。質問者さんはこのような大変な作業をうつ病を患いながら続けてきたのですから、とても苦労してきたのだと思います。今後の人生を考えても、まずは体調を回復させることに専念することがおすすめです。
自身にとって心身の健康を優先できる働き方を見付けよう
幸い、現代は働き方が多様になってきています。自分の得意なことを活かしたり、たとえばフルリモートワークなどの自分にとって働きやすい形を選びやすくもなっていたりするので、状態が落ち着いてからじっくり探してみるのもありなのではないでしょうか。参考になれば幸いです。
こちらの記事では、インターネットを使った在宅の仕事を紹介しています。探し方や準備方法を徹底解説しているので、参考にしてみてください。
体調と相談しながらポジティブな気持ちを持つきっかけを作ろう
長年うつ病と向き合っていて、かつ主治医から入院をすすめられている状況でも、就活を頑張ってきたのですね。
質問者さんの思いを尊重したい気持ちもありつつ、私としては「自殺を思いとどまる理由が欲しい」という精神状況を脱却して、安らかな気持ちで就職活動に取り組んでもらいたいと考えています。
たとえば、つらいことがあったときに「逃げ場」となる逃げBarというバーが横浜にあります。こういった真っ白な非日常のような空間に足を運び、就活のみならずこれまでのネガティブな気持ちを漂白してみるという選択肢に目を向けてみてはどうでしょうか。
または、生前葬をおこない、これまでの人生に区切りを付け、生まれ変わった気持ちを持てないか試してみるのも良いかもしれません。
無理なく続けられそうな働き方を探すのも手
うつ病は回復の難しい病です。持病と上手に付き合いながら働くために、いきなり正社員雇用で働くのではなく、就労移行支援サービスを活用することも1つの手です。
「就労移行支援事業所」に今後の働き方を相談すると、インターンとしての企業勤めや、障がい者雇用枠やうつ病の病院へ通院できるよう合理的配慮をしてくれる企業での雇用など、さまざまな角度から提案をしてくれます。
就活うつの疑いがある場合の対処法は、こちらの記事で解説しています。一人で抱え込まずに相談する相手も説明しているので参考にしてください。
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