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志望していた会社への未練が残っていて、気持ちが切り替えられません。

志望していた企業が不採用になり、不本意ながらまったく別の業種の企業に入社しましたが、最初の志望企業のことが忘れられません。

もともと、地元ではかなり有名な精密機器メーカーの貿易事務を志望していました。

得意な外国語を活かして仕事ができる点や、所在地が自宅からもほど近い点、時間外労働もほとんどないという人事の人の話が大変魅力的でした。しかし、書類選考の時点で不採用となってしまいました。大変心苦しかったですが、就職浪人をする余裕もなく、別の業界に進むことになりました。

今はもう別業界の会社に勤務していますが、最初の志望先のビルや広告を見かけるたびに「やっぱり私もあの会社に行きたかった」と感じてしまいます。外国語で話しながらバリバリと働いていたかもしれない自分の姿を想像すると、それができない現状の自分と比較して悲しくなってしまいます。また、今の仕事は時間外労働も多いので、「あの会社に勤めていればもっと自分の時間を大切にできていたかもしれない」とも感じます。

転職を検討するにしても、新卒の頃よりハードルが高くなると思うので、転職はあまり現実的ではないように感じています。とはいえ、ずっと未練を抱いたままでいるのもつらいです。どうすれば気持ちを切り替えられるでしょうか。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/勉強カフェ札幌大通スタジオ代表

渡邊 裕樹

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未練への3つの対処を知って前向きな行動のきっかけをつかもう

志望していた会社に対する未練が残ったまま気持ちを切り替えられず、別会社で仕事をするのはなかなかつらいと思います。今の職場でのやりがいや自分なりのスキルの活かし方、将来への展望などを見出せれば良いのですが、文面を読む限りそうではなさそうですね。

個人的に「未練」という気持ちへの対処方法のセオリーは「再挑戦する」「新たな目標を見つける」「時間に任せる」だと考えています。まず「再挑戦する」は、転職して志望の会社への中途入社を目指すことです。質問者さんは転職について「新卒の頃よりハードルが高くなるように思える」という理由で現実的ではないと考えていますね。本当にそうでしょうか? もし転職のハードルがどれくらいのものなのかを詳細に調べたうえで「どう考えても無理」という結論に達するならば、それはそれで未練を断ち切るきっかけになるかもしれません。

しかし「これなら◯年かけて必要なスキルを磨けば、いけるかもしれない」という道が見えれば、そこに向けて再挑戦するのもありなのではないでしょうか。まずは転職がどれくらい現実的なのか、思い込みではなく実際に調べてみるのも良いかもしれません。

次に「新たな目標を見つける」ですが、もともと質問者さんは「得意な外国語を生かして仕事がしたい」と考えていたようですから、それが実現できる方法がないかを探ってみましょう。今の職場で実現できるのか、それとも転職が必要なのか、とにかく自分が「やりたかったこと」は何なのかを改めて考えて、その実現に向けて動き出すことです。

気持ちを前向きにできる方法で自分の未練と向き合うことが大切

最後の「時間に任せる」は、「未練も時間が経つにつれて薄まっていく」ということを期待して、今の環境で頑張るというやり方です。未練が強く残っている段階ではかなりつらいと思えるのですが、人によっては「あんなに思っていたけど、冷静になって考えてみると今の環境が悪くない」と考えるようになるケースもあります。

どの方法が質問者さんに合うかはわかりませんが、大切なのは今の気持ちを前向きにしてくれる方法で動き出すことです。今後の参考にしてもらえれば幸いです。

キャリアコンサルタント/公認心理師

吉野 郁子

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葛藤のエネルギーを別角度で活かす方法を探そう

このお悩みは、転職やキャリア形成についての相談でしょうか。それとも、かなわなかった願いとの折り合いについての人生相談でしょうか。ひとまず、後者として返答します。

以前見たテレビ番組で、ミュージシャンの宇多田ヒカルさんが「これまでの人生で欲しいと思って手に入らなかったものはありますか?」という質問に、「欲しかったのに手に入れられなかったもの、与えられなかったもののほうが私を豊かにしてくれたんだと思う」と答えていました。

心理学用語で「昇華」と言います。目標が達成できなかった葛藤を、違う角度の目標に生かし、その実現によって自己実現を図るものです。宇多田ヒカルさんは、葛藤する思いを楽曲に生かし、多くの人の心を打つ音楽作品を作っています。

現在のもどかしさが将来に役立つこともある

質問者さんが「あのときがあったから、今の自分がいる」と胸を張れるようになるのは、どんな姿になったときでしょうか。仕事を効率的に進められるようになり、自分の時間を楽しむことができたときかもしれません。かつての「外国語で話しながらバリバリと働く」とは限らない、活躍の姿をつかんだときかもしれません。

今抱えてているもどかしさは、きっと違う形で花開くときが来ると思います。

こちらのQAも不採用になってしまった企業をあきらめきれない人へ向けて、キャリアコンサルタントがアドバイスをしています。

一度落ちてしまった会社に再応募してもよいのか? の疑問には、こちらのQAで回答しています。あわせてチェックしてみましょう。

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