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最終面接官が人事部長です。どんな逆質問をすべきですか?

今度最終面接があるのですが、その面接官が人事部長だそうです。人事部長という立場の方に対して、どんな逆質問をすべきなのでしょうか。

企業人事の責任者なので、企業文化や会社の在り方などが良いのでしょうか。ただ、自分的にはほかにも入社前に確認しておきたいこともあるので、どんなことなら質問して良いのか知りたいです。

人事部長に響くような逆質問の例があれば教えてください。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士

瀧本博史

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人事部長への逆質問は組織の未来像をとらえた視点がポイント

人事部長は企業の人材戦略や組織文化創造の責任者であり、実質的にその方向性を決定・推進する立場に当たります。そのため、逆質問の際には目先の業務内容を超えて、「貴社がこれから描く組織像」に自分をどのようにフィットさせられるかという意欲を示すことが重要です。

たとえば、「今後3年間で貴社が最も重視される人材像とはどのような人で、入社後に私が意識すべき点は何でしょうか」と尋ねれば、人事部長が描く中長期のビジョンを共有できるだけでなく、自らの成長軸を合わせていく姿勢が伝わります。

ほかの面接官と人事部長の違いは、現場の細部よりもマクロ視点が求められる点です。

部門長や現場マネジャーには「具体的なプロジェクトへの適応力」や「技術的なスキルセット」を確認されるのに対し、人事部長からは「組織文化への理解」、「人材育成に対する考え方」、「ダイバーシティ推進への貢献意欲」などが見られています。

組織への関心と貢献意欲を示せる質問は何か具体化してみよう

私がこれまで求職者への指導を通じて感じてきたのは、「貴社のダイバーシティ推進において私が果たせる役割は何とお考えでしょうか」「貴社の社員研修プログラムで特に効果を実感されている施策はありますか」などの質問で、企業の人材開発戦略への関心を示すと印象に残りやすいということです。

さらに、自分自身が活躍する未来を思い描ける問いとして、「私が入社後6カ月で成果を上げるために、人事部長から期待される行動やマインドセットを具体的に教えていただけますか」と聞くと、即戦力としてのコミットメントを伝えられます。

最後に「本日お話しいただいたポイントを踏まえ、部長ご自身が最も重視される採用判断基準を教えていただけますか」と締めくくれば、部長の価値観を踏まえたアプローチができ、ほかの応募者との差別化ができると思いますよ。

キャリアコンサルタント/キャリア・デベロップメント・アドバイザー

佐藤 恭子

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人事部長への逆質問のコツは将来像を示すこと

私のこれまでの経験上、人事部長は採用のプロといえると思います。毎年多くの学生と面接をおこない、入社後の成長や活躍まで見ている人が多いです。そのためか、面接でのやり取りから入社後どのように活躍していく人材なのかを見抜く力を持っていると感じています。

このような説明をすると、少し怖い印象を持つかもしれません。しかし、私がこれまで接してきた経験では、人事部の人はとても親切で人に寄り添うことが得意な人が多いです。

ある企業で人事部長が面接に入った際、1時間の面接を終えて部屋から出てきた人事部長はとても満足げな表情でした。どのような面接だったのか聞いてみると、ニコニコと「1時間釣りの話で盛り上がってしまった」と言うのです。その学生はどうなったと思いますか? 結果、すぐに内定が決まったそうです。

採用担当は長期的な就業意思がある学生を求めている

さて、ではどのような逆質問をすれば良いのか。 私のこれまでの学生指導の経験から言うと、人事部長だからといって特別な質問を用意しなくても問題ありません。

ただ、人事部長は人事のプロなので、部署ごとの働き方の違いや、ご自身が考えるキャリアプラン、将来に向けての目標に関することなどを質問してみると良いのではないかと思います。

長く働く意欲を示してくれる人は、企業側としても嬉しいものですし、目標を持って入社してくれる新入社員は大歓迎される傾向にあります。将来を見すえた質問ができると、そういった意欲のアピールにつながると私は考えています。

最終面接の逆質問についてはこちらの記事で詳しくまとめているので参考にしてみてください。

最終面接の合格率を高める方法を知りたい人は、こちらの記事もチェックしてみてください。

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