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女性
履歴書の内容が事実と異なると内定取り消しになりますか?
履歴書の内容を間違えたまま提出し、内定をもらいました。
私は大学2年の時に転部をしたのですが、そのことを記載せずに現在の学部で入学したと書いてしまいました。この場合は内定取り消しとなりますか?
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
内定取消の可能性はゼロではないが企業によって判断基準は異なる
採用にかかる書類内容に事実と異なる部分があれば、内定取り消しになる可能性はゼロではありません。しかし、事実と異なるからといって一律に即内定取り消しとなるわけではありません。
まず記載の違いがどれくらい採用に影響を及ぼしたのかが判断基準の一つでしょう。大学2年次の転部の有無が内定決定にどの程度影響を及ぼすのかは、会社の採用基準がわからないので何とも言えません。
これが、たとえば「大学院での研究経験がある」という経歴を評価されて研究職として内定をもらった人がいるとします。内定後「実は研究内容はまったく別のことをしていた」とか「実は大学院には行っていなかった」といったことが発覚すれば、採用に大きく影響を及ぼした要素として内定取り消しを検討される可能性が高いでしょう。
記載の違いが意図的にかかれたのかどうかも内定取り消しにかかわってくる
たとえば英語力について、実はTOEIC540点の人が「もう少し英語力があるところをアピールしたい」と思って640点と記載して提出したとします。これは自分の能力をより高く見せようという理由で、意図的に事実と異なることを記載しているわけです。
ただこの意図的かどうかということは、求職者が「いや、これは勘違いしたんです」といくらアピールしても、企業側が「意図的である」と考えれば事実はどうあれそういう判断となります。
そうならないための方法の一つとして、「記載ミスがあったことを自分から申し出ることで誠実さを見せる」というやり方があります。一方、このまま何も言わず入社を迎え、記載間違いに関して会社からも何もないということもあり得ます。
最終的には「自分としてどちらが納得できるか」というところで、今後の行動を決めるのが良いのではないかと思います。
正直に謝罪すれば内定が取り消されることは少ない
就職活動中に履歴書の内容を間違えて提出してしまってそのまま内定を受けた場合、まずは冷静に対処することが重要です。内定が決まった企業に対して、正直にミスを報告して謝罪をするようにしましょう。多くの場合、誠実な対応をすれば内定が取り消されることは少ないです。
しかし重大な虚偽が含まれる場合や企業が不利益を被ると判断した場合には、内定取り消しのリスクが高まります。たとえば、業務に直接影響を与える資格の虚偽記載などは、内定取り消しの理由となる可能性があります。
正直さと誠実さを持って対応することが何よりも大切
実際に転部の事実を記載しなかったことが問題になるかどうかは具体的な状況に依存しますが、一般的には誠実に説明してミスを正す意向を示すことが最善策です。
また企業が内定を取り消す場合には、その理由が客観的に合理的であり社会通念上相当である必要があります。内定取り消しが心配な場合は内定先の企業に現状を確認し、必要に応じて大学のキャリアセンターや労働局の相談窓口に相談することをおすすめします。
最も重要なのは、あなたが正直さと誠実さを持って対応することです。
履歴書に事実と異なることを書いてしまった場合のリスクはこちらの記事で解説しています。
こちらの記事では、内々定を取り消されるケースや取り消された場合の対処法を解説しています。併せてチェックしてみましょう。
TOEICの点数を盛ってしまった場合のリスクや対処法は、こちらのQAで回答しています。
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