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面接時間が短い場合は落ちる可能性が高いですか?

先日受けた面接が予定時間よりも早めに終わってしまいました。手応えもまったくなく、これは落ちたな……と感じています。面接時間だけではわからないかもしれませんが、やはり面接時間が短い場合は落ちる可能性が高いのでしょうか?

ネットなどを見ると「面接時間が短い=不合格」という意見も多く見かけます。何か特別な事情があった可能性もゼロではないのかもしれませんが、どうしてもネガティブに考えてしまいつらいです。

面接時間の短さが合否に直結するのかどうかを教えてください。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/キャリア・デベロップメント・アドバイザー

桒田 里絵

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面接時間が短いからといって合否に直結するわけではない

私がこれまで求職者指導をした経験上、面接時間が短いからといって、必ずしも不合格と考えるのは早計でしょう。

一般常識的に考えると、会話の時間が短いのは相手への興味が薄い可能性も確かにありますが、一概には言えません。これは面接に関してだけでなく、友達との会話でも言えることだと思います。

また「短い」と感じる感覚も人それぞれではありますが、あえて面接時間が短く不採用となった割合について触れるとすると、まさに五分五分といったところではないでしょうか。

実際に、私の経験上、「時間も短く手応えもなかったけど受かった」という人もいます。

私が常々学生に伝えているのは、結局面接は自身の感覚だけで結果が決まるものではなく、あくまで採用側が決めることであり、一般的な確率論を当てはめるのはあまり意味がないということです。

企業は、面接を通して社風にマッチし、かつ十分な能力を備えた人を採用したいと思っています。しかし、数十分話しただけで応募者のすべてを判断するのは非常に難しいのです。

多くの場合は、最終的に「一緒に働きたい」と思える、つまり好感を持てる人を採用する傾向があるように思います。自分たちの仲間に入れたいと思うのは、少なからず好意を持てる人物だということです。

好印象の秘訣は相手に対して興味を持ち誠意を持って対応すること

企業側に「この人と一緒に働きたい」と思ってもらうためには、こちらも相手に敬意や関心を持つ、つまり相手を好きになることから始める必要があります。

初めて会った人でも、何らかの良いところや共感できる部分があるはずです。それを見つけようと努めること、相手の質問に対して誠意をもって対応すること、自身の考えを真剣に伝えることが重要となります。

私がこれまで多くの求職者の人たちを見てきて特に感じるのは、「何を話そう、うまく答えなければ、考えてきたことをちゃんと伝えなければ……」といった自身の考えにとらわれ、自分にばかり矢印が向いてしまうと、なかなか相手の心を動かすことは難しいということです。

面接で成功するには、相手の心を動かせるかどうかが鍵になると、私は考えています。その第一歩は、まずあなたが相手に純粋な関心と敬意を持ち、誠実にその場に臨むことです。

「どうしても面接がすぐに終わってしまう……」と悩んでいる人は、ぜひ次の面接でこの点を意識してみてほしいと思います。

キャリアコンサルタント/公認心理師

吉野 郁子

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面接の合否は時間で判断できないため自身の感覚が一つの指標となる

面接時間が短いと不安になる気持ち、よくわかります。

まず、私がこれまで求職者指導をした経験から伝えると、面接時間の長さだけで合否を一方的に判断することはできません。

また採用担当者の人たちから私が直接聞いた話では、企業によっては「応募者は将来の顧客になるかもしれない。たとえ不採用と判断した場合でも、時間いっぱい丁寧に接すること」といった指針を面接官マニュアルに記載しているケースが実際にありました。

そのため、面接で話が弾んだように感じても、結果として不採用になることも残念ながらあるのです。

面接時間の長さそのものよりも、自身が「手応えがまったくなかった」と感じたその感覚のほうが、合否を考えるうえでの一つの参考になるかもしれません。

私がいつもアドバイスするのは、どのあたりでそう感じたのか、具体的な場面を冷静に振り返ってみることです。それが次につながる大切なステップになると、私は考えています。

活動を通しての出会いや経験は未来につながると前向きに考えよう

私がこれまで求職者指導をした経験から強く感じるのは、求職活動というのは、本当にさまざまな人や企業との出会いの連続だということです。

時には面接官の人と人生観が合わなかったり、話がどうにもかみ合わなかったり、自身にとって想定外の出会いがあるかもしれません。

不愉快な思いをして「自分が何か悪かったのだろうか? 」あるいは「なんてひどい会社なんだ」と深く悩んでしまうことも、残念ながらあるでしょう。

質問にも「どうしてもネガティブに考えてしまい、つらい」との気持ちが綴られていましたが、求職活動で一社も選考に落ちないということはまずない、ということを伝えたいです。

どれほど熱意が高くても、ご縁がなく願いがかなわないこともあります。

そんなとき、「人生万事塞翁が馬」という言葉を思い出してみてください。

今回の経験も、きっと後々自身にとってプラスに変わると信じて、前を向いて進んでいきましょう。

次の記事でも面接が短い理由を詳しく解説しています。面接時間が短い場合の合否パターンや面接後の心構えなど参考にしてみてください。

面接の合否サインはこちらの記事をチェックしてみましょう。必ずしもその通りの結果になるわけではありませんが、気持ちが落ち着かない人は参考にしてみてください。

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